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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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16.12 OIM Remote Managerの構成

このトピックでは、Oracle Identity Manager(OIM)Remote Managerのみをインストールおよび構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

16.12.1 適切なデプロイメント環境

Oracle Identity Manager Remote Managerを別のマシンにインストールする場合、この項のインストールおよび構成を実行します。詳細は、「シナリオ2: Oracle Identity ManagerサーバーとRemote Managerが異なるマシンの場合」を参照してください。

16.12.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、Oracle Identity Manager Remote Managerのみがデプロイされます。

16.12.3 依存関係

この項のインストールおよび構成は、Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストールに依存しています。詳細は、「Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストール」および「OIM Remote Managerのみを別のマシンに構成する場合の前提条件」を参照してください。

16.12.4 手順

次の手順を実行して、Oracle Identity Manager Remote Managerのみをインストールおよび構成します。

  1. 「OIM Remote Managerのみを別のマシンに構成する場合の前提条件」に記載されているすべての前提条件が満たされていることを確認します。さらに、「OIMの構成前の重要な注意点」も参照してください。

  2. Oracle Identity Manager Remote Managerを構成するマシンでOracle Identity Manager構成ウィザードを開始します。「Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードの開始」を参照してください。「ようこそ」画面が表示されます。

  3. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。構成するコンポーネント画面が表示されます。

    構成するコンポーネント画面で、OIM Remote Managerチェック・ボックスのみを選択します。「次へ」をクリックします。「Remote Manager」画面が表示されます。

  4. 「Remote Manager」画面で、「サービス名」フィールドにサービス名を入力します。Oracle Identity Manager Remote Managerは、このサービス名で登録されます。サービス名はレジストリのURLと合わせて完全修飾サービス名を構成します。たとえば、rmi://host:RMI Registry Port/service nameのようになります。

  5. RMIレジストリ・ポートフィールドに、RMIレジストリを開始するポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は12345です。

  6. リスニング・ポート(SSL)フィールドに、クライアント・リクエストをリスニングするためにセキュア・ソケットを開くポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は12346です。「次へ」をクリックします。「キーストア・パスワード」画面が表示されます。

  7. 「キーストア・パスワード」画面の「キーストア・パスワード」フィールドに、キーストアの新しいパスワードを入力します。有効なパスワードは、6文字から30文字まで、最初の文字は英字、英数字およびドル記号($)、アンダースコア(_)およびシャープ(#)などの特殊文字のみを使用できます。パスワードには数字を1字以上含める必要があります。「キーストア・パスワードの確認」フィールドに、再度新しいパスワードを入力します。「次へ」をクリックします。「構成サマリー」画面が表示されます。

  8. 「構成サマリー」画面では、構成を選択したアプリケーションが示され、構成オプション(Remote Managerのサービス名、RMIレジストリ・ポート、およびRemote Managerのリスニング・ポート(SSL)など)のサマリーが表示されます。

    このサマリーを確認し、構成を開始するかどうかを決定します。この段階で構成設定を変更する場合、左のナビゲーション・ページでトピックを選択し、選択内容を変更します。Oracle Identity Manager Remote Managerのこの構成のインストールを続行するには、「構成」をクリックします。


    注意:

    アプリケーションを構成する前に、構成設定およびプリファレンスをレスポンス・ファイルに保存できます。レスポンス・ファイルは、テキスト・エディタで作成または編集できるテキスト・ファイルです。レスポンス・ファイルは、サイレント・インストールの実行に使用したり、使用環境用のテンプレートやカスタマイズした設定として使用できます。詳細は、「サイレント・インストールの実行」を参照してください。

  9. 「構成」をクリックすると、構成の進行状況画面が表示されます。構成ログがOracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsディレクトリに保存されます。ログ・ファイルの詳細は、「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。構成の進行状況画面でエラーが表示された場合、「中止」をクリックしてインストールを中止し、Oracle Identity Manager構成ウィザードを再起動してください。

  10. 「終了」をクリックします。


注意:

Oracle Identity Managerサーバーの証明書(xlserver.certなど)は、DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/ディレクトリに作成されます。Oracle Identity Manager Remote Managerの構成にサーバー側証明書が必要な場合、これらの証明書を使用できます。

構成が失敗した場合、「中止」をクリックしてインストールを中止し、Oracle Identity Manager構成ウィザードを再起動してください。詳細は、「Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードの開始」を参照してください。