このマニュアルでは、Oracle Connect、Oracle Application Serverレガシー・アダプタおよびOracle Studioのインストール方法を説明します。
この項の内容は次のとおりです。
レガシー・アダプタは、Oracle Application Serverをレガシー・アプリケーションおよびメインフレーム・アプリケーションと統合します。これらのアダプタには、OracleAS Adapter for Tuxedo、OracleAS Adapter for CICS、OracleAS Adapter for VSAM、OracleAS Adapter for IMS/TMおよびOracleAS Adapter for IMS/DBがあります。
表1-1は、レガシー・アダプタを説明しています。これらのアダプタは、インストール時にJ2CAリソース・アダプタとしてOracle WebLogicコンテナ内にデプロイされます。
表1-1 Oracle Application Serverレガシー・アダプタ
アダプタ | 説明 |
---|---|
OracleAS Adapter for Tuxedo |
BEA Tuxedoアプリケーション・サーバー上で動作するサービスをモデル化します。Tuxedoメタデータをインポートし、このメタデータをOracle Connectのマッピング定義に変換することで、Tuxedoシステムのメタデータ・スキーマを取得および保守します。 |
OracleAS Adapter for CICS |
Oracle Application ServerをCICSに接続します。このアダプタは2フェーズ・コミットをサポートしており、分散トランザクションに全面的に使用できます。 |
OracleAS Adapter for VSAM |
CICSにより管理、または直接管理されるVSAMデータにアクセスできます。このアダプタは、入力レコードを形成するパラメータおよび出力レコードを形成するXMLドキュメントに集約された出力(出力がある場合)を含むパラメータ化されたSQLとして、相互作用を実装します。 |
OracleAS Adapter for IMS/TM |
MPPベースのIMS/TMトランザクションへのアクセスを可能にします。各OracleAS Adapter for IMS/TMのアウトバウンドの相互動作は、特定のIMS/TMトランザクションにマップされます。 |
OracleAS Adapter for IMS/DB |
PSBファイル、DBDファイルおよびCOBOLコピーブックなどの各種IMS定義ファイルをインポートして、IMS/DBのメタデータ・スキーマを取得および保守します。 |
OracleAS Adapters for CICSのインストール前に、コンピュータが次の要件を満たしていることを確認してください。
この項では、IBM z/OSプラットフォーム上にOracle Connectをインストールする場合の要件を次のとおり説明します。
次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件の概要を示します。
表1-3 Oracle Connectのソフトウェア要件
ソフトウェア・コンポーネント | 要件 |
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IBM z/OSバージョン1.8-1.10 |
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CICS TPモニタ |
V4R1以上(CICS V6R1以上を使用することをお薦めします) CICS EXCIサポートをインストールし、CICS初期化パラメータで 次のコマンドを発行してIRCがオープンするように設定することもできます: |
TCP/IP |
インターネットを使用するには、オペレーティング・システムでTCP/IPプロトコルが使用できることが必要です。 |
Cランタイム・ライブラリ |
Cランタイム・ライブラリには、すべての標準Cランタイム・プログラムがあります。 |
Oracle Application Server 11g (11.1.1.2)。 |
この項では、UNIXプラットフォーム上にOracle Connectをインストールする場合の要件を次のとおり説明します。
次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件の概要を示します。
この項では、Windowsプラットフォーム上にOracle Connectをインストールする場合の要件を次のとおり説明します。
次の表に、Windows上でOracle Connectをインストールする場合のソフトウェア要件の概要を示します。
表1-7 Windows用のOracle Connectのソフトウェア要件
ソフトウェア・コンポーネント | 要件 |
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サービス・パック3以上が適用されたMicrosoft Windows 2000 (32ビット) Microsoft Windows XP Professionalサービス・パック2 (32ビット) Microsoft Windows Server 2003サービス・パック2 (32ビットと64ビット) Microsoft Windows Server 2008 (32ビットと64ビット) |
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Microsoft Windowsに含められたネットワーク・トランスポート・プロトコル・ソフトウェアのTCP/IP |
Oracle Studioのハードウェア要件は、次のとおりです。
プロセッサ: IntelコンピュータまたはPentiumプロセッサに基づいた100%互換コンピュータ
メモリー: 256MB
ディスク領域: 120MBのディスク空き容量
Oracle Studioをインストールできるのは、次のオペレーティング・システムです。
サービス・パック4以上が適用されたWindows 2000
サービス・パック2以上が適用されたWindows XP Professional
サービス・パック2以上が適用されたWindows Server 2003
Windows Server 2008
Windows Vista
GTKが付属する、次のLinuxオペレーティング・システム。
Red Hat Linux EL 4
Red Hat Linux 5.x
Oracle Enterprise Linux 4
Oracle Enterprise Linux 5.x
Linux SUSE 10
PS2アダプタ・ユーザーは、Oracleから1つ以上のパッチをインストールしてからOracle Connectとともに使用する必要があります。パッチは、次のサイトからダウンロードできます。
追加の支援が必要な場合は、Oracleサポートに連絡してください。
http://www.oracle.com/support/contact.html
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SOAユーザーは、パッチ番号9654566をダウンロードしてインストールしてください。
OSBユーザーは、パッチ番号9654566および10065292をダウンロードしてインストールしてください。