リリース12.1
B70971-01
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| Oracle Mobile Supply Chain Applicationsユーザー・ガイド リリース12.1 B70971-01 | 目次 | 前へ | 次へ |
この章の内容は次のとおりです。
サプライ・チェーン全体にわたるリアルタイムの正確な情報に対する要望に応じて、製造用のモバイル・コンピューティングが作成されました。Oracle Mobile Supply Chain Applicationsでは、モバイル・クライアント・デバイスのネットワーク化されたコンピュータ・システムとのインタフェースがサポートされています。このアプリケーションでは、ハンドヘルド、ウェアラブル、リング・スキャナ・システム、およびリフト付きトラック搭載型などのワイヤレス無線周波数デバイスを使用して、施設内のあらゆる場所から製造現場取引および倉庫取引を実行できます。データ入力機能は、手動およびバー・コード・スキャナの使用の両方で実行できます。
デフォルト値によって、使いやすさと精度が高まる一方で、サプライ・チェーン取引および製造現場取引の実行が容易になります。モバイル・アプリケーションを使用して入力した取引は、即時（オンライン取引）または非同期のいずれかで処理できます。
この図に示すように、Oracleのインターネット・コンピューティング・アーキテクチャでは、Telnetクライアントをサポートするワイヤレス・デバイス用のユーザー・インタフェースを提供することによって、モバイル・インターネット・デバイスがサポートされます。
インターネット・コンピューティング・アーキテクチャ
Oracleインターネット・プラットフォーム製品と同時に標準のインターネット・テクノロジを使用することで、Oracle Mobile Supply Chain Applicationsには次の機能があります。
モバイル・サーバーを使用すると、Telnet Protocol Serverを使用してOracle Application取引を実行できます。情報は、モバイル産業デバイスからTelnetリスナーに送信されます。情報が処理され、アプリケーション・データベースで更新されます。
モバイル・デバイスを使用して、移動、出庫および戻入などの仕掛製造現場取引を作成できます。また、製造オーダー、ラインおよび資材ステータスを表示することもできます。
モバイル・デバイスを使用すると、使用場所で在庫取引を入力できます。このように取引を記録することによって、重複データ入力が回避され、モバイル・デバイス・スキャンによってデータ入力の精度が向上します。
品質収集計画の問合せの実行、データの入力、および単一ビジネス・プロセスでのテスト結果の記録ができます。Oracle Qualityで作成された仕様はすべて、品目仕様、仕入先仕様または顧客仕様であるかに関係なく問い合せることができます。
注意: 場合によっては、資料の本文に記載されているウィンドウの名称がウィンドウ内の名称と正確に一致しない可能性があります。これは、スペース不足が原因で、ウィンドウ内の名称が短縮されているかまたは切り捨てられているためです。
Oracle Mobile Supply Chain Applications Serverを使用すると、Telnet Protocol Serverを使用して取引を実行できます。Mobile Supply Chain Applications Serverモジュールには、2つのサブモジュールがあります。
Telnetプロトコル・ハンドラ—Telnetのクライアントと残りのクライアントの間の通信モジュールとして機能します。
プレゼンテーション・マネージャ— 接続されたTelnetクライアント上にユーザー・インタフェースを実際にレンダリングするTelnetプロトコルを実装します。
Oracle Mobile Applications Serverは、複数ノードでのサーバーの起動、使用するポートの指定、データベースの指定など、組織のニーズにあわせて構成できます。
すべてのモバイル・ウィンドウをグラフィカル・ユーザー・インタフェースまたはキャラクタモード・インタフェースのいずれかで表示できます。このガイドでは両方のインタフェースを交互に使用します。インタフェースには同じ情報が表示され、グラフィカル・ユーザー・インタフェースにはデスクトップ・アプリケーションと同じ情報が表示されます。次の図に、モバイル・ユーザー・インタフェースを示します。
Oracle Mobile Manufacturingでは、モバイル・デバイスを使用したOracle Work in Process取引が提供されます。次のような製造現場取引およびビジネス機能を実行できます。
組立品の移動
組立品の完了
品目および組立品の廃棄および不合格指定
資材の出庫、戻入および廃棄
作業指示なしの完了および戻入
フロー完了、戻入および廃棄取引
生産資源のチャージ
製造オーダーとライン・ステータス、資材取引と移動取引、構成部品所要量、製造オーダー指示、生産資源および構成部品不足などの取引情報を表示することもできます。
Oracle Mobile Qualityでは、モバイル・デバイスを使用したOracle Quality取引が提供されます。品質収集計画の問合せ、品質収集計画へのデータの直接入力、および仕様の表示ができます。次のタスクおよびビジネス機能を実行できます。
品質データの収集
仕様の表示
仕掛取引
WIP作業指示なしの完了
フロー製造の完了
Oracle Mobile Materials Managementでは、モバイル・デバイスを使用したOracle Inventory、Oracle Purchasing受入およびOracle Shipping Execution取引が提供されます。次の資材機能を実行できます。
受入
在庫取引と照会
カンバン取引と照会
循環棚卸と実地棚卸
ピック確認
出荷確認
組織内補充
Oracle Enterprise Asset Management（EAM）では、モバイル・デバイスを使用して資材取引を実行する機能が提供されます。MSCAを使用して次の資材取引を実行できます。
構成部品出庫
構成部品戻入
マイナス構成部品出庫
マイナス構成部品戻入
Oracle Shop Floor Management（OSFM）では、モバイル・デバイスを使用して資材取引を実行する機能が提供されます。MSCAを使用して次の資材取引を実行できます。
資材出庫
資材戻入
マイナス構成部品出庫
マイナス構成部品戻入
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