ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit)
B55923-02
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

1 概要

この章では、Oracle Fusion Middlewareのリリース・ノートの概要を説明します。内容は次のとおりです。

1.1 最新リリース情報

このマニュアルの内容は、発行時点における正確な情報です。オラクル社では、ソフトウェアのリリース後、リリース・ノートを定期的に更新します。リリース・ノートの最新情報および追加情報には、次のURLにあるOracle Technology Networkからアクセスできます。

http://www.oracle.com/technology/documentation/

1.2 このマニュアルの目的

このマニュアルには、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)のリリース情報が含まれています。このマニュアルでは、Oracle Fusion Middlewareに実際に搭載されている機能とマニュアルに記載されている機能との相違点について説明します。

製品をインストールまたは使用する前に、このマニュアルの内容を確認することをお薦めします。

1.3 オペレーティング・システムの要件

Oracle Fusion Middlewareのインストールおよび構成を正常に完了するには、インストール前にハードウェアおよびソフトウェアの前提条件の要件を満たす必要があります。オペレーティング・システムの要件の完全なリストは、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』を参照してください。

1.4 動作保証情報

この項の内容は次のとおりです。

1.4.1 Oracle Fusion Middlewareの動作保証情報の場所

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)の最新の動作保証情報は、次のURLにある「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」セントラル・ハブで確認できます。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

1.4.2 動作保証の例外

この項では、Oracle Fusion Middleware 11gの動作保証に関する既知の問題(例外)とその回避方法について説明します。Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)の特定のコンポーネントに関する既知の問題のリストは、その特定のコンポーネントに対応するリリース・ノートを参照してください。

1.4.2.1 Oracle Database 11.2.0.1でのOracle Fusion Middleware 11g R1の動作保証情報

Oracle Internet DirectoryをDatabase Vaultと組み合せて構成する場合、次の手順を実行します。

  1. パッチ8897382を適用してOracle Bug#8897382を修正します。


    注意:

    次の回避方法は、Oracle Fusion Middlewareのリリース番号が11.1.1.1.0(11gR1)の場合にのみ使用する必要があります。この問題は、11.1.1.2.0で修正される予定です。

  2. <OH>/ldap/datasecurity/dbv_oid_command_rules.sqlファイルを編集してOracle Bug#8987186に回避方法を適用するため、次の宣言を見つけます。

    /declare
     begin
          dvsys.dbms_macadm.CREATE_COMMAND_RULE(
          command => 'CONNECT'
          ,rule_set_name => 'OID App Access'
          ,object_owner => 'ODS'
          ,object_name => '%'
          ,enabled => 'Y');
     commit;
    end;/
    

次の太字で示されている行を変更します。

/declare
 begin
      dvsys.dbms_macadm.CREATE_COMMAND_RULE(
      command => 'CONNECT'
      ,rule_set_name => 'OID App Access'
      ,object_owner => '%'
      ,object_name => '%'
      ,enabled => 'Y');
 commit;
end;/

1.4.2.2 Windows VistaクライアントでのExcelエクスポートの問題

Vistaでは、ユーザー・アカウント制御(UAC)システムが有効な場合、アプレットでローカル・ファイルシステムにファイルを作成できません。この問題は、UAC設定がVistaで有効化されており、Discoverer Plusなどのコンポーネントを使用している場合に発生することがあります。Discoverer Plusを起動して指定したディレクトリにワークシートをエクスポートすると、エクスポート操作は成功しますが、エクスポートしたファイルはディレクトリに存在しません。この問題を回避するには、UACを無効化して保護モードをOFFに設定します。詳細は、Oracle Bug#8410655および7328867を参照してください。

1.4.2.3 Windows VistaとWindows XPでのOracle FormsおよびOracle Reports 11gのインストーラの問題

Windows VistaとWindows XPでは、Oracle FormsおよびOracle Reportsで設計時環境(ビルダー)のみがサポートされます。ただし、Oracle Installerの「コンポーネントの構成」画面では、「サーバー・コンポーネント」管理コンポーネントおよび「システム・コンポーネント」はデフォルトで選択されますが、開発者ツールは選択されません。Windows VistaおよびWindows XPコンピュータにOracle Forms BuilderまたはOracle Reports Builderをインストールする場合、次の操作を行う必要があります。

  • Oracle Forms BuilderやOracle Reports Builderなどの開発者ツールを選択します。それぞれに対応する各サーバー・コンポーネントは自動的に選択されます。

  • システム・コンポーネントおよび管理コンポーネントをすべて選択解除します。

  • PortalおよびDiscovererツールを選択解除します。インストーラの「コンポーネントの構成」画面で「Discoverer」を選択しなくても、2つのDiscovererコンポーネント(Discoverer AdminおよびDiscoverer Desktop)はインストールされます。これは、リリース11.1.1.1.0での正常な動作です。

Oracle Formsでは、Windows VistaとWindows XPでOracle HTTP Serverなどのシステム・コンポーネントがサポートされないため、次の機能は使用できません。

  1. Oracle FormsおよびReportsの統合。

  2. 仮想ディレクトリの作成。

1.4.2.4 特定のブラウザでの制限事項

1.4.2.4.1 Oracle WebCenterでポートレットを追加するとInternet Explorerブラウザが空白になる問題

Internet Explorerを使用してOracle WebCenterにポートレットを追加すると、ページが空白になることがあります。ページが空白になると、ブラウザのステータス・バーにダウンロード・メッセージが表示されます。ただし、何もダウンロードされず、ブラウザは「戻る」ボタンをクリックするまで空白のままです。この問題が発生すると、ポートレットはブラウザの「戻る」ボタンをクリックした場合にのみ表示されます。この問題は、Firefoxでは発生しません。

この問題を回避するには、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックします。

1.4.2.4.2 Internet Explorer 7でJSPXページの出力が表示されない問題

JSPXページをデプロイし、Internet Explorer 7(IE7)を使用してアクセスすると、ページ・コンテンツのかわりにXHTMLソースが表示されます。この問題は、normalモードとosjp.nextモードの両方で発生します。

この問題を回避するには、FirefoxまたはSafariを使用してアプリケーションにアクセスするようアプリケーション・ユーザーに指示します。

1.4.2.4.3 Internet Explorer 7でSVGファイルの出力が表示されない問題

Scalar Vector Graphics(SVG)を使用してページをデプロイし、Internet Explorer 7(IE7)を使用してアクセスすると、ページのグラフィック・コンテンツのかわりにソースが表示されます。この問題は、normalモードとosjp.nextモードの両方で発生します。

この問題を回避するには、アプリケーション開発者が、各自のアプリケーションにおいてIE7でネイティブにサポートされないSVGグラフィックの使用を避ける必要があります。使用する場合は、次のような警告を追加してください。

All current browsers, with the exception of Internet Explorer, support SVG files. Internet Explorer requires a plug-in to display SVG files. The plug-ins are available for free, for example, the Adobe SVG Viewer at http://www.adobe.com/svg/viewer/install/.
1.4.2.4.4 Discoverer PlusのJavaプラグインがFirefoxに自動的にダウンロードされない問題

Java 1.6のインストールされていないコンピュータ上のMozilla Firefoxブラウザを使用してDiscoverer Plusに接続しようとした場合、FirefoxではJRE 1.6プラグインが自動的にダウンロードされません。かわりに、Firefoxには「このページをすべて表示するにはプラグインを追加する必要があります。」というメッセージが表示されます。

この問題を回避するには、「プラグインを追加」リンクをクリックしてJRE 1.6プラグインをダウンロードし、手動でインストールします。

1.4.3 Sun JDK 1.6.0_07から1.6.0_11へのアップグレード

詳細は、2.1.5項「Oracleホーム・ディレクトリでのSun JDKのアップグレード」を参照してください。

1.5 ライセンス情報

Oracle Fusion Middlewareのライセンス準拠に関する詳細情報は、次のURLで入手可能です。

http://www.oracle.com/technology/products/ias/index.html