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Oracle® Application Server CDC Adapters for DB2ユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61402-02
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F Oracle StudioでのXMLファイルの編集

多くの場合、ソリューションの各部分またはコンポジションを構成するために、メタデータを手動で編集する必要があります。メタデータは、XML形式で作成されます。ソリューションの側面は、そのソリューションに属するXMLファイルの要素および属性の値を変更することによって定義します。Oracle Studioには、ソリューションの側面を定義できるグラフィカル・インタフェースが用意されています。このインタフェースによって、手動でXMLファイルを編集することなく簡単に変更を行うことができます。

Oracle StudioでのXMLファイルの編集のための準備

Oracle Studioでは、次の項目のXMLファイルを編集できます。

XMLファイルを開くと、ファイルのグラフィカル表示がエディタに示されます。エディタでは、最初の列にファイルの要素と属性が表示され、それらに対応する値が2番目の列に表示されます。各エントリには、エントリが要素または属性のいずれであるかを示すアイコンがあります。ファイルをネイティブ形式で表示するには、「Source」タブをクリックします。次の図に、XMLファイルをエディタで開いたビューの例を示します。

図F-1 XMLのグラフィカル表示

XMLのグラフィカル表示

Oracle StudioでXMLファイルを編集するには、次の手順を実行します。

  1. 「Design」パースペクティブで、「Navigator」ビューを開きます。

  2. 「Navigator」ビューで、編集するXMLファイルの項目を探します。マシン、バインディング、デーモンまたはユーザーを選択できます。

  3. 項目を右クリックして、「Open as XML」を選択します。エディタに、ファイルの要素と属性をグラフィカルに示したリストが表示されます。

  4. 変更する要素または属性(プロパティ)を検索します。

  5. 変更しているプロパティの右側の列をクリックして、値を編集または追加します。

  6. ファイルを保存してから、Project Explorerで再度そのファイルを開き、[F5]を押してリフレッシュします。

    XMLファイルが自動的に更新されます。

XMLファイルの変更

Oracle Studioでは、XMLファイルに対して次の変更を行うこともできます。

オブジェクトの削除

XMLファイルから要素、属性またはその他のオブジェクトを削除できます。

オブジェクトを削除するには、次の手順を実行します。

  1. エディタのリストで、オブジェクトを右クリックします。

  2. 「Remove」を選択します。

DTD情報の追加

要素または属性にDTD情報を追加できます。

DTD情報を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 要素または属性を右クリックして、「Add DTD Information」を選択します。「Add DTD Information」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図F-2 「Add DTD Information」ダイアログ・ボックス

    DTD情報
  2. ダイアログ・ボックスで、リクエストされる情報を入力します。次の表に、「Add DTD Information」ダイアログ・ボックスの説明を示します。

    表F-1 Add DTD Information

    フィールド 説明

    Root element name

    XMLルート要素の名前。

    Public ID

    このフィールドの値は、公開識別子です。これは、XMLプロセッサにヒントを与え、(XMLカタログ・エントリを使用して)XMLファイルをDTDファイルに関連付けるために使用します。

    リストからXMLカタログ・エントリを選択するには、「Browse」をクリックします。XMLカタログ・エントリには、キー(DTDまたはXMLスキーマを表します)とURI(DTDまたはXMLスキーマの場所についての情報が含まれています)の2つの構成要素が含まれています。XMLファイルと関連付けるカタログ・エントリを選択します。

    System ID

    このフィールドの値は、XMLファイルが関連付けられているDTDです。ファイルに関連付けられているDTDを変更するには、このフィールドを編集します。XMLプロセッサでは、公開ID(公開識別子)を使用してDTDの検索を試みます。検索が失敗すると、システムIDを使用してDTDが検索されます。

    システムIDを選択するには、「Browse」をクリックします。次の2つの方法で選択できます。

    • ワークベンチからファイルを選択します。この場合は、インポート・ダイアログ・ボックスで更新します。

    • XMLカタログ・エントリを選択します。


  3. ファイルを保存してから、Project Explorerで再度そのファイルを開き、[F5]を押してリフレッシュします。

    XMLファイルが自動的に更新されます。

名前空間の編集

要素または属性に関連付けられている名前空間を変更できます。

名前空間を編集するには、次の手順を実行します。

  1. 要素または属性を右クリックして、「Edit namespaces」を選択します。「Edit Schema Information」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図F-3 Edit Schema Information

    スキーマ情報
  2. ボタンをクリックして、この情報を変更します。

新しい名前空間を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「Schema Information」ダイアログ・ボックスで、「Add」をクリックします。

  2. 「Add Namespace Definitions」ダイアログ・ボックスが表示されます。次のいずれかを選択します。

    • Select from registered namespaces。ダイアログ・ボックスが表示されると、この選択項目が使用可能になります。登録されている名前空間のリストから選択して、「OK」をクリックします。登録されている名前空間がない場合、リストには何も表示されません。

    • Specify new namespace。次の表に示されている情報を入力します。

      表F-2 新規名前空間

      フィールド 説明

      Prefix

      この接頭辞が、XMLファイル内の修飾されるすべての要素および属性に追加されます。

      Namespace Name

      XMLファイルの名前空間です。

      Location Hint

      XMLファイルのXMLスキーマの場所です。このフィールドには、XMLカタログIDまたはURIを入力できます。

      目的のスキーマを検索するには、「Browse」をクリックします。次の2つの方法で検索できます。

      • ワークベンチからスキーマを選択します。この場合は、インポート・ダイアログ・ボックスで更新します。

      • XMLカタログ・エントリを選択します。

      「Namespace Name」フィールドと「Prefix」フィールドには、スキーマからの適切な値が入力されます(このために、フィールドが空白のままである必要があります)。

      注意: XMLスキーマからXMLファイルを作成する場合、「Namespace Name」フィールドおよび「Location Hint」フィールドの値は変更できません。


名前空間を編集するには、次の手順を実行します。

  1. 「Schema Information」ダイアログ・ボックスで、「Edit」をクリックします。

  2. フィールドに情報を入力します。

要素および属性の追加

XMLファイルに要素や属性を追加できます。

要素や属性を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 要素を右クリックします。

  2. 次のいずれかを選択します。

    • 選択した要素に属性を追加するには、「Add Attribute」を選択します。

    • 選択した要素の下の階層に他の要素を追加するには、「Add Child」を選択します。

    • 選択した要素の上に他の要素を追加するには、「Add Before」を選択します。

    • 選択した要素の下に他の要素を追加するには、「Add After」を選択します。

  3. 必要に応じて、要素または属性の名前を指定します。サブメニューから要素を選択することもできます。要素または属性が、ファイルに追加されます。

  4. ファイルを保存してから、Project Explorerで再度そのファイルを開き、[F5]を押してリフレッシュします。

    XMLファイルが自動的に更新されます。

要素の置換

要素を他の有効な要素と置換できます。

要素を置換するには、次の手順を実行します。

  1. エディタのリストで、要素を右クリックします。

  2. 「Replace with」を選択します。

  3. サブメニューから要素を選択します。サブメニューには、有効な要素のみが表示されます。

  4. 元の要素が選択した要素と置換されます。