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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementチュートリアル
11gリリース1(11.1.1)
B56243-01
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3 Oracle Internet Directoryレプリケーションの設定

この演習では、Fusion Middleware Controlを使用して、2つのOracle Internet Directoryノード間にLDAPベースのマルチマスター・レプリケーションを設定します。

3.1 開始する前に

この演習を行うには、次の前提条件が必要です。

3.2 LDAPベースのマルチマスター・レプリケーション承諾の設定

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのレプリケーション・ウィザードを使用して、一方向、双方向またはマルチマスターのLDAPレプリカを構成します。この演習では、2つのノード間のマルチマスター承諾を構成します。

次のように作業を進めます。

  1. 「Fusion Middleware Controlへのアクセス」の説明に従って、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにアクセスします。

  2. Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlドメインのホームページの「Fusion Middleware」の「Identity and Access」で、マルチマスター承諾の最初のノードとして使用するOracle Internet Directoryコンポーネントを選択します。Oracle Internet Directoryの該当インスタンスのホームページが表示されます。

  3. 「Oracle Internet Directory」メニューで、「管理」「レプリケーションの管理」を選択します。「レプリケーション承諾」ページが表示されます。このOracle Internet Directoryインスタンスがレプリケーション承諾の一部になるように構成されていない場合は、リストが空になります。

  4. ホスト、ポートおよびレプリケーションDNパスワードを指定してログインします。レプリケーションDNが入力されます。

  5. 「作成」アイコンをクリックしてレプリケーション・ウィザードを起動します。

  6. 「タイプ」ページで、レプリケーション・タイプ「マルチマスター・レプリケーション」を選択します。

  7. 「次へ」をクリックします。「レプリカ」画面に選択したレプリケーション・タイプが表示されます。

  8. 承諾名Testreplicaを入力します。これは、全ノードで一意の名前にする必要があります。

  9. プライマリ・ノードに、現在の(プライマリの)ホストに関する情報が入力されます。セカンダリ・ホストの情報はユーザーが入力する必要があります。セカンダリ・ノードのホスト、ポートおよびレプリケーション・パスワードを入力します。ユーザー名(レプリケーションDN)は自動で入力されます。

  10. 「次へ」をクリックして「設定」ページに移動します。

  11. 「LDAP接続」フィールドで「キープ・アライブ」を選択します。これにより、複数のLDAP操作を実行する際にレプリケーション・サーバーで同じ接続を使用するように指定されます。

  12. デフォルトの「レプリケーション頻度」を使用します。

  13. デフォルトの「管理者操作キュー・スケジュール」を使用します。これは、ディレクトリ・レプリケーション・サーバーがアプリケーション変更プロセスを繰り返す間隔であり、分単位で指定します。

  14. 設定ページには、「レプリケーション・サーバー起動詳細」というセクションも表示されます。これらのセクションは無効のままにします。

  15. 「次へ」をクリックして「有効範囲」ページに移動します。

  16. デフォルトのネーミング・コンテキストのままにします。

  17. 「次へ」をクリックします。「サマリー」ページに、作成するレプリケーション承諾のサマリーが表示されます。

  18. 「終了」をクリックすると、レプリケーション承諾が作成されます。