Oracle WebCenter 11
gには、必要なWebベースのアプリケーションを開発し、インターネットおよびエクストラネットのWebサイト、企業ポータルおよびイントラネット、コンポジット・アプリケーションで構成される効率的な企業を維持するためのあらゆる種類の機能を提供するコンポーネントが含まれています。これらのコンポーネントは次のとおりです。
- Oracle WebCenter Framework: AJAXベースのコンポーネント、ポートレット、サービスおよびコンテンツを、コンテキスト・リッチでカスタマイズ可能なアプリケーションや企業ポータルに埋め込むことができる宣言型JavaServer Faces(JSF)ベースのフレームワークです。カスタマイズを階層化する革命的な方法を利用することにより、これらのアプリケーションやポータルでは、Oracle Fusion Middleware全体で使用され、Oracle Fusion Applications(OFA)の基礎であるOracle Metadata Services(MDS)に、ユーザーによる変更が格納されます。Oracle WebCenter Frameworkでは、ユーザーや開発者は、ビジネスの機動性を高めるためのパッチの適用やアップグレードを意識する必要はありません。このフレーム・ワークは、Oracle JDeveloperの拡張機能として提供され、コンポジットJ2EEアプリケーション、ビジネス・プロセス、BIアプリケーション、企業ポータル用の統合開発環境を実現します。
- Oracle WebCenter Spaces: WebCenter Servicesをまとめ、チームが迅速かつ効率的に情報、アプリケーション、プロジェクトおよび人を管理できるようにする、すぐに使用可能なアプリケーションです。Oracle WebCenter Spacesを使用すれば、ユーザーは、各地にまたがる、あるいは外部メンバーが参加するチームを含むプロジェクト・チームや作業グループと、より効率的に仕事ができます。作業の重複やコンテンツの不一致を解消または削減し、チーム・コンテンツでの共有やコラボレーションを可能にすることで、ビジネス上の問題の解決、新しいアイディアの活用、および製品化までの時間の短縮に、貴重なリソースを集中させることができます。さらに、構造化されていないプロジェクトやアクティビティを、既存のビジネス・アプリケーションのコンテキストで管理したり、埋め込んだりできる画期的な技術を提供します。
- Oracle Composer: Oracle WebCenter Frameworkで作成したJSFアプリケーションを実行時にカスタマイズやパーソナライズができるようにし、JSFページを実行時に作成および管理するための一連のサービスが含まれています。ランタイム・カスタマイズは、Oracle Metadata Services(MDS)によって管理されます。Oracle Composerには、リソース・カタログを介して任意のページに追加できるコンポーネントを公開する機能があります。
- WebCenter Services: アプリケーションに直接埋め込むか、あるいはOracle Portal、Oracle WebLogic Portal、Oracle WebCenter Interactionアプリケーションの機能拡張のために使用することができる、Web 2.0のコンテンツおよびコミュニケーション・サービスが含まれています。サービスには、ディスカッション、wiki、ブログ、リスト、タグ、リンク、ドキュメント、検索、インスタント・メッセージング、プレゼンス、RESTベース・アプリケーション統合、使用状況分析、BPELベース・ワークフローなどがあります。