Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド 11g リリース1(11.1.1) B55916-02 |
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この章では、BPELプロセス・サービス・コンポーネントとサービス・エンジンの構成方法について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
BPELプロセス・サービス・エンジン・プロパティを構成できます。このプロパティは、BPELサービス・コンポーネントの処理時に、BPELプロセス・サービス・エンジンで使用されます。
BPELプロセス・サービス・エンジン・プロパティを構成する手順は、次のとおりです。
ページには、次のいずれかの手順でアクセスします。
「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 | ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順 |
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「BPELサービス・エンジン・プロパティ」ページに、監査証跡しきい値と大容量ドキュメントしきい値の設定、ディスパッチャ・スレッド・プロパティの設定、ペイロード・スキーマの検証、および監査証跡レベルの設定を行うためのプロパティが表示されます。
使用環境に適するようにサービス・エンジン・プロパティを変更します。
「適用」をクリックします。
システムMBeanブラウザで拡張BPELプロパティを構成するには、「詳細BPEL構成プロパティ」をクリックします。表示されるプロパティの一部を次に示します。各プロパティには説明が記載されています。
BpelcClasspath: BPELで生成されたJavaソースをコンパイルするときに含める追加BPELクラスのパス。
DisableAsserts: BPELでアサーションの実行を無効化します(bpelx:assert
アクティビティを含む)。
DisableSensors: センサーへのすべての呼出しを無効にします。
ExpirationMaxRetry: 失敗した期限切れ呼出し(待機/onAlarm)が失敗するまでに再試行される最大回数。
InstanceKeyBlockSize: 1回のフェッチごとにデハイドレーション・ストアから割り当てられるインスタンスIDのブロック・サイズ。
MaximumNumberOfInvokeMessagesInCache: メモリー内キャッシュに格納される起動メッセージ数。
使用環境に適した変更を行います。
BPELプロセス・サービス・コンポーネントには監査レベルを設定できます。この設定は、SOAインフラストラクチャ、サービス・エンジン、SOAコンポジット・アプリケーションの各レベルの監査レベル設定より優先されます。サービス・コンポーネント・レベルの設定は、BPELプロセスにのみ使用可能であり、メディエータ、ヒューマン・ワークフローおよびビジネス・ルールの各サービス・コンポーネントではサポートされません。
BPELプロセス・サービス・コンポーネントの監査レベルを設定する方法は2つあります。サポートされる値は、「オフ」、「最小」、「継承」、「開発」および「本番」です。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールのシステムMBeanブラウザを使用する場合
ナビゲーション・ツリーで「SOA」フォルダを開きます。
「soa-infra」を右クリックして、「管理」→「システムMBeanブラウザ」の順に選択します。
「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.soa.config」→「サーバー:server_name」→「SCAComposite」→「Composite_Name」→「SCAComposite.SCAComponent」→「BPEL_Service_Component」→「プロパティ」の順に選択します。
「追加」アイコンをクリックします。
「Element_number」フォルダを開きます。
複数リストから、「False」を選択します。
「名前」フィールドに、bpel.config.auditlevel
と入力します。
「値」フィールドに値を入力します。
「適用」をクリックします。
Oracle JDeveloperを使用する場合
bpel.config.auditLevel
プロパティに、SOAプロジェクトのcomposite.xml
ファイル内の該当する値を設定します。
<component name="BPELProcess">
<implementation.bpel src="BPELProcess.bpel" />
<property name="bpel.config.auditLevel">Off</property>
</component>
監査レベルの詳細は、第1.4.1.1項「監査レベル設定の優先順位の理解」を参照してください。