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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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12.1 Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストール

このトピックでは、Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストール方法を説明します。Oracle Identity Managementには、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Identity NavigatorおよびOracle Authorization Policy Managerが含まれています。

内容は次のとおりです。

12.1.1 インストールされる製品

この項のインストールを実行すると、次の製品がインストールされます。

  • Oracle Identity Manager

  • Oracle Access Manager

  • Oracle Adaptive Access Manager

  • Oracle Identity Navigator

  • Oracle Authorization Policy Manager

12.1.2 依存関係

この項のインストールは、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Databaseとそれに必要なパッチ

  • Oracle SOA Suite 11.1.1.3.0(Oracle Identity Managerのみで必須)

  • JDK(Oracle WebLogic JRockit JDKまたはSun JDK 1.6.0)

12.1.3 手順

Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Identity Navigatorが含まれるOracle Identity Managementソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Databaseをインストールします。詳細は、「Oracle Databaseのインストール」を参照してください。


    注意:

    OracleデータベースがAL32UTF8キャラクタ・セット・エンコーディングであることを確認してください。

  2. Repository Creation Utility(RCU)を使用してOracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Metadata ServicesおよびSOAインフラストラクチャ用に新しいスキーマを作成するか、または既存のスキーマを使用するかを選択します。

    • Repository Creation Utility(RCU)を使用して新しいスキーマを作成する場合、スキーマの作成方法の詳細は、「Repository Creation Utility(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。スキーマの作成後、手順3に進んで作業を続行します。

    • 既存のスキーマを使用する場合、アップグレード・アシスタント・ツールを使用してスキーマをアップグレードする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。

  3. Oracle WebLogic Serverをインストールします。詳細は、「Oracle WebLogic Server 10.3.3のインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  4. Oracle Identity Managerを使用する場合、Oracle SOA 11g Suiteをインストールしてください。Oracle SOA 11g Suiteのインストール方法の詳細は、「Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール(Oracle Identity Managerユーザーのみ)」を参照してください。

  5. インストールを開始します。最初に、「インストールの開始」の手順をすべて実行します。手順を完了すると、「ようこそ」画面が表示されます。

  6. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。「前提条件のチェック」画面が表示されます。

  7. すべての前提条件チェックに合格したら、「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  8. 「インストール場所の指定」画面で、システムにインストールされているOracleミドルウェア・ホームへのパスを入力します。システム内の同じミドルウェア・ホームにOracle WebLogic Serverがすでにインストールされている必要があります。このディレクトリは、Oracle WebLogic Serverのインストール時に作成されたものと同じOracleホームです。


    注意:

    「インストール場所の指定」画面で有効なミドルウェア・ホーム・ディレクトリを指定しなかった場合、インストーラにより、Oracle Identity Manager Design ConsoleおよびOracle Identity Manager Remote Managerのみのインストールを続行することを確認するメッセージおよびプロンプトが表示されます。これら2つのOracle Identity Managerのコンポーネントは、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリを必要としません。

    Oracle Identity Manager Design ConsoleまたはRemote Managerのみをインストールする場合、Oracle WebLogic Serverをインストールしたり、Design ConsoleまたはRemote Managerが構成されるマシンにミドルウェア・ホーム・ディレクトリを作成する必要はありません。

    Oracle Identity Manager Design ConsoleまたはRemote Managerを使用する前に、管理サーバーが実行されているマシン上でOracle Identity Managerサーバーを構成する必要があります。Design ConsoleまたはRemote Managerを別のマシンに構成する際に、Oracle Identity ManagerサーバーのホストおよびURL情報を指定できます。


  9. 「Oracleホーム・ディレクトリ」フィールドに、ミドルウェア・ホームの下に作成されるOracleホーム・フォルダの名前を入力します。このディレクトリは、このマニュアルで、IDM_Home、Oracle_IDM1またはOracle_IDM2とも呼ばれます。

    「次へ」をクリックします。「サマリー」ページ画面が表示されます。

    「サマリー」ページ画面には、選択した内容のサマリーが表示されます。このサマリーを確認し、インストールを開始するかどうかを決定します。この段階で構成設定を変更する場合、左のナビゲーション・ページでトピックを選択し、選択内容を変更します。Oracle Identity Managementのインストールを続行するには、「インストール」をクリックします。

    このインストール処理により、Identity Managementソフトウェアがシステムにコピーされ、ミドルウェア・ホームの下にIDM_Homeディレクトリが作成されます。WebLogicドメインの作成に進む必要があります。「Oracle Identity Managementソフトウェアのインストール後の作業」を参照してください。さらに、ドメインの作成時に管理サーバーの設定を構成する必要があります。

    Oracle Identity Managerサーバー、Oracle Identity Manager Design Console、およびOracle Identity Manager Remote Managerを構成するには、Oracle Identity Management 11g構成ウィザードを起動する必要があります。「Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードの開始」を参照してください。

    さらに、「OIMサーバーの構成」「OIM Design Consoleの構成」および「OIM Remote Managerの構成」を参照してください。


    注意:

    インストールの進行中にキャンセルまたは中断した場合、Oracle Identity Managementソフトウェアを再インストールする前に、手動で<IDM_Home>ディレクトリを削除する必要があります。

    インストール処理のいずれかの段階でオンライン・ヘルプを起動するには、インストール・ウィザード画面の「ヘルプ」をクリックします。