Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit) B55923-02 |
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この章では、Oracle Business Process Management(BPM)に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、Oracle BPM Studioの問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
20.1.1.4項「SOAコンポジットからサービスまたは参照を削除してもカスタマイズされたサービスまたは参照が削除されない問題」
20.1.1.6項「SOAコンポジットから参照を削除してもヒューマン・タスクのペイロード構成からその参照が削除されない問題」
20.1.1.10項「Oracle BPM Suiteを使用して作成したヒューマン・タスクでTrueに設定されるenableAutoClaimプロパティ」
20.1.1.14項「OracleBPMProcessRolesAppコンテキストから割り当てる必要のあるアプリケーション・ロール」
20.1.1.15項「BPAプロジェクトから作成したBPMプロジェクトに構成する必要のあるBPMNフロー・オブジェクトの実装」
20.1.1.18項「ビジネス・ルールに基づくヒューマン・タスクの割当ての定義時にXSDファイルから手動で削除する必要のある余分なスラッシュ」
BPMNプロセスを編集するには、常にプロセス・エディタを使用する必要があります。BPMNプロセスのWSDLを直接編集しないでください。直接編集すると、変更内容を保存できず、複数のエラー・メッセージが表示されます。
動的エンドポイント・プロパティは、今回のリリースのBPMでは使用できません。
Oracle BPMで使用するSOAコンポーネントにエンドポイント・プロパティを設定するには、BPELプロセスを使用してSOAコンポーネントを起動し、Oracle BPMからBPELプロセスを起動します。
ビジネス・ルール・タスクは、BPMNプロセス内にOracle Business Rulesを組み込むために使用します。ビジネス・ルール・タスクの構成プロパティの一部として使用するビジネス・ルールを指定できます。
ただし、このプロパティはcomposite.xmlで編集できません。Oracle BPM Studioのユーザー・インタフェースを使用して、ビジネス・ルールに対する参照を編集または削除してください。
カスタマイズされたサービスまたは参照をSOAコンポジットから削除しても、Oracle BPM Studioでは、カスタマイズされたコンポーネントはビジネス・カタログから削除されません。BPMプロジェクトを作成する前に、カスタマイズされたコンポーネントをビジネス・カタログから手動で削除する必要があります。
XPathデータ・アソシエーション・エディタでは、値を引数およびデータ・オブジェクトに割り当てるための式が検証されません。ユーザーは、XPathデータ・アソシエーションで使用されるXPath式が有効であることを確認する必要があります。無効なXPath式を使用すると、実行時にエラーが発生します。
SOAコンポジットから参照を削除しても、その参照を使用するヒューマン・タスクのペイロードからは参照が削除されません。
参照の削除後に、削除された参照を使用するヒューマン・タスクからその参照を削除する必要があります。
今回のリリースでは、コレクションの要素のデータ・アソシエーションは、使用できません。コレクションの要素に値を割り当てるには、XLS変換を使用します。
同じエラーまたはメッセージに対応する複数の捕捉イベントを定義しないでください。最初の捕捉イベントのみが起動され、残りの捕捉イベントは無視されます。
BPMプロジェクトをデプロイすると、存在しない組織単位はすべて作成されます。ただし、プロジェクトを再デプロイする場合、既存の組織単位が変更されていても、その変更は更新されません。
ビジネス管理者は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Process Managementのユーザーズ・ガイドの記載に従って、Oracle BPMワークスペースを使用してこれらの変更を追加する必要があります。
Oracle BPM Suiteを使用してヒューマン・タスクを作成すると、enableAutoClaimプロパティはデフォルトでtrueに設定されます。
フロー・オブジェクトでデータ・アソシエーションを構成する場合、単純型に基づく単純XML要素を互換性のある基本データ・オブジェクトにマップできます。
メッセージ・イベントおよび送受信タスクの実装プロパティでは、「イニシエータ・ノード」リストにイニシエータ・フロー・オブジェクトの名前が表示されます。BPMNプロセスには、同じ名前で複数のフロー・オブジェクトを含めることができます。プロセス内のすべてのフロー・オブジェクトに異なる名前を使用することをお薦めします。同じ名前を使用すると、「イニシエータ・ノード」リストに同じ名前で複数の項目が表示され、選択する項目を識別するのが難しくなります。
Approval Managementのプッシュバック・タスク操作は、集計コンテキストではサポートされません。かわりに情報タスク操作のリクエストを使用してください。
Oracle BPM Studioを使用して、ユーザーのプロセスで定義されたロールをOracle WebLogic Serverで定義されたアプリケーション・ロールにマップできます。
ただし、使用するアプリケーション・ロールは、常にOracleBPMProcessRolesAppアプリケーション・コンテキストの一部として定義されている必要があります。OracleBPMProcessRolesAppで定義されたアプリケーション・ロールのみが、実行時に使用されます。
ゲートウェイ、ビジネス・ルール、ヒューマン・タスクなどの特定のBPMNフロー・オブジェクトの実装は、BPAプロジェクトから作成したBPMプロジェクトに構成する必要があります。この操作を行わないと、BPMプロジェクトの作成時にエラーが発生します。
階層プロバイダ・プラグインを構成しない場合、次のリスト・ビルダーは動作しません。
ジョブ・レベル
位置
階層プラグインが構成されない場合、スーパーバイザ・リスト・ビルダーでは、LDAP管理チェーンを使用します。
今回のリリースでは、サブプロセスにカウンタ・マークを追加できません。
この問題を回避してカウンタ・マークを追加するには、サブプロセスの開始イベントの直後にアクティビティを追加し、そのアクティビティにカウンタ・マークを追加します。
BPM Suiteで、ビジネス・ルールに基づいてヒューマン・タスクの割当てを定義する場合、デシジョン・サービスのXSDを編集してimport文から余分なスラッシュを削除する必要があります。
たとえば、次の文を置換します。
schemaLocation="oramds:///soa/shared/workflow/TaskEvidenceService.xsd"
次のimport文に置換します。
schemaLocation="oramds:/soa/shared/workflow/TaskEvidenceService.xsd"
1つのプロジェクトに20を超えるビジネス・インジケータを定義しないでください。ビジネス・インジケータ名の平均の長さは、15文字である必要があります。
この項では、Oracle BPM Process Composerの問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
デプロイ権限も保持する承認者を指定する場合、最初はデプロイ・オプションが表示されません。Oracle BPMプロジェクトをデプロイするには、最初に承認を選択する必要があります。承認ワークフローが完了すると、プロジェクトをデプロイするオプションが使用可能になります。
Adobe Flash Playerには、中国語、韓国語および日本語の文字入力に関連する不具合があります。これにより、プロセス・エディタ内でフロー・オブジェクト・ラベルを編集する際にOracle Business Process Composerで問題が発生します。
詳細は、http://bugs.adobe.com/jira/browse/FP-501を参照してください。
この問題を解決するには、Microsoft Internet Explorerバージョン7を使用します。
この項では、Oracle BPMワークスペースおよびプロセス・スペースの問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
プロセス・スペースのグループ・スペースを開いたままドキュメント・サービスを停止する場合に、インスタンスのインスタンス・グループ・スペースを起動すると、インスタンス・グループ・スペースが作成されます。ただし、このインスタンス・グループ・スペースを開くと、「インスタンス'null'は使用できません。」というエラー・メッセージが返されます。この問題は、新規作成されたグループ・スペースにカスタム属性のinstanceId
が含まれないために発生します。
回避方法として、管理者は次の手順を実行する必要があります。
プロセス・インスタンス・グループ・スペースの「設定」に移動します。
カスタム属性に移動します。
カスタム属性のinstanceId
を作成し、値としてプロセス・インスタンス識別子を関連付けます。
プロセスにファイルを添付する場合、そのファイルは2MB以下にする必要があります。
ダッシュボードで、あるウィジェットから別のウィジェットにドリルダウンする場合、一部のフィルタ条件が適用されないことがあります。
Oracle Business Process Managementワークスペースにログインし、組織メンバーシップを変更する場合、それらの変更は、一度ログアウトして再度ログインするまでインタフェースに反映されません。この理由は、パフォーマンス向上を目的として、ユーザーがプロセス・ワークスペースにログインしたときに組織単位情報がキャッシュされるためです。
設計時に、ロールからメンバーを削除してプロセスを更新し、そのプロセスを再デプロイしても、削除したメンバーが引き続きそのロールのメンバーとしてリストされます。この理由は、ロールからメンバーを削除する権限が、実行時の管理者に制限されているためです。
ロールからメンバーを削除する場合、管理者は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Process Managementのユーザーズ・ガイドの記載に従って、Oracle Business Process Managementワークスペースを使用する必要があります。
多数のユーザーが存在する場合、タイムアウトを5分以下に設定します。これを行うには、BPMワークスペースの.ear
ファイルを展開してweb.xml
ファイルを開き、タイムアウト・パラメータを更新します。
BPMワークスペースで監査証跡を表示する場合、BPMNフロー要素ラベルのフォールバック・メカニズムは、不適切です。
ブラウザ言語のラベルが存在しない場合、要素の最初のラベル(つまり、ローカライズされたラベル・リストの最初のラベル)が使用されます。この場合、各アクティビティの最初のロケールが常に同じであるとはかぎらないため、翻訳が混在します。
この問題を回避するには、すべてのアクティビティで最初のロケールを同じにします。
「プロセス・トラッキング」ページからタスクのURL添付ファイルにアクセスすることはできません。
この項では、Oracle BPMN管理の問題および回避方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
ログ・ファイルに次のエラーが記録されることがあります。
java.sql.SQLIntegrityConstraintViolationException: ORA-00001: 割当て制限を超えたときに一意制約(SH_SOAINFRA.BPM_AUDIT_QUERY_PK)に違反しました
この場合、次の手順を使用して割当て制限を増やしてください。
次のSQLコマンドを実行します。
update BPM_AUDIT_SEQUENCE set seq_count = ( select max(query_id) from bpm_audit_query) +1 where seq_name = 'AUDIT_QUERY_SEQ';
サーバーを再起動します。
この時点でOracle Business Process Managementに関する既知の構成の問題または回避方法はありません。
この時点でOracle Business Process Managementに関する既知のドキュメントの訂正箇所はありません。