ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Linux x86
B55924-02
  ドキュメント・ライブラリへ
ドキュメント・ライブラリへ
製品リストへ
製品リストへ
目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

13 Oracle Adapter for Oracle Applications(Oracle E-Business Suite Adapter)

この章では、Oracle Adapter for Oracle Applications(Oracle E-Business Suite Adapter)およびOracle Fusion Middleware Adapter for Oracle Applicationsのユーザーズ・ガイドに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

13.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

13.1.1 PL/SQL APIを使用する場合のレコード・タイプに対するデフォルト値の移入

Oracle E-Business Suiteから公開される特定のPL/SQL APIでは、入力としてレコード・タイプを受け取ります。そのようなAPIでは、正常に実行されるようレコード・タイプ内のパラメータにデフォルト値が移入されることが想定されています。

デフォルト値は、文字の場合はFND_API.G_MISS_CHAR、日付の場合はFND_API.G_MISS_DATE、数値の場合はFND_API.G_MISS_NUMです。レコード・タイプ内のパラメータが、次の例に示すようにnil値として渡された場合、Adapter for Oracle Applicationsでデフォルトのこれらの値が設定されます。

<PRICE_LIST_REC>
<ATTRIBUTE1 xsi:nil="true"/>
<ATTRIBUTE2 xsi:nil="true"/>
<ATTRIBUTE3 xsi:nil="true"/>
...
</PRICE_LIST_REC>

これは、変換アクティビティを使用して、あるいはXML入力を直接渡して割当てアクティビティ内のレコード・タイプに割り当てることで実現できます。

13.1.2 既存のPL/SQL SOAコンポジットを異なるリリースのインスタンスに使用する際のラッパー・パッケージの再作成

Oracle E-Business Suiteリリース11iに対して作成されたPL/SQL APIのSOAコンポジットがあり、リリース12のインスタンスに対して使用する場合、またはその逆の場合、ターゲット・インスタンスで互換性をとるためにSOAコンポジットのラッパー・パッケージを再作成する必要があります。この方法では、ターゲット・インスタンスに対して生成されたラッパーSQLファイルでシグネチャが更新され、シグネチャが同じか変更されたかについてターゲット・インスタンスで混乱されないようにします。

13.2 構成の問題および回避方法

この時点で既知の構成の問題はありません。

13.3 ドキュメントの訂正箇所

この項では、Oracle Fusion Middleware Adapter for Oracle Applicationsのユーザーズ・ガイドの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。

13.3.1 設計時にアノテーションが付けられるインタフェース定義の削除

第2章「Adapter for Oracle Applicationsの機能」のOracle Integration Repositoryのサポートに関する項で、第1段落の最後の文に次の記述があります。

「これらのインタフェースは、Oracle Integration Repositoryの要件に従って設計時にその定義にアノテーションが付けられるため、公開されます。」

この文は間違っており、段落から削除する必要があります。

13.3.2 コンカレント・プログラムおよびE-Commerceゲートウェイ・インタフェースに対する1回かぎりの回避方法に関する記述の削除

付録B「トラブルシューティングおよび回避方法」の一般的な問題および回避方法に関する項で、次の箇条書きがあります。

  • コンカレント・プログラムおよびE-Commerceゲートウェイ・インタフェースに対する1回かぎりの回避方法

    コンカレント・プログラムおよびE-Commerceゲートウェイ・インタフェースを操作する場合、特定のE-Business Suiteインスタンスに対して次の回避方法を1回のみ実行する必要があります。


    注意:

    この操作により、アダプタ構成ウィザードがバックグラウンドで生成したPL/SQLラッパーのDEFAULT句を保持できないという既知の問題を回避します。

    アダプタ構成ウィザードを起動する前に、(SQL*Plusを使用して)次のSQLファイルをappsスキーマにロードし、コンカレント・プログラムまたはE-Commerceゲートウェイ・インタフェースのサービスを作成します。

    ORACLE_HOME\bpel\samples\tutorials\150.AppsAdapter\OrderImportConcurrentProgram\bpel\XX_BPEL_FND_REQUEST_SUBMIT_REQUEST.sql

コンカレント・プログラムおよびE-Commerceゲートウェイ・インタフェースはSQLファイルをロードしなくても正常に動作するため、この1回かぎりの回避方法は、削除する必要があります。