この章では、様々なFusion Middleware製品インストールに対して、WebLogicドメインを構成するために使用するWebLogicドメインおよび拡張テンプレートについて説明します。これらのほとんどのテンプレートについて、Oracle Fusion Middlewareの構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」または「拡張ソースの選択」画面でテンプレートを選択することで、ドメインの作成または拡張ができます。また、オフライン・モードでWebLogic Scripting Tool (WLST)を使用することで、これらのテンプレートを使用したドメインの作成または拡張ができます。詳細は、「テンプレート・ツール」を参照してください。
製品をインストールすると、製品に関連したテンプレートのみがインストールされます。この章で説明するOracle JRFテンプレートなどのようなテンプレートは複数のFusion Middleware製品のドメインに適用されます。他のテンプレートは、単一のFusion Middleware製品のドメインに適用されるため、これ以外のFusion Middleware製品インストールには含まれません。
この章では、次の項について説明します。
各テンプレート・セクションには、次のテンプレート情報が含まれています。
テンプレート・タイプ: テンプレートには、ドメインまたは拡張の2つのタイプがあります。
ドメイン・テンプレートでは、管理サーバー、クラスタ、サーバー、アプリケーション、サービス、セキュリティ・オプションおよびその他のオプションなど、WebLogicドメイン内のリソース一式が定義されます。特定の製品インストールは、1つのドメイン・テンプレートに基づきます。
拡張テンプレートでは、アプリケーション、ライブラリ、サービスおよびその他のオプションなどのリソースが既存のドメインに追加されます。特定の製品インストールでは、ドメインを完成させるために1つまたは複数の拡張テンプレートが必要な場合があります。
グループ・テンプレートは、テンプレート依存のコレクションからなるXMLファイルです。これによって、複数の依存テンプレートを必要とするテンプレートでそれらの取得処理が簡略化されます。
構成ウィザードを使用して製品ドメインを作成する場合、インストールする製品用にドメイン・テンプレートおよび拡張テンプレートを同時に選択することができます。
テンプレート名とバージョン: テンプレート(製品)名とテンプレート・バージョンを示します。構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」または「拡張ソースの選択」画面でテンプレートが選択可能な場合、この名前が構成ウィザードにリストされます。
テンプレート依存: 特定のセクションで説明されているテンプレートで必要とされるリソースを、指定した順序でドメインに提供する前提条件テンプレートです。構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」または「拡張ソースの選択」画面で製品リストを選択すると、構成ウィザードではすべての前提条件テンプレートが自動的に選択されます。
テンプレートJARファイルと場所: JARファイル名とミドルウェア・ホーム・ディレクトリでの場所です。WLSTスクリプトを使用して製品ドメインを設定するときにのみ、この情報が必要になります。
この項では、様々なFusion Middleware製品用にWebLogicドメインにEnterprise Managerリソースを追加するときに使用されるEnterprise Managerテンプレートについて説明します。現在、3つのEnterprise Manager JARファイルがあり、このすべてのファイルはFusion Middlewareの構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」画面で製品を選択したときにインストールされます。
このテンプレートを使用して、ドメインにOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを追加できます。Fusion Middleware Controlは、Oracle Fusion Middlewareの監視および管理に使用するWebブラウザ・ベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェースです。
Oracle WebLogic Server管理コンソールとともに、Fusion Middleware Controlでは、Oracle WebLogic Serverドメイン、インストールおよび構成したOracle Fusion Middlewareコンポーネント、およびデプロイされるアプリケーションなどOracle Fusion Middlewareの環境を管理するツールが提供されます。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのより詳細な情報は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの使用に関するスタート・ガイドに関する項を参照してください。
注意: [このテンプレートは、提供したままのものを使用してください。テンプレートを変更すると、ドメインで問題が発生する可能性があります。]] |
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-1 Oracle Enterprise Managerテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Enterprise Manager - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
このテンプレートは、複数のテンプレートJARファイルからなります。Oracle Fusion Middlewareをインストールすると、これらのJARファイルは次のディレクトリに配置されます。 ORACLE_COMMON_HOME/common/applications/templates テンプレートは、テンプレート・ディレクトリ内にある次のJARファイルからなります。
|
この項では、ECMの製品がインストールされているWebLogic Serverドメインを拡張(リソースを追加)するために使用されるEnterprise Content Management (ECM)テンプレートについて説明します。ECMドメインでは、他の製品のテンプレートも必要となる場合があります。これについては、この章の別の場所で説明しています。
注意: [この項で説明したテンプレートは、提供したままのものを使用してください。テンプレートを変更すると、ドメインで問題が発生する可能性があります。]] |
この項では、次のテンプレートについて説明します。
Oracle Universal Content Management (UCM)コア・テンプレートによって、UCMヘルプ、UCM Webサービス、UCM Native WebサービスおよびDavサービスがデプロイされます。これらのデプロイとともに、UCMとECM製品でレコード管理によって使用されるoracle.xdo.runtime
共有ライブラリおよびReportPublisherライブラリも定義されます。
コア・テンプレートにより、管理対象サーバーのsetDomainEnv
スクリプトもUCM_ORACLE_HOME
環境変数の定義で更新され、また、idcloader.jar
とnativeosutils.jar
を組み込むためにこのスクリプトで定義したCLASSPATH
エントリが更新され、ucm_oracle_home
/ucm/idc/bin/idcCommEnv
スクリプトを調達する行が追加されます。JRFおよびEnterprise Managerのテンプレートへの依存もコア・テンプレートによって定義されます。
注意: このテンプレートの依存としてリストされたOracle Enterprise Manager Plugin for UCMテンプレートは、内部テンプレートです。Universal Content Management (UCM)コア・テンプレートを選択した場合、またはWLSTスクリプトでUCMコア・テンプレートを指定した場合、自動的に呼び出されます。このため、構成ウィザードで選択可能なコンポーネントとして表示されず、WLSTスクリプトで指定する必要がありません。 |
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-2 Oracle UCMコア・テンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張テンプレート |
テンプレート名とバージョン |
Oracle UCM Core - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ECM_HOME\common\templates\applications\oracle.ucm.core_template_11.1.1.jar |
Oracle Universal Content Management - Content Serverテンプレートはコア・テンプレートに依存し、デフォルトの管理対象サーバー(UCM_server1)とポート(16200)を定義してテンプレートを拡張します。また、CSDSデータ・ソースを定義して、デフォルトの管理対象サーバーと関連付けます。
注意: このテンプレートの依存としてリストされたOracle Enterprise Manager Plugin for UCMテンプレートは内部テンプレートです。Content Serverテンプレートを選択した場合、またはWLSTスクリプトでContent Serverテンプレートを指定した場合、自動的に呼び出されます。このため、構成ウィザードで選択可能なコンポーネントとして表示されず、WLSTスクリプトで指定する必要がありません。 |
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-3 Oracle Universal Content Management - Content Serverテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張テンプレート |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Universal Content Management - Content Server 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ECM_HOME\common\templates\applications\oracle.ucm.cs_template_11.1.1.jar |
このテンプレートでは、Oracle Universal Records Managementアプリケーションが既存のドメインに追加されます。
注意: このテンプレートの依存としてリストされたOracle Enterprise Manager Plugin for UCMテンプレートは内部テンプレートです。Universal Content Management (UCM)コア・テンプレートを選択した場合、またはWLSTスクリプトでUCMコア・テンプレートを指定した場合、自動的に呼び出されます。このため、構成ウィザードで選択可能なコンポーネントとして表示されず、WLSTスクリプトで指定する必要がありません。 |
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-4 Oracle Universal Records Managementテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張テンプレート |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Universal Records Management - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ECM_HOME\common\templates\applications\oracle.ucm.urm_template_11.1.1.jar |
Oracle Information Rights Managementテンプレートによって、Oracle Information Rightsサーバーが既存のドメインに追加されます。
注意: このテンプレートの依存としてリストされたOracle Enterprise Manager Plugin for IRMテンプレートは内部テンプレートです。Information Rights Managementテンプレートを選択した場合、またはWLSTスクリプトでInformation Rights Managementテンプレートを指定した場合、自動的に呼び出されます。このため、構成ウィザードで選択可能なコンポーネントとして表示されず、WLSTスクリプトで指定する必要がありません。 |
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-5 Oracle Information Rights Managementテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Information Rights Management - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ECM_HOME\common\templates\applications\oracle.irm_template_11.1.1.jar |
Oracle Imaging and Process Managementテンプレートでは、Oracle Imaging and Process Managementの製品を使用したドメインの作成または拡張をする機能が提供されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-6 Oracle Imaging and Process Managementテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Imaging and Process Management - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ECM_HOME/common/templates/applications/oracle.ipm_template_11.1.1.jar |
Oracle Universal Content Management - Inbound Refineryテンプレートでは、Inbound RefineryサーバーとUCM Inbound Refineryアプリケーションが既存のドメインに追加されます。
注意: このテンプレートの依存としてリストされたOracle Enterprise Manager Plugin for UCMテンプレートは内部テンプレートです。Inbound Refineryテンプレートを選択した場合、またはWLSTスクリプトでInbound Refineryテンプレートを指定した場合、自動的に呼び出されます。このため、構成ウィザードで選択可能なコンポーネントとして表示されず、WLSTスクリプトで指定する必要がありません。 |
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-7 Oracle Universal Content Management - Inbound Refineryテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Imaging and Process Management - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ECM_HOME/common/templates/applications/oracle.ucm.ibr_template_11.1.1.jar |
この項では、次のOracle SOA Suiteテンプレートについて説明します。
Oracle SOA Suiteテンプレートでは、データ・ソース、Java Messaging Service (JMS)、アプリケーション(SOAインフラストラクチャ、Oracle BPM WorklistおよびOracle B2Bユーザー・インタフェース)、およびJCAアダプタ(ファイル、FTP、ソケット、データベース、アドバンスト・キューイング(AQ)、JMS、Oracle ApplicationsおよびMQシリーズ)が構成されます。
次の表には、Oracle SOA Suiteテンプレートの基本情報が記載されています。
表3-8 Oracle SOA Suiteテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle SOA Suite - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.soa_11.1.1_template.jar |
Oracle BAMテンプレートによって、Oracle BAM ServerとOracle BAM Webアプリケーション層が構成されます。
次の表には、Oracle BAMテンプレートの基本情報が記載されています。
表3-9 Oracle Business Activity Monitorテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Business Activity Monitor - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.bam_11.1.1_template.jar |
Oracle Business Rules拡張テンプレートでは、Oracle Business Rulesコンポーネントとoracle.rules
ライブラリが構成されます。
次の表には、Oracle Business Rules拡張テンプレートの基本情報が記載されています。
Oracle User Messaging Service for SOAテンプレートは、Oracle User Messaging ServiceおよびOracle User Messaging Service Driversテンプレートを1つの簡素化されたSOA依存にまとめたグループ・テンプレートです。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-11 Oracle User Messaging Service for SOAテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
グループ・テンプレート |
テンプレート名とバージョン |
Oracle User Messaging Service for SOA - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレート・グループ・ファイルと場所 |
ORACLE_HOME\common\templates\groups\oracle.ums.soa_group_11.1.1.xml |
この項では、OWSMリソースを様々なFusion Middleware製品ドメインに追加するために提供されるOWSMテンプレートについて説明します。「Oracle WSM Policy Managerテンプレート」で説明しているように、現在1つのOWSMテンプレートが使用できます。
注意: [この項で説明したテンプレートは、提供したままのものを使用してください。テンプレートを変更すると、ドメインで問題が発生する可能性があります。]] |
WSM PMテンプレートは、WSM Policy Manager JEEアプリケーションのデプロイおよび構成に使用されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
この項では、次のOracle User Messaging Serviceテンプレートについて説明します。
Oracle User Messaging Serviceテンプレート
Oracle User Messaging Service Driversテンプレート
Oracle User Messaging Service Worklist Driverテンプレート
Oracle WebLogic Communications Service Client Library拡張テンプレート
注意: 構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」および「拡張ソースの選択」画面にある製品リストからは、Oracle User Messaging Serviceテンプレートの表示または選択ができません。この項で説明したテンプレートは、提供したままのものを使用してください。テンプレートを変更すると、ドメインで問題が発生する可能性があります。 |
Oracle User Messaging Serviceテンプレートでは、Oracle User Messaging Serviceが構成されます。このコンポーネントはOracle SOA Suiteの一部であり、電子メール、IM、SMSやボイスなどのメッセージング・チャネルを使用してエンド・ユーザーとの間でアラートおよび通知を送受信するためのサービスを提供します。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-13 Oracle User Messaging Serviceテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle User Messaging Service - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.ums_template_11.1.1.jar |
Oracle User Messaging Service Driversテンプレートでは、IM (XMPP)、SMS (SMPP)およびボイス(VoiceXML)用のOracle User Messaging Serviceドライバが構成されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-14 Oracle User Messaging Service Driversテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle User Messaging Service Drivers - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.ums.drivers_template_11.1.1.jar |
Oracle User Messaging Service Driverテンプレートでは、Oracle User Messaging Service Worklistドライバが構成されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-15 Oracle User Messaging Service Worklistテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle User Messaging Service Worklist Driver - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.ums.driver.worklist_template_11.1.1.jar |
Oracle WebLogic Communications Service Client Library拡張テンプレートでは、Oracle WebLogic Communications Service Client Libraryが構成されます。このライブラリは、Web Serviceクライアントのために、Oracle WebLogic Communications Serviceのプレゼンス、メッセージング、コンタクト管理およびサード・パーティ・コール・サービスを提供します。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-16 Oracle WebLogic Communications Service Client Library拡張テンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle WebLogic Communications Service Client Library Extension - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
Oracle JRF - 11.1.1.0 |
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.communications.client_template_11.1.1.jar |
この項では、次のOracle WebLogic Communication Servicesテンプレートについて説明します。
注意: [この項で説明したテンプレートは、提供したままのものを使用してください。テンプレートを変更すると、ドメインで問題が発生する可能性があります。]] |
Oracle WebLogic Communication Servicesテンプレートでは、単一管理対象サーバー・トポロジーの依存コンポーネントおよびOracle WebLogic Communication Servicesが構成されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-17 Oracle WebLogic Communication Servicesテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle WebLogic Communication Services - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.communications.allinonemanaged_template_11.1.1.jar |
Oracle WebLogic Communication Services All in One Administration Serverテンプレートでは、オールインワン管理サーバー・トポロジのOracle Weblogic Communications Servicesが構成されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-18 Oracle WebLogic Communication Services All in One Administration Serverテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle WebLogic Communication Services All in One Administration Server - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.communications.allinoneadmin_template_11.1.1.jar |
この項では、次のOracle WebLogic SIP Serverドメイン・テンプレートについて説明します。これらのドメイン・テンプレートはWebLogic Serverとともにインストールされ、様々なSIPドメインを作成するために使用できます。
注意: 構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」および「拡張ソースの選択」画面にある製品リストからは、Oracle WebLogic SIPサーバー・ドメイン・テンプレートを表示または選択できません。 |
Oracle WebLogic SIP Server Domain - Geo Topology Site 1テンプレート
Oracle WebLogic SIP Server Domain - Geo Topology Site 2テンプレート
地理的に冗長なSIPドメインを設定するために、Oracle WebLogic SIP Server Domain - Geo Topology Site 1テンプレートはGeo2 Topologyとともに使用されます。地理的冗長性の詳細は、『Oracle WebLogic SIP Server管理者ガイド』を参照してください。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
地理的に冗長なSIPドメインを設定するために、Oracle WebLogic SIP Server Domain - Geo Topology Site 2テンプレートはGeo1 Topologyとともに使用されます。地理的冗長性の詳細は、Oracle WebLogic SIP Server管理者ガイドを参照してください。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
Oracle WebLogic SIP Server Domain - Replicated Topologyテンプレートでは、2つのエンジンおよび2つのレプリカとレプリケートされたSIPクラスタが設定されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
管理サーバーのみで構成されているBasic Oracle WebLogic SIP Serverドメイン・テンプレートは、開発用の基本的なSIPドメインです。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
IMS系のシステムを設定する場合は、Oracle WebLogic SIP Server Domain - Diameter Topologyテンプレートが使用されます。詳細は、Oracle WebLogic SIP Server管理者ガイドを参照してください。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
この項では、次のOracle WebCenterテンプレートについて説明します。
Oracle WebCenter Spacesテンプレートでは、WLS_Spaces
管理対象サーバーが追加され、Oracle WebCenter Spacesアプリケーションおよび必要なライブラリがデプロイされます。また、WebCenterヘルプ・アプリケーションがデプロイされ、MDSおよびWebCenterスキーマにアクセスするためのJDBCデータ・ソースも追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-24 Oracle WebCenter Spacesテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle WebCenter Spaces - 11.1.1.0 |
テンプレート依存 |
注意: Oracle WebCenter Frameworkテンプレートは、直接使用できない内部テンプレートです。 |
テンプレートJARファイルと場所 |
WC_ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.wc_spaces_template_11.1.1.jar |
Oracle Portlet Producersテンプレートでは、WLS_Portlet
管理対象サーバーが追加され、Oracle WebCenterポートレット・プロデューサ・アプリケーション(ポータル・ツールおよびWSRPツール)および必要なライブラリがデプロイされます。また、PortletスキーマにアクセスするためのJDBCデータ・ソースも追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
Oracle Wiki and Blog Serverテンプレートでは、WLS_Services
管理対象サーバーが追加され、Oracle WebCenter Wikiアプリケーションがデプロイされます。また、WikiスキーマにアクセスするためのJDBCデータ・ソースも追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
Oracle WebCenter Discussion Serverテンプレートでは、WLS_Services
管理対象サーバーが追加され、Oracle WebCenterディスカッション・アプリケーションがデプロイされます。また、ディスカッション・スキーマにアクセスするためのJDBCデータ・ソースも追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
この項では、次のOracle Identity Management (IDM)テンプレートについて説明します。
注意: 他のIDMテンプレートの依存としてリストされたOracle IDM Commonテンプレートは内部テンプレートです。構成ウィザード内の他のIDMテンプレートを選択した場合、またはWLSTスクリプトでIDMテンプレートを指定した場合、自動的に呼び出されます。このため、構成ウィザードで選択可能なコンポーネントとして表示されず、WLSTスクリプトで指定する必要はありません。 |
このテンプレートでは、JRFに存在しないIDMシェルおよび他のIDM全体の共通インフラストラクチャ・コンポーネントが提供されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
Oracle Adaptive Access Manager Admin Serverテンプレートでは、Oracle Adaptive Access Manager (OAAM)管理サーバー・アプリケーションが既存のドメインに追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-29 Oracle Adaptive Access Manager Admin Serverテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Adaptive Access Manager Admin Server - 11.1.1.3.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.oaam_admin_11.1.1.3.0_template.jar |
Oracle Adaptive Access Manager - Serverテンプレートでは、Oracle Adaptive Access Manager (OAAM)サーバー・アプリケーションが既存のドメインに追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-30 Oracle Adaptive Access Manager - Serverテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Adaptive Access Manager - Server 11.1.1.3.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.oaam_server_11.1.1.3.0_template.jar |
Oracle Access Managerテンプレートでは、Oracle Access Manager (OAM)サーバーが既存のドメインに追加されます。また、ドメインにOAMアプリケーションおよび認証プロバイダも追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
Oracle Access Manager with Database Policy Storeテンプレートは、JDBCデータ・ソースおよび関連JDBCコンポーネント・スキーマを含むこと以外は、Oracle Access Managerテンプレートと同じです。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-32 Oracle Access Manager with Database Policy Storeテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Access Manager with File Policy Store 11.1.1.3.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.oam_ds_11.1.1.3.0_template.jar |
Oracle Identity Managerテンプレートでは、Oracle Identity Management (OIM)アプリケーションとともに必要なJDBCおよびJMSリソースが既存のドメインに追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-33 Oracle Identity Managerテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Identity Manager - 11.1.1.3.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.oim_11.1.1.3.0_template.jar |
Oracle Authorization Policy Managerコア・テンプレートでは、コアOracle Authorization Policy Manager (APM)コンポーネントがデプロイされ、構成されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-34 Oracle Authorization Policy Managerテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Authorization Policy Manager - Core - 11.1.1.3.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.apm_core_11.1.1.3.0_template.jar |
Oracle Authorization Policy Managerテンプレートでは、Oracle Authorization Policy Manager (APM)がデプロイされ、構成されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
表3-35 Oracle Authorization Policy Managerテンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名とバージョン |
Oracle Authorization Policy Manager - 11.1.1.3.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.apm_11.1.1.3.0_template.jar |
Oracle Identity Navigatorテンプレートでは、Oracle Identity Navigatorアプリケーションが既存のドメインに追加されます。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
この項では、多くのFusion Middleware製品ドメインに必要なリソースを追加するテンプレートについて説明します。ここでは、次のテンプレートを説明します。
注意: [この項で説明したテンプレートは、提供したままのものを使用してください。テンプレートを変更すると、ドメインで問題が発生する可能性があります。]] |
Oracle Java Required Files (JRF)テンプレートでは、WebLogic Serverのインストールに含まれないコンポーネントが構成されます。これらのコンポーネントにより、Oracleビジネス・アプリケーションおよびアプリケーション・フレームワークに共通の機能が提供されます。JRFテンプレートに依存するアプリケーションおよびフレームワークの例として、SOA SuiteおよびWebCenterがあります。
JRFテンプレートは、Oracle ADFおよび他のコア・コンポーネントを使用して開発されたアプリケーションを含むドメインを構成するため、独立で使用されることもあります。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
Oracle JRF Asynchronous Web Servicesテンプレートでは、WebLogic Serverドメインで実行されるJRF Asynchronous Webサービスに必要なデフォルトのJMSリソースが作成されます。このテンプレートでは、ドメイン内のクラスタに必要なJMS UDD (共通分散宛先)は作成されません。デフォルトのJMS UDDを作成するため、jrfws-async-createUDDs.py
という別個のWLSTスクリプトが提供されています。
このテンプレートは、ドメイン内の非クラスタ・サーバーにターゲット指定する必要があります。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。
JDeveloperをJava EEロールで起動すると、JSFDomainテンプレートは、Java EEロールでJSFアプリケーションを実行するために必要な共有ライブラリを提供します。JDeveloperがデフォルトのロールで実行されている場合(Studio Edition)、JRFによってADFFaces Richclientを実行するための共有ライブラリが提供されるので、JSFDomainテンプレートは必要ありません。
次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。