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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerにおけるWebサーバー1.1プラグインの使い方
11gリリース1 (10.3.3)
B61009-01
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5 Microsoft IISプラグインのインストールと構成

次の項では、Microsoft Internet Information Serverプラグインをインストールして構成する方法を説明します。

Microsoft Internet Information Serverプラグインのインストールと構成

Microsoft Internet Information Serverプラグインをインストールするには:

  1. 「バージョン1.1プラグインのダウンロード」の説明に従って、Microsoft Internet Information Serverプラグインをダウンロードします。

  2. IISからアクセス可能な簡便なディレクトリにiisproxy.dllファイルをコピーします。このディレクトリには、ステップ6で作成するiisproxy.iniファイルも含まれている必要があります。

  3. IISを実行するユーザーの名前を含めるために、iisproxy.dllファイルのユーザー権限を設定します。これを実行する1つの方法として、iisproxy.dllファイルを右クリックし、権限を選択して、IISを実行するユーザーの名前を追加してください。

  4. ファイル拡張子(MIMEタイプ)によるプロキシを構成する場合は、次の手順を実行します。(MIMEタイプによるプロキシに加えて、またはそのかわりに、パスによるプロキシも構成できます。ステップ5を参照してください。)

    1. 「スタート」メニューからIIS Internet Service Managerを選択して、起動します。

    2. 「サービス・マネージャ」の左側のパネルでWebサイトを選択します(デフォルトは「デフォルトWebサイト」です)。

      図5-1 サービス・マネージャにおけるWebサイトの選択

      図5-1の説明が続きます
      「図5-1 サービス・マネージャにおけるWebサイトの選択」の説明

    3. ツール・バーの再生ボタンをクリックして起動します。

    4. 左側のパネルにあるWebサイトの選択を右クリックしプロパティを選択して、Webサイトのプロパティを開きます。

      図5-2 選択したWebサイトのプロパティの選択

      図5-2の説明が続きます
      「図5-2 選択したWebサイトのプロパティの選択」の説明

    5. 「プロパティ」パネルで、「ホーム・ディレクトリ」タブを選択し、「アプリケーションの設定」セクションの「構成」ボタンをクリックします。

      図5-3 プロパティ・パネルの「ホーム・ディレクトリ」タブ

      図5-3の説明が続きます
      「図5-3 プロパティ・パネルのホーム・ディレクトリ・タブ」の説明

    6. ファイル・タイプを追加し、それらがWebLogic Serverにプロキシされるように構成するため、「マッピング」タブの「追加」ボタンをクリックします。

      図5-4 「追加」ボタンをクリックして、ファイル・タイプを追加

      図5-4の説明が続きます
      「図5-4「追加」ボタンをクリックして、ファイル・タイプを追加」の説明

    7. 「追加」ダイアログ・ボックスを参照してiisproxy.dllファイルを探します。

    8. 拡張子を、WebLogic Serverにプロキシするファイルのタイプに設定します。

    9. IIS 6.0以降の構成の場合、ファイルの存在を確認するチェック・ボックスをオフにします。この確認の動作は以前のバージョンのIISから変更されています。以前は、iisproxy.dllファイルの存在を確認していましたが、プロキシからリクエストされたファイルがWebサーバーのルート・ディレクトリに存在するかどうかを確認するようになりました。この確認でファイルが見つからなかった場合、iisproxy.dllファイルはWebLogic Serverにリクエストをプロキシできません。

    10. 「ディレクトリ・セキュリティ」タブで、セキュアなインストールを作成するために、必要に応じて「メソッド除外」を設定します。

    11. 完了したら、「OK」ボタンをクリックして構成を保存します。この手順を、WebLogicにプロキシするファイル・タイプごとに繰り返します。

    12. ファイル・タイプの構成が完了したら、「OK」ボタンをクリックして「プロパティ」・パネルを閉じます。


      注意:

      URLのサーバーとポートの後ろに追加されたパス情報は、WebLogic Serverにそのまま渡されます。たとえば、次のURLでIISにファイルをリクエストした場合:

      http://myiis.com/jspfiles/myfile.jsp

      http://mywebLogic:7001/jspfiles/myfile.jspのようなURLでWebLogic Serverにプロキシされます。



      注意:

      アウト・オブ・プロセス・エラーを避けるため、「すべての不明なISAPI拡張」チェック・ボックスをオフにしないでください。

  5. パスによるプロキシを構成する場合、「ワイルドカード・アプリケーション・マッピングを使用したパスによるプロキシ」を参照してください。

  6. WebLogic Serverで、iisproxy.iniファイルを作成します。

    iisproxy.iniファイルには、プラグインの構成パラメータを定義する名前=値ペアを格納します。パラメータのリストについては、「Webサーバー・プラグインの一般的なパラメータ」を参照してください。

    iisproxy.iniファイルのテンプレートとしてSample iisproxy.iniファイル内のiisproxy.iniファイルのサンプルを使用します。


    注意:

    「IIS Admin Service」(コントロール・パネルの「サービス」にあります)を再起動するまで、パラメータの変更は有効になりません。

    iisproxy.iniファイルをiisproxy.dllファイルと同じディレクトリに配置することをお薦めします。他の場所を使用することもできます。他のディレクトリに配置した場合、次のディレクトリにおいて次の順序でiisproxy.iniが検索されます。

    1. isproxy.dllが配置されているディレクトリ。

    2. Windowsレジストリで参照されている最新バージョンのWebLogic Serverのホーム・ディレクトリ。(ホーム・ディレクトリでiisproxy.iniファイルが見つからない場合、WebLogic Serverは、WindowsレジストリでWebLogic Serverの旧バージョンを調べ、古いインストール環境のホーム・ディレクトリでiisproxy.iniファイルを探します。)

    3. c:\weblogicディレクトリ(存在する場合)。

  7. Microsoft Internet Information ServerプラグインがリクエストをプロキシするWebLogic Serverのホストとポート番号を定義します。構成によって、次の2通りの方法でホストとポートを定義できます。

    • 1つのWebLogic Serverにリクエストをプロキシする場合は、iisproxy.iniファイルでWebLogicHostパラメータとWebLogicPortパラメータを定義します。例:

      WebLogicHost=localhost
      WebLogicPort=7001
      
    • WebLogic Serverのクラスタにリクエストをプロキシする場合は、iisproxy.iniファイルでWebLogicClusterパラメータを定義します。例:

      WebLogicCluster=myweblogic.com:7001,yourweblogic.com:7001
      

      myweblogic.comとyourweblogic.comは、クラスタ内で動作するWebLogic Serverのインスタンスです。

  8. 必要であれば、パスによるプロキシの手順に従ってHTTPトンネリングを有効にし(「ワイルドカード・アプリケーション・マッピングを使用したパスによるプロキシ」を参照)、HTTPトンネリング・リクエストを処理させるWebLogic Serverホスト名とWebLogic Serverポート番号、またはWebLogicクラスタの名前を置き換えてください。

  9. iisproxy.iniファイルに追加パラメータを設定します。パラメータの詳細なリストは、付録「Webサーバー・プラグインの一般的なパラメータ」で参照できます。

  10. IISからWebLogic Serverにサーブレットをプロキシする際に、パスによるプロキシを行わない場合は、「IISからWebLogic Serverへのサーブレットのプロキシ」を参照してください。

  11. 初期設定でインストールされているバージョンのIISでは、iisproxy.dllは許可されていません。IIS Managerコンソールを使用して、プラグインを有効にしてください。

    1. IIS Managerコンソールを起動します。

    2. 「Webサービス拡張」を選択します。

    3. 「すべての不明なISAPI拡張」を「許可」に設定します。

Microsoft Internet Information Server IIs 7.0プラグインのインストールと構成

この項では、Microsoft Internet Information Server IIs 7.0プラグインの設定方法の差異について説明します。

Microsoft Internet Information Server IIs 7.0プラグインを設定するには、次の手順に従います。

  1. 「Webサイト」->「Webサイトの追加」を右クリックしてIISマネージャにWebアプリケーションを作成します。

    「Webサイトの名前」にWebアプリケーションに付ける名前(たとえば、MyApp)を入力します。webアプリケーション・ポート(現在使用中でない任意の有効なポート番号)の物理パスを選択します。

    「OK」をクリックして、Webアプリケーションを作成します。

    「Webサイト」の下にアプリケーションの名前が表示されていれば、アプリケーションが作成され、実行が開始されたことを意味します。MyAppアプリケーションに関するすべての設定(変更可能)を参照するには、「Webサイト」の下にあるMyAppノードをクリックします(図5-5を参照)。

    図5-5 アプリケーション・ホームページ

    図5-5の説明が続きます
    「図5-5 アプリケーション・ホームページ」の説明

  2. 「ハンドラ・マッピング」をクリックして、特定のMIMEタイプのハンドラのマッピングを設定します。

    図5-6 ハンドラ・マッピングの設定

    図5-6の説明が続きます
    「図5-6 ハンドラ・マッピングの設定」の説明

  3. 「StaticFile」をクリックし、リクエスト・パスを*から*.*に変更します。「OK」をクリックします。

    図5-7 モジュールのリクエスト・パスの編集

    図5-7の説明が続きます
    「図5-7 モジュールのリクエスト・パスの編集」の説明

  4. MyAppをクリックして、右側のメニュー・オプションのスクリプト・マップの追加をクリックします。リクエスト・パスに*を入力します。

    iisproxy.dllファイルを参照し、実行ファイルとして追加します。proxyという名前を付けます。

    図5-8 スクリプトのリクエスト・パスの編集

    図5-8の説明が続きます
    「図5-8 スクリプトのリクエスト・パスの編集」の説明

  5. 「リクエストの制限」ボタンをクリックし、「リクエストが指定した項目にマップされている場合のみハンドラを呼び出す」ボックスの選択を解除してください。

    図5-9 リクエストの制限の編集

    図5-9の説明が続きます
    「図5-9 リクエストの制限の編集」の説明

  6. このハンドラ・マッピングを追加するには、「OK」をクリックします。スクリプト・マップの追加ダイアログ・ボックスの「はい」をクリックします。

    図5-10 スクリプト・マップの追加

    図5-10の説明が続きます
    「図5-10 スクリプト・マップの追加」の説明

  7. パスによるプロキシを構成する場合、「ワイルドカード・アプリケーション・マッピングを使用したパスによるプロキシ」を参照してください。

  8. IISマネージャ・ツリーのルート・ノードをクリックし、ISAPIとCGIの制限をクリックします。未指定のISAPIモジュールを許可チェック・ボックスを選択します。

    図5-11 ISAPIとCGIの制限の編集

    図5-11の説明が続きます
    「図5-11 ISAPIとCGIの制限の編集」の説明

  9. 次の内容のiisproxy.iniというファイルを作成し、プラグインのあるディレクトリに置きます。

    WebLogicHost= @hostname@
    WebLogicPort= @port@
    ConnectRetrySecs=5
    ConnectTimeoutSecs=25
    Debug=ALL
    DebugConfigInfo=ON
    KeepAliveEnabled=true
     
    WLLogFile=@Log file name@
    SecureProxy=OFF
    
  10. Internet Explorerブラウザを開き、http://<hostname>:<port>を入力します。Weblogic ServerでMedrecサンプル・アプリケーションが表示されます。

    SSLモードでプラグインを実行する場合、WeblogicPortの値をアプリケーションのSSLポートに変更し、SecureProxyの値をONに変更します。

    図5-12 Medrecサンプル・アプリケーション

    図5-12の説明が続きます
    「図5-12 Medrecサンプル・アプリケーション」の説明

ワイルドカード・アプリケーション・マッピングを使用したパスによるプロキシ

「Installing Wildcard Application Mappings (IIS 6.0)」(http://www.microsoft.com/technet/prodtechnol/WindowsServer2003/Library/IIS/5c5ae5e0-f4f9-44b0-a743-f4c3a5ff68ec.mspx?mfr=true)およびIIS 7.0用の「Add a Wildcard Script Map」(http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc754606(WS.10).aspx)に記述されているように、リクエスト対象のファイルの拡張子にかかわらず、Webサイトまたは仮想ディレクトリへの各リクエストの開始部分でInternet Server API (ISAPI)を実行するようにWebサイトまたは仮想ディレクトリを構成することができます。この機能を使用して、iisproxy.dllにマッピングを挿入し、リクエストをWebLogic Serverへとパスによってプロキシできます。

ワイルドカード・アプリケーション・マッピングのインストール(IIS 6.0)

次の手順は、「Installing Wildcard Application Mappings (IIS 6.0)」(http://www.microsoft.com/technet/prodtechnol/WindowsServer2003/Library/IIS/5c5ae5e0-f4f9-44b0-a743-f4c3a5ff68ec.mspx?mfr=true)にある、ワイルドカード・アプリケーション・マッピングをIIS 6.0のWebサーバーまたはWebサイトに追加するための指示を要約したものです。

  1. 「IISマネージャ」でローカル・コンピュータとWebサイト・フォルダを拡張し、使用するWebサイトまたは仮想ディレクトリを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

  2. ホーム・ディレクトリタブ、仮想ディレクトリタブまたはディレクトリタブの適切なタブをクリックします。

  3. アプリケーション設定で「構成」をクリックし、「マッピング」タブをクリックします。

  4. ワイルドカード・アプリケーション・マップをインストールするには、次を行います。

    1. 「マッピング」タブで「挿入」をクリックします。

    2. 「実行ファイル」テキスト・ボックスでiisproxy.dll DLLへパスを入力するか、「参照」をクリックして移動します。

    3. 「OK」をクリックします。

IIS 7.0用のワイルドカード・スクリプト・マップの追加

次の手順は、IS 7.0用の「Add a Wildcard Script Map」(http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc754606(WS.10).aspx)にある、ワイルドカード・スクリプト・マップを追加して、IIS 7.0でISAPIを使用してパスによるプロキシを行うための指示を要約したものです。

  1. IISマネージャを開き、操作したいレベルに移動します。IISマネージャを開く操作についての情報は、http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc770472(WS.10).aspxにある「IISマネージャを開く」を参照してください。UI内の場所への移動については、http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc732920(WS.10).aspxにある「IISマネージャーでのナビゲーション」を参照してください。

  2. サーバー、サイトまたはアプリケーション・ホームページの「機能」ビューで「ハンドラのマッピング」をダブルクリックします。

  3. 「ハンドラ・マッピング」ページの「アクション」ペインで、ワイルドカード・スクリプト・マップをクリックします。

  4. 「実行ファイル」ボックスにフルパスを入力するか、リクエストを処理するiisproxy.dllを参照します。たとえば、systemroot\system32\inetsrv\iisproxy.dllを入力します。

  5. 「名前」ボックスにハンドラ・マッピングのわかりやすい名前を入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. オプションで、「ハンドラ・マッピング」ページで、そのページをロックまたはロック解除するためにハンドラを選択します。ハンドラ・マッピングをロックすると、構成の下位レベルで優先されません。リストからハンドラ・マッピングを選択し、「アクション」ペインの「ロックまたはロック解除」をクリックします。

  8. ワイルドカード・スクリプト・マップの追加後、実行ファイルをISAPIおよびCGI権限リストに追加して実行可能にする必要があります。ISAPIおよびCGI権限の詳細は、http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc730912(WS.10).aspxの「Configuring ISAPI and CGI Restrictions in IIS 7」を参照してください。

複数の仮想WebサイトからWebLogic Serverへのリクエストのプロキシ

複数のWebサイト(IISで仮想ディレクトリとして定義)からWebLogic Serverへリクエストをプロキシするには:

  1. 仮想ディレクトリ用に新しいディレクトリを作成します。このディレクトリには、プロキシを定義するための.dllおよび.iniファイルが格納されます。

  2. プラグインの.zipファイルの内容をディレクトリに展開します。

  3. 構成された仮想ディレクトリごとに、プラグインの\libフォルダの内容をステップ1で作成したディレクトリにコピーします。

  4. 「リクエストのプロキシ」に記載されているように、仮想Webサイトに対してiisproxy.iniファイルを作成します。このiispoxy.iniファイルをステップ1で作成したディレクトリにコピーします。

  5. ステップ1で作成したディレクトリにiisproxy.dllをコピーします。

  6. IISで、「アプリケーション保護」オプションの値を「高(分離プロセス)」に設定します。「アプリケーション保護」オプションを「中(プール)」に設定すると、最初のWebサイトとして登録されたiisproxy.dllが常に呼び出されます。この場合、すべてのリクエストは、最初のWebサイトのiisproxy.iniで定義された同じWebLogic Serverインスタンスにプロキシされます。

iisproxy.iniファイルのサンプル

次に、クラスタリングされていない単一のWebLogic Serverで使用するサンプルiisproxy.iniファイルを示します。先頭に「#」が付いた行はコメントです。

# This file contains initialization name/value pairs
# for the IIS/WebLogic plug-in.
WebLogicHost=localhost
WebLogicPort=7001
ConnectTimeoutSecs=20
ConnectRetrySecs=2

次に、クラスタ化されたWebLogic Serverで使用するサンプルiisproxy.iniファイルを示します。先頭に「#」が付いた行はコメントです。

# This file contains initialization name/value pairs
# for the IIS/WebLogic plug-in.
WebLogicCluster=myweblogic.com:7001,yourweblogic.com:7001
ConnectTimeoutSecs=20
ConnectRetrySecs=2

注意:

プラグインとWebLogic Serverの間でSSLを使用する場合は、SSLリスニング・ポートとしてポート番号を定義する必要があります。

IISを経由するACLの作成

ACLは、IISからAuthorizationヘッダーが渡されない場合はMicrosoft Internet Information Serverプラグインでは機能しません。以下の情報を参考にして、AuthorizationヘッダーがIISによって渡されることを確認してください。

基本認証を使用する場合、ユーザーはローカルのログオン権限でログオンします。基本認証の使用を有効にするには、IISサーバーで各ユーザー・アカウントに「ローカル・ログオン」ユーザー権限を付与します。 基本認証のローカル・ログオンを使用する場合、2つの問題が発生する可能性があります。

基本認証を有効にするには、コンソールの「ディレクトリ・セキュリティ」タブで、「匿名を許可」がオン、それ以外のオプションがすべてオフになっていることを確認してください。

IISからWebLogic Serverへのサーブレットのプロキシ

iisforward.dllがフィルタとして登録されている場合は、サーブレットをパスによってプロキシできます。その場合は、次のようなURLでサーブレットを呼び出します。

http://IISserver/weblogic/myServlet

iisforward.dllがフィルタとして登録されていない場合にサーブレットをプロキシするには、ファイル・タイプによるサーブレットのプロキシを構成する必要があります。ファイル・タイプによってサーブレットをプロキシするには:

  1. WebLogic ServerにリクエストをプロキシできるようにIISに任意のファイル・タイプ(拡張子)を登録します。詳細は、「Microsoft Internet Information Serverプラグインのインストールと構成」のステップ2を参照してください。

  2. 適切なWebアプリケーションにサーブレットを登録します。サーブレットの登録の詳細は、「サーブレットの作成と構成」を参照してください。

  3. このパターンに従った形式のURLでサーブレットを呼び出します。

    http://www.myserver.com/virtualName/anyfile.ext
    

    virtualNameは、このサーブレットのWebアプリケーション・デプロイメント記述子(web.xml)の<servlet-mapping>要素で定義されたURLパターン、extはWebLogic ServerにプロキシするためにIISに登録されたファイル・タイプ(拡張子)です。URLのanyfileの部分は、このコンテキストでは無視されます。


    注意:

    サーブレットから呼び出される画像リンクがWebアプリケーションの一部である場合は、IISに適切なファイル・タイプ(.gifや.jpgなど)を登録して画像に対するリクエストもWebLogic Serverにプロキシする必要があります。ただし、それらの画像はIISから直接提供されるようにすることもできます。

    プロキシ対象のサーブレットに他のサーブレットを呼び出すリンクがある場合は、そのリンクもステップ3のパターンに従ってWebLogic Serverにプロキシする必要があります。


インストールのテスト

Microsoft Internet Information Serverプラグインをインストールして構成した後は、次の手順に従ってデプロイメントとテストを行います。

  1. WebLogic ServerとIISが動作していることを確認します。

  2. JSPファイルをデフォルトWebアプリケーションのドキュメント・ルートに保存します。

  3. 次の例で示されているように、ブラウザを開き、IIS plusファイル名の後に.jspを付けてURLに設定します。

    http://myii.server.com/filename.jsp
    

    filename.jspがブラウザに表示されば、プラグインは正常に機能しています。