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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B62261-01
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8 Microsoft Access

この章では、Oracle Data IntegratorでのMicrosoft Accessの使用方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

8.1 概要

Oracle Data Integrator(ODI)では、Microsoft Accessデータベースのデータがシームレスに統合されます。Oracle Data Integratorの機能(統合インタフェースなど)は、Microsoft Accessを使用した場合に最良の動作が得られるように設計されています。

8.2 概念

Microsoft Accessの概念は、Oracle Data Integratorの概念に次のようにマップされます。各Microsoft AccessデータベースはOracle Data Integratorの1つのデータ・サーバーに対応します。このサーバー内で、スキーマはOracle Data Integratorの物理スキーマにマップされます。

Oracle Data Integratorでは、Open Database Connectivity(ODBC)を使用してMicrosoft Accessデータベースに接続します。

8.3 ナレッジ・モジュール

Oracle Data Integratorには、Microsoft Accessデータを処理するためのIKM Access Incremental Updateが用意されています。このIKMでは、増分更新モードでMicrosoft Accessのターゲット表にデータが統合されます。

IKM Access Incremental Updateでは、一時ステージング表を作成してデータ・フローをステージングし、その内容をターゲット表と比較して、挿入するレコードおよび更新するレコードを識別します。また、CKMを起動してデータ整合性チェックを実行できます。

Microsoft Accessのターゲット表をロードして、欠落しているレコードを挿入し、既存のレコードを更新する場合は、このKMの使用を検討してください。

このIKMを使用するには、ステージング領域がターゲットと同じデータ・サーバー上にあることが必要です。

このKMではMicrosoft Access固有の機能が使用されます。Microsoft Accessデータベースでは汎用SQL KMも使用できます。詳細は、第4章「汎用SQL」を参照してください。

8.4 固有の要件

Oracle Data IntegratorでMicrosoft Accessを使用するための固有の要件はありません。