ヘッダーをスキップ
Oracle Application Serverレガシー・アダプタ・インストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61406-02
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

2 OracleASレガシー・アダプタのインストール

この章では、OracleASレガシー・アダプタを使用するために必要なコンポーネントをデプロイおよびインストールする方法を説明します。

OracleASレガシー・アダプタを使用するには、インストーラを実行し、コンポーネントをデプロイしてから、インストール手順を実行する必要があります。これらの手順は、次のように実行します。

  1. OracleASレガシー・アダプタ・インストーラを実行します。インストーラによって、コンポーネントがユーザーの作業コンピュータにコピーされます。「OracleASレガシー・アダプタ・インストーラの使用」を参照してください。

  2. 適切なコンピュータにコンポーネントをデプロイします。J2CA 1.5アダプタおよびJDBCは、適切なロケーションに自動デプロイされます。「コンポーネントのデプロイ」を参照してください。

  3. Oracle Connectをインストールします。Oracle Connectのインストールの詳細は、次を参照してください。

  4. WindowsまたはLinuxコンピュータにOracle Studioをインストールします。詳細は、「Oracle Studioのインストール」を参照してください。

OracleASレガシー・アダプタ・インストーラの使用

OracleASレガシー・アダプタ・インストーラは、レガシー・アダプタで作業するために必要なコンポーネントをインストールまたはコピーします。Windows用OracleASレガシー・アダプタ・インストーラまたはUNIX/Linux用OracleASレガシー・アダプタ・インストーラを使用できます。必要なシステム要件の詳細は、「Windowsのハードウェア要件とソフトウェア要件」および「UNIXのハードウェア要件とソフトウェア要件」を参照してください。

インストーラで抽出されるものは、次のとおりです。

詳細は、「インストーラの実行」を参照してください。

インストーラの実行

インストール・ファイルはOracleから提供されます。Oracle Application Serverがインストールされたマシン上でインストール・ウィザードを実行するには、インストール・ファイルを選択して開きます。次の表では、インストール・ファイル名を示します。使用しているシステムに適切なファイルを選択します。

表2-1 インストール・ファイル

システム/プラットフォーム ファイル名

Windows 32ビット・バージョン脚注1 

Oracle_legacy_windows_11_1_1_2.exe

UNIX/Linux 32ビット・バージョン脚注2 

Oracle_legacy_unix_11_1_1_2.sh


脚注1 サポートされているすべてのWindows 32ビット・バージョンのリストは、「Windowsのハードウェア要件とソフトウェア要件」を参照してください。

脚注2 サポートされているすべてのUNIX/Linus 32ビット・バージョンのリストは、「UNIXのハードウェア要件とソフトウェア要件」を参照してください。


注意:

UNIX/Linuxコンピュータ上でインストーラを実行するには、Javaホームが必要です。

適切なファイルを開いた後、インストール・ウィザードを実行して正しい情報を入力します。次の情報を入力する必要があります。

インストール・ターゲット

OracleASレガシー・アダプタは、Oracle SOA Suite環境内で、またはOracle Service Bus(OSB)とともに使用できます。次を選択する必要があります。

  • SOA環境内で作業する場合は、SOA

  • Oracle Service Bus(OSB)とともに使用する場合は、OSB


注意:

SOAを選択した場合、Oracle SOA Suiteバージョン11.1.1.1.0以降がインストールされていることがインストーラで確認されます。正しいSOA Suiteがインストールされていない場合は、インストールが停止します。

コピー先ディレクトリ

コンポーネントを展開するディレクトリまたはフォルダを定義する必要があります。インストーラにより正しい場所に展開されます。

Oracle Application Serverのインストールの詳細は、使用しているプラットフォームの『Oracle Application Serverインストール・ガイド』を参照してください。

このページで入力が必要な情報を次に説明します。

SOA環境

Oracleホーム($ORACLE_HOME)ディレクトリまたはフォルダを入力します。インストーラにより、コンポーネントが正しい場所に展開されます。

コンポーネントは次のパスに抽出されます。

$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/LegacyAdapters/コンポーネント・ディレクトリ

コンポーネント・ディレクトリは、各コンポーネントが配置されるフォルダまたはディレクトリです。詳細は、「コンポーネントのデプロイ」を参照してください。

OSB

コンポーネントを展開する場所のルート・ディレクトリ(ディレクトリ・パス)を入力します。

ディレクトリまたはフォルダのパスの例を次に示します。サブフォルダまたはサブディレクトリを追加したパスを作成できます。

root directory/component directory

詳細は、「コンポーネントのデプロイ」を参照してください。

コンポーネント

このページでは、使用するアダプタを選択します。インストーラでは、Oracle ConnectおよびOracle Studioに適したプラットフォーム・インストール・プログラムを含む適切なコンポーネントが自動的に抽出されます。

適切なコンポーネントを選択するには、使用するOracleAS Adapterを選択します。図2-1では、コンポーネントの選択ページを示します。

図2-1 コンポーネントの選択

コンポーネントの選択ページ

使用可能なアダプタは、次のとおりです。

  • OracleAS Adapter for IMS/TM

  • OracleAS Adapter for CICS

  • OracleAS Adapter for IMS/DB

  • OracleAS Adapter for VSAM

  • OracleAS Adapter for Tuxedo

コンポーネントのデプロイ

インストーラの実行後、使用するコンピュータに対してコンポーネントをコピーおよびインストールします。次のように、各コンポーネントをインストールします。

J2CA 1.5のレガシー・アダプタ

J2CAレガシー・アダプタは、インストーラの実行時に自動的にコピーおよびデプロイされます。次のパスにコピーされます。

  • SOA環境の場合:

    $ORACLE_HOME/soa/thirdparty/LegacyAdapters/JCA

  • OSBの場合:

    ルート・ディレクトリ/.../.../.../JCA

    注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。

JDBC

JDBCは、インストーラを実行すると自動的に正しい場所にコピーされます。次のパスにコピーされます。

  • SOA環境の場合:

    $ORACLE_HOME/soa/thirdparty/LegacyAdapters/JDBC

  • OSBの場合:

    ルート・ディレクトリ/.../.../.../JDBC

    注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。

Oracle Connect

Oracle Connectは、次の場所にコピーされます。

  • SOA環境の場合:

    $ORACLE_HOME/soa/thirdparty/LegacyAdapters/OracleConnect

  • OSBの場合:

    ルート・ディレクトリ/.../.../.../OracleConnect

    注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。

Oracle Connectは、使用しているOracleASレガシー・アダプタに応じて、次のように、コンピュータ(1つまたは複数)にデプロイする必要があります。

Oracle Studio

Oracle Studioでインストーラを実行する場合、インストール・ファイルは次の場所にコピーされます。

  • SOA環境の場合:

    $ORACLE_HOME/soa/thirdparty/LegacyAdapters/OracleStudio

  • OSBの場合:

    ルート・ディレクトリ/.../.../.../OracleStudio

    注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。

WindowsコンピュータまたはLinuxプラットフォーム・コンピュータにOracle Studioをインストールします。詳細は、「Oracle Studioのインストール」を参照してください。

アダプタ拡張テンプレート

アダプタ拡張テンプレートは、次の場所にコピーされます。

  • SOA環境の場合:

    $ORACLE_HOME/soa/thirdparty/LegacyAdapters/アダプタ・タイプ

  • OSBの場合:

    ルート・ディレクトリ/.../.../.../アダプタ・タイプ

    注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。

リソース・アダプタ・バージョンの検証

インストーラの実行後、リソース・アダプタのバージョンを検証できます。バージョンを検証するには、次の手順を実行します。

  1. 次のようにディレクトリを変更します。

    • SOA環境の場合:

      ディレクトリを次に変更:

      $ORACLE_HOME/soa/thirdparty/LegacyAdapters/JCA

    • OSBの場合:

      ディレクトリを次に変更:

      <installer target directory>/JCA

  2. java attunityResourceAdapterVersionを実行します。

IBM z/OS SeriesプラットフォームでのOracle Connectのインストール

この項では、Oracle Connectのインストール方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。


注意:

IBM z/OSプラットフォームでOracle Connectバックエンド・アダプタまたはCDCアダプタがインストールされている場合、「メインフレーム・プラットフォームでの既存のOracle Connectインストールの更新」に説明されている手順に従ってください。

インストール・ワークシート

次のインストール・ワークシートに記載されているすべての情報を確認し、構成プロセスでの作業中に参照できるようにしてください。

表2-2 インストール前に必要な情報

項目 必要な情報 デフォルト コメント

一般

オペレーティング・システム

-

z/OS

-

ディスク領域

-

150シリンダ

-

メモリー

-

最小要件は、接続ごとに4MBです。接続は、サーバー・プロセスまたはデーモンへの接続として定義されます。実際のメモリー要件は、データベースのサイズやアクセスされるデータベース数などに応じて異なります。

-

インストールの上位レベルの修飾子

ac11112


-

-

ボリューム

-

-

-

ユニット

3390

SMSのみ: SMSが常駐するユニット。

-

出力クラス

A

-

-

JCLジョブ・カード

-

接頭辞のジョブを置換するためのオプションのカード(最大6行) (ジョブに表示されるとおりに入力)

-

ISPFロード・ライブラリ名

ISP.SISPLOAD

-

CICS

CICS EXCIロード・ライブラリ名

CICS.CICS.SDFHEXCI

-


表2-3 必要な権限

権限

APF許可ライブラリを定義する権限

user.proclibなどのアクティブなproclibに書き込む権限

CICS EXCIライブラリを読み込む権限

RACFなどのセキュリティ・マネージャを更新する権限

オプションで、Oracle Connect出力の出力クラスを指定する権限


表2-4 インストール・チェックリスト

手順 コメント/出力

tsoプロファイル接頭辞なし

ユーザー名が次の手順で割り当てられるデータ・セット名の一部として使用されないようにします。

データ・セットの割当て: {HLQ}.TRANSMIT.KIT

130トラック(3390)、フォーマット=FB、レコード長=80、ブロック・サイズ=3120

データ・セットの割当て: {HLQ}.TRANSMIT.LOAD

500トラック(3390)、フォーマット=FB、レコード長=80、ブロック・サイズ=3120

z/OSへのファイルのFTP

バイナリ・モードを使用したFTP

RECEIVE INDSNAME('{HLQ}.TRANSMIT.KIT')

-

da('{HLQ}.TRANSMIT.LIB') UNIT(ユニット) VOLUME(ボリューム)

-

EX {HLQ}.TRANSMIT.LIB(PREPARE)

正常なMAXCCは、0、4または8です

BUILDKIT.SRC、BUILDKIT.LOADおよびBUILDKIT.GENDEMOが作成されます

EX {HLQ}.BUILDKIT.SRC(NAVINST)

正常なMAXCCは、0または4です


インストール前の手順

インストールを開始する前に、次の情報が用意されていることを確認してください。

  • デフォルト値Aを使用しない場合、インストール出力の出力クラス。

  • SMSが常駐するユニット。すべてのデータ・セットの管理にSMSを使用する場合、ユニットおよびボリューム情報は指定できません。

インストールの開始前に、次の権限があることを確認してください。

  • APF許可ライブラリを定義する権限。

  • user.proclibなどのアクティブなproclibに書き込む権限。

  • CICS EXCIライブラリを読み取る権限。

  • RACFなどのセキュリティ・マネージャを更新する権限


    注意:

    オプションで、Oracle Connect出力の出力クラスを指定する権限があることを確認します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクが終了するときにログ情報が失われません。

IBM z/OSプラットフォームのOracle Connectは、次のデータ・セットに含まれています。

  • ac11112.TRANSMIT.KIT

  • ac11112.TRANSMIT.LOAD

インストール・キットのインポート

次の手順を、メインフレームで実行します。

  1. 次のコマンドを実行します。

    tsoプロファイル接頭辞なし

    ユーザー名はデータ・セット名の一部として使用されません。一部のシステムでは、これがデフォルトです。

  2. 次のファイルそれぞれについて、次に示す領域でデータ・セットを割り当てます。

    • ac11112.TRANSMIT.KIT = 130トラック(3380および3390ディスク)

    • ac11112.TRANSMIT.LOAD = 500トラック(3380および3390ディスク)

    各データ・セット: RECFM=FBおよびLRECL=80。ブロック・サイズは3120です。

    nnnは、Oracle Connectインストールに割り当てる上位レベルの修飾子を示します。インストール前の手順のステップ7で指定した上位レベルの修飾子を割り当てます。

  3. FTPを使用して、ac11112.TRANSMIT.KITおよびac11112.TRANSMIT.LOADをバイナリ・モードでメインフレームにコピーします。ac11112の上位レベルの修飾子を任意の修飾子に置換できます。

データ・セットへのキットの転送

キットの内容を、メインフレーム・コンピュータの割当済データ・セットに移動する必要があります。キット内容をコピーする際、内容が利用されるようになったことを確認します。

次の手順を実行し、Oracle Connectインストール・キット内容をメインフレームにコピーします。

  1. Microsoft Windowsを実行するコンピュータのフォルダに圧縮ファイルを抽出します。

  2. Windowsコンピュータのコマンド・コンソールを開きます。

  3. FTPおよび接続するメインフレーム・コンピュータ名を入力します。これにより、メインフレーム・マシンへのFTP接続が作成されます。マシンを使用するユーザー名およびパスワードを入力することが必要な場合があります。

  4. バイナリ・データを転送するには、binと入力します。

  5. .KITファイルからメインフレーム・コンピュータにデータを転送するには、次のコマンドを入力します。

    put ac11112.transmit.kit 'nnn.transmit.kit' [replace]

    説明:

    • ac11112.transmit.kitはインストール・ファイルの名前です。

    • replaceを指定すると、キットがインストールされるボリューム上のデータが上書きされます。

  6. .LOADファイルからメインフレーム・コンピュータにデータを転送するには、次のコマンドを入力します。

    put ac11112.transmit.load 'nnn.transmit.load' [replace]

  7. FTP接続をクローズします。

インストールの手順

Oracle Connectをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. TSOプロンプトで、次のコマンドを実行します。

    RECEIVE INDSNAME('nnn.TRANSMIT.KIT')


    注意:

    次の条件下では、ACME.DEV.ac11112などの上位レベルの修飾子を複数使用できます。
    • 合計長は、20文字以下にする必要があります。

    • 単語transmitおよびbuildkitは、上位レベルの修飾子として使用できません。


  2. リストアのパラメータの入力をプロンプト指示された場合、次の内容を入力します。

    da('nnn.TRANSMIT.LIB') [UNIT(ユニット) VOLUME(ボリューム)]

    これにより、nnn.TRANSMIT.LIBライブラリがnnn.TRANSMIT.KITキットから指定したユニットおよびボリュームに抽出されます。ユニットおよびボリュームが指定されない場合、ライブラリは現在のユニットおよびボリュームに抽出されます。

  3. 「Data Set List Utility」画面で、「Dsname Level」行に上位レベルの修飾子の名前を入力します。これにより、ファイルのリストが返されます。nnn.TRANSMIT.LIBファイルが作成されたことを確認します。

  4. nnn.TRANSMIT.LIBの横にある「Command」列で、Mと入力します。

  5. nnn.TRANSMIT.LIBライブラリのPREPAREメンバーを実行します。

    ex PREPARE
    

    次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

    表2-5 インストール準備ジョブのプロンプトおよびレスポンス

    画面 レスポンス

    DO YOU WANT TO USE SMS MANAGED STORAGE FOR THIS INSTALLATION Y/N [N] :

    SMSを使用してストレージを管理する場合は「Y」、そうしない場合は「N」と応答します。

    ENTER THE STORCLASS FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [ ] :

    このプロンプトはSMSがインストールの管理に使用される場合(最初のプロンプトに「Y」と応答した場合)にのみ表示されます。

    ストレージ・クラスを入力します

    ENTER THE UNIT NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [3390] :

    ストレージ・クラスが指定されていない場合、インストール手順で使用する一時データ・セットにユニット名を入力します

    ENTER THE VOLUME NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS :

    このプロンプトはSMSがインストールの管理に使用されない場合(最初のプロンプトに「N」と応答した場合)にのみ表示されます。

    インストール手順で使用する一時データ・セットのボリューム名

    ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A] :

    デフォルト・クラスを使用しない場合にのみ、出力クラスを入力します(デフォルトはA)

    DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

    ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

    カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。

    DO YOU WANT TO PERFORM A MANUAL (M) OR AUTOMATIC (A) INSTALLATION [A] :

    Oracle Connectのインストールで使用するJCLを発行前にレビューするには、手動インストールを意味する「M」と応答します。

    PLEASE REVIEW AND SUBMIT FOR EXECUTION THE HLQ.TRANSMIT.LIB(INSTJO)

    このプロンプトは、手動インストールがリクエストされた場合(前のプロンプトで「M」と応答した場合)にのみ表示されます。


    次のライブラリが生成されます。

    nnn.BUILDKIT.LOAD
    nnn.BUILDKIT.SRC
    nnn.BUILDKIT.GENDEMO
    

    nnnは、ステップ0で割り当てた上位レベルの修飾子です。

  6. nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、NAVINSTメンバーを、次のように実行します。

    ex NAVINST
    

    次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

    表2-6 インストールのプロンプトおよびレスポンス

    画面 レスポンス

    DO YOU WANT TO USE SMS MANAGED STORAGE FOR THIS INSTALLATION Y/N [N]:

    SMSを使用してストレージを管理する場合は「Y」、そうしない場合は「N」と応答します。

    THE SOFTWARE WILL BE INSTALLED UNDER THE HIGH LEVEL QUALIFIER THAT YOU WILL CHOOSE.

    ENTER THE HIGH LEVEL QUALIFIER ["QUALIFIER"]:

    インストールの上位レベルの修飾子(このガイド全体で、INSTROOTと表現されます)

    複数の上位レベルの修飾子(ACME.DEV.VA10など)を使用できます。合計長は、20文字以下にする必要があります。修飾子は、インストール(ステップ0)で使用した修飾子と同じにできます。

    単語transmitおよびbuildkitは、上位レベルの修飾子として使用できません。

    ENTER THE STORCLASS FOR TEMP DATASETS ['STORCLASS']:

    このプロンプトはSMSがインストールの管理に使用される場合(最初のプロンプトに「Y」と応答した場合)にのみ表示されます。

    ストレージ・クラスを入力します

    ENTER THE UNIT NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [3390] :

    インストール手順で使用する一時データ・セットのユニット名

    ENTER THE VOLUME NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS:

    このプロンプトはSMSがインストールの管理に使用されない場合(最初のプロンプトに「N」と応答した場合)にのみ表示されます。

    インストール手順で使用する一時データ・セットのボリューム名

    PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

    入力した詳細を確認します

    ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]:

    Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクを終了するときにログ情報が失われません(デフォルトはA)。

    DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

    ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

    カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。

    ADDING AND UPDATING ORACLE CONNECT FOR CICS CONFIGURATION ON THIS MACHINE, FROM A REMOTE ORACLE ADMINISTRATION CONSOLE, CAN ONLY BE DONE BY SOMEONE DEFINED AS AN ADMINISTRATOR FOR ORACLE CONNECT ON THIS MACHINE.

    ENTER A VALID USER NAME FOR AN ORACLE CONNECT ADMINISTRATOR [ALL]:

    このコンピュータでOracle ConnectをOracle Studioから管理するには、管理権限を持つユーザーのユーザー・アカウントを入力するか、[Enter]を押してこのコンピュータで任意のユーザーがOracle Connectを管理できるようにする必要があります。管理権限は、インストール後にOracle Studio内から変更できます。

    DO YOU WANT TO PERFORM A MANUAL (M) OR AUTOMATIC (A) INSTALLATION [A] :

    Oracle Connectのインストールで使用するJCLを発行前にレビューするには、手動インストールを意味する「M」と応答します。

    PLEASE REVIEW AND SUBMIT FOR EXECUTION THE DSN1 (INSTJBOR)

    このプロンプトは、手動インストールがリクエストされた場合(前のプロンプトで「M」と応答した場合)にのみ表示されます。

    DSN1は、INSTJBORが配置されているデータ・セット名です。


  7. 続けて、「アダプタ構成」を実施します。

アダプタ構成の手順

使用しているOracleASアダプタに応じて、データソースをインストールします。

OracleAS for CICSのインストール

nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、次のコマンドを実行します。

ex CICS

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-7 CICSアダプタ固有インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]:

デフォルトを使用しない場合にのみ、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

入力した詳細を確認します

ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] :

デフォルトを使用しない場合にのみ、ISPFロード・ライブラリ名を入力します

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

入力した詳細を確認します

ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]:

Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクを終了するときにログ情報が失われません(デフォルトはA)。

DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

OracleAS for VSAMのインストール

nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、VSAMメンバーを実行します。

ex VSAM

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-8 VSAMアダプタ固有インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

DO YOU WANT ORACLE CONNECT FOR LEGACY ADAPTER TO WORK WITH VSAM UNDER CICS (YES/NO) [NO]:

CICS管理のVSAMデータにアクセスする場合は、このプロンプトに「YES」と応答します。

ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]:

CICS管理のVSAMの使用に「YES」と応答した場合は、デフォルトを使用しない場合にのみCICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します。

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

CICS管理のVSAMデータの使用に「YES」と応答した場合は、入力した詳細を確認します。

ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] :

デフォルトを使用しない場合にのみ、ISPFロード・ライブラリ名を入力します。

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

入力した詳細を確認します

ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]:

Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクを終了するときにログ情報が失われません(デフォルトはA)。

DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

OracleAS for IMS/TMのインストール

nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、IMSTMメンバーを実行します。

ex IMSTM

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-9 IMS/TMアダプタ固有インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] :

デフォルトを使用しない場合にのみ、ISPFロード・ライブラリ名を入力します

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] :

入力した詳細を確認します

ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A] :

Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクを終了するときにログ情報が失われません(デフォルトはA)。

DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

OracleAS for IMS/DBのインストール

nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、IMSDBメンバーを実行します。

ex IMSDB

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-10 IMS/DBアダプタ・インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

ENTER DBD LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS DBDライブラリ名を入力します

ENTER PSB LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS PSBライブラリ名を入力します

ENTER RES LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS RESライブラリ名を入力します

ENTER PROC LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS PROCライブラリ名を入力します

ENTER PGM LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS PGMライブラリ名を入力します

ENTER YOUR PSB NAME

PSBファイルの名前を、IMSデータベースの名前を付加して入力します。

YOUR DBDLIB IS: YOUR PSBLIB IS:YOUR RESLIB IS: YOUR PROCLIB IS:

YOUR PGMCLIB IS:

YOUR PSBNAME IS:PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) :YES: :

IMSの質問のサマリーです。サマリーをチェックし、すべてが正しいことを確認してください。次の応答を選択できます。

  • IMSデータベースを構成済として使用する場合は、「Yes」

  • IMSデータベースを使用しない場合は、「No」

  • CUSTプロセスを終了する場合は、「Quit」

DO YOU WANT ORACLE CONNECT TO WORK WITH IMS/DB UNDER CICS

Oracle ConnectをIMS/DB (CICS管理)と連携させる場合は「Y」と応答し、そうしない場合は「N」と応答します。

ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]:

デフォルトを使用しない場合にのみ、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

入力した詳細を確認します


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

インストール後の手順

Oracle Connectを使用するには、次のインストール後タスクを実施する必要があります。

インストール後の手順

インストールの完了後に次の手順を実行し、Oracle Connectを構成します。

  • INSTROOT.DEF.BRANDBINのデータ・セットを割り当てます。1トラックをRECFM=VBおよびLRECL=256で使用します。ブロック・サイズは6233です。

    INSTROOTは、Oracle Connectがインストールされている上位レベルの修飾子です。

  • FTPを使用して、BRANDBINファイルを、Oracle Connect\CICS Legacy AdapterディレクトリからメインフレームのINSTROOT.DEF.BRANDBINにバイナリ・モードでコピーします。

  • LOADAUTライブラリをAPF許可ライブラリとして定義します。


    注意:

    DSNをAPF許可として定義するには、「SDSF」画面で次のコマンドを入力します。
    "/setprog apf,add,dsn=INSTROOT.loadaut,volume=vol002"
    

    ここで、vol002はOracle Connectをインストールしたボリューム、INSTROOTはOracle Connectのインストール先の上位レベルの修飾子です。

    サイトでSMSが使用される場合、「SDSF」画面でAPF許可を定義するときに、次のコマンドを入力します。

    "/setprog apf,add,dsn=INSTROOT.loadaut,SMS"
    

    コンピュータのIPL(再起動)後も、ライブラリがAPF許可であることを確認します。


  • INSTROOT.USERLIB(ATTDAEMN)およびINSTROOT.USERLIB(ATTSRVR)メンバーをアクティブなproclib (user.proclibなど)に移動します。ATTDAEMNおよびATTSRVRメンバーは、開始タスクとして実行されます。

    ATTSRVRメンバーを一般的な上位レベルの修飾子に移動するときに名前を変更する場合は、デーモンの構成のStartupScriptパラメータで指定されている名前を新しい名前に変更します。

    • INSTROOT.USERLIB(NAVCMD)を実行し、プロンプトでEDIT DAEMON IRPCDINIと入力します。

    • startupScriptパラメータをATTSRVRからサーバーの新しい名前に変更します。

      <Workspace name="Navigator"
                 startupScript="NEW_NAME"
                 serverMode="reusable"
                 ... />
      
    • 終了して変更を保存します。

  • ATTDAEMNスクリプトの次の行を変更して、IBM z/OSプラットフォームのIPアドレスおよびポートを含めます。

    次に例を示します。変更前:

    // PARM='-B START IRPCDINI'
    

    変更後:

    // PARM='-B -L ip_address:2551 START IRPCDINI'
    

    ip_addressはコンピュータのIPアドレスです。2551はデーモンを起動するためのデフォルトのポートであり、IRPCDINIはデフォルトのデーモンの構成です。

  • ATTDAEMNおよびATTSRVR開始タスクには、Open Edition TCP/IPスタックを使用する権限が必要です。所有者は、OMVSセグメントが定義された、OMVS UID= 0000000000のユーザーである必要があります。

  • RACFなどのセキュリティ・マネージャで、開始タスク・クラスおよび次のことを有効にする汎用プロファイルによってATTDAEMNおよびATTSRVRを定義します。

    • マスター・コンソール・コマンドを発行する権限。

    • ATTSRVRジョブのSTART権限。

    • オープンz/OSセグメントへのアクセス(TCP/IP OAソケットへのアクセスを定義)。

    • INSTROOTの下にあるデータセットに対するALTER権限(INSTROOTの下にあるデータセットの読込み、書込み、割当ておよび削除アクセスのため)。

  • インストールには、PSのINSTROOT.DEF.GBLPARMSが組み込まれています。これにはグローバル環境情報が含まれています。このPSは起動時に読み取られ、起動タスクに指定されている詳細に基づいて、正しいソフトウェア・バージョンが使用されます。

    このメンバーの場所を変更する場合は、次のジョブの該当するカードも新しい場所に変更する必要があります。

    • ATTSRVR: user.proclibなどのアクティブなproclibにあります

    • ATTDAEMN: user.proclibなどのアクティブなproclibにあります

    • NAVSQL: INSTROOT.USERLIBにあります

  • インストール手順での入力は、nnn.BUILDKIT.SRC(PARS)に書き込まれます。インストールを再実行する場合は、このファイルを使用して同じ入力を指定できます。nnnは、インストール用に割り当てる上位レベルの修飾子です。

  • TCP/IPネットワーク・サービス・ファイルでOracle Connectをポート2551を使用するサービスとして指定する方法の詳細は、TCP/IPのドキュメントを参照してください。

デーモンの起動

デーモンを起動するための開始タスクとしてINSTROOT.USERLIB(ATTDAEMN)をアクティブ化します。たとえば、「SDSF」画面で次のように入力します。

'/s ATTDAEMN'

INSTROOTは、Oracle Connectがインストールされている上位レベルの修飾子です。

デーモンをジョブとして発行するには、ATTDAEMN JCLの最初の2行をコメント解除し、前述の説明のようにPARM行を変更して、サブ・コマンドを使用してジョブを実行します。ATTDAEMN JCLは、次のように記述されています。

//*ATTDAEMN JOB 'RR','TTT',MSGLEVEL=(1,1),CLASS=A,
//* MSGCLASS=A,NOTIFY=&SYSUID,REGION=8M
//STEP1 EXEC PGM=IRPCD,
// PARM='-B  START IRPCDINI'
//* PARM='-B -L :8883 START'
//STEPLIB DD DSN=INSTROOT.LOADAUT,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=A
//GBLPARMS DD DSN=INSTROOT.DEF.GBLPARMS,DISP=SHR
// EXEC PGM=IRPCD,COND=((1,EQ,STEP1),(2,EQ,STEP1)),
// PARM='-KATTDAEMN START ''INSTROOT.DEF.IRPCDINI'''
//STEPLIB DD DSN=INSTROOT.LOADAUT,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=A
//GBLPARMS DD DSN=INSTROOT.DEF.GBLPARMS,DISP=SHR
//SYSDUMP DD DUMMY

リエントラント性のためのOracle Connectの設定

すべてのOracle Connectロード・モジュールは、サブタスク処理を有効にするためにリエントラントです。したがって、INSTROOT.LOADをリンク・パック域(LPA)に移動します。

INSTROOTは、Oracle Connectがインストールされている上位レベルの修飾子です。

LPAを使用すると、実際のストレージ使用(すべてのユーザーがLPAのコピーを共有するため)およびフェッチ時間が低減されます。


注意:

サーバーを所有するプロセスのコンテキストとは異なるセキュリティ・コンテキストで実行できるように偽装を使用する場合は、次の項目を実行します。
  • INSTROOT.LOAD(ATYSVCW)メンバーを、LPA外のAPF許可ライブラリに配置します。

  • ATTSRVRメンバー(アクティブなproclibにあります)を変更します。次の行をSTEPLIBリストに追加します。

// DD DSN=apf_library,DISP=SHR

apf_libraryは、ATYSCVWメンバーが移動されたLPA外のAPF許可ライブラリです。


メインフレーム・プラットフォームでの既存のOracle Connectインストールの更新

OracleASレガシー・アダプタの1つを使用している場合、次に示す必要な手順を実行して、既存のOracle Connectインストールをアップグレードします。

CICSを使用する場合の既存のOracle Connectインストールの更新

次のインストール・ワークシートに記載されているすべての情報を確認し、構成プロセスでの作業中に参照できるようにしてください。

表2-11 インストール前に必要な情報

項目 必要な情報 デフォルト コメント

CICS

CICS EXCIロード・ライブラリ名

CICS.CICS.SDFHEXCI

-


表2-12 必要な権限

権限

CICS EXCIライブラリを読み込む権限


nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、CICSメンバーを、次のように実行します。

ex CICS

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-13 CICSアダプタ・インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI] :

デフォルトを使用しない場合にのみ、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します。

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] :

入力した詳細を確認します

ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] :

デフォルトを使用しない場合にのみ、ISPFロード・ライブラリ名を入力します。

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] :

入力した詳細を確認します

ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A] :

Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクを終了するときにログ情報が失われません(デフォルトはA)。

DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

インストールの完了後に、「インストール後の手順」で説明されているインストール後のタスクを必要に応じて実行します。

VSAMを使用する場合の既存のOracle Connectインストールの更新

次のインストール・ワークシートに記載されているすべての情報を確認し、構成プロセスでの作業中に参照できるようにしてください。

表2-14 インストール前に必要な情報

項目 必要な情報 デフォルト コメント

CICS

CICS EXCIロード・ライブラリ名

CICS.CICS.SDFHEXCI

-


表2-15 必要な権限

権限

CICS EXCIライブラリを読み込む権限


nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、VSAMメンバーを実行します。

ex VSAM

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-16 VSAMアダプタ・インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

DO YOU WANT ORACLE CONNECT FOR LEGACY ADAPTER TO WORK WITH VSAM UNDER CICS (YES/NO) [NO]:

CICS管理のVSAMデータにアクセスする場合は、このプロンプトに「YES」と応答します。

ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]:

CICS管理のVSAMの使用に「YES」と応答した場合は、デフォルトを使用しない場合にのみCICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します。

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

CICS管理のVSAMデータの使用に「YES」と応答した場合は、入力した詳細を確認します。

ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] :

デフォルトを使用しない場合にのみ、ISPFロード・ライブラリ名を入力します。

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

入力した詳細を確認します

ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]:

Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクを終了するときにログ情報が失われません(デフォルトはA)。

DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

インストールの完了後に、「インストール後の手順」で説明されているインストール後のタスクを必要に応じて実行します。

IMS/TMを使用する場合の既存のOracle Connectインストールの更新

次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあることを確認します。この情報は、構成プロセスで参照できます。

表2-17 インストール前に必要な情報

項目 必要な情報 デフォルト コメント

CICS

CICS EXCIロード・ライブラリ名

CICS.CICS.SDFHEXCI



表2-18 必要な権限

権限

CICS EXCIライブラリを読み込む権限


nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、IMSTMメンバーを実行します。

ex IMSTM

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-19 IMS/TMアダプタ・インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD]:

デフォルトを使用しない場合にのみ、ISPFロード・ライブラリ名を入力します。

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

入力した詳細を確認します

ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]:

Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクを終了するときにログ情報が失われません(デフォルトはA)。

DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y]

ジョブ・カードが表示されます。置換カードを使用するには、ジョブで表示されるとおりに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するにはブランク・カードを入力します。

カードを入力しないと、Oracle Connectのデフォルト・カードが使用されます。


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

インストールの完了後に、「インストール後の手順」で説明されているインストール後のタスクを実行します。

IMS/DBを使用する場合の既存のOracle Connectインストールの更新

次のインストール・ワークシートに記載されているすべての情報を確認し、構成プロセスでの作業中に参照できるようにしてください。

表2-20 インストール前に必要な情報

項目 必要な情報 デフォルト コメント

CICS

CICS EXCIロード・ライブラリ名

CICS.CICS.SDFHEXCI

-


表2-21 必要な権限

権限

CICS EXCIライブラリを読み込む権限


nnn.BUILDKIT.SRCライブラリで、IMSDBメンバーを実行します。

ex IMSDB

次の表に示す「画面」列の各エントリについて、「レスポンス」列の手順に従います。

表2-22 IMS/DBアダプタ・インストールのプロンプトおよびレスポンス

画面 レスポンス

ENTER DBD LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS DBDライブラリ名を入力します

ENTER PSB LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS PSBライブラリ名を入力します

ENTER RES LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS RESライブラリ名を入力します

ENTER PROC LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS PROCライブラリ名を入力します

ENTER PGM LIBRARY NAME

システムのIMSにあるIMS PGMライブラリ名を入力します

ENTER YOUR PSB NAME

PSBファイルの名前を、IMSデータベースの名前を付加して入力します。

YOUR DBDLIB IS: YOUR PSBLIB IS: YOUR RESLIB IS: YOUR PROCLIB IS:

YOUR PGMLIB IS:

YOUR PSBNAME IS: PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) :YES: :

IMSの質問のサマリーです。サマリーをチェックし、すべてが正しいことを確認してください。次の応答を選択できます。

  • IMSデータベースを構成済として使用する場合は、「Yes」

  • IMSデータベースを使用しない場合は、「No」

  • CUSTプロセスを終了する場合は、「Quit」

DO YOU WANT ORACLE CONNECT TO WORK WITH IMS/DB UNDER CICS

Oracle ConnectをIMS/DB (CICS管理)と連携させる場合は「Y」と応答し、そうしない場合は「N」と応答します。

ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]:

デフォルトを使用しない場合にのみ、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します

PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]:

入力した詳細を確認します


これで、インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT.USERLIBライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。

インストールの完了後に、「インストール後の手順」で説明されているインストール後のタスクを必要に応じて実行します。

UNIXプラットフォームでのOracle Connectのインストール

この項では、Oracle ConnectをUNIXプラットフォームにインストールする方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。


注意:

OracleAS Adapter for Tuxedoを使用している場合は、Oracle Connectのインストール前に「OracleAS Adapter for Tuxedoでの作業」を参照してください。

インストール前のタスク

インストール手順を開始する前に、次の情報が用意されていることを確認してください。

  • Oracle Connectをインストールするルート・ディレクトリ。


    注意:

    システムのルート・ディレクトリ、/varまたは/tmpをルート・ディレクトリにすることはできません。

  • Oracle Connectが実行されるアカウント名。

  • インストール・ソース・メディアが、リムーバブル・メディアまたはディスク・アーカイブ・ファイルのどちらであるか。

    システムのデフォルト・デバイスではないリムーバブル・メディアからインストールする場合は、メディアのデバイス名が必要です(/dev/rmt/0mなど)。オペレーティング・システムのマニュアルを参照するか、またはシステム管理者にサイトのデバイス名の検索を依頼してください。

    ディスク・アーカイブ・ファイルからインストールする場合は、Oracle Connectディスク・アーカイブ・ファイルの名前が必要です(/tmp/nav.2.0.tarなど)。

  • 使用されるシェル: C-shell、Korn-shellまたはBourne-shell。インストールにより、指定されたシェルに従って起動ファイルが作成されます。

次のインストールを実行するときは、次のファイル名を使用します。

  • RedHat Linuxの場合: OCL11112-linuxrh.tar.Z

  • Linux Suseの場合: OCL11112-linuxsuse.tar.Z

  • HP-UXの場合: OCL11112-hpux.tar.Z

  • IBM AIXの場合: OCL11112-ibmaix.tar.Z

  • Solarisオペレーティング・システム(SPARC)の場合: OCL11112-sunsol2.8.tar.Z

元のインストールのバックアップ(アップグレードのみ)

Oracle Connectコンピュータをアップグレードするには、アップグレード・プロシージャ中にすべてのユーザーがサーバーを実行しないようにする必要があります。また、NAVROOTがシステムに定義されていることを確認する必要があります。これにより、インストール手順で既存のバージョンが存在するかを識別できます。

新規バージョンのインストール前にOracle Connectをバックアップするには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを実行して、サーバー定義のコピーを保存します。

    NAV_UTIL EXPORT ALL SYS out.xm

    out.xmlは、現在の構成を含む出力ファイル(パスを含む)です。このファイルには、Attunityメタデータを必要とするデータソースのメタデータ定義を除く、サーバー・マシンの完全な構成設定が含まれます。

  2. 次のコマンドを実行します。

    NAV_UTIL EXPORT ALL DS_NAME * out1.xml

    DS_NAMEは、Attunityメタデータが定義されたバインデイングにあるデータソースの名前です。

  3. Attunityメタデータが定義されたすべてのデータソースについて、各データソースの出力ファイルの名前を変更しながら、前の手順を繰り返します。

    出力ファイルのコレクションにより、マシン上にあるすべてのAttunity定義の完全なバックアップが構成されます。

Oracle Connectのインストール

Oracle Connectをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. tar.Zファイルをシステムに転送します。

  2. 次のコマンドを使用して、ファイルを解凍します。

    uncompress <filename>
    
  3. 次の例に示すように、tarコマンドを実行します。

    tar xvf <filename> nav_install
    

    次のメッセージが表示されます。

    x nav_install, nnnn bytes, mmmm tape blocks
    

注意:

インストール・ファイルの実行に使用されるディレクトリにWRITE権限があることを確認してください。

インストール作業

Oracle Connectをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを実行します。

    ./nav_install
    

    このコマンドにより、インストール手順が開始されます。インストール手順は、一連の画面プロンプトおよびレスポンスで表示されます。

  2. ディスク・アーカイブ(.tar)ファイルのフルパスを入力し、[Enter]を押します。

  3. インストールのルート・ディレクトリ名を入力し、[Enter]を押します。このディレクトリに対するWRITE権限が必要です。デフォルトのディレクトリは、ユーザーのホーム・ディレクトリです。


    注意:

    • システムのルート・ディレクトリ、/varまたは/tmpをルート・ディレクトリにすることはできません。

    • Oracle Connectは、navrootという名前の固定ディレクトリにインストールされます。


  4. Oracle Connectがインストールされるディレクトリ名を確認し、[Enter]を押します。

  5. Oracle Connectが実行されるアカウント名を入力し、[Enter]を押します。このアカウント名は、クライアントによるサーバーへの匿名アクセスに使用されます。このアカウント名はインストールの完了後に変更できます。

  6. アカウント名を確認し、[Enter]を押します。

  7. Oracle Connectの実行に必要なシェルを入力し、[Enter]を押します。次のオプションが表示されます。

    • C-shell(/bin/csh)

    • Korn-shell (/bin/ksh)

    • Bourne-shell (/bin/sh)

  8. 管理権限を持つユーザーのアカウント名を入力します。すべてのユーザーがOracle Connectを管理できるようにするには、[Enter]を押します。

インストール後のタスク

Oracle Connectのインストール後に、次のインストール後のタスクを実行します。

Oracle Connect環境の構成

Oracle ConnectをUNIXプラットフォームにインストールした後、FTPを使用して、brand.binファイルをバイナリ・モードでOracleAS Adapter for TuxedoコンピュータのNAVROOT/binにコピーします。

NAVROOTは、Oracle Connectがインストールされているディレクトリです。

Oracle ConnectへのTuxedo環境の構成

OracleAS Adapter for Tuxedoを使用している場合、次のTuxedo環境変数が正しく設定されていることを確認する必要があります。

  • TUXDIRがTuxedoルート・ディレクトリに設定されていること。

  • WSNADDRがOracleAS Adapter for Tuxedoネットワーク・アドレスに設定されていること。

  • 次の例に示すように、共有ライブラリ環境変数(LD_LIBRARY_PATH、HP-UXのSHLIB_PATHおよびIBM AIXのLIBPATH)に、Tuxedo libディレクトリへのパスが含まれていること。

    LD_LIBRARY_PATH = /disk2/users/tuxedo/tuxedo8.0/lib

Oracle Connectスクリプトの構成

Oracle Connectサーバー・プロセスを管理するプログラム(nav_server)は、C-shell、BourneおよびKorn shellのファイルへのシンボリック・リンクによってアクセスされます。

nav_serverを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Connectがインストールされているディレクトリの下にあるbinディレクトリで、次のコマンドを使用して、nav_serverへの既存リンクを削除します。

    rm nav_server

  2. Oracle Connectがインストールされているディレクトリの下にあるbinディレクトリで、次に示すように、必要なバージョンのnav_serverにリンクします。

    • C-shell: ln -s nav_server.csh nav_server

    • Bourne: ln -s nav_server.sh nav_server

    • Korn: ln -s nav_server.ksh nav_server


    注意:

    ファイル名を変更するのではなく、シンボリック・リンクを使用します。

Oracle Connectのnav_loginプロシージャにより、OracleAS Adapters for Tuxedoの実行時にデフォルトの環境が定義されます。サイトに依存する変数を環境に含める場合は、site_nav_loginという名前のファイルを作成し、このファイルをOracle Connectルート・ディレクトリの下のbinディレクトリに保存します。nav_loginにより、site_nav_loginが自動的に実行されます。

Oracle Connectを実行するには、nav_loginを起動する必要があります。このプロシージャは、ユーザー・ログイン・スクリプトから起動できます。


注意:

環境変数 TUXDIR および WSNADDR をsite_nav_loginファイルに追加することをお薦めします。このように追加することにより、新規サーバー・プロセスを起動してクライアント・リクエストを処理する際にこれらの環境変数を使いやすくなります。

nav_loginを起動するコマンドラインは、ユーザーが実行しているシェルによって異なります。次の表に、コマンドラインを起動するそれぞれのオプションを示します。

シェル nav_loginコマンド
CSH
.source root/bin/nav_login
Bourne
. root/bin/nav_login.sh
Korn
. root/bin/nav_login.sh

nav_loginコマンドで、rootは、Oracle Connectインストールのルート・ディレクトリを示しています。ログイン・プロシージャの実行後、環境変数NAVROOTはこのルート・ディレクトリを指します。

サーバー・ファイルに対するREAD権限およびEXECUTE権限がユーザーにあることを確認します。権限を変更するには、chmodコマンドを使用します。

Oracle Connectデーモンの起動

Oracle Connectへのクライアント/サーバー・アクセスのためには、Oracle Connectデーモンがサーバーで実行されている必要があります。システム起動でデーモンを起動するには、デーモンを起動する次のコマンドを/etc/inittabファイルの最後に追加します。

nv:3:once:navroot/bin/irpcd -l ip:2551 start >/dev/console 2>&1

このコマンドでは、シンボルnavrootをOracle Connectがインストールされているディレクトリで置き換え、ipをコンピュータのIPアドレスで置き換える必要があります。


注意:

Oracle Connectへの自動クライアント/サーバー・アクセスを許可するには、システム起動時にスーパーユーザー・アカウントからデーモンを起動します。

AISサーバーのアップグレード

Oracle Connectを前のバージョンからアップグレードするには、元のインストールのバックアップとして前回作成したXMLファイルをインポートする必要があります(「元のインストールのバックアップ(アップグレードのみ)」を参照)。

XMLファイルをインポートする手順

  • コマンド・プロンプトから、次のコマンドを実行します。

    nav_util import ds-name|adapter-name xml_file_name>

    xml_file_nameは、エクスポートされた情報が書き込まれるXMLファイル(パスを含む)の名前です。

WindowsでのOracle Connectのインストール

Oracle ConnectをWindowsにインストールするには、次の手順を実行します。


注意:

バージョン10.1.3.3からアップグレードする場合は、インストール・ウィザードでアップグレード・オプションを使用する必要があります。バージョン10.1.3.3のアンインストール後に新しいバージョンをインストールする手順は実行しないでください。実行すると、Defディレクトリ内にあるすべてのデータが失われます。

OracleAS Adapter for Tuxedoを使用している場合は、Oracle Connectのインストール前に「OracleAS Adapter for Tuxedoでの作業」を参照してください。


  1. Oracle ConnectをインストールするWindowsコンピュータ上のフォルダに、次のインストール・ファイルをコピーします。

    • OCL_11112.exe

    • brand.bin

  2. Windowsコマンドライン・インタフェースを開きます。

  3. インストール・ファイルをインストールしたディレクトリに変更します。

  4. コマンド・プロンプトで次のように入力して、Oracle Connectをインストールします。

    "OCL_11112_windows.exe" -a -bBRAND=".\brand.bin" -bSERVER

    インストール・ウィザードが開きます。インストール・ウィザードの手順に従って、インストールを完了します。


注意:

Windows XPコンピュータにOracle Connectをインストールする場合は、論理ドライブをインストール先フォルダとして使用できません。

OracleAS Adapter for Tuxedoでの作業

OracleAS Tuxedoアダプタを使用している場合、Oracle Connectをインストールする前に、正しいバージョンのTuxedoがインストールされていることと、サポートされているプラットフォームで作業していることを確認する必要があります。次のTuxedoバージョンがサポートされています。


注意:

OracleAS adapters for Tuxedoは32ビットAPIを使用して実行されます。Tuxedo 32ビット・アダプタは、32ビット・アプリケーションのプラットフォーム・サポートを使用して64ビット・プラットフォームで実行できます。ただし、32ビットAPIを使用しているため、64ビットTuxedoでは動作しません。

Oracle Studioのインストール

この項では、Oracle Studioのインストール方法を説明します。Oracle Studioのインストールに必要なシステム要件の詳細は、「Oracle Studioの要件」を参照してください。


注意:

OracleASレガシー・アダプタまたはOracleAS CDCアダプタを使用しているために、Oracle Studioバージョン10.1.3.4以上がコンピュータにインストールされている場合は、再インストールの必要はありません。古いバージョンのOracle Studioがインストールされている場合、最新バージョンをインストールする必要があります。

WindowsでのOracle Studioのインストール

Oracle Studioは、標準的なインストール・ウィザードによってインストールされます。Oracle Studioをインストールするには、次の手順を実行します。

  • Windowsの「スタート」メニューの「ファイル名を指定して実行」オプションを使用するか、またはWindowsエクスプローラを使用して、インストール・ファイルを実行します。ウィザード画面の手順に従います。

LinuxでのOracle Studioのインストール

LinuxでのOracle Studioのインストールは、Oracle Studioウィザード(SHインストール)で実行できます。Linux SHインストールでは、次の手順を実行します。

  1. 権限があるディレクトリにインストールします。

  2. モードを実行モードに変更します。次のように入力します。

    Chmod +x file name

  3. 次のように入力します。

    ./ file name

    現在のディレクトリにインストールしない場合は、フルパスを入力します。