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Oracle Enterprise Planning and Budgetingユーザーズ・ガイド
リリース11i
B25756-01
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ビューの管理

ビュー・ディメンションの概要

ビューは、データを保持する特別なディメンションです。たとえば、Enterprise Planning and Budgetingユーザーは、実績ビュー、予算ビューまたは予測ビューを使用する場合があります。ビュー・ディメンションのデータは、明細、カレンダ期間、組織などの他のディメンションによってディメンション化されます。

ビジネス・プロセスを実行するたびに、新しいビューの作成または共有分析ワークスペースにある既存のビューへの追加を実行するプロセスが生成されます。ビューの例としては、実績、2005年予算、2006年予算、2007年予算、2005年予測などが考えられます。

ビューの保守の概要

コントローラまたはビジネス・プロセス管理者は、ビジネス・プロセス実行ビューのリストの表示、ビューの削除、ビューに対するアクセスの設定または削除を実行できます。

ビューに対するアクセスの設定および制限

デフォルトでは、ビジネス・エリアへのアクセス権が付与されたすべてのユーザーが、ビジネス・プロセス実行ビューを使用できます。ビジネス・プロセス管理者は、所有しているビジネス・プロセスで生成されたビューに対する、アナリストまたはビジネス・プロセス管理者のアクセスを設定および削除できます。コントローラは、任意のビジネス・プロセス実行ビューに対する制限を設定および削除できます。

制限は、ビュー全体に適用したり、特定の時間範囲(最終月など)に限定できます。ユーザーを例外から除外することもできます。

期間制限のユーザーには、特定の期間について空のセルが表示されます。完全制限のユーザーには、現在のインスタンスを示すビューを選択し、ビジネス・プロセスに現在のプロセス実行の設定タスクが組み込まれてないかぎり、ビューが表示されません。この場合、ビューは空白で表示されます。制限を削除すると、すべてのユーザーに対してビューへのアクセス権が復元されます。

注意: 次の手順は、既存のビューに対するアクセスを手動で制限または設定する方法を示しています。ビジネス・プロセス所有者は、ビジネス・プロセスのタスク・リストに1つ以上の表示制限の設定タスクを挿入することで、現在実行中のビジネス・プロセスで生成されるビューに対する表示制限を動的に設定または削除できます。詳細は、「表示制限の設定タスクの定義」を参照してください。

表示制限を設定する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingビジネス・プロセス管理者」職責または「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

  3. 「保守の表示」ページ(「管理」->「保守の表示」タブ)にナビゲートします。

  4. 制限を設定するビューを識別します。「表示」ボックスを使用して、ビューをタイプ別にフィルタ処理します。「前」および「次」をクリックしてリスト内を移動します。

  5. そのビューの「選択」列をクリックして、「制限の設定」をクリックします。

    制限の設定ページが開きます。

  6. 制限のタイプを選択します。

  7. ステップ6で、「時間制限」を選択した場合は、固定または相対的な期間を指定します。相対時間レベルは、ビジネス・エリアのコントローラが設定した現在時刻に関連しています。

    1. 時間範囲の「開始」パラメータを設定します。

      • 指定期間で制限を開始するには、「固定」を選択します。次に「時間メンバーの選択」をクリックします。

        「時間メンバーの選択」ボックスが開きます。このボックスで、時間階層を指定して時間ディメンション・メンバーを検索します。

      • 指定期間に相対的な時間レベルで制限を開始するには、「相対」を選択します。左側のボックスで、「現行」「前」または「将来」を選択します。中央のボックスに、期間の数を入力します。右側のボックスで、時間レベルを選択します。

    2. 時間範囲の「終了」パラメータを設定します。

      • 指定期間で制限を終了するには、「固定」を選択します。次に「時間メンバーの選択」をクリックします。

        「時間メンバーの選択」ボックスが開きます。このボックスで、時間階層を指定して時間ディメンション・メンバーを検索します。

      • 指定期間に相対的な時間レベルで制限を終了するには、「相対」を選択します。左側のボックスで、「現行」「前」または「将来」を選択します。中央のボックスに、期間の数を入力します。右側のボックスで、時間レベルを選択します。

    固定日付は静的な日付です。相対時間レベルは現在時刻の設定に基づいて評価されます。

  8. ユーザーを制限から除外できます。除外したユーザーには、ビュー全体に対する全機能権があります。「ユーザーの追加」をクリックします。

    「検索して選択: ユーザーの追加」ページが開きます。このページで除外するユーザーを選択できます。

  9. 「適用」をクリックします。

表示制限を削除する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingビジネス・プロセス管理者」職責または「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

  3. 「保守の表示」ページ(「管理」->「保守の表示」タブ)にナビゲートします。

  4. 制限を削除するビューを識別します。「表示」ボックスを使用して、ビューをタイプ別にフィルタ処理します。「前」および「次」をクリックしてリスト内を移動します。

  5. そのビューの「選択」列をクリックして、「制限の設定」をクリックします。

    制限の設定ページが開きます。

  6. 「制限なし」を選択します。

  7. 「適用」をクリックします。

表示制限を再適用する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingビジネス・プロセス管理者」職責または「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

  3. 「保守の表示」ページ(「管理」->「保守の表示」タブ)にナビゲートします。

  4. 制限を設定するビューを識別します。「表示」ボックスを使用して、ビューをタイプ別にフィルタ処理します。「前」および「次」をクリックしてリスト内を移動します。

  5. そのビューの「選択」列をクリックして、「制限の設定」をクリックします。

    制限の設定ページが開きます。制限設定は、そのビューの最新の制限設定にデフォルト設定されます。

  6. 制限タイプを変更できます。時間制限については期間を変更できます。除外したユーザーのリストを変更することもできます。

  7. 「適用」をクリックします。

ビューの削除

ビューを削除すると、ビューのリストからそのビューが完全に削除されます。

ビジネス・プロセス所有者は、所有しているビジネス・プロセスで生成されたビューを削除できます。コントローラは、任意のビューを削除できます。

注意: 現在アクティブなビジネス・プロセス実行で生成されたビューは削除できません。この場合は、実行の完了を待ってから削除できます。

ビューを削除する手順

  1. 「Enterprise Planning and Budgetingビジネス・プロセス管理者」職責または「Enterprise Planning and Budgetingコントローラ」職責を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、ビジネス・エリアを選択します。

  3. 「保守の表示」ページ(「管理」->「保守の表示」タブ)にナビゲートします。

  4. 削除するビューを識別します。「表示」ボックスを使用して、ビューをタイプ別にフィルタ処理します。「前」および「次」をクリックしてリスト内を移動します。

  5. そのビューの「選択」列をクリックして、「削除」をクリックします。

    削除を確認するプロンプトが表示されます。