ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55918-02
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

A Oracle JCAアダプタのプロパティ

この付録では、Oracle JCAアダプタのプロパティをリスト表示して説明します。

この付録には、次の項が含まれます。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のサービスと参照バインディング・コンポーネントの構成に関する項を参照してください。

A.1 Oracleファイル/FTPアダプタのプロパティ

この項では、Oracleファイル/FTPアダプタに適用可能な次のプロパティについて説明します。

すべてのOracle JCAアダプタに適用可能なプロパティについては、A.7項「Oracle JCAアダプタの汎用プロパティ」を参照してください。

詳細は、次を参照してください。

表A-1 Oracleファイル/FTPアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

Append

このプロパティがtrueに設定されている場合、Oracleファイル/FTPアダプタはアウトバウンド側のファイルに追加します。 このファイルが存在しない場合、新規ファイルが作成されます。

ファイル名は、アウトバウンド操作用にJCAファイルで指定するか、jca.file.FileNameヘッダーで指定できます。

AsAttachment

trueに設定されている場合、インバウンド・ファイルは添付としてパブリッシュされます。

BatchSize

バッチ・トランスフォーメーションのバッチ・サイズに設定します。

CharacterSet

添付のキャラクタ・セットを設定します。 このパラメータはOracleファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、Oracleファイル/FTPアダプタがパブリッシュする添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

ChunkSize

チャンク相互作用操作のチャンク・サイズに設定します。

ConcurrentThreshold

特定のアウトバウンド・シナリオで同時に実行可能な変換アクティビティの最大数。 アウトバウンド操作中の変換ステップは、CPUの負荷が高くなり、他のアプリケーションやスレッドを停止させる可能性があるため、ガードする必要があります。 最大値は100です。

ContentType

添付のMIMEタイプを設定します。 このパラメータはOracleファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、Oracleファイル/FTPアダプタがパブリッシュする添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

DeleteFile

trueに設定されている場合、Oracleファイル/FTPアダプタはファイルを処理後に削除します。

DirectorySeparator

複数のディレクトリを選択した場合、生成されるJCAファイルではディレクトリのセパレータとしてセミコロン(;)が使用されます。 ただし、他のセパレータへの変更も可能です。 その場合は、生成されたJCAファイルに手動で<property name="DirectorySeparator" value="選択したセパレータ"/>を追加します。 たとえば、セパレータとしてカンマ(,)を使用する場合は、まず物理ディレクトリ内でセパレータをカンマ(,)に変更してから、JCAファイルに<property name="DirectorySeparator" value=","/>を追加します。

ElapsedTime

このプロパティは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。 指定された時間が経過すると、発信ファイルが作成されます。 パラメータ・タイプはintで必須ではありません。 デフォルト値は1です。

Encoding

添付に使用するエンコーディングを設定します。 このパラメータはOracleファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、Oracleファイル/FTPアダプタがパブリッシュする添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

ExcludeFiles

このプロパティは、ポーリング中に除外するファイル・タイプのパターンを指定します。 プロパティ・タイプはStringで必須ではありません。

FileName

このパラメータを使用して、書込み操作中に静的な単一ファイル名を指定します。

FileNamingConvention

このプロパティは、アウトバウンドのWrite操作ファイルのネーミング規則に使用されます。

FileSize

このプロパティは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。 この発信ファイルは、ファイル・サイズの条件が満たされると作成されます。パラメータ・タイプはintで必須ではありません。 デフォルト値は1000KBです。

IncludeFiles

このプロパティは、ポーリング中に取得するファイル・タイプのパターンを指定します。 パラメータ・タイプはStringで必須です。

Lenient

このプロパティがtrueに設定されている場合、Oracleファイル・アダプタはインバウンド・ディレクトリに対する十分な読取りまたは書込み権限がなくてもそれを通知しません。 このプロパティのデフォルト値はfalseです。

ListSorter

このプロパティは、Oracleファイル/FTPアダプタがインバウンド内のファイルのソートに使用するソーターを指定します。 このパラメータは次のように設定できます。

  • ファイル名を変更タイムスタンプの昇順でソートするには、oracle.tip.adapter.file.inbound.listing.TimestampSorterAscendingと設定します。

  • ファイル名を変更タイムスタンプの降順でソートするには、oracle.tip.adapter.file.inbound.listing.TimestampSorterDescendingと設定します。

LogicalArchiveDirectory

このプロパティは、正常に処理されたファイルをアーカイブする論理ディレクトリを指定します。プロパティ・タイプはStringで必須ではありません。

LogicalDirectory

このパラメータは、ポーリングする論理入力ディレクトリを指定します。 パラメータ・タイプはStringです。

MaxRaiseSize

このプロパティは、Oracleファイル/FTPアダプタが各ポーリング・サイクルで処理用に発行するファイルの最大数を指定します。 たとえば、インバウンド・ディレクトリに1000のファイルがあり、MaxRaiseSize100に設定されていて、ポーリング頻度が1分の場合、Oracleファイル/FTPアダプタは毎分100ファイルを発行します。

MinimumAge

このパラメータは、取得するファイルの最短経過時間を指定します。 これにより、大きなファイルを処理用に取得する前に、入力ディレクトリに完全にコピーできるようになります。 経過時間は最終更新時のタイムスタンプで決定されます。 たとえば、ファイルの書込みに3分から4分かかることがわかっている場合は、ポーリング可能ファイルの最短経過時間を5分に設定します。 入力ディレクトリでファイルが検出されても、更新時間から5分以内の場合、まだ書込みが実行されている可能性があるためファイルは取得されません。

NumberMessages

このプロパティは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。 この発信ファイルは、メッセージ数の条件が満たされると作成されます。パラメータ・タイプはintで必須ではありません。デフォルト値は1です。

PhysicalArchiveDirectory

このプロパティは、正常に処理されたファイルのアーカイブ場所を指定します。プロパティ・タイプはStringで必須ではありません。

PhysicalDirectory

このプロパティは、ポーリングする1つ以上の物理入力ディレクトリを指定します。パラメータ・タイプはStringです。 ファイルが配置されるインバウンド・ディレクトリは必須です。 物理ディレクトリまたは論理ディレクトリを指定する必要があります。

PollingFrequency

このパラメータは、特定の入力ディレクトリで新しいファイルをポーリングする頻度を指定します。 パラメータ・タイプはintで必須です。 デフォルト値は1分です。

PublishSize

このプロパティは、ファイルに複数のメッセージがあるかどうか、およびBPELプロセスに一度にパブリッシュするメッセージ数を特定します。パラメータ・タイプはintで必須ではありません。デフォルト値は1です。

たとえば、あるファイルに11のレコードがあり、このパラメータが2に設定されている場合、ファイルのレコードは一度に2つずつ処理され、最終レコードは6回目で処理されます。

Recursive

このプロパティがtrueに設定されている場合、アダプタはメイン入力ディレクトリの下にあるすべてのサブディレクトリを再帰的に処理できます。

SequenceName

アウトバウンドOracleファイル/FTPアダプタを高可用性に対応するよう構成している場合、使用されるOracleデータベースの順序名を指定します。

SingleThreadModel

値がtrueの場合、Oracleファイル/FTPアダプタのポーラーはファイルを同一スレッド内で処理します。 つまり、グローバルなメモリー内キューを処理に使用しません。

SourceFileName

ファイルIO操作用のソース・ファイル。

SourcePhysicalDirectory

ファイルIO操作用のソース・ディレクトリ。

SourceSchema

ソース・ファイルのスキーマに設定します。

SourceSchemaRoot

ソース・ファイルのルート要素名に設定します。

SourceType

ソース・ファイルがネイティブの場合はnativeに、xmlの場合はxmlに設定します。

TargetFileName

ファイルIO操作用のターゲット・ファイル。

TargetPhysicalDirectory

ファイルIO操作用のターゲット・ディレクトリ。

TargetSchema

ターゲット・ファイルのスキーマに設定します。

TargetSchemaRoot

ターゲット・ファイルのルート要素名に設定します。

TargetType

ターゲット・ファイルがネイティブの場合はnativeに、xmlの場合はxmlに設定します。

ThreadCount

このプロパティを使用できる場合、アダプタはグローバル・スレッド・プールのプロセッサ・スレッドに依存せず、独自のプロセッサ・スレッドを作成します(デフォルトでは4つ)。 つまり、このパラメータはメモリー内キューを分割し、それぞれのコンポジット・アプリケーションが独自のメモリー内キューを取得します。

  • ThreadCountプロパティが0に設定されている場合、スレッド動作はシングル・スレッド・モデルと同じになります。

  • ThreadCountプロパティが-1に設定されている場合、グローバル・スレッド・プールが使用され、動作はデフォルトのスレッド・モデルと同じになります。

  • ThreadCountプロパティの最大値は40です。

TriggerFile

インバウンドOracleファイル/FTPアダプタをアクティブ化するトリガー・ファイルの名前。

TriggerFilePhysicalDirectory

Oracleファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイルを検索するディレクトリ・パス。

TriggerFileStrategy

このプロパティは、Oracleファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイル・ディレクトリ内で指定のトリガー・ファイルを検索する際に使用する計画を定義します。 許容される値は、EndpointActivationEveryTimeまたはOnceOnlyです。

Type

ファイルIO相互作用については、COPYMOVEまたはDELETEに設定します。

UseHeaders

このパラメータは、trueまたはfalseに設定できます。 インバウンドOracleファイル/FTPアダプタの使用中に、ファイル・ヘッダーを読み取り、ペイロードの読取りをスキップする必要がある場合は、UseHeaderプロパティをtrueに設定します。

これは通常、インバウンド・アダプタを通知機能として使用する、大きいペイロードのシナリオで使用されます。

UseStaging

trueに設定されている場合、アウトバウンドOracleファイル/FTPアダプタは変換データをステージング・ファイルに書き込んだ後、そのステージング・ファイルをターゲット・ファイルにストリーミングします。 falseに設定されている場合、アウトバウンドOracleファイル/FTPアダプタは中間ステージング・ファイルを使用しません。

Xsl

ソースとターゲット間のxslトランスフォーマに設定します。


表A-2 Oracle FTPアダプタに固有のJCAプロパティ

プロパティ 説明

FileType

このプロパティは、要件に応じてasciiまたはbinaryに設定します。

SourceIsRemote

IO操作のソースがリモートFTPサーバーではなくローカル・ファイルシステムであることをOracle FTPアダプタに通知する場合、このプロパティをfalseに設定します。

TargetIsRemote

IO操作のターゲットがリモートFTPサーバーではなくローカル・ファイルシステムであることをOracle FTPアダプタに通知する場合、このプロパティをfalseに設定します。

UseNlst

Oracle FTPアダプタでデフォルトのLISTコマンドのかわりにNLST FTPコマンドを使用する場合、このプロパティをtrueに設定します。

UseRemoteArchive

このプロパティをtrueに設定すると、アーカイブ・ディレクトリは同じFTPサーバー上にあることがOracle FTPアダプタに通知されます。 falseに設定すると、Oracle FTPアダプタはアーカイブにローカル・ファイルシステム・フォルダを使用します。


表A-3 Oracleファイル/FTPアダプタのバインディング・プロパティ

プロパティ 説明

ignoreListingErrors

ポーリング操作中のインバウンドOracleファイル・アダプタの動作を制御できます。 trueに設定すると、Oracleファイル・アダプタはネストされたフォルダからの読取りができなくてもそれを通知しません。

IgnoreZeroByteFile

ファイルが見つからない場合に、アウトバウンド読取り操作中にOracleファイル/FTPアダプタが例外をスローしないようにするには、trueに設定します。 インバウンド・ファイルのスキーマがOpaque以外の場合、このプロパティは無視されます。

inMemoryTranslation

このプロパティは、UseStagingfalseに設定されている場合にのみ適用されます。UseStagingtrueに設定されている場合、変換ステップはメモリー内で行われます(つまり、メモリー内バイト配列が作成されます)。 falseに設定されている場合、アダプタはターゲット・ファイル(FTP、FTPS、SFTPを含む)への出力ストリームを作成し、トランスレータにストリームの変換や直接書込みを許可します。

jca.message.encoding

このプロパティは、インバウンドOracleファイル/FTPアダプタのNXSDスキーマに指定されているエンコーディングをオーバーライドするために使用します。

notifyEachBatchFailure

trueに設定すると、デバッチ・シナリオでエラーが発生するたびに、Oracleファイル/FTPアダプタは通知エージェントのonBatchFailureをコールします。 falseに設定すると、すべてのメッセージのデバッチ後に1回のみ、Oracleファイル/FTPアダプタはonBatchFailureをコールします。

oracle.tip.adapter.file.debatching.rejection.quantum

このプロパティでは、Oracleファイル/FTPアダプタのパートナ・リンクで拒否されるメッセージのサイズを制御できます。 たとえば、これを100に設定すると、実際のファイルが大きすぎる場合、Oracleファイル/FTPアダプタはファイルの100行を拒否します。

oracle.tip.adapter.file.highavailability.maxRetry

分散ポーリング・シナリオでデータベース接続の確立をインバウンドOracleファイル/FTPアダプタが再試行する回数。

oracle.tip.adapter.file.highavailability.maxRetryInterval

分散ポーリング・シナリオでデータベース接続の確立をインバウンドOracleファイル/FTPアダプタが再試行するまでのミリ秒数。

oracle.tip.adapter.file.mutex

アウトバウンド書込み操作に使用するmutexを指定するクラス名に設定します。 このクラスは、oracle.tip.adapter.file.Mutex抽象化を拡張する必要があります。

oracle.tip.adapter.file.rejectOriginalContent

trueに設定すると、Oracleファイル/FTPアダプタは元のコンテンツを拒否します。 falseに設定すると、アダプタは、変換ステップの結果として作成されたXMLデータを拒否します。

oracle.tip.adapter.file.timeout.recoverpicked.minutes

このプロパティは、FILEADAPTER_INをコーディネータとして使用している際にインバウンドの高可用性アダプタが使用します。 ノードがファイルを処理用に初めて要求(エンキュー)すると、FILEADAPTER_INのFILE_PROCESSED列は0に設定されることに注意してください。 この後で、分離されたプロセッサ・スレッドのいずれかがファイルを処理用に取得すると、FILE_PROCESSED列の値は0から1に更新されます。 ファイルの処理が完了すると、FILE_PROCESSED列は1から2に更新されます。 ただし、プロセッサ・スレッドがファイルを取得し、ファイルの処理前にノードがクラッシュすると、ファイルは処理されません。 このプロパティは、取得操作を元に戻すために使用します。 アダプタはこの際、取得後にここに指定した時間内に処理されなかったFILEADAPTER_IN表内のエントリを削除します。

oracle.tip.adapter.file.timeout.recoverunpicked.minutes

このプロパティは、FILEADAPTER_INをコーディネータとして使用している際にインバウンドの高可用性アダプタが使用します。 ノードがファイルを処理用に初めて要求すると、FILEADAPTER_INFILE_PROCESSED列は0に設定されることに注意してください。 この後で、分離されたプロセッサ・スレッドがファイルを処理用に取得すると、FILE_PROCESSED列の値は0から1に更新されます。ファイルの処理が完了すると、FILE_PROCESSED列は1から2に更新されます。 FILE_PROCESSED0である間にノードがクラッシュすると、ファイルはノードによってエンキューされます(つまり、他のノードはこのファイルを取得できません)。 ただしこの場合、分離されたプロセッサ・スレッドも、このファイルを処理用にまだ取得していません。 このプロパティは、要求(enqueue_ operation)を元に戻すために使用します。 アダプタはこの際、要求後にまだ取得されていないFILEADAPTER_IN表内のエントリ(たとえばFILE_PROCESSED =="0")を削除します。

recoveryInterval

このプロパティは、エラーの発生時にインバウンド・アダプタがリカバリ間隔を構成するために使用します。 たとえば、物理ディレクトリが存在しない場合、アダプタはこの値を使用して定期的なスリープまたはウェイクアップ・チェックを実行し、物理ディレクトリが作成されていてアクセス可能であるかどうかをチェックします。

serializeTranslation

trueに設定されている場合、変換ステップはセマフォを使用してシリアライズされます。 セマフォ(変換ステップをガード)の許可数は、ConcurrentThresholdプロパティから導出されます。 falseの場合、変換ステップはセマフォ外で行われます。

useFileSystem

このプロパティは、クラスタ環境での読取り専用ポーリング中にインバウンドOracleファイル/FTPアダプタが使用します。 これをtrueに設定すると、アダプタはファイルシステムを使用して処理済のファイルのメタデータを格納します。 falseに設定すると、アダプタはデータベース表を使用します。


表A-4 Oracle FTPアダプタに固有のバインディング・プロパティ

プロパティ 説明

timestampOffset

このプロパティは、タイムゾーンの問題を処理するためにOracle FTPアダプタによって使用されます。通常は、Oracle FTPアダプタが実行されているシステムとFTPサーバーとの時差をミリ秒に変換するために使用されます。


表A-5 Oracleファイル・アダプタのJCAプロパティ 正規化されたプロパティ

プロパティ 説明

jca.file.FileName

このプロパティは、インバウンド・ディレクトリから読み取られるか、またはアウトバウンド・ディレクトリに書き込まれるファイルの名前を指定します。

jca.file.Directory

このプロパティは、ファイルの読取り元または書込み先のディレクトリの名前を指定します。

jca.file.Size

このプロパティは、インバウンドOracleファイル・アダプタからパブリッシュされたファイルのサイズを指定します。

jca.file.Batch

このプロパティは、インバウンド・アダプタからパブリッシュされるファイルの一意の識別子を指定するために使用します。

jca.file.BatchIndex

ファイルに複数のメッセージとデバッチ処理が使用されている場合、この正規化されたプロパティは、同じバッチからのメッセージ(レコード)数を指定します。 この場合、jca.file.Batchはそのままですが、jca.file.BatchIndexは同じバッチからのパブリッシュごとに1ずつ増分します。


表A-6 Oracle FTPアダプタのJCAプロパティ: 正規化されたプロパティ

プロパティ 説明

jca.ftp.FileName

このプロパティは、インバウンド・ディレクトリから読み取られるか、またはアウトバウンド・ディレクトリに書き込まれるファイルの名前を指定します。

jca.ftp.Directory

このプロパティは、ファイルの読取り元または書込み先のディレクトリの名前を指定します。

jca.ftp.Size

このプロパティは、インバウンドOracleファイル・アダプタからパブリッシュされたファイルのサイズを指定します。 0を指定できます。

jca.ftp.Batch

このプロパティは、インバウンドOracle FTPアダプタからパブリッシュされるファイルの一意の識別子を指定するために使用します。

jca.ftp.BatchIndex

ファイルに複数のメッセージとデバッチ処理が使用されている場合、この正規化されたプロパティは、一致するバッチからのメッセージ(レコード)数を指定します。 この場合、jca.ftp.Batchはそのままですが、jca.ftp.BatchIndexは同じバッチからのパブリッシュごとに1ずつ増分します。


A.2 Oracleソケット・アダプタのプロパティ

この項では、Oracleソケット・アダプタに適用可能な次のプロパティについて説明します。

すべてのOracle JCAアダプタに適用可能なプロパティについては、A.7項「Oracle JCAアダプタの汎用プロパティ」を参照してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のOracleソケット・アダプタに関する項を参照してください。

表A-7 Oracleソケット・アダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

ByteOrder

通信中のリモート・マシンのバイト順。

CustomImpl

CustomImplTransModeプロパティとして選択すると、それがハンドシェイクを定義するJavaクラスの名前になります。 このプロパティは、ICustomParserインタフェースの具体的な実装です。

Encoding

リモート・コンピュータで使用するキャラクタ・エンコーディング。

Host

アウトバウンドの場合は、ソケット・サーバーが実行されていて、接続先となるコンピュータ名。 インバウンドの場合は、常にlocalhost

Port

アウトバウンドの場合は、ソケット・サーバーが実行されていて、アダプタの接続先となるポート番号。

インバウンドの場合は、着信接続をソケット・アダプタがリスニングするポート番号。

ReplyXslt

XSLTTransModeプロパティとして選択すると、インバウンド・リプライのハンドシェイクを定義するスタイルシートへのパスが指定されます。

TransMode

プロトコル定義メカニズム。 スタイルシートを使用する場合はXSLTに、カスタムJavaコードを使用する場合はCustomImplに、通常のスキーマ変換を行う場合はNXSDに設定します。

Xslt

XSLTTransModeプロパティとして選択すると、インバウンドおよびアウトバウンドのリクエストまたはリプライの場合、インバウンド・リクエストのハンドシェイクを定義するスタイルシートへのパスが指定されます。


A.3 Oracle AQアダプタのプロパティ

この項では、Oracle AQアダプタに適用可能な次のプロパティについて説明します。

すべてのOracle JCAアダプタに適用可能なプロパティについては、A.7項「Oracle JCAアダプタの汎用プロパティ」を参照してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のOracle AQアダプタに関する項を参照してください。

表A-8 Oracle AQアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

QueueName

読取りまたは書込みが行われるAQキューの名前。

DatabaseSchema

キューが存在するスキーマ。 指定しない場合、現在の接続のスキーマが使用されます。

SchemaValidation

このプロパティがtrueに設定されている場合、指定したスキーマと対照してペイロードが検証されます。 検証に失敗した場合、メッセージは拒否されます。

EnableStreaming

このプロパティがtrueに設定されている場合、キューからのペイロードはメモリー内DOMとして処理されるかわりにストリーミングされます。 この機能は、大きなペイロードの処理中に使用する必要があります。 このプロパティは、RAWメッセージ、XMLTypeメッセージおよびADT属性を介してペイロードが指定されるADTタイプのメッセージを処理する際に適用可能です。

RecipientList

コンシューマ名またはアダプタによってエンキューされたメッセージの対象受信者の名前を指定します。 メッセージは、すべての受信者がメッセージをデキューするまでキュー内に残ります。 このフィールドを空のままにした場合、現在アクティブなすべてのコンシューマが受信者になります。

Consumer

マルチ・コンシューマ・キューにのみ適用可能です。 指定した場合、特定のコンシューマを対象としたメッセージのみが処理可能になります。

ObjectFieldName

このプロパティは、キューがADTキューである場合に、ビジネス・ペイロードを含むフィールドの識別に使用されます。 ペイロードを構成するADTの属性を指定するか、またはペイロードを表すADT全体を指定できます。 前者の場合は、「ObjectFieldName」はADTの属性名と同じである必要があります。 後者の場合、このプロパティは指定されません。

PayloadHeaderRequired

ObjectFieldNameプロパティに値を指定する場合にのみ適用可能です。 trueに設定すると、ADTのペイロード以外のすべての属性が、正規化されたメッセージ・プロパティjca.aq.HeaderDocumentとして処理可能になります。

MessageSelectorRule

マルチ・コンシューマ・キューでデキューが実行される際には、メッセージを選別して特定の条件を満たすもののみを着信することが必要な場合があります。 これらの条件はペイロード値またはキュー・ヘッダー値に基づき、アダプタのMessageSelectorRuleプロパティを使用して指定できます。 これらの条件は、特定の優先度のメッセージの選択、または$100,000を超えるローン・アプリケーションのみを選択する場合などはメッセージ・ペイロードの一部に関係します。

DequeueCondition

このプロパティは、デキュー操作に対してのみ有効です。 SQL問合せのWHERE句に似たブール式を入力します。 このブール式には、メッセージ・プロパティ、ユーザー・データ・プロパティ(オブジェクト・ペイロードのみ)およびPL/SQLまたはSQL関数に関する条件を含めることができます。複数のメッセージがデキュー条件を満たす場合、デキューの順序は未確定で、キューのソート順は考慮されません。

Correlation

各メッセージに識別子を割り当て、後で特定のメッセージを取得する方法を提供できます。入力する値は、非同期通信のためにエンキューの送信元とデキューの受信先で同意されています。 この値は、正規化されたメッセージ・プロパティjca.aq.Correlationを介してメッセージごとにオーバーライドできます。 デキュー操作に対して指定されている場合、指定した値と一致するメッセージのみがデキューされます。 何も指定されていない場合、キュー内のすべてのメッセージをデキュー操作に使用できます。

PayloadSizeThreshold

このプロパティでは、構成可能な制御メカニズムが公開され、これによりアダプタ・レイヤー内のペイロード・サイズしきい値を指定できます。 構成されたしきい値制限を超えるサイズのメッセージは拒否されます。 このプロパティが構成されていない場合、メッセージのサイズに制限はありません。


表A-9 Oracle AQアダプタのJCAプロパティ: 正規化されたプロパティ

プロパティ 説明

jca.aq.Attempts

メッセージのデキュー時における失敗の試行回数。

jca.aq.Correlation

ユーザーにより割り当てられた相関ID。

jca.aq.Delay

メッセージがデキュー可能になるまでの秒数。

jca.aq.EnqueueTime

メッセージがエンキューされた時間。

jca.aq.ExceptionQueue

例外キューの名前。

jca.aq.Expiration

メッセージが失効するまでの秒数。 このパラメータはDelayパラメータからのオフセットです。 指定しない場合、デフォルト値の-1(never expires)が使用されます。

jca.aq.MessageId

デキューされたメッセージの16進形式のメッセージID。

jca.aq.OrigMessageId

16進形式の元のメッセージID。

jca.aq.Priority

メッセージの優先度。 小さい数値ほど優先度が高くなります。 優先度には任意の数値を指定できます。 デフォルト値は0です。

jca.aq.RecipientList

このメッセージの受信者リスト(カンマ区切り)。 InteractionSpecRecipientListがオーバーライドされます。

jca.aq.HeaderDocument

現在のヘッダーの文字列またはDOM(XML DOM形式のペイロード・ヘッダー)が含まれています。


表A-10 Oracle AQアダプタのバインディングプロパティ

プロパティ 説明

ConnectionRetryDelay

Oracle AQアダプタが接続の消失後に接続の再作成を試行するまで待機する時間。 デフォルト値は15です。

DequeueTimeOut

インバウンド・キューでメッセージが受信されない場合にdequeue() APIがタイムアウトになるまでの間隔。 デフォルト値は1です。

adapter.aq.dequeue.threads

エンドポイントがアクティブ化されたときに作成されるポーラー・スレッドの数を指定します。 デフォルト値は1です。


A.4 Oracle JMSアダプタのプロパティ

この項では、Oracle JMSアダプタに適用可能な次のプロパティについて説明します。

すべてのOracle JCAアダプタに適用可能なプロパティについては、A.7項「Oracle JCAアダプタの汎用プロパティ」を参照してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のOracle JMSアダプタに関する項を参照してください。

表A-11 Oracle JMSアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

DestinationName

読取りまたは書込みが行われるキューまたはトピックの名前。

UseMessageListener

現在のバージョンでサポートされているこのプロパティの値はfalseのみです。 falseの値を指定すると、メッセージのキューまたはトピックをポーリングする同期メカニズムがJMSアダプタで確実に使用されます。

PayloadType

このプロパティは、アダプタによってデキューまたはエンキューされるJMSメッセージのタイプを指定します。 マップ・メッセージの場合、値はMapMessageで、テキスト・メッセージの場合、値はTextMessageです。

DurableSubscriber

永続サブスクリプションの識別に使用される名前。 永続サブスクリプションを処理する場合は、DurableSubscriberプロパティ以外に、ClientIDも指定されていることを確認してください。 ClientIDは、管理コネクション・ファクトリ・インスタンスの定義時にfactoryPropertiesプロパティの一部として指定されます。 このプロパティは、JMSトピック・シナリオで作業する場合にのみ適用可能です。

MessageSelector

構文がSQL92条件式構文のサブセットに基づいている文字列。この文字列では、ヘッダー・フィールド参照およびプロパティ参照を使用して、メッセージ・アダプタが対象であることを指定できます。 ヘッダー値およびプロパティ値がセレクタと一致するメッセージのみが配信されます。

PayloadEntry

タイプがMapMessageのメッセージを処理する場合にのみ適用可能です。 このプロパティは、マップ・メッセージを処理する場合に、ビジネス・ペイロードを含むフィールドの識別に使用されます。 それ以外のすべてのマップ・メッセージ・エントリは、jca.jms.Map.MapMessage entry nameを使用してアクセスされる正規化されたメッセージ・プロパティとして使用可能になります。

AttachmentList

タイプがMapMessageのメッセージを処理する場合にのみ適用可能です。 このプロパティは、マップ・メッセージを処理する場合に、ビジネス・ペイロードを含むフィールドの識別に使用されます。 また、この場合ペイロードは添付としてパブリッシュされます。 PayloadEntryまたはAttachmentListを使用できます。 それ以外のすべてのマップ・メッセージ・エントリは、jca.jms.Map.MapMessage entry nameを使用してアクセスされる正規化されたメッセージ・プロパティとして使用可能になります。

RequestDestinationName

このプロパティは、同期リクエスト-リプライ・シナリオに適用され、メッセージを送信する宛先の名前を指定します。

ReplyDestinationName

このプロパティは、同期リクエスト-リプライ・シナリオに適用され、メッセージを受信する返信先の名前を指定します。

AllowTemporaryReplyDestination

このプロパティは、同期リクエスト-リプライ・シナリオに適用されます。 trueに設定すると、ReplyDestinationNameは不要になり、JMSアダプタではリプライの受信に一時返信先が使用されます。

EnableStreaming

このプロパティがtrueに設定されている場合、キューまたはトピックからのペイロードはメモリー内DOMとして処理されるかわりにストリーミングされます。 この機能は、大きなペイロードの処理中に使用する必要があります。

DeliveryMode

使用する配信モードを表します。 メッセージ・プロデューサのデフォルト配信モードはPERSISTENTです。 これは、正規化されたメッセージ・プロパティjca.aq.JMSDeliveryModeを使用して、メッセージごとにオーバーライドできます。

TimeToLive

メッセージの存続期間を表します(ミリ秒単位)。 メッセージ・プロデューサのデフォルト存続時間は無制限です。メッセージは失効しません。 0の値は、メッセージが失効しないことを示します。

PayloadSizeThreshold

このプロパティでは、構成可能な制御メカニズムが公開され、これによりアダプタ・レイヤー内のペイロード・サイズしきい値を指定できます。 構成されたしきい値制限を超えるサイズのメッセージは拒否されます。 このプロパティが構成されていない場合、メッセージのサイズに制限はありません。

Priority

このメッセージの優先度を表します。 メッセージ・プロデューサのデフォルトの優先度は4です。この値は、正規化されたメッセージ・プロパティjca.aq.JMSPriorityを使用して、メッセージごとにオーバーライドできます。


表A-12 Oracle JMSアダプタのJCAプロパティ: 正規化されたプロパティ

プロパティ 説明

jca.jms.JMSDestinationName

このプロパティはメッセージの送信先を指定し、JMSプロデューサによって設定されます。

jca.jms.JMSDestinationProperties

このプロパティは、メッセージを送信する必要がある宛先オブジェクトを参照する場合に使用されるコンテキストを定義するプロパティを表します。

jca.jms.JMSCorrelationID

このプロパティは、レスポンス・メッセージとリクエスト・メッセージをリンクするために、プロデューサおよびコンシューマの両方によって設定されます。 これはオプションの属性です。

jca.jms.JMSType

このプロパティは、JMSメッセージ・タイプを指定します。

jca.jms.JMSReplyTo

これは、メッセージの返信を送信する必要がある宛先を示すオプションの属性です。

jca.jms.JMSPriority

このプロパティは、0〜9の優先度の数値を設定するために、コンシューマによって使用されます。数値が大きいほど優先度が高くなります。

jca.jms.JMSExpiration

このプロパティは、期限切れ前のメッセージの期間を指定します。 メッセージが有効期限に達した場合、JMSプロバイダはそのメッセージを破棄する必要があります。

jca.jms.JMSDeliveryMode

このプロパティは、JMSクライアントによってpersistentまたはnonpersistentモードに設定されます。

jca.jms.JMSMessageID

このプロパティは、一意のメッセージ識別子を指定するために使用します。 一意性の正確な範囲はプロバイダによって定義されます。

jca.jms.JMSRedelivered

このプロパティは、メッセージが再配信されたものかどうかを示すために使用します。 「JMSRedelivered」フィールドが設定されたメッセージをクライアントが受信した場合、そのメッセージは以前に配信されたが、そのときは受信が確認されなかった可能性があります。

jca.jms.JMSTimestamp

このプロパティは、送信先のJMSプロバイダにメッセージが渡される時間を指定するために使用します。

jca.jms.JMSProperty.name

このプロパティは、メッセージのカスタム(アプリケーション固有)プロパティを表します。

jca.jms.Map.name

このプロパティは、ペイロードとして転送されないMapMessage要素を表します。


表A-13 Oracle JMSアダプタのバインディング・プロパティ

プロパティ 説明

adapter.jms.encoding

インバウンド・テキスト・メッセージのエンコーディングに使用されます。 このプロパティは、インバウンドとアウトバウンドの両方のメッセージに適用可能なjca.message.encodingと呼ばれる新たにサポートされたプロパティに置き換えられました。

adapter.jms.receive.threads

エンドポイントがアクティブ化されたときに作成されるポーラー・スレッドの数を指定します。 デフォルトは1です。

adapter.jms.receive.timeout

同時受信コールに使用されるタイムアウト値。 インバウンド・キューでメッセージが受信されない場合にreceive() APIがタイムアウトになるまでの時間。 デフォルト値は1です。

adapter.jms.registration.interval

このプロパティは現在サポートされていません。

adapter.jms.retry.interval

インバウンド接続再試行レイヤーで使用されます。 Oracle JMSアダプタが接続の消失後に接続の再作成を試行するまで待機する時間。 デフォルト値は30です。

JMSReplyToDestinationProperties

インバウンド・リクエスト/リプライ・シナリオで受信された宛先オブジェクトにカスタム・プロパティ設定を宣言的に設定します。

JMSReplyUseCorrelationIdForCorrelation

相関に相関IDを使用するかどうかを指定するために使用されます。 有効な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はfalseです。

JMSReplyUseMessageIdForCorrelation

相関にメッセージIDを使用するかどうかを指定するために使用されます。有効な値はtrueおよびfalseです。 何も指定されていない場合のデフォルト値はfalseです。

JMSReplyPropagateJMSExpiration

ブール・プロパティは、リプライ・メッセージTTLが0に設定される(メッセージは失効しない)か、一部の指定された値がメッセージの有効期限に関連するかどうかを指定します。 デフォルト値はfalseです。

requestReply.cacheReceivers

同じ少数のJMS受信者が同じリクエスト宛先に繰り返し使用される場合、このプロパティをtrueに設定するとパフォーマンスが向上します。 何も指定されていない場合のデフォルト値はfalseです。

requestReply.useCorrelation

同期リクエスト-リプライ・シナリオに適用されます。 trueに設定すると、リプライ・メッセージの取得用にJMSメッセージ・セレクタが適用されます。 リクエストの正規化されたメッセージ・プロパティjca.jms.JMSCorrelationIDが指定されている場合は、このプロパティが相関に使用されます。指定されていない場合には、JMSメッセージIDプロパティが使用されます。 JMSアダプタはメッセージ・セレクタJMSCorrelationID = '<corrId>' [ AND (<wsdlSelector>) ]を使用します(ANDブランチは、ユーザーがMessageSelectorプロパティを指定した場合にのみ含まれます)。 デフォルト値はtrueです。

suppressHeaders

ヘッダーのバイパスに使用されます。 コンポジットがヘッダーを使用も生成もしないシナリオでは、trueの値を使用できます。 その場合、パフォーマンスが向上することがあります。デフォルト値はfalseです。


A.5 Oracleデータベース・アダプタのプロパティ

この項では、Oracle データベース・アダプタに適用可能な次のプロパティについて説明します。

すべてのOracle JCAアダプタに適用可能なプロパティについては、A.7項「Oracle JCAアダプタの汎用プロパティ」を参照してください。

詳細は、次を参照してください。

表A-14 Oracleデータベース・アダプタのJCAプロパティ: インスタンスプロパティ

プロパティ 説明

dataSourceName

これは必須プロパティです。 接続先のtx-level="local"データソースのJNDI名(jdbc/...)を指します。 このプールを使用するすべての操作は、グローバル・トランザクションに依存せず、ローカルに処理されます。 xADataSourceNamedataSourceNameの両方が指定されている場合、後者はREAD操作に使用されます。

logTopLinkAll

デフォルト値はFALSEです。 DBアダプタ・ロギングを増加し、基礎となるすべてのTopLinkログ・メッセージが最大の粒度で含まれるようにする必要があります。 このプロパティによって可視性は最大になりますが、アダプタ・ロギングは、最も関連のあるTopLink SQLロギングを示すようにすでにチューニングされています。

platformClassName

これは必須プロパティです。 これは、接続先のデータベースのタイプを指します。 このプロパティに対して提示される値は次のとおりです。

  • Oracle11Platform

  • Oracle10Platform

  • Oracle9Platform

  • Oracle8Platform

  • DB2Platform

  • InformixPlatform

  • SybasePlatform

  • SQLServerPlatform

  • MySQL4Platform

  • DatabasePlatform

oracle.toplink.platform.database.DatabasePlatformのサブクラスのフル・パッケージおよびクラス名も指定できます。 AS/400上のDB2の場合、oracle.tip.adapter.db.toplinkext.DB2AS400Platformの値を指定することをお薦めします。

usesBatchWriting

デフォルト値はTRUEです。 複数の同一の文が単一のバッチ文として実行されます。 このプロパティは、既知の問題がある特定のJDBCドライバに対してのみ無効にしてください。

usesSkipLocking

デフォルト値はTRUEです。 SELECT FOR UPDATEを使用するOracleデータベースのポーリング文はSELECT FOR UPDATE SKIP LOCKEDに自動的にアップグレードされ、同時パフォーマンスが向上します。 このプロパティは、ロッキングのスキップが他の機能または使用例に適合しない、特定の場合にのみ無効にします。

usesNativeSequencing

デフォルト値はTRUEです。 INSERT操作に対して順序番号を自動的に割り当てるSOAサービスが構成されている場合、TRUEを設定すると、順序番号がデータベースのネイティブ順序から導出されます。

xADataSourceName

これは必須プロパティです。 データベースに接続するtx-level="global"データソースのJNDI名(jdbc/...)を指定します。 このプールを使用するすべての操作では、グローバル・トランザクションにバインドし、1単位としてコミットまたはロールバックします。


表A-15 Oracleデータベース・アダプタのJCAプロパティ: 正規化されたメッセージ・プロパティ

プロパティ 説明

jca.db.CursorName

インバウンド/アウトバウンド

jca.db.DataSourceName

アウトバウンド。

jca.db.Password

アウトバウンド。 Oracle WebLogic Server上でjca.db.passwordプロパティに値を割り当てることはできません。これは、データソースではgetConnectionメソッドに対するパスワードの動的な設定がサポートされていないためです。 かわりにjca.db.ProxyPasswordを使用することを検討してください。

jca.db.ProxyCertificate脚注 1 

アウトバウンド。 設定する場合は、プロキシ・タイプとしてOracleConnection.PROXYTYPE_CERTIFICATEを指定します。 値は、証明書を含むbase64Binaryでエンコードされたbyte[]配列です。 設定する場合は、jca.db.ProxyDistinguishedNamejca.db.ProxyUserおよびjca.db.ProxyPasswordは設定しません。

jca.db.ProxyDistinguishedName脚注 1

アウトバウンド。 設定する場合は、プロキシ・タイプとしてOracleConnection.PROXYTYPE_DISTINGUISHED_NAMEを指定します。 値はjava.lang.Stringとしてプロキシ識別名を設定します。 設定する場合は、jca.db.ProxyCertificatejca.db.ProxyUserNameおよびjca.db.ProxyPasswordは設定しません。

jca.db.ProxyIsThickDriver脚注 1

アウトバウンド。有効な値はtrueおよびfalseです。 JDBC-level APIにはthickドライバとthinドライバの間に一部不整合があるため、OCIドライバを使用する場合は、trueに設定します。

jca.db.ProxyPassword脚注 1

アウトバウンド。 設定する場合は、プロキシ・タイプとしてOracleConnection.PROXYTYPE_USER_PASSWORDを指定します。 値はjava.lang.Stringとしてプロキシ・ユーザーのパスワードを設定します。 設定する場合は、jca.db.ProxyUserNameも設定する必要があります。 設定する場合は、jca.db.ProxyCertificate名もjca.db.ProxyDistinguished名も設定しません。

jca.db.ProxyRoles脚注 1

アウトバウンド。 プロキシ・ユーザーに関連付けられたロールを定義するために設定します。 値はString[]配列として指定し、配列内の各java.lang.Stringをロール名に対応させます。 このプロパティは、OracleConnection.PROXYTYPE_USER_PASSWORDOracleConnection.PROXYTYPE_CERTIFICATEおよびOracleConnection.PROXYTYPE_DISTINGUISHED_NAMEのいずれかを使用する場合に適用可能です。

jca.db.ProxyUserName脚注 1

アウトバウンド。 設定する場合は、プロキシ・タイプとしてOracleConnection.PROXYTYPE_USER_PASSWORDを指定します。 値はjava.lang.Stringとしてプロキシ・ユーザーのユーザー名を設定します。 設定する場合は、jca.db.ProxyPasswordも設定する必要があります。 設定する場合は、jca.db.ProxyCertificate名もjca.db.ProxyDistinguished名も設定しません。

jca.db.UserName

アウトバウンド。 Oracle WebLogic Server上でjca.db.userNameプロパティに値を割り当てることはできません。これは、データソースではgetConnectionメソッドに対するユーザー名の動的な設定がサポートされていないためです。 かわりにjca.db.ProxyUserNameを使用することを検討してください。

jca.db.XADataSourceName

アウトバウンド。


脚注 1 詳細は、第9.3.4項「プロキシ認証のサポート」を参照してください。

A.6 Oracle MQ Seriesアダプタのプロパティ

この項では、Oracle MQ Seriesアダプタに適用可能な次のプロパティについて説明します。

すべてのOracle JCAアダプタに適用可能なプロパティについては、A.7項「Oracle JCAアダプタの汎用プロパティ」を参照してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のOracle MQアダプタに関する項を参照してください。

表A-16 Oracle MQ SeriesアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

QueueName

このプロパティは、メッセージの送受信用のMQキューの名前を指定します。

MessageType

このプロパティは、メッセージのタイプ「標準」、「リクエスト」、「リプライ」または「レポート」を指定します。

MessageFormat

このプロパティは、MQメッセージ・フォーマットのタイプ(「デフォルト」、「リクエスト/リプライ」など)を指定します。

Priority

このプロパティは、メッセージの優先度を指定します。 値は09です。 デフォルト値はAS_Q_DEFで、宛先キューで定義されている値が使用されます。

Persistence

このプロパティは、メッセージの永続性を設定するために使用します。 このプロパティがtrueに設定されている場合、メッセージは保持されます。 デフォルト値はAS_Q_DEFで、宛先キューで定義されている値が使用されます。

OnDeliveryFailure

このプロパティは、メッセージの配信に失敗した場合に使用します。 デフォルト値はDeadLetterQueueで、メッセージは配信不能キューに送信されます。 値がDISCARDに設定されている場合、メッセージは破棄されます。

PartialDeliveryForDL

このプロパティは、配布リストへの一部配信に使用します。デフォルト値はfalseです。

SegmentIfRequired

このプロパティは、メッセージのサイズがキューに設定された上限を超える場合に使用します。

Expiry

このプロパティは、メッセージがキュー・マネージャによって削除されるまでの時間を指定します。 デフォルト値はNEVERです。

ReplyToQueueName

このプロパティは、リプライまたはレポートを送信する必要があるキューの名前を指定します。

ReportCOA

このプロパティが設定されている場合、メッセージが宛先キューに着信したときに、着信時の確認レポートが返信先キューに送信されます。 デフォルト値はWITH_NO_DATAです。この場合、データは送信されません。

ReportCO

このプロパティが設定されている場合、メッセージが宛先キューに着信したときに、送信時の確認レポートが返信先キューに送信されます。 デフォルト値はWITH_NO_DATAです。この場合、データは送信されません。

ReportException

このプロパティが設定されている場合、宛先キューへのメッセージ配信が失敗したとき、例外レポートが返信先キューに送信されます。 デフォルト値はWITH_NO_DATAです。この場合、データは送信されません。

ReportExpiry

このプロパティが設定されている場合、宛先キューへ送信されたメッセージが失効したとき、有効期限レポートが返信先キューに送信されます。 デフォルト値はWITH_NO_DATAです。この場合、データは送信されません。

WaitInterval

このプロパティは、アウトバウンドMQキューのメッセージをデキューする待機間隔を指定します。

MessageId

このプロパティは、リプライ・メッセージまたはレポート・メッセージのメッセージIDを生成するために使用します。 デフォルトでは、新しいメッセージIDが生成されます。

CorrelationId

このプロパティは、リプライ・メッセージまたはレポート・メッセージの相関IDを生成するために使用します。 デフォルトでは、リクエスト・メッセージのメッセージIDが相関IDとして使用されます。

QueueOpenOptions

このプロパティは、キューへのアクセス中に使用するキューのオープン・オプションを指定します。

SecondaryQueueManagerName

このプロパティは、エンキュー・キューのキュー・マネージャを指定します。 このプロパティは、アウトバウンド・エンキュー・キューがインバウンド・キュー・マネージャの外部にある場合にのみ使用する必要があります。

BackoutQueue

このプロパティは、インバウンド・キューから拒否されたメッセージの送信先のバックアウト・キューを指定するために使用します。

BackoutQueueManagerName

このプロパティは、バックアウト・キューのキュー・マネージャを指定するために使用します。 このプロパティは、バックアウト・キューがインバウンド・キュー・マネージャの外部にある場合にのみ使用する必要があります。

MaximumBackoutCount

このプロパティは、拒否されたメッセージがバックアウト・キューに送信されるまでの最大バックアウト再試行回数を指定するために使用します。

BackoutInterval

このプロパティは、バックアウト再試行間の間隔を指定するために使用します。 デフォルト値は5秒です。

BackoutRetries

このプロパティは、バックアウト再試行の回数を指定するために使用します。 デフォルト値は3です。

FallbackReplyToQueueName

このプロパティは、通常メッセージにレポートを送信するために使用します。

FallbackReplyToQueueManagerName

このプロパティは、JNDI接続で指定されたプライマリ・キュー・マネージャがキューにアクセスできない場合に使用します。

DistributionList

このプロパティは、メッセージをエンキューするための配布リストの要素を指定するために使用します。


表A-17 Oracle MQ SeriesアダプタのJCAプロパティ: 正規化されたプロパティ

プロパティ 説明

jca.mq.Inbound.MQMD.CorrelId

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.MsgId

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.MsgType

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Nan

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Pan

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.ReplyToQ

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.ReplyToQMgr

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Report.Generate.CorrelId

アウトバウンド

jca.mq.Inbound.MQMD.Report.Generate.MsgId

アウトバウンド

jca.mq.ISpec.EnqueueMsgToQ

アウトバウンド

jca.mq.ISpec.EnqueueMsgToQMgr

アウトバウンド

jca.mq.MQMD.AccountingToken

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ApplIdentityData

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ApplOriginData

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.BackoutCount

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.CodedCharSetId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.CorrelId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Encoding.Decimal

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Encoding.Float

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Encoding.Integer

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Expiry

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Feedback

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Feedback.ApplicationDefined

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Format

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.GroupId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsLastMsgInGroup

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsLastSegment

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsMsgInGroup

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgFlags.IsSegment

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgSeqNumber

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgType

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.MsgType.ApplicationDefined

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Offset

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.OriginalLength

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Persistence

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Priority

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutApplName

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutApplType

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutApplType.UserDefined

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.PutDateTime

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ReplyToQ

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.ReplyToQMgr

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.COA

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.COD

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.CorrelId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.Exception

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.Expiry

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.MsgId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.NAN

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.Generate.PAN

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Report.TakeAction.OnMsgDeliveryFailure

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.StrucId

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.UserIdentifier

インバウンド/アウトバウンド

jca.mq.MQMD.Version

インバウンド/アウトバウンド


表A-18 Oracle MQ Seriesアダプタの接続プロパティ

プロパティ 説明

hostName

ホスト・コンピュータの名前。

portNumber

使用するポート番号。

channelName

このプロパティには、使用するサーバー接続チャネルを設定します。

queueManagerName

有効なキュー・マネージャ名。

CipherSuite

CipherSuiteは、SVRCONNチャネルで設定されているCipherSpecと一致する名前に設定します。NULL(デフォルト)に設定すると、SSL暗号化は実行されません。

clientEncoding

クライアントで使用するキャラクタ・エンコーディング。

connectionFactoryLocation

コネクション・ファクトリの場所。

hostOSType

ホスト・コンピュータで使用されるオペレーティング・システム。

KeyStoreAlgorithm

キーストアで使用されるアルゴリズム。

KeyStoreLocation

この値は、Oracle MQ Seriesアダプタが秘密鍵を格納するキーストアです。これは、アダプタがMQ Seriesサーバーから認証を受ける場合に必要になります。

KeyStorePassword

この値は、キーストアへのアクセスに必要なパスワードです。

KeyStoreProviderName

キーストア・プロバイダの名前。

TrustStoreLocation

これは、アダプタが信頼できる証明書情報を格納する場所です。この情報は、アダプタがMQ Seriesサーバーから認証を受ける場合に必要になります。

TrustStorePassword

このプロパティは、トラスト・ストアの場所のパスワードを指定します。

KeyStoreType

このプロパティは、キーストアのタイプを指定します。

Protocol

キー管理のアルゴリズム。

SSLPeerName

識別名パターン。 CipherSuiteが設定されている場合、この変数を使用することによって、常に正しいキュー・マネージャが使用されるようにできます。NULL(デフォルト)に設定すると、キュー・マネージャの識別名はチェックされません。sslCipherSuiteがNULLの場合は、この変数は無視されます。

SSLEnable

このプロパティのtrueまたはfalse値は、Oracle MQ SeriesアダプタでのSSL有効化またはSSL無効化を示します。

userID

このプロパティは、資格証明マッピングが設定されていない場合に使用されます。

password

キュー・マネージャに接続するためのパスワードです。 このプロパティは、資格証明マッピングが設定されていない場合に使用されます。

XATransaction

このプロパティは、XAトランザクションを有効化または無効化するために使用します。 trueに設定すると、XAトランザクションは有効になります。

receiveExit

これは、特定のキューでメッセージを受信するとトリガーされるReceive Exit Javaクラスです。

securityExit

これは、キュー・マネージャへの接続が試行されたときに発生するセキュリティ・フローをカスタマイズできるSecurity Exit Javaクラスです。

sendExit

これは、特定のキューへメッセージを送信するとトリガーされるSend Exit Javaクラスです。


表A-19 Oracle MQ Seriesアダプタのバインディング・プロパティ

プロパティ 説明

adapter.mq.inbound.queueName

このプロパティは、インバウンドMQキューのキュー・マネージャを指定するために使用します。

adapter.mq.inbound.binaryNulls

このプロパティは、バイナリ0(ゼロ)値によるメッセージのデキューに使用します。 このプロパティのデフォルト値はtrueです。


A.7 Oracle JCAアダプタの汎用プロパティ

この項では、すべてのOracle JCAアダプタに適用可能な次のプロパティについて説明します。

それぞれのOracle JCAアダプタに固有のプロパティについては、次を参照してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のOracle JCAアダプタのエンドポイント・プロパティに関する項を参照してください。

表A-20 すべてのOracle JCAアダプタのJCAプロパティ

プロパティ 説明

wsdlLocation

タイプがxs:stringのオプションのadapter-config属性。

アダプタのJCAファイルに関連付けられたWSDLの名前に設定した場合は、JCAファイルおよび関連するWSDLとスキーマのバルク・インポートを実行できるように、Oracle Service BusによってWSDLが自動的に解決されます。

次の例は、adapter-config属性wsdlLocationが対応するWSDLファイルFulFillmentBatch.wsdlの名前に設定されたFulfillmentBatch_jms.jcaファイルを示します。

<adapter-config name="FulfillmentBatch" adapter="Jms Adapter" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata" wsdlLocation="FulfillmentBatch.wsdl" >
...
</adapter-config>