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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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13.3 ドメイン拡張のシナリオ

次に、新しいOracle Identity Management製品をサポートするためにOracle Identity Managementドメインを拡張できるシナリオを示します。

13.3.1 ローカル・マシンでOIM、OAM、OAAM、OAPMまたはOINをサポートするためのOracle Identity Management 11.1.1.3.0ドメインの拡張

Oracle Identity Managementソフトウェアに11.1.1.3.0のパッチを適用する前に、Oracle WebLogic ServerおよびOracle Identity Managementの最新バージョンをインストールしていることを前提としています。

インストールの完了後、Oracle Identity Management Suiteのパッチ・セット・インストーラを実行してソフトウェアを最新バージョンに更新する必要があります。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のパッチ・セット・インストーラを使用した最新Oracle Fusion Middlewareパッチ・セットの適用に関する項を参照してください。

Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Authorization Policy ManagerまたはOracle Identity Navigatorをサポートするために11.1.1.3.0ドメインを拡張する前に、Oracle Identity Management 11.1.1.3.0製品(Oracle Internet Directory、Oracle Virtual Directory、Oracle Directory Services Manager、Oracle Directory Integration PlatformまたはOracle Identity Federation)のインストールおよび構成が完了している必要があります。

このシナリオには次のタスクが含まれます。

  1. Oracle SOA 11g Suite最新バージョンをインストールします(Oracle Identity Managerのみ)。「Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール(Oracle Identity Managerユーザーのみ)」を参照してください。

  2. 既存のミドルウェア・ホームにOracle Identity Management Suiteをインストールします。「Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストール」を参照してください。

  3. 追加する新しいコンポーネントに必要なスキーマを作成およびロードします。「Repository Creation Utility(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。

  4. Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの<Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを起動します(UNIXの場合)。Windowsでは<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmdです。

  5. 「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」オプションを選択します。

  6. 「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で既存のOracle Identity Management 11.1.1.3.0ドメインを選択します。

  7. Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Identity NavigatorまたはOracle Authorization Policy Managerをサポートするために必要なドメイン・テンプレートを「拡張ソースの選択」画面で選択します。

  8. JDBCコンポーネント・スキーマ、管理対象サーバー、デプロイメントおよびサービスなどの構成を変更します。

  9. ローカル・マシンの管理サーバーを起動します。「Oracleスタックの起動と停止」を参照してください。

  10. 管理対象サーバーを起動します。「Oracleスタックの起動と停止」を参照してください。


注意:

Oracle Identity Managerをサポートするために既存のWebLogicドメインを拡張する際、Oracle Identity Manager構成ウィザードを起動してOracle Identity Managerサーバーを構成する前に管理サーバーを再起動する必要があります。

13.3.2 ローカル・マシンでのOIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOINの結合構成およびドメイン拡張シナリオの概要

Oracle WebLogic ServerおよびOracle Identity Management Suiteの最新バージョンをインストールしていることを前提としています。Oracle Identity Managerに関しては、Oracle SOA 11g Suiteの最新バージョンをインストールしている必要があります。Repository Creation Utility(RCU)を使用して必要なスキーマが作成およびロードされている必要があります。

Oracle Access Manager(OAM)、Oracle Adaptive Access Manager(OAAM)、Oracle Identity Navigator(OIN)およびOracle Authorization Policy Manager(OAPM)の任意の組合せをサポートするための新しいドメインが構成されている必要があります。

たとえば、Oracle Access ManagerまたはOracle Identity Navigatorが含まれている既存のOracle Identity Managementドメイン内のOracle Identity Managerを構成できます。

Oracle Identity Managementの環境およびデプロイメントにより、複数の組合せが可能です。

このシナリオには次のタスクが含まれます。

  1. 追加する新しいコンポーネントに必要なスキーマを作成およびロードします。「Repository Creation Utility(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。

  2. Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの<Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを起動します(UNIXの場合)。Windowsでは<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmdです。

  3. 「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」オプションを選択します。

  4. 既存のOracle Identity Managementドメイン(Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Identity NavigatorおよびOracle Authorization Policy Managerの任意の組合せが含まれているドメイン)を「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で選択。

  5. Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Identity NavigatorまたはOracle Authorization Policy Managerをサポートするために必要なドメイン・テンプレートを「拡張ソースの選択」画面で選択します。このステップで表示されるドメイン・テンプレートの選択肢は、同じドメインで構成するコンポーネントによって異なります。

  6. JDBCコンポーネント・スキーマ、管理対象サーバー、デプロイメントおよびサービスなどの構成を変更します。

  7. ローカル・マシンの管理サーバーを起動します。「Oracleスタックの起動と停止」を参照してください。

  8. 管理対象サーバーを起動します。「Oracleスタックの起動と停止」を参照してください。


注意:

Oracle Identity Managerをサポートするために既存のWebLogicドメインを拡張する際、Oracle Identity Manager構成ウィザードを起動してOracle Identity Managerサーバーを構成する前に管理サーバーを再起動する必要があります。