Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit) B55923-02 |
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この章では、Oracle Adapter for Oracle Applications(Oracle E-Business Suite Adapter)およびOracle Fusion Middleware Adapter for Oracle Applicationsのユーザーズ・ガイドに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Enterprise Content Managementアプリケーション・アダプタの詳細は、第46章「Oracle ECMアプリケーション・アダプタ」を参照してください。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle E-Business Suiteから公開される特定のPL/SQL APIでは、入力としてレコード・タイプを受け取ります。そのようなAPIでは、正常に実行されるようレコード・タイプ内のパラメータにデフォルト値が移入されることが想定されています。
デフォルト値は、文字の場合はFND_API.G_MISS_CHAR
、日付の場合はFND_API.G_MISS_DATE
、数値の場合はFND_API.G_MISS_NUM
です。レコード・タイプ内のパラメータが、次の例に示すようにnil値として渡された場合、Adapter for Oracle Applicationsでデフォルトのこれらの値が設定されます。
<PRICE_LIST_REC> <ATTRIBUTE1 xsi:nil="true"/> <ATTRIBUTE2 xsi:nil="true"/> <ATTRIBUTE3 xsi:nil="true"/> ... </PRICE_LIST_REC>
これは、変換アクティビティを使用して、あるいはXML入力を直接渡して割当てアクティビティ内のレコード・タイプに割り当てることで実現できます。
Oracle E-Business Suiteリリース11iに対して作成されたPL/SQL APIのSOAコンポジットがあり、リリース12のインスタンスに対して使用する場合、またはその逆の場合、ターゲット・インスタンスで互換性をとるためにSOAコンポジットのラッパー・パッケージを再作成する必要があります。この方法では、ターゲット・インスタンスに対して生成されたラッパーSQLファイルでシグネチャが更新され、シグネチャが同じか変更されたかについてターゲット・インスタンスで混乱されないようにします。
この時点で既知の構成の問題はありません。
この項では、Oracle Fusion Middleware Adapter for Oracle Applicationsのユーザーズ・ガイドの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。
第2章「Adapter for Oracle Applicationsの機能」のOracle Integration Repositoryのサポートに関する項で、第1段落の最後の文に次の記述があります。
「これらのインタフェースは、Oracle Integration Repositoryの要件に従って設計時にその定義にアノテーションが付けられるため、公開されます。」
この文は間違っており、段落から削除する必要があります。
付録B「トラブルシューティングおよび回避方法」の一般的な問題および回避方法に関する項で、次の箇条書きがあります。
コンカレント・プログラムおよびE-Commerceゲートウェイ・インタフェースに対する1回かぎりの回避方法
コンカレント・プログラムおよびE-Commerceゲートウェイ・インタフェースを操作する場合、特定のE-Business Suiteインスタンスに対して次の回避方法を1回のみ実行する必要があります。
注意: この操作により、アダプタ構成ウィザードがバックグラウンドで生成したPL/SQLラッパーのDEFAULT句を保持できないという既知の問題を回避します。 |
アダプタ構成ウィザードを起動する前に、(SQL*Plusを使用して)次のSQLファイルをappsスキーマにロードし、コンカレント・プログラムまたはE-Commerceゲートウェイ・インタフェースのサービスを作成します。
ORACLE_HOME\bpel\samples\tutorials\150.AppsAdapter\OrderImportConcurrentProgram\bpel\XX_BPEL_FND_REQUEST_SUBMIT_REQUEST.sql
コンカレント・プログラムおよびE-Commerceゲートウェイ・インタフェースはSQLファイルをロードしなくても正常に動作するため、この1回かぎりの回避方法は、削除する必要があります。