| Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B61408-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
標準ダッシュボードは、プロセス・キューブ・スキーマで事前に計算されたデータに基づくグラフおよびドリルダウンです。標準ダッシュボードには、プロセスの実行時に収集された標準メトリックが反映されます。
図6-1は、参加者ワークロード・ダッシュボードの例を示しています。
各標準ダッシュボードで、左ペインの棒グラフをクリックすると、データが右ペインにグラフィカルに表示されます。右ペインのアイテムをクリックすると、特定のデータが下部のペインに表示されます。この項では、各タイプのダッシュボードの動作について説明します。
この項は次のトピックで構成されています。
2つのタイプの標準参加者ダッシュボードを使用して、次のものを分析できます。
参加者のワークロード
参加者のパフォーマンス
参加者ワークロード・ダッシュボードの左パネルには、すべてのプロセスにわたって各参加者で完了待ちのアクティブ・インスタンスの合計数が表示されます。特定の参加者のチャートにドリルダウンすると、右パネルに、選択した参加者または選択したロールで完了待ちのアクティブ・インスタンスの合計数がプロセス別に表示されます。最後のドリルダウンには、選択した参加者または選択したロールおよびプロセスで完了待ちのアクティブ・インスタンスが表示されます。
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注意: このリリースでは、ワークロード・ダッシュボードの参加者情報は、タスクのスイムレーンに対応する物理的なロール用です。スイムレーン・ロールが定義されていない場合、対応する参加者情報はnullです。 |
2つのタイプの標準プロセス・ダッシュボードを使用して、次のものを分析できます。
完了待ちのプロセス・インスタンスの数
プロセスごとに要した平均時間
プロセス・ワークロード・ダッシュボードの左パネルには、プロセスごとに完了待ちのアクティブ・インスタンスの合計数が表示されます。特定のプロセスにドリルダウンすると、右パネルに、選択したプロセスのアクティビティで完了待ちのアクティブ・インスタンスの合計数が表示されます。最後のドリルダウンには、選択したアクティビティおよびプロセスで完了待ちのアクティブ・インスタンスが表示されます。
プロセス・パフォーマンス・ダッシュボードの左パネルには、プロセスごとに要した平均時間が表示されます。特定のプロセスにドリルダウンすると、右パネルに、選択したプロセスのアクティビティで完了に要した平均時間が表示されます。最後のドリルダウンには、選択したアクティビティおよびプロセスで完了したインスタンスが表示されます。
図6-2は、プロセス・パフォーマンス・ダッシュボードを示しています。
標準ダッシュボードと同様に、カスタム・ダッシュボードは、プロセス・キューブ・スキーマで事前に計算されたデータに基づくグラフおよびドリルダウンです。カスタム・ダッシュボードには、プロセスの実行時に収集された標準メトリックおよびユーザー定義メトリックが反映されます。カスタム・ダッシュボードでは、ビジネス・インジケータを使用して指定された標準メトリックとユーザー定義メトリックの両方を使用して、新規グラフを定義できます。
カスタム・ダッシュボードを追加する手順は、5.1.1項「カスタム・ページの作成方法」を参照してください。
グラフ・コンテンツは、データソースを定義して指定します。図6-3に、「データソース」ダイアログ・ボックスの例を示しています。
「データソース」ダイアログ・ボックスの起動の詳細は、5.1.3項「カスタマイズするページへの「ダッシュボード」パネルの追加方法」を参照してください。
「データソース」ダイアログ・ボックスで次の内容を指定します。
名前: データソース識別子を指定します
タイトル: データソースの表示中に使用されるタイトルを指定します
グラフ・タイプ: 次のグラフ・タイプのリストから1つを選択します:
AREA_VERT_PERCENT
AREA_VERT_ABS
AREA_VERT_STACK
BAR_HORIZ_CLUST
BAR_HORIZ_PERCENT
BAR_HORIZ_STACK
BAR_VERT_CLUST
BAR_VERT_FLOAT_STACK
BAR_VERT_PERCENT
BAR_VERT_STACK
LINE_VERT_PERCENT
LINE_VERT_ABS
LINE_VERT_STACK
PIE
PIE_BAR
PIE_MULTI
THREED_AREA_SERIES
THREED_BAR
プロセス: リストからプロセスを選択します。選択したプロセスに関連するすべてのビジネス・インジケータがデータソース定義で使用可能になります。
データ型: 次のいずれかのサポート対象のデータ型を選択します。
ワークロード
アクティビティと測定のサンプリング
プロセス・レベル・サンプリング
ディメンション
系列: ディメンションを指定します。
範囲の使用: 範囲のあるディメンションに範囲を使用する場合に選択します。
グループ: 系列で使用されるディメンションをグループ化するために使用するディメンションを指定します。
範囲の使用: 範囲のあるディメンションに範囲を使用する場合に選択します。
表6-1には、「データ型」の選択に基づいて使用可能な標準ディメンションがまとめられています。また、プロセス固有のディメンションもすべて使用可能です。
表6-1 使用可能な標準ディメンション
| ワークロード | アクティビティと測定のサンプリング | プロセス・サンプリング | |
|---|---|---|---|
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ディメンション: 系列 |
リビジョン ロール アクティビティ 参加者 |
リビジョン ロール アクティビティ 参加者 完了日 |
リビジョン 完了日 |
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ディメンション: グループ |
参加者 |
参加者 完了日 |
完了日 |
測定
変数: 測定を指定します
表6-2には、データ型の選択に基づいて使用可能な標準測定のリストがまとめられています。また、プロセス固有の測定もすべて使用可能です。
操作タイプ: 選択した測定変数に適用される集計関数を指定します
表6-3には、様々なデータ型の選択に対して使用可能な操作タイプがまとめられています。
値タイプ: 値またはパーセンテージを指定します
フィルタ条件: 表示するアーティファクトを指定します
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注意: ダッシュボード・ページを開いているときに新規プロセスがデプロイされた場合、その新規プロセスは、プロセス・ワークスペースをログアウトして再度ログインするまで、「データソース」ダイアログ・ボックスには表示されません。 |