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Oracle Application Serverレガシー・アダプタ・インストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61406-02
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1 レガシー・アダプタ・インストールの概要

このマニュアルでは、Oracle Connect、Oracle Application Serverレガシー・アダプタおよびOracle Studioのインストール方法を説明します。

この項の内容は次のとおりです。

概要

レガシー・アダプタは、Oracle Application Serverをレガシー・アプリケーションおよびメインフレーム・アプリケーションと統合します。これらのアダプタには、OracleAS Adapter for Tuxedo、OracleAS Adapter for CICS、OracleAS Adapter for VSAM、OracleAS Adapter for IMS/TMおよびOracleAS Adapter for IMS/DBがあります。

表1-1は、レガシー・アダプタを説明しています。これらのアダプタは、インストール時にJ2CAリソース・アダプタとしてOracle WebLogicコンテナ内にデプロイされます。

表1-1 Oracle Application Serverレガシー・アダプタ

アダプタ 説明

OracleAS Adapter for Tuxedo

BEA Tuxedoアプリケーション・サーバー上で動作するサービスをモデル化します。Tuxedoメタデータをインポートし、このメタデータをOracle Connectのマッピング定義に変換することで、Tuxedoシステムのメタデータ・スキーマを取得および保守します。

OracleAS Adapter for CICS

Oracle Application ServerをCICSに接続します。このアダプタは2フェーズ・コミットをサポートしており、分散トランザクションに全面的に使用できます。

OracleAS Adapter for VSAM

CICSにより管理、または直接管理されるVSAMデータにアクセスできます。このアダプタは、入力レコードを形成するパラメータおよび出力レコードを形成するXMLドキュメントに集約された出力(出力がある場合)を含むパラメータ化されたSQLとして、相互作用を実装します。

OracleAS Adapter for IMS/TM

MPPベースのIMS/TMトランザクションへのアクセスを可能にします。各OracleAS Adapter for IMS/TMのアウトバウンドの相互動作は、特定のIMS/TMトランザクションにマップされます。

OracleAS Adapter for IMS/DB

PSBファイル、DBDファイルおよびCOBOLコピーブックなどの各種IMS定義ファイルをインポートして、IMS/DBのメタデータ・スキーマを取得および保守します。


システム要件

OracleAS Adapters for CICSのインストール前に、コンピュータが次の要件を満たしていることを確認してください。

IBM z/OSのハードウェア要件とソフトウェア要件

この項では、IBM z/OSプラットフォーム上にOracle Connectをインストールする場合の要件を次のとおり説明します。

ハードウェア要件

次の表に、Oracle Connectのハードウェア要件の概要を示します。

表1-2 Oracle Connectのハードウェア要件

ハードウェア・コンポーネント 要件

プロセッサ

IBM zSeriesコンピュータ

メモリー

最小要件は、接続ごとに4MBです。接続は、サーバー・プロセスまたはデーモンへの接続として定義されます。実際のメモリー要件は、データベースのサイズやアクセスされるデータベース数などに応じて異なります。

ディスク領域(3380および3390ディスク)

150シリンダ


ソフトウェア要件

次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件の概要を示します。

表1-3 Oracle Connectのソフトウェア要件

ソフトウェア・コンポーネント 要件

オペレーティング・システム

IBM z/OSバージョン1.8-1.10

CICS TPモニタ

V4R1以上(CICS V6R1以上を使用することをお薦めします)

CICS EXCIサポートをインストールし、CICS初期化パラメータでIRCSTRT=YESを指定してIRC (Inter Region Communication)が開始されるようにする必要があります。

次のコマンドを発行してIRCがオープンするように設定することもできます: CEMT SET IRC OPEN。さらに、IBMグループのDFH$EXCI (または同等のユーザー定義グループ)を、CEDA RDO機能を使用してCICSリージョンにインストールする必要もあります。

TCP/IP

インターネットを使用するには、オペレーティング・システムでTCP/IPプロトコルが使用できることが必要です。

Cランタイム・ライブラリ

Cランタイム・ライブラリには、すべての標準Cランタイム・プログラムがあります。

Oracle Application Server

Oracle Application Server 11g (11.1.1.2)。


UNIXのハードウェア要件とソフトウェア要件

この項では、UNIXプラットフォーム上にOracle Connectをインストールする場合の要件を次のとおり説明します。

ハードウェア要件

次の表に、UNIXプラットフォームにおけるOracle Connectのハードウェア要件の概要を示します。

表1-4 UNIXハードウェア要件

ハードウェア・コンポーネント 要件

プロセッサ

RedHat Linux

Linux Suse

HP-UX

IBM AIX

Solarisオペレーティング・システム(SPARC)

ディスク領域

70MBのディスク空き容量


ソフトウェア要件

次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件の概要を示します。

表1-5 UNIXソフトウェア要件

ソフトウェア・コンポーネント 要件

オペレーティング・システム

RedHat Linux EL3.0および4.0 (32ビットと64ビット)

Linux SUSE SLES 9および10 (32ビットと64ビット)

HP-UX PA-RISC 64ビット(11.11、11.23)

IBM AIX 5L (64ビット)

Sun Solaris SPARC 2.8および2.9 (32ビットと64ビット)

Sun Solaris SPARC 2.10 (64ビット)。

Oracle Application Server

Oracle Application Server 11g(11.1.1.2)


Windowsのハードウェア要件とソフトウェア要件

この項では、Windowsプラットフォーム上にOracle Connectをインストールする場合の要件を次のとおり説明します。

ハードウェア要件

次の表に、Windows上でOracle Connectをインストールする場合のハードウェア要件の概要を示します。

表1-6 Windows用のOracle Connectのハードウェア要件

ハードウェア・コンポーネント 要件

プロセッサ

IntelコンピュータまたはPentiumプロセッサに基づいた100%互換コンピュータ。

メモリー

256MBのRAM。

ディスク領域

40MBのディスク空き容量。


ソフトウェア要件

次の表に、Windows上でOracle Connectをインストールする場合のソフトウェア要件の概要を示します。

表1-7 Windows用のOracle Connectのソフトウェア要件

ソフトウェア・コンポーネント 要件

オペレーティング・システム

サービス・パック3以上が適用されたMicrosoft Windows 2000 (32ビット)

Microsoft Windows XP Professionalサービス・パック2 (32ビット)

Microsoft Windows Server 2003サービス・パック2 (32ビットと64ビット)

Microsoft Windows Server 2008 (32ビットと64ビット)

Microsoft

Microsoft Windowsに含められたネットワーク・トランスポート・プロトコル・ソフトウェアのTCP/IP


Oracle Studioの要件

Oracle Studioのハードウェア要件は、次のとおりです。

  • プロセッサ: IntelコンピュータまたはPentiumプロセッサに基づいた100%互換コンピュータ

  • メモリー: 256MB

  • ディスク領域: 120MBのディスク空き容量

Oracle Studioをインストールできるのは、次のオペレーティング・システムです。

  • サービス・パック4以上が適用されたWindows 2000

    サービス・パック2以上が適用されたWindows XP Professional

    サービス・パック2以上が適用されたWindows Server 2003

    Windows Server 2008

    Windows Vista

  • GTKが付属する、次のLinuxオペレーティング・システム。

    • Red Hat Linux EL 4

    • Red Hat Linux 5.x

    • Oracle Enterprise Linux 4

    • Oracle Enterprise Linux 5.x

    • Linux SUSE 10

PS2のパッチ要件

PS2アダプタ・ユーザーは、Oracleから1つ以上のパッチをインストールしてからOracle Connectとともに使用する必要があります。パッチは、次のサイトからダウンロードできます。

http://support.oracle.com.

追加の支援が必要な場合は、Oracleサポートに連絡してください。

http://www.oracle.com/support/contact.html.

SOAユーザーは、パッチ番号9654566をダウンロードしてインストールしてください。

OSBユーザーは、パッチ番号9654566および10065292をダウンロードしてインストールしてください。