Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス リリース11i 2005年6月 部品番号: B15955-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」(タブ)>「Diagnostics」(ヘッダー)>「Debug Workbench」(リンク)
「Debug Workbench」では、Oracle Applicationsコンポーネントのデバッグを集中的に管理およびモニターできます。「Debug Workbench」を使用すると、システム・コンポーネントのデバッグ・ルールを設定し、収集されたデバッグ情報を表示できます。
「Debug Workbench」メイン画面では、システム上に存在するデバッグ・ルールの要約情報(ルールID、コンポーネント名など)が表形式で表示されます。この画面で次の操作を実行できます。
特定のシステム・コンポーネントに関するデバッグ情報を収集するために、デバッグ・ルールを作成します。
新規のデバッグ・ルールを作成する手順は、次のとおりです。
新規ルールが「Debug Workbench」メイン画面に表示されます。
メイン・ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」(サブタブ)>「Diagnostics」(ヘッダー)>「Client System Analyzer Data Collections」(リンク)
Oracle Applications Managerでは、「Client System Analyzer」により収集されたデータを表示できます。Oracle E-Business Suiteから「Client System Analyzer」を使用する方法の詳細は、OracleMetaLinkの「Bulletin 277904.1」を参照してください。
「Client System Analyzer Data Collections」メイン・ページでは、次のタスクを実行できます。
デフォルトの収集データ・セットは、次のカテゴリに編成されています。
Oracle Applications Managerには、次のように複数のウィザードが用意されています。
ナビゲーション: 「Site Map」 - 「Diagnostics and Repair」>「Concurrent Manager Recovery」(「Troubleshooting Wizards」の下)
内部コンカレント・マネージャが起動できない場合は、この機能を使用します。
「Run Wizard」ボタンをクリックしてリカバリ処理を開始します。内部コンカレント・マネージャの実行中は、この処理を実行できません。
問題が発生した場合は、各ウィザードの画面をサポート・カートに追加できます。
この画面には、リカバリを進める前に停止する必要のあるマネージャがすべて表示されます。
マネージャごとに、次の情報が表示されます。
実行中の要求が完了するまで待機しないと停止を実行できない場合があります。要求を表示するには「Running Requests」からドリルダウンします。
「Shutdown」をクリックして表示されたマネージャをすべて停止した後、「Refresh」アイコンをクリックして停止されたことを確認します。このページからマネージャを停止できない場合は、「Database Session Detail」ページにドリルダウンし、「Terminate」ボタンを使用してセッションを終了できます。「Concurrent Manager Recovery」画面に戻ってページをリフレッシュし、次のステップに進む前に全マネージャが停止されたことを確認します。
先に進む前に、このページに表示されたプロセスを終了する必要があります。対応するデータベース・セッションが失われているため、これらのプロセスはコマンドラインから手動で終了する必要があります。コマンドラインからプロセスを終了する手順は、オペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。
プロセスの終了後に「Update」をクリックし、データベース表内でプロセスを無効としてマークします。「Refresh」アイコンをクリックし、すべてのプロセスが終了したことを確認します。
プロセスごとに、次の情報が表示されます。
「Reset」ボタンをクリックし、表示された衝突解決要求を再設定します。この処理により、「Pending/Normal」フェーズにあった要求が変更されて「Pending/Standby」ステータスに変わります。「Refresh」アイコンをクリックして、すべての要求が再設定されたことを確認します。
「Request ID」からドリルダウンし、「Advanced Search for Requests」画面に要求を表示できます。
要求ごとに、次の情報が表示されます。
このページには、マネージャのない要求が表示されます。要求について有効なセッションが表示される場合は、セッションIDからドリルダウンして「Database Session Detail」画面からセッションを終了します。「Concurrent Manager Recovery」画面に戻って「Refresh」アイコンをクリックし、セッションが無効になったことを確認します。
要求ごとに、次の情報が表示されます。
Request ID: ドリルダウンして「Advanced Search for Requests」ページに要求を表示できます。
要約ページには、前のステップから収集された情報が表示されます。このページに到達すると、内部コンカレント・マネージャを再起動できます。再起動できない場合は、DIAG=Yに設定して内部コンカレント・マネージャの起動を再試行し、要約ページをリフレッシュしてログ・ファイルとともにサポート・カートに追加し、それをオラクル社カスタマ・サポート・センターに送信してください。
Log Files Collected: ログ・ファイル名をクリックして表示します。ログ・ファイルをサポート・カートに追加できます。
Report Summary
ナビゲーション: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」>「Service Infrastructure」(「Troubleshooting Wizards」の下)
「Service Infrastructure」診断ウィザードを使用すると、既存の一般サービス管理データを検証して潜在的な問題を判別し、データを更新して問題を排除できます。
「Run Wizard」をクリックして、このウィザードの使用を開始します。
この画面には、登録済サービス・マネージャのない有効ノードが表示されます。コンカレント処理では、各登録済ノード上に登録済サービス・マネージャが必要です。表示されたノードのサービス・マネージャを登録する必要がある場合は、「Register」ボタンをクリックします。
この画面には、登録済内部モニターを必要とするコンカレント処理ノードが表示されます。「Register」ボタンをクリックして、表示されたノードの内部モニターを登録します。
この画面には、無効化されているか存在しないノードについて、登録済サービス・マネージャと内部モニターが表示されます。これらのノードを将来使用する予定がない場合は、内部モニターを含めてこれらのマネージャを無効化できます。あるノードのマネージャを無効化するには「Disable」ボタンをクリックします。
すべての有効ノードには、有効サービス・マネージャが必要です。この画面には、有効サービス・マネージャがない有効ノードが表示されます。「Activate」ボタンをクリックして、表示されたノードのサービス・マネージャ定義を有効化します。
この画面には、稼働シフトが定義されていないサービス・インスタンスが表示されます。「Add Workshifts」ボタンを使用すると、表示されたサービス・インスタンスに「Standard」稼働シフトを追加できます。
この画面には、大文字の名称を持たないノードに割り当てられているサービス・インスタンスが表示されます。「Uppercase」ボタンを使用すると、表示されたノードの名称を大文字に変更できます。
この画面には、大文字の名称を持たないノード上のプロセスが表示されます。「Uppercase」ボタンを使用すると、表示されたノードの名称を大文字に変更できます。
この画面には、前の各画面で検出されたデータの要約と各画面で行った変更内容が表示されます。
最初に構成ファイルとログ・ファイルが表示されます。ノードごとに、ログ・ファイルと構成ファイルが2つずつ表示されます。ファイル名をクリックすると、そのファイルを表示してサポート・カートに追加できます。「Add All Files to Support Cart」ボタンを使用すると、すべてのファイルをサポート・カートに追加できます。
ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」(タブ)>「Troubleshooting Wizards」(ヘッダー)>「GCS and Forms Monitoring」(リンク)
「GCS and Forms Monitoring」ウィザードを使用すると、「OAM Generic Collection Service」のトラブルシューティングを実行できます。
このウィザードを起動するには、内部コンカレント・マネージャ(ICM)を起動して実行している必要があります。
「Run Wizard」をクリックして、このウィザードを開始します。ウィザードの各ステップは次のとおりです。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」>「Statspack Report」(「Troubleshooting Wizards」の下)
StatspackはOracle8i以降の機能であり、パフォーマンス・データを収集、自動化、格納および表示できるSQL、PL/SQLおよびSQL*Plusスクリプトのセットです。Statspackは従来のUTLBSTAT/UTLESTATチューニング・スクリプトの後継機能です。OAM Statspackレポートを使用すると、これらのスクリプトの結果を表示して容易に比較できます。この機能を使用するには、Oracle E-Business Suiteデータベースのデフォルト・スキーマにOracle 8.1.7以降のStatspackがインストールされている必要があります。
Statspackの詳細は、『Oracle Database Performance Tuning Guide and Reference』を参照してください。
「Statspack Report」ウィザードを使用すると、スナップショットを作成し、使用可能なスナップショットのリストから「Statspack Report」を生成できます。
最初のページで、デフォルト・スキーマのユーザー名とパスワードを入力します。
この画面には、過去24時間に作成されたスナップショットのリストが次の情報とともに表示されます。
注意: スナップショットの作成には時間がかかります。
この画面には、スナップショットのリストが表示されます。
この画面から第1スナップショットを選択します。有用なレポートを生成するには、2つの互換スナップショット、つまり同じインスタンスからの2つのスナップショットを比較する必要があります。第1スナップショットを選択すると、互換スナップショットのリストが表示されます。
スナップショットIDを指定すると、パフォーマンス・レポートが生成されます。このレポートを表示し、サポート・カートに追加できます。
注意: レポートの生成には時間がかかります。
「CP Signature」ウィザードでは、システム上のコンカレント処理の現在のステータスに関する情報が収集されます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」>「CP Signature」
このウィザードでは、次の情報が収集されます。
サポート・カート機能を使用すると、Oracle Applications Managerページをデータとともに保存してZIP形式で圧縮し、オラクル社カスタマ・サポート・センターに送信できます。これにより、オラクル社カスタマ・サポート・センターは受け取ったページをOracle Applications Manager表示形式で表示できます。
「Add to Support Cart」ボタンをクリックすると、そのページがサポート・カートに追加されます。データをフィルタリングまたはソートしていた場合は、操作したビューが送信されます。
たとえば、次のページにはサポート・カート機能が用意されています。
サポート・カートの内容を表示するには、「Support Cart」グローバル・ボタンをクリックします。
サポート・カートの内容のTAR番号とその他の詳細を入力します。
サポート・カートでは、E-Business Suiteシステムに関する標準情報セットを収集できます。この情報は、オラクル社カスタマ・サポート・センターが技術支援要求(TAR)を記録する際に必要になります。
この情報を収集するには「Collect」をクリックします。
収集される情報セットには、次のページが含まれます。
これらのページを表示するには「View」アイコンをクリックします。ページを削除する場合は、対象ページを選択して「Delete」ボタンをクリックします。再び「Collect」をクリックすると、すべてのページの情報が再収集されます。
このタブには、「Add to Support Cart」ボタンを使用して保存したページのリストが表示されます。
「Save Cart」をクリックすると、内容をZIPファイルに保存してオラクル社カスタマ・サポート・センターに送信できます。
保存されていないカートの内容は、Oracle Applications Managerからログアウトすると自動的に削除されます。
保存済カートを復元するには、「Restore Cart」をクリックして保存済カートのディレクトリを参照します。
カート・ファイルを復元するには、表示されるリストからカート・ファイルを選択するか、「Browse」を使用してディレクトリからファイルを選択し、「Restore」をクリックします。
このページには、Oracle Applications Managerにより生成されたログ・ファイルが表示されます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Administration」>「Applications Manager Log」(「Others」の下)
ログの現行のメッセージ・レベルが表示されます。レベルを変更するには、必要なオプションを選択して「Go」をクリックします。
注意: このページでログ・レベルを変更すると、サーブレットを再起動するまでの期間中のみ有効になります。永続的に設定するには、zone.properties内でログ・レベル初期化パラメータを変更する必要があります。パラメータはoracle.apps.oam.logger.levelです。
次に例を示します。
servlet.weboam.initArgs=oracle.apps.oam.logger.level=USER
Apache/Jservが起動し、zone.propertiesの変更内容が有効になります。
可能な設定は次のとおりです。
デフォルトはUSERです。
このログはサポート・カートに追加できます。