Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B61408-01 |
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項目は次のとおりです。
このページには、ユーザーに割り当てられているすべてのタスクおよび作業アイテムのリストがそのロールに応じて表示されます。たとえば、「ユーザー・タスク」ページと「開始済のタスク」ページはすべてのユーザーに表示されますが、スタッフ・ページはスーパーバイザのみ、「管理タスク」ページは管理者のみにそれぞれ表示されます。図A-1に示すように、「タスク」ページには次のセクションがあります。
左側のタスク・ナビゲータ
右側上部のタスク・リスト
右側下部のタスク詳細
コンポーネント | 説明 |
---|---|
タブ |
表示されるタブは、ログイン・ユーザーに付与されているロールに応じて異なります。
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アプリケーション |
ユーザーが開始権限を持つプロセス。 |
ワークリスト・ビュー |
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タスク・ステータス |
現在のビューにあるタスクのステータスがバー・チャートに表示されます。 |
表示フィルタ |
「ビュー」、「割当て先」または「ステータス」フィールドから検索条件を指定します。使用可能なカテゴリ・フィルタは、選択したタブに応じて異なります。
「検索」を使用してキーワードを入力するか、または「拡張検索」を使用します。 |
アクション・リスト |
ヒューマン・タスクに対して定義されたグループ・アクション(「申告」)またはカスタム・アクション(「承認」または「拒否」など)を選択します。「申告」は、グループまたは複数のユーザーに割り当てられたタスクに対して表示されます。タスクの処理の前には申告が必要になります。システム・アクションなど、タスクに対して可能なその他のアクションは、そのタスクに関するタスクの詳細ページに表示されます。ここでTo Doタスクやサブタスクを作成することも可能です。 |
デフォルト列 |
タイトル: ヒューマン・タスクの作成時に指定されたタイトル。パージ済またはアーカイブ済のプロセス・インスタンスに関連付けられているタスクは表示されません。 番号: BPELプロセスの作成時に生成されたタスク番号。 優先度: ヒューマン・タスクの作成時に指定された優先度。最高優先度は1、最低優先度は5です。 割当て先: ユーザーまたはグループ、あるいはアプリケーション・ロール。 状態: 「割当て済」、「完了」、「エラー発生」、「期限切れ」、「情報のリクエスト中」、「失効」、「一時停止中」または「取消し済」のいずれか。 作成日時: ヒューマン・タスクの作成日時。 有効期限: ヒューマン・タスクの作成時に指定されたタスクの失効日時。 |
タスクの詳細 |
ワークリストの下部セクションには、タスクの詳細ページのインライン・ビューが表示されます。ボタンは使用可能なアクションを示します。 |
図A-2は、タスクの詳細ページの例を示しています。このページは、プロセス・ワークスペースのタスク・ページの受信ボックスからタスクを選択することによって呼び出されます。
タスクの詳細ページのコンポーネントは、次のとおりです。
タスクのタイトル(たとえば、wfaulkについてのヘルプ・デスク・リクエスト)、タスク番号、作成者、割当て先、状態、作成日、タスクの取得者、優先度、有効期限、その他のフレックス・フィールドを含む基本情報が表示されます。
アクション・ボタン: ヒューマン・タスクに定義されているカスタム・アクション用のボタン(たとえば、ヘルプ・デスク・リクエスト用の「解決済」および未解決またはローン・リクエスト用の「承認」および「拒否」)が表示されます。管理者、タスク・イニシエータまたはマネージャの場合は、「取消」も表示されることがあります。
その他のアクション: タスクに定義されるカスタム・アクションの範囲を超えるシステム・タスクのアクションが表示されます(詳細は表A-2)。
表A-2 システム・タスク・アクション
アクション | 説明 |
---|---|
申告 |
1つのタスクがグループまたは複数のユーザーに割り当てられている場合、最初にそのタスクを申告する必要があります。 「申告」 は、グループまたは複数のユーザー割当て用の 「アクション」 リストで使用可能な唯一のアクションです。タスクが申告されると、すべての適用可能なアクションがリストに表示されます。 |
エスカレート |
タスクを完了できない場合は、そのタスクをエスカレートして、 「コメント」 領域にコメントを追加できます(オプション)。タスクはマネージャ(階層の1つ上のレベル)に再割当てされます。 |
プッシュバック |
このアクションを使用して、タスクをワークフローの1つ下のレベルの以前の割当て先に戻します。 |
再割当て |
マネージャはタスクを報告先に委任できます。BPMWorkflowReassign権限を持つユーザーは任意のユーザーにタスクを委任できます。 |
リリース |
1つのタスクがグループまたは複数のユーザーに割り当てられている場合、そのタスクを申告したユーザーがタスクを完了できない場合はリリースできます。他のすべての割当て先はタスクを申告および完了できます。 |
期限更新 |
タスクの期限切れが近付いている場合は期限を更新して、「コメント」領域にオプションのコメントを追加できます。タスクの有効期限は1週間延長されます。期限更新がタスク履歴に表示されます。タスクの期限更新期間はオプションのパラメータで制御できます。デフォルト値は |
「情報の発行」 および 「情報のリクエスト」 |
これらのアクションは、他のユーザーから詳細情報の提供リクエストを受けた場合や、タスクの作成者または以前の割当て先に詳細情報をリクエストする場合に使用します。再承認が不要の場合、タスクは次の承認者またはビジネス・プロセスの次のステップに割り当てられます。 |
「一時停止」および「再開」 |
タスクが作業に関係しない場合は、一時停止できます。これらのオプションは、BPMWorkflowSuspendロールを付与されたユーザーのみが使用可能です。他のユーザーは、タスク・フィルタで 「前へ」 を選択するか、または 「一時停止中」 ステータスのタスクを検索するとこのタスクにアクセスできます。一時停止は無期限です。この状態は、 「再開」 を使用してタスクの処理を再開するまで維持されます。 |
取消 |
タスクの作成者が作業を続行しない場合、たとえば休暇リクエストを取り消す場合は、そのタスクを取り消して、 「コメント」 領域にオプションのコメントを追加できます。次の処理はビジネス・プロセスによって決定されます。ホームページの 「取消」 アクションは、 「作成者」 タスク・フィルタを使用して使用できます。 |
コンテンツ: ペイロードが表示されます。表示されるフィールドは、ヒューマン・タスクが作成された方法によって異なります。
短い履歴: タスク・フローのグラフィカル・ビューが表示されます。また、次のタスクによって作成されたすべてのバージョンのリストも表示されます。
タスクの開始
タスクの再開始
タスクの結果の更新
タスクの完了
タスクのエラー処理
タスクの期限切れ処理
タスクの取消し
エラー割当て先へのタスクのアラート
shortHistoryActions
要素を変更すると、「短い履歴」リストに、次に示すアクションを含めることができます。
獲得
非定型ルート
タスクの自動リリース
委任
エスカレート
タスクの情報のリクエスト
タスクの情報の送信
ルーティング・スリップのオーバーライド
結果の更新」および「ルート
プッシュバック
再割当て
リリース
期限更新
再開
現在の割当てのスキップ
一時停止
更新
履歴の詳細: タスクの承認順および更新履歴が表示されます。
コメントの追加など、タスクを変更しないアクションも含め、実行されたすべてのアクションを表示するには、「全履歴」を選択します。
コメントおよび添付ファイル
ワークフローに参加した様々なユーザーが入力したコメント。新しく追加されたコメントおよびそのコメントを入力したユーザーのユーザー名が既存のコメントに追加されます。コメントの痕跡はタスクのライフサイクル全体を通して保持されます。コメントを追加または削除するには、タスクの更新権限が必要です。
コメントの追加方法は、3.5項「プロセス・ワークスペースでのタスクへのコメントと添付ファイルの関連付け」を参照してください。
添付ファイルはタスクに関連付けられたドキュメントまたは参照URLです。これらは通常、ヒューマン・タスクの定義時にワークフローに関連付けられるか、タスク・リストを使用する参加者によって添付および変更されます。添付ファイルを追加または削除するには、タスクの更新権限が必要です。添付ファイルの追加には、絶対パス名を使用するか、ファイルを参照できます。
タスク履歴は、ワークフローの参加者によって実行されるアクションの監査証跡、およびワークフローの様々な時点でのタスク・ペイロードおよび添付ファイルのスナップショットを記録します。タスクの「短い履歴」には、次のタスクで作成されるすべてのバージョンがリストされます。
タスクの開始
タスクの再開始
タスクの結果の更新
タスクの完了
タスクのエラー処理
タスクの期限切れ処理
タスクの取消し
エラー割当て先へのタスクのアラート
shortHistoryActions
要素を変更すると、「短い履歴」リストに、次に示すアクションを含めることができます。
獲得
非定型ルート
タスクの自動リリース
委任
エスカレート
タスクの情報のリクエスト
タスクの情報の送信
ルーティング・スリップのオーバーライド
結果の更新」および「ルート
プッシュバック
再割当て
リリース
期限更新
再開
現在の割当てのスキップ
一時停止
更新
履歴では、図A-3に示すように、タスク・フローがグラフィカルに表示されます。
コメントの追加などのタスクを変更しないアクションを含む、実行済のすべてのアクションを表示するには、「フル・タスク・アクション」を選択します。図A-4に例を示します。
タスク履歴は、次の方法で表示できます。
タスク・スナップショットの取得
予定承認者の参照
完全なタスク・アクションの参照
図A-5に示すように、「プロセス・トラッキング」ページには次のセクションがあります。
「アプリケーション」パネル。ユーザーが使用できるアプリケーションのリストが表示されます。ここでは、新規インスタンスの作成や特定のアクティビティの実行などの基本的なプロセス・ワークスペース・アクションを実行できます。
プロセス・ワークスペースで使用できるアプリケーションは、プロセス設計およびログイン中のユーザーに割り当てられているロールによって異なります。また、使用可能なアプリケーションのリストは、デプロイ済で実行中のBPMプロセスによって異なります。実行中のプロセスがない場合、または実行中のいずれかのプロセスでアプリケーションを実行する権限がユーザーにない場合、「アプリケーション」パネルには何も表示されません。
左側下部の「ビュー」パネル。ユーザーが使用できるビューが展開可能なツリー形式で表示されます。
右側上部の「作業アイテム」パネル。「ビュー」パネルで選択したビューに対応する作業アイテムが表示されます。
右側下部の作業アイテムの「詳細」パネル。「作業アイテム」パネルで選択した作業アイテムに関する詳細情報が表示されます。
「作業アイテム」パネルでは、特定のビューで表示する列を選択できます。特定の列の配置はプレゼンテーションと呼ばれます。「列の追加/削除」をクリックすると「プレゼンテーション」ダイアログ・ボックスが表示され、ここで列を定義できます。
次の列を使用できます。
アクション
アクティビティ
アクティビティ期日
コピー
作成時間
期限
説明
添付ファイルあり
ノートあり
開始済
イニシエータ
イニシエータ名
インスタンス番号
親コピー
参加者
poID
優先度
プロセス名
プロセス期日
受信済
ステータス
タスク参加者
タイトル
プロセス監査の詳細パネルは、図A-6の右側下部に表示されています。このパネルは、すぐ上の「作業アイテム」パネルでプロセス・インスタンスを選択したときに表示されます。
プロセス監査の詳細パネルには、優先度、プロセス名、インスタンスの完了期限、ステータス、作成時間および割当て先(存在する場合)が表示されます。
選択したプロセス・インスタンスのゲートウェイに実行中のスレッドがある場合は、「オープン・アクティビティ」セクションにそれらのステータスが表示されます。
「監査証跡」セクションに、監査情報が表形式またはグラフィカル形式のいずれか選択した形式で表示されます。