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Oracle Enterprise Planning and Budgetingユーザーズ・ガイド
リリース11i
B25756-01
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用語集

英数字


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Enterprise Performance Foundation
企業業績管理アプリケーションのリポジトリ。Enterprise Performance Foundationには、Enterprise Planning and Budgetingで使用可能なディメンション、属性、階層、レベルおよびデータすべてに関する情報が格納されます。

アクセス制御(Access Control)
データおよび個人のオブジェクトへのユーザー・アクセス権について設定する制限。セキュリティ管理者は、データ所有権、書込みアクセス、読取りアクセス、メタデータ範囲および制御計算のアクセス制御を設定します。個々のユーザーは、各自の個人フォルダ、文書、計算および保存済の選択に対してアクセス制御を設定できます。
アナリスト計算(Analyst Calculation)
分析やレポートを容易にするためにユーザーが作成して文書に適用する非定型のフォーミュラ。アナリスト計算は、表示上で動的に計算されます。アナリスト計算にアクセスできるユーザーには、基礎となるディメンション・メンバーへのアクセス権に基づいて結果が表示されます。アナリスト計算は、ディメンション・メンバーとして使用可能で、レポート、グラフ、ワークシートおよび保存済選択に選択できます。別の計算のオペランドとしても使用できます。
アナリスト・ユーザー(Analyst User)
文書やフォルダを日常的に作成および管理するユーザーのためのEnterprise Planning and Budgetingの職責。アナリストは、ワークシートを使用してデータを入力したり、例外アラートを作成できます。
アノテーション(Annotation)
クロス集計またはワークシートのセルに入力したノートまたは注釈。

解決(Solve)
データ・モデルを処理する一連の指示で構成されるビジネス・プロセス定義のコンポーネント。解決では、データ・モデルの各明細ディメンション・メンバーについて、入力ソース、入力レベル、割当方法および出力レベルを指定します。
解決マップ(Solve Map)
ビジネス・プロセスの解決のグラフィカルなレンダリング。
階層(Hierarchy)
データの集計方法と割当方法を決定する構造。文書を表示するときは、階層をドリルアップおよびドリルダウンして様々なレベルを表示できます。また、データを階層レベルで選択することもできます。1つのディメンションで複数の階層をサポートできます。たとえば、組織ディメンションでは、地域的階層(例: 世界->大陸->国->サイト->コスト・センター)と管理上の階層(例: 全世界->ライン・オブ・ビジネス->コスト・センター)をサポートできます。
グラフ(Graph)
多次元のデータをグラフ形式で表示する文書。
クロス集計(Crosstab)
多次元のデータを表形式で表示する文書。
計画(Plan)
一連の目標。財務に関係がある場合と関係のない場合があります。「ローリング・プラン」も参照。
計算テンプレート(Calculation Template)
Enterprise Planning and Budgetingでビジネス計算の広範囲をサポートする一連のフォーミュラ。「アナリスト計算」および「制御計算」も参照。

シャドウ・ユーザー(Shadow User)
Enterprise Planning and Budgetingに現行アカウントがあり、所有していない1つ以上のアカウントへのアクセス権をセキュリティ管理者から付与されたユーザー。シャドウ・ユーザー・アカウントは、アカウントの所有者から別の個人への日常の職責の委任を永続的にまたは一時的にサポートします。ビジネス・プロセス管理者はビジネス・プロセス管理者を、アナリストはアナリストをシャドウイングできます。
職責(Responsibility)
Oracle Applicationsユーザーが使用できるアプリケーションおよび関連する機能セットを決定します。Enterprise Planning and Budgetingでは、アナリスト、ビジネス・プロセス管理者、コントローラ、セキュリティ管理者の職責をサポートしています。
制御計算(Controlled Calculation)
承認済ユーザーに対してデータの標準セットを使用可能にするために管理者が作成できるフォーミュラ。制御計算には格納済データが含まれます。制御計算へのアクセス権を持つすべてのユーザーには、基礎となるディメンション・メンバーへのアクセス権の有無に関係なく、同じ結果が表示されます。
セキュリティ管理者(Security Administrator)
データ所有権、書込みアクセス、読取りアクセス、メタデータ範囲および制御計算へのアクセス権を保持する個人のためのEnterprise Planning and Budgetingの職責。
増分データ・ロード(Incremental Data Load)
ビジネス・プロセスのデータのロード・タスクの初期実行では、指定されたすべてのデータがロードされます。増分ロードでは、新しいデータと以前のロード以降に変更があったデータに限定してロードされます。
属性(Attribute)
Enterprise Planning and Budgeting内のディメンション・メンバーを説明するプロパティまたはクオリファイア。日付、数値、文字列などの属性があります。たとえば、地域ディメンションには、その地域の居住者数を示す人口属性が設定される場合があります。

ターゲット(Target)
データ収集ワークシートには、ワークシートの直接配布者が設定したターゲットが組み込まれることがあります。ターゲットは、経営者が期待する最大または最小の実績を示します。ターゲットには、勧告(逸脱がハイライト表示されている状態での入力を許可する)または絶対(逸脱を許容しない)があります。
タスク(Task)
複数のステップで構成されるビジネス・プロセスの1つのステップ。タスクは、タスク・リストに記載されている順に実行されます。典型的なタスクとして、データのロード、ビジネス・プロセスのレビュー、例外アラート、イベント、通知、解決、テンプレートの生成、テンプレートの配布、現在のプロセス実行の設定、発行の管理、待機があります。
注釈(Comment)
ビジネス・プロセスを更新するときにビジネス・プロセス所有者が入力する表記。注釈を使用すると、ビジネス・プロセス管理者が以前のバージョンからの変更を追跡できるようになります。
ディメンション(Dimension)
一般的なテーマ(時間、地域など)に沿った一意のメンバーの集合であるオブジェクト。各ディメンション・メンバーは、ユーザーのデータへの参照です。ディメンション内の各メンバーは、階層およびレベル別に編成でき、1つ以上の属性に関連付けることができます。
データ収集(Data Collection)
ユーザーにデータを請求し、共有分析ワークスペースにデータを書き込むプロセス。データ収集には、データ収集テンプレートの生成、ワークシートの配布、データの発行が含まれます。「ターゲット」および「ワークシート」も参照。
データ所有権(Data Ownership)
データ所有権は、セキュリティ管理者が適切なユーザー・アカウントに割り当てます。データを所有しているアカウントは、そのデータに責任があり、そのデータに関する通知を受け取ります。データ所有者には、所有しているデータに対する読取りおよび書込みアクセス権が自動的に付与されます。
データ・モデル(Data Model)
ビジネス・プロセスに関連付けられているデータの論理モデル。

ビジネス・エリア(Business Area)
メタデータ、データ、セキュリティ設定および構成設定の論理的なグループ。コントローラは、適切なビジネス・エリアを設定および保守し、セキュリティ管理者および他のコントローラを割り当てます。
ビジネス・プロセス(Business Process)
分析およびレポート用のデータを生成する一連の定義されたタスク。ビジネス・プロセスの例としては、月次実績、年間計画、予算、予測などがあります。
ビジネス・プロセス管理者(Business Process Administrator)
指定されたビジネス・エンティティのビジネス・プロセスを管理するユーザーのためのEnterprise Planning and Budgetingの職責。「プロセス管理者」とも呼ばれます。
ビュー(View)
ビジネス・プロセスを実行すると、データ・ビューにデータが移入されます。ビューの作成方法と作成時期はビジネス・プロセスの所有者が制御します。ビューは、ビュー・ディメンションのメンバーとして表示され、ユーザーが簡単に選択できます。たとえば、実績ビューを使用するか予算ビューを使用するかを選択できます。
プロセス実行(Process Run)
ビジネス・プロセスのインスタンス。たとえば、実行が月次でスケジュールされているプロセスでは、月ごとにプロセス実行が生成されます。
プロセス・タスク(Process Task)
ビジネス・プロセスのタスク・リスト。各タスクは、ビジネス・プロセスが実行されるたびに順番に実行されます。
文書表示ポータル(Document Display Portal)
構成可能ポータル内で選択された文書をユーザーが表示できる領域。
文書リスト・ポータル(Document List Portal)
構成可能ポータル内でフォルダおよび表示する文書をユーザーが選択できるユーザー・インタフェース。
分析ワークスペース(Analytic Workspace)
Oracle OLAPのオンライン分析処理をサポートするOracleデータベースのMOLAPキャッシュ。Enterprise Planning and Budgetingは、Enterprise Performance Foundationから共有分析ワークスペースにデータおよびメタデータをロードしたり、コントローラ、ビジネス・プロセス管理者またはアナリストの職責に関連付けられているアカウント個人用の分析ワークスペースを保守します。
保存済の選択(Saved Selection)
以前に保存したディメンション値の選択。保存済の選択は、固定的なメンバー・リスト(「アカウントA」、「アカウントB」、「アカウントC」など)または指定した関連の結果である可変メンバー(「上位10人のアカウント」など)で構成できます。保存済の選択は、アクセス権限とデータ範囲に従って複数のユーザーで共有できます。

明細(Line)
メンバーによってデータ値が格納または計算されるディメンション。明細ディメンション・メンバーは通常、勘定科目コードまたは他のタイプの財務、統計または経営指標を参照します。たとえば、実績ビューには、税金、福利厚生、事務費などの明細ディメンション・メンバーが考えられます。
メタデータ範囲(Metadata Scoping)
特定の階層、階層レベルおよび属性へのアカウント・アクセス権を制限できるセキュリティ管理者の機能。

予算(Budget)
財務計画。通常は、損益計算書、貸借対照表および現金収支一覧表などの財務諸表で構成されます。通常、予算は会計年度にバインドされ、承認後はロックされます。
予測(Forecast)
予想される結果を反映する計画。通常は定期的に更新されます。多くの場合、予測は実績を基準として使用し、完了するにはユーザーの入力が必要です。

例外アラート(Exception Alert)
データ・ポイントが指定の例外基準と一致した場合に表示される実行時チェック。ビジネス・プロセス所有者は、ビジネス・プロセスの様々な時点で複数の例外アラートを作成できます。アナリストも例外アラートを定義できます。例外アラートは、常にビジネス・プロセスの最後に実行されます。
レベル(Level)
同等のメンバーのカテゴリを指定する階層ディメンションのプロパティ。たとえば、地域ディメンションには、都市と州というレベルが考えられます。タルサやダラスなどの地域メンバーは都市レベルに属し、テキサスやオクラホマなどの地域メンバーは州レベルに属します。各レベルはその下に位置するレベルのデータの集計を表します。たとえば、組織階層は、世界->地方->国->都市->顧客の各レベルで構成され、各レベルのデータはその上のレベルに集計されます。「階層レベル」とも呼ばれます。
ローリング・プラン(Rolling Plan)
現在の期間に対応する固定期間範囲での計画。18か月のローリング・プランでは、当月に対応する18か月が計画の対象になります。

ワークシート(Worksheet)
承認済ユーザーがビジネス・プロセスのデータ(予算または予測など)を入力できる文書。ワークシートは、ビジネス・プロセスのコンポーネントを反映し、ターゲットや指示が含まれていることがあります。