リリース11i
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| Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25740-01 | 目次 | 戻る | 次へ |
Daily Business Intelligence（DBI）for Maintenanceを使用すると、保守に関する活動と実績の管理レポート作成および分析が可能になるため、保守組織全体にわたる問題の理解、分析および対応に役立ちます。また、保守マネージャの視点から、様々な保守活動に関するレポートも作成されます。
DBI for Maintenanceには、次のインテリジェンス・ダッシュボードがあります。
このダッシュボードを使用できるのは、「保守マネージャ」とDaily Maintenance Intelligenceの職責です。「保守マネージャ」は、「HR管理」ダッシュボードにもアクセスできます。
「保守管理」ダッシュボードは、次の事項に関するレポートとキー・インディケータを提供します。
作業指示原価。見積原価、実績原価、差異の要約と詳細、およびそれぞれのトレンド。
資産停止時間のトレンドと詳細分析。
作業指示完了、遅延完了および年齢調べ分析。
作業指示バックログと遅延のトレンドと年齢調べ詳細。
要求から完了のトレンドと詳細。
Oracle DBI for Maintenanceの各レポートの詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceユーザーズ・ガイド』を参照してください。
次の各項では、保守管理に関するレポートについて簡単に説明します。
作業指示の実績原価と見積原価、およびその差異が表示されます。このレポートには「作業指示原価」KPIからアクセスできます。デフォルトの表示別は割当部門で、デフォルトのソート順は実績原価による降順です。「作業指示原価要約」レポートには、「実際原価」列からもアクセスできます。このレポートのトレンド・バージョンには、同じ内容が時間別に表示されます。
保守の作業指示の実績原価が原価要素（資材、労務および機器）別に表示されます。このレポートには、「作業指示原価」リージョンまたは「リンク」リージョンの「実際原価」メジャーからアクセスできます。デフォルトの表示別は割当部門で、デフォルトのソート順は原価合計–実績列による降順です。「作業指示原価詳細」レポートには、「原価合計 – 実績」列からアクセスできます。
選択した期間に賦課された作業指示の詳細が示されます。次のような詳細が表示されます。
作業指示番号
作業指示タイプ
資産
資産グループ
実行対象の活動
作業指示ステータス
割当部門
作業指示で発生する実績原価
資材、労務および機器別の原価内訳
合計見積原価
原価差異
差異比率
表示別が資産グループ、資産または活動の場合、このレポートには、「作業指示原価要約」レポートの「実際原価」メジャーからアクセスできます。デフォルトのソート順は、原価合計–実績による降順です。作業指示番号を選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの実作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
資産停止時間（時間数）に関する情報が提供されます。このレポートには、「資産停止時間」KPIからアクセスできます。デフォルトの表示別は部門で、デフォルトのソート順は停止時間（時間数）による降順です。表示別が資産の場合は、「停止時間(時間)」列を選択すると、「資産停止時間詳細」レポートにアクセスできます。このレポートのトレンド・バージョンでは、同じ内容が時間別に表示されます。
資産の停止時間発生の詳細が、ユーザーが入力したとおりに示されます。このレポートには、「資産停止時間」レポートからアクセスできます。資産番号、資産グループ、資産停止時間の開始日と終了日、合計停止時間（時間数）、作業指示番号、工程番号などの詳細が表示されます。デフォルトのソート順は停止時間（時間数）による降順です。作業指示番号を選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
期限内完了と遅延完了の完了作業指示の数、および平均遅延日数が示されます。このレポートには、「完了作業指示」および計画遅延完了%のKPIからアクセスできます。デフォルトの表示別は部門で、レポートのデフォルトのソート順は遅延完了比率による降順です。表示別が資産グループ、資産または活動の場合は、「完了作業指示」列を選択すると、「作業指示完了詳細」レポートにアクセスできます。また、「遅延完了」列を選択すると、任意のビューから「遅延完了詳細」レポートにアクセスできます。このレポートのトレンド・バージョンでは、同じ内容が時間別に表示されます。
選択した期間に完了した作業指示がリストされます。作業指示番号、タイプ、資産、資産グループ、活動、ステータス、所有部門、予定開始日と完了日、実績完了日などの詳細が表示されます。このレポートには、「作業指示完了」レポートの「完了作業指示」列からアクセスできます。レポートのデフォルトのソート順は、実績完了日による降順です。作業指示番号を選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
遅延完了作業指示の数が、遅延完了日数別に分類されて表示されます。このレポートには、ダッシュボード内の「遅延完了年齢日数」グラフからアクセスできます。ソート順はこのレポートでは使用できません。「遅延完了詳細」レポートには、遅延完了数からアクセスできます。
遅延完了の作業指示の詳細がリストされます。作業指示番号、タイプ、資産、資産グループ、活動、所有部門、予定開始日と完了日、実績完了日、遅延完了の日数などの詳細が表示されます。このレポートには、「作業指示完了」リージョンのリンク、「作業指示完了」レポートおよび「遅延完了年齢」レポートからアクセスできます。レポートのデフォルトのソート順は遅延日数による降順です。作業指示番号を選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
サービス要求と作業要求の数、および要求に対する作業指示を開始するまでの平均時間と作業完了までの時間が表示されます。このレポートには、「要求から完了(日数)」KPIから、および「作業指示完了」リージョンのリンクからアクセスできます。デフォルトの表示別は資産グループで、レポートのデフォルトのソート順は要求から完了（日数）による降順です。「要求」列を選択すると、「要求から完了の詳細」レポートにアクセスできます。このレポートのトレンド・バージョンでは、同じ内容が時間別に表示されます。
選択した期間に完了した関連作業指示がある要求がリストされます。要求番号、要求タイプ、関連作業指示の数、資産詳細、重要度、要求開始日、応答日数および要求から完了までの日数が表示されます。このレポートには、「作業指示完了」リージョンのリンクからアクセスできます。レポートのデフォルトのソート順は、要求から完了（日数）による降順です。「作業指示」列を選択すると、「要求作業指示詳細」レポートにアクセスできます。
要求に関連付けられている作業指示の詳細がリストされます。作業指示番号、タイプ、活動、ステータス、予定開始日と完了日、および実績完了日が表示されます。このレポートには、「要求から完了の詳細」レポートからアクセスできます。デフォルトのソート順は実績完了日による降順です。作業指示番号を選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
要求件数の分布が、要求から完了までの日数別に表示されます。このレポートには、「作業指示完了」リージョンのリンクからアクセスできます。ソート順はこのレポートでは使用できません。「要求」列を選択すると、「要求から完了の詳細」レポートにアクセスできます。
バックログと遅延作業指示の両方の件数が示されます。このレポートには、「作業指示バックログ」および「計画遅延%」KPIからアクセスできます。デフォルトの表示別は部門で、レポートのデフォルトのソート順は遅延比率による降順です。現在日が最終収集日以降の日付の場合は、「バックログ」列を選択すると、「作業指示バックログ詳細」レポートにアクセスできます。また、「遅延」列を選択すると、「遅延作業指示詳細」レポートにアクセスできます（ただし、現在日が最終収集日と同じ日付の場合のみ）。このレポートのトレンド・バージョンでは、同じ内容が時間別に表示されます。
現行ステータスが「草案」、「リリース済」、「未リリース」または「保留中」のすべての保守作業指示がパラメータでフィルタ処理されてリストされます。作業指示番号、タイプ、資産、資産グループ詳細、ステータス、および予定開始日と完了日が表示されます。このレポートには、「作業指示バックログ」レポートの「バックログ」列を選択するとアクセスできます。デフォルトのソート順は予定完了日による降順です。「作業指示」フィールドを選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
予定完了日が現在（最終収集）日より前の日付で、現在オープン中の作業指示がすべて表示されます。作業指示番号、タイプ、資産、資産グループ、ステータス、予定開始日と完了日、遅延日数などの作業指示詳細が表示されます。このレポートには、「作業指示バックログ」レポートまたは「遅延作業指示年齢」の「遅延」列を選択するとアクセスできます。デフォルトのソート順は遅延日数による降順です。作業指示番号を選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
作業指示件数の分布が遅延日数別に表示されます。このレポートには、「作業指示バックログ」リージョンのリンクからアクセスできます。ソート順はこのレポートでは使用できません。「遅延」列を選択すると、「遅延作業指示詳細」レポートにアクセスできます。
作業指示バックログに必要な残りの作業時間が表示されます。このレポートには、「作業指示バックログ」リージョンからアクセスできます。デフォルトの表示別は割当部門で、レポートのデフォルトのソート順はバックログ時間による降順です。現在日および「比較」パラメータはこのレポートには含まれていません。表示別が生産資源の場合は、「バックログ時間」列を選択すると、「作業バックログ詳細」レポートにアクセスできます。
作業指示バックログに対する全体的なオープン生産資源所要量がリストされます。生産資源、部門、作業指示、工程連番、工程開始日と終了日、所要時間、請求時間、および合計バックログ時間が表示されます。表示別が生産資源の場合、「作業バックログ」レポートの「バックログ時間」列を選択すると、このレポートにアクセスできます。レポートのデフォルトのソート順はバックログ時間による降順です。作業指示番号を選択すると、Oracle Enterprise Asset Managementの作業指示取引ページを開いて、作業指示をリアルタイムで参照できます。
DBI for Maintenanceには、次の職責が用意されています。
保守マネージャ: 「保守マネージャ」は、「保守管理」および「HR管理」ダッシュボードにアクセスできる役割ベースの職責です。
Daily Maintenance Intelligence: Daily Maintenance Intelligenceは、「保守管理」ダッシュボードにアクセスできる機能ベースの職責です。
Oracle DBI for Maintenanceでは、次の各項で説明するディメンションが使用されます。
このディメンションの説明は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章を参照してください。
このディメンションの説明は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章を参照してください。
このディメンションの説明は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章を参照してください。
保守活動ディメンションは、資産に実行する保守作業のタイプを示します。活動に対しては通常、BOMおよび工順が定義され、製造オーダーの標準テンプレートとして機能します。「オイル交換」や「フィルタ・クリーニング」などの例があります。保守活動ディメンションには次のオブジェクトが含まれます。
保守活動（ディメンション）
活動（ディメンション・オブジェクト）
保守年齢調べディメンションは、年齢調べ分布バケットを示します。「遅延完了年齢」レポート、「納期超過年齢」レポートおよび「要求から完了までの年齢」レポートの表示別ディメンションとして使用されます。保守年齢調べディメンションには、次のオブジェクトがあります。
保守年齢調べ（ディメンション）
遅延完了年齢調べ（ディメンション・オブジェクト）
納期超過年齢調べ（ディメンション・オブジェクト）
要求から完了までの年齢調べ（ディメンション・オブジェクト）
保守資産重要度ディメンションは、資産に対する重要度の割当に使用されるユーザー定義のコードを示します。重要度は、業務に対する資産の重要性です。保守資産重要度ディメンションには、次のオブジェクトが含まれます。
保守資産重要度（ディメンション）
資産重要度（ディメンション・オブジェクト）
保守資産ディメンションは、資産カテゴリ、資産グループおよび資産番号の階層を示します。
資産カテゴリは、資産がオプションで割り当てられるカテゴリです。
資産グループは資産の分類を示します。品目組織レベルで存在します。
資産番号は、資産グループのシリアル番号です。
保守原価カテゴリ・ディメンションは、エンタープライズ資産管理原価を分類するコードのリストを示します。保守原価カテゴリ・ディメンションには、次のオブジェクトが含まれます。
保守原価カテゴリ（ディメンション）
原価カテゴリ（ディメンション・オブジェクト）
保守原価要素ディメンションは、保守原価要素タイプを示します。資材、労務および機器の3つの値があります。保守原価要素ディメンションには、次のオブジェクトが含まれます。
保守原価要素（ディメンション）
原価要素（ディメンション・オブジェクト）
保守要求タイプ・ディメンションは、要求を作業要求またはサービス要求として指定するために使用されるリストを示します。保守要求タイプ・ディメンションには、次のオブジェクトが含まれます。
保守要求タイプ（ディメンション）
要求タイプ（ディメンション・オブジェクト）
保守作業指示ステータス・ディメンションは、保守作業指示のステータス（例: 「草案」、「リリース済」、「未リリース」、「完了」）を示します。保守作業指示ステータス・ディメンションには、次のオブジェクトが含まれます。
保守作業指示ステータス（ディメンション）
作業指示ステータス（ディメンション・オブジェクト）
保守作業指示タイプ・ディメンションは、保守作業指示のタイプ（例: 「定例」、「予防」）を示します。作業指示タイプは必要に応じて拡張できます。保守作業指示タイプ・ディメンションには、次のオブジェクトが含まれます。
保守作業指示タイプ（ディメンション）
作業指示タイプ（ディメンション・オブジェクト）
このディメンションの説明は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章を参照してください。
このディメンションの説明は、「DBI for Supply Chain」の章を参照してください。
このディメンションの説明は、「DBI for Supply Chain」の章を参照してください。
次の項では、DBI for Maintenanceのキー・パフォーマンス・インディケータ（KPI）について簡単に説明します。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceユーザーズ・ガイド』のDaily Business Intelligence for Maintenanceのキー・パフォーマンス・インディケータ（KPI）に関する説明を参照してください。
資産停止時間(時間): 「資産停止時間(時間)」KPIは、保守作業のために資産を通常の工程で使用できない期間を示します。Oracle Enterprise Asset Managementでは、作業指示または工程完了取引の実行時に、資産の停止時間を入力できます。また、資産が作業指示に関連付けられていない場合は、資産停止時間を手動で入力することもできます。
計画遅延完了%: 「計画遅延完了%」KPIは、選択した期間内に実際に完了したすべての作業指示に対する遅延完了作業指示の比率です。(遅延完了 / 完了作業指示) * 100。
作業指示バックログ: 「作業指示バックログ」KPIは、現在日時点のステータスが「草案」、「リリース済」、「未リリース」または「保留中」のすべての作業指示の件数です。
要求から完了(日数): 「要求から完了(日数)」KPIは、作業要求作成日またはサービス要求障害日から作業指示完了日までの期間（日数）です。また、保守要求の開始時点から作業指示完了による履行時点までの平均日数を示します。
Oracle DBI for Maintenanceでは、保守組織へのアクセスは、Oracle Inventoryの「組織パラメータ」ウィンドウで設定される在庫組織セキュリティで制御されます。「保守マネージャ」およびMaintenance Intelligence職責によってアクセスされる在庫組織のリストを「組織パラメータ」ウィンドウで設定する必要があります。職責に割り当てられている組織のみを表示できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の組織パラメータに関する説明を参照してください。
次の情報は、Oracle DBI for Maintenanceのすべてのレポートに適用されます。
DBI for Maintenanceのすべてのレポートには、Daily Business Intelligenceの基本設定時に確立されたグローバル開始日が使用されます。グローバル開始日より前に発生したデータは、レポートおよびリージョンには表示されません。詳細は、「グローバル・パラメータの設定」を参照してください。次の点にも注意してください。
次に示す作業指示は、グローバル開始日との関連で、DBI for Maintenanceのレポートの対象となる候補です。
グローバル開始日以降にクローズされた作業指示。グローバル開始日より前に完了したが、グローバル開始日より後にクローズされた作業指示を対象にできます。
現在日時点でオープン中の（クローズ済ではない）作業指示。要求から完了のレポート作成は、完了日に基づきます。
通貨コードは、ダッシュボードとレポートで使用されるすべての金額の通貨を示します。
レポート: レポートには、第1グローバル通貨と第2グローバル通貨、および選択した保守組織または（すべての組織の機能通貨が同じで、その通貨が両方のグローバル通貨と異なる場合は）すべての組織の機能通貨が表示されます。
単一組織の情報を表示するときは、通貨金額を機能通貨またはグローバル通貨のいずれかで表示できます。ただし、すべての組織に対する通貨を表示するときは、次のロジックが適用されます。
「組織」が「全て」の場合、すべての組織の機能通貨が同じで、グローバル通貨がその機能通貨であるときは、グローバル通貨のみが表示されます。
「組織」が「全て」の場合、すべての組織の機能通貨は同じだが、グローバル通貨と機能通貨が異なるときは、機能通貨とグローバル通貨の両方が表示されます。
「組織」が「全て」の場合、組織の通貨が異なるときは、グローバル通貨が表示されます。
詳細は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章を参照してください。
次の表に、Oracle DBI for Maintenanceを実装する前に満たす必要がある前提条件を示します。
| 前提条件 | 職責 |
|---|---|
| ハードウェア要件とソフトウェア要件の確認 | （適用なし） |
| Oracle Daily Business Intelligenceフレームワークの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
| 品目ディメンションの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
ハードウェアおよびソフトウェアのすべての前提条件については、OracleMetaLink から入手できる『About Oracle Daily Business Intelligence』の最新バージョンに詳細が記載されています。Oracle Enterprise Asset Managementの正しいバージョンなどの前提条件については、このドキュメントで確認してください。
Oracle Daily Business Intelligenceを設定します。詳細は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章を参照してください。特に、次の処理について確認してください。
「保守管理」ダッシュボードを有効にします。詳細は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章にある「ダッシュボードの使用可能化」を参照してください。
カスタム・バケットを設定します（オプション）。DBI for Maintenanceで使用できる既存のバケット・セットからカスタムのバケット・セットを作成できます。詳細は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章にある「バケットのカスタマイズ」を参照してください。
次の表に、Daily Business Intelligence for Maintenanceのレポートのバケット・セット名を示します。
| バケット・セット名 | レポート名 |
|---|---|
| 保守管理 - 遅延完了年齢 | 遅延完了年齢、遅延完了詳細 |
| 保守管理 - 納期超過年齢 | 遅延作業指示年齢、遅延作業指示詳細 |
| 保守管理 - 要求から完了の分布 | 要求から完了の分布、要求から完了の詳細 |
この手順は、別のDaily Business Intelligence機能領域に対してまだ実行していない場合に実行します。詳細は、「品目ディメンション・レポート」の章を参照してください。DBI for Maintenanceの場合、製品カタログ階層の実装は不要です。
必要な前提条件すべてを満たし、必要なOracle Daily Business Intelligenceの設定を実行した後は、Oracle Daily Business Intelligence for Maintenanceの実装を開始できます。次の表に、実行する必要がある実装タスクのリストを示します。
| 手順 | 職責 |
|---|---|
| 在庫組織セキュリティの設定 | Oracle Inventory |
「保守管理」ダッシュボードに対して在庫組織が保護されていることを確認します。この章の「データの保護」を参照してください。「組織アクセス」ウィンドウを使用して、Oracle Daily Business Intelligence for Maintenanceで使用する在庫組織へのアクセスを保護する方法については、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の「組織アクセスの定義」を参照してください。Oracle Inventory内の職責レベルの在庫セキュリティを確認してください。「保守管理」ダッシュボードでは、在庫組織セキュリティが使用されます。
前提条件および実装手順を完了した後は、他のインテリジェンス製品の実装に進むことができます。他のインテリジェンス製品を実装しない場合は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章で説明している設定後の手順に直接進んでください。特に、次の作業は必ず実行してください。
初期要求セットを実行します。詳細は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章にある「初期要求セットの実行」を参照してください。
実装時に、初期および増分要求セットを作成します。増分要求セットによって、最後のロードまたはリフレッシュ以降に変更された情報がリフレッシュまたは更新されます。増分要求セットは、少なくとも毎日実行することをお薦めします。増分要求セットを作成していない場合は、「Daily Business Intelligenceの設定」の章にある「設定後の手順」を参照してください。この項にも要求セットの実行に関する情報が記載されています。
