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Oracle Mobile Supply Chain Applicationsユーザー・ガイド
リリース12.1
B70971-01
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Mobile Materials Management

この章の内容は次のとおりです。

Mobile Materials Managementの概要

Mobile Materials Managementを使用して、在庫取引、受入取引および出荷取引を実行できます。次の機能を実行できます。

受入取引

モバイル・デバイスを使用して、受入、検査、転送および組織への搬送による品目の移動を記録できます。

UCC128/UCC14のサポート

UCC/EANが推進しているバーコードおよび製品番号標準のサポートが拡大しています。GTIN(国際取引商品番号: Global Trade Item Number)ソリューションには、EAN/UCC-14のサポートが含まれています。会社は、中間梱包や出荷コンテナの同一の消費者単位標準数量の梱包にEAN/UCC-14を使用します。一般的に、EAN/UCC-14は小売以外の環境、特に梱包商品を取り扱う物流センターで使用されます。完全サポートには、EAN/UCC-14から商品や取引単位への相互参照が含まれます。標準梱包のEAN/UCC-14バーコードをスキャンし、取引数量を標準梱包の数で示すことにより、モバイル取引を実行できます。

標準受入

受入文書で経路が標準受入に指定されている場合、品目は最初に受入事業所に受け入れます。受入事業所とは、資材を在庫に搬送する前に一時的に保管する場所として指定された領域です。受入文書で指定された受入経路に応じて、標準受入を検査できます。

「受入」ページに情報を入力して「<完了>」を選択すると、「受入情報」ウィンドウが表示されます。特定の受入取引に基づいて文書番号および受入ソースが表示される場合があり、取引の受入番号はシステム生成されます。

品目は、発注、社内出荷、返品承認(RMA)、社内購買依頼、および「すべて」から受け入れることができます。この「すべて」機能を使用すると、すべてのタイプの受入を受け入れることができます。次の各項では、各タイプの標準受入の受入方法について詳細を説明します。

関連項目

『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』の受入の概要に関する項

『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』の受入管理、オプションおよびプロファイルに関する項

『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』の受入オプションの定義に関する項

『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』の事業所の定義に関する項

標準発注の受入

モバイル・デバイスを使用して、発注を受け入れることができます。発注とは、外部仕入先から品目を購入するために作成する文書です。

発注を受け入れる手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

  2. 「受入」ページから「発注」を選択します。

  3. 発注番号を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。複数の営業単位にアクセスできる場合は、営業単位が文書タイプと文書番号とともに表示されます。発注を入力し、該当する番号が1つの営業単位にのみ存在する場合は、発注番号が自動的に表示され、次のフィールドに進むことができます。「発注」フィールドに発注を入力し、該当する発注番号が複数の営業単位に存在する場合は、値リスト(LOV)が表示され、正しい営業単位の発注を選択するように求められます。

    注意: モバイル・ユーザー・インタフェースを使用して品目マスターが作成されていない品目を受け入れることができます。

  4. (オプション)「明細番号」フィールドに明細番号を入力します。

    このデータがスキャンされると、仕入先名、および発注で指定されたすべてのノートが表示されます。

  5. 必要に応じて、プロジェクトおよびタスク情報を変更します。プロジェクトおよびタスク情報は、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。これにより、発注が特定のプロジェクトまたはタスクに割り当てられます。発注をプロジェクトまたはタスクに割り当てた場合、その発注は別のプロジェクトまたはタスクで使用できません。

  6. [Enter]を選択するか、または品目番号を入力します。品目摘要が自動的に表示されます。

    注意: デフォルト受入事業所は、ユーザーが現在所属している組織に割り当てられた事業所です。単位は、品目の基準単位にデフォルト設定されます。

    発注の「受入」ページ

    the picture is described in the document text

  7. 受入保管場所を入力し、必要に応じてオプションで保管棚を入力します。

  8. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量が表示されることがあります。「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示するには、フォーム機能パラメータを設定する必要があります。フォーム機能パラメータを設定して「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示すると、品目マスターで設定したパラメータに基づいてこれらのフィールドを変更できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

  9. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、ロットを入力または選択するか、最初のロットをスキャンして、数量を入力できます。品目が二重単位管理されている場合、第2ロット数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいてデフォルト設定されます。デフォルト設定は、「固定」、「デフォルト」および「デフォルトなし」の3タイプから選択できます(詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照)。

    QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づいて、まだ受け入れていない数量を示す残数量、または現在までに受け入れた合計数量が表示されます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、予約が存在しないかぎりは保管棚に任意の数量を受け入れることができ、同じ保管棚にロット数量全体を受け入れることができます。さらに、同じ保管棚にある既存の部分化不可ロットに、引き続きロットを受け入れることができます。ロットが保管棚に存在する場合、そのロットを別の保管棚に受け入れることはできません。

    注意: 検査が必要な品目の場合、ロット情報の入力は必須ではありません。

    ロット属性を入力するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

    the picture is described in the document text

  10. この発注の別の品目を受け入れる場合は「<次品目>」、この受入を続行する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    「<完了>」を選択すると、「受入情報」ページが表示されます。

    注意: 受入時の在庫不足メッセージ表示および許容範囲の警告や拒否を有効にした場合は、取引のこの時点でメッセージが表示されます。

    「発注番号」、「仕入先」および「受入番号」フィールドに値が自動的に挿入されます。

  11. (オプション)運送業者を入力します。これは、出荷の運送業者です。

  12. (オプション)「梱包伝票」フィールドに梱包伝票番号を入力します。梱包伝票により、出荷内容が詳細に項目化されます。

  13. (オプション)「荷受証」フィールドに荷受証番号を入力します。荷受証は、輸送される商品に関する運送業者の契約および受領書です。

  14. (オプション)「陸運送り状」フィールドに陸運運送状番号を入力します。

  15. (オプション)「航空運送状」フィールドに航空運送状番号を入力します。

    発注の「受入情報」ページ

    the picture is described in the document text

  16. 取引を完了する場合は「<完了>」、取引を取り消す場合は「<取消>」を選択します。

関連項目

『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』の管理オプションの定義に関する項

標準社内出荷の受入

モバイル・デバイスを使用して、社内出荷を受け入れることができます。社内出荷とは、社内から調達する出荷です。

組織間の二重単位管理

二重単位管理されている品目を別の組織から受け入れる場合、単位が異なる可能性がありますが、これらは同じ単位区分に属している必要があります。また、品目は、ある組織では二重単位管理されており、別の組織では二重単位管理されていない場合もあります。次の条件が適用されます。

組織間のロットの受入

ロットが出荷組織では部分化不可で、受入組織では部分化可能な場合、受入組織では同じロットの複数の数量を受け入れることができます。両方の組織でロットが部分化不可の場合、受入組織ではロット全体を受け入れる必要があります。ロットが子ロット使用可能の場合、システムでは子ロットのみを受け入れます。受入組織に親ロットは作成できません。

社内出荷を受け入れる手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

    「社内出荷」が選択された標準受入メイン・ページ

    the picture is described in the document text

  2. 「社内出荷」を選択します。

  3. 「出荷番号」フィールドで、出荷番号を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。ソース組織が表示されます。

  4. 必要に応じて、プロジェクトおよびタスク情報を変更します。プロジェクトおよびタスク情報は、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。「出荷番号」値リストには、現行組織で受入可能な出荷番号のみ表示されます。

  5. 受け入れる品目をスキャンまたは入力して、この社内出荷の他の値(摘要、デフォルト事業所、単位など)を表示します。

  6. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。

    社内出荷の「受入」ページ

    the picture is described in the document text

  7. 受入保管場所を入力し、必要に応じてオプションで保管棚を入力します。

  8. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量が表示されることがあります。「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示するには、フォーム機能パラメータを設定する必要があります。フォーム機能パラメータを設定して「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示すると、品目マスターで設定したパラメータに基づいてこれらのフィールドを変更できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

  9. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、ロットを入力するか、ロットを選択するか、または最初のロットをスキャンして、ロット数量を入力できます。品目が二重単位管理されている場合、第2ロット数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいてデフォルト設定されます。QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づいて、まだ受け入れていない数量を示す残数量、または現在までに受け入れた合計数量のいずれかが表示されます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、予約が存在しないかぎりは保管棚に任意の数量を受け入れることができ、同じ保管棚にロット数量全体を受け入れることができます。さらに、同じ保管棚にある既存の部分化不可ロットに、引き続きロットを受け入れることができます。ロットが保管棚に存在する場合、そのロットを別の保管棚に受け入れることはできません。

    注意: 検査が必要な品目の場合、ロット情報の入力は必須ではありません。

    ロット属性を入力するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

    the picture is described in the document text

  10. 「<完了>」または「<取消>」を選択して、「受入」ページに戻ります。

  11. 別の品目を受け入れる場合は「<次品目>」、この受入を続行する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    注意: 受入時の在庫不足メッセージ表示を有効にした場合は、取引のこの時点でメッセージが表示されます。

    「出荷番号」、「ソース組織」および「受入番号」フィールドに値が自動的に挿入されます。

  12. (オプション)運送業者を入力します。これは、出荷の運送業者です。

  13. (オプション)「梱包伝票」フィールドに梱包伝票番号を入力します。梱包伝票により、出荷内容が項目化されます。

  14. (オプション)「荷受証」フィールドに荷受証番号を入力します。荷受証は、輸送される商品に関する運送業者の契約および受領書です。

  15. (オプション)「陸運送り状」フィールドに陸運運送状番号を入力します。

  16. (オプション)「航空運送状」フィールドに航空運送状番号を入力します。

    社内出荷の「受入情報」ページ

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  17. 取引を完了する場合は「<完了>」、取引を取り消す場合は「<取消>」を選択します。

標準返品承認の受入

返品承認(RMA)は、顧客が受注により出荷された商品を返品するときに使用されます。他の受入と同様に、RMAに対する受入を作成できます。

RMAのロットの受入

顧客が返品する品目がロット管理されている場合は、プロファイル・オプションを設定してロットの受入方法を決定できます。RMAで指定されたロットのみ受け入れるか、新規ロットを受け入れるか、またはRMAで指定されていない既存のロットに資材を受け入れるかを設定できます。

ユーザーは、品目に対して事前定義されたロット命名規則に準拠していないロット番号を手動で入力できません。また、ユーザーは、許容範囲外の数量を入力できません。さらに、ロットのステータスが搬送先ロットのステータスに対して相違または違反している場合、資材を既存のロットに受け入れることはできません。

標準返品承認を受け入れる手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

    「返品」が選択された標準受入メイン・ページ

    the picture is described in the document text

  2. 「返品」を選択します。

  3. 「RMA番号」フィールドで、返品承認番号を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。

    このデータがスキャンまたは入力されると、顧客名が表示されます。

  4. 必要に応じて、プロジェクトおよびタスク情報を変更します。プロジェクトおよびタスク情報は、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

    RMAの「受入」ページ

    the picture is described in the document text

  5. 受け入れる品目をスキャンまたは入力して、このRMAの他の値(摘要、デフォルト受入事業所、単位など)を表示します。

  6. 受入保管場所を入力し、必要に応じてオプションで保管棚を入力します。

  7. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量が表示されることがあります。「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示するには、フォーム機能パラメータを設定する必要があります。フォーム機能パラメータを設定して「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示すると、品目マスターで設定したパラメータに基づいてこれらのフィールドを変更できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

  8. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、ロットを入力するか、ロットを選択するか、または最初のロットをスキャンして、数量を入力できます。QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づいて、まだ受け入れていない数量を示す残数量、または現在までに受け入れた合計数量のいずれかが表示されます。品目が二重単位管理されている場合、第2ロット数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいてデフォルト設定されます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、予約が存在しないかぎりは保管棚に任意の数量を受け入れることができ、同じ保管棚にロット数量全体を受け入れることができます。さらに、同じ保管棚にある既存の部分化不可ロットに、引き続きロットを受け入れることができます。ロットが保管棚に存在する場合、そのロットを別の保管棚に受け入れることはできません。

    注意: 検査が必要な品目の場合、ロット情報の入力は必須ではありません。

    ロット属性を入力するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

    the picture is described in the document text

  9. 「<完了>」または「<取消>」を選択して、「受入」ページに戻ります。

  10. 別の品目を受け入れる場合は「<次品目>」、この受入を続行する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    注意: 受入時の在庫不足メッセージ表示を有効にした場合は、取引のこの時点でメッセージが表示されます。

    「RMA番号」、「顧客」および「受入番号」フィールドに値が自動的に挿入されます。

  11. (オプション)運送業者を入力します。これは、出荷の運送業者です。

  12. (オプション)「梱包伝票」フィールドに梱包伝票番号を入力します。梱包伝票により、出荷内容が詳細に項目化されます。

  13. (オプション)「荷受証」フィールドに荷受証番号を入力します。荷受証は、輸送される商品に関する運送業者の契約および受領書です。

  14. (オプション)「陸運送り状」フィールドに陸運運送状番号を入力します。

  15. (オプション)「航空運送状」フィールドに航空運送状番号を入力します。

    RMAの「受入情報」ページ

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  16. 取引を完了する場合は「<完了>」、取引を取り消す場合は「<取消>」を選択します。

標準社内購買依頼の受入

社内購買依頼とは、商品またはサービスの社内要求です。購買依頼は、従業員が作成するか、または別のプロセス(在庫、製造など)で作成できます。社内購買依頼は、ユーザーの在庫から生成されて調達されるオーダーです。

社内購買依頼を受け入れる手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

    「社内購買依頼」が選択された標準受入メイン・ページ

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  2. 「社内購買依頼」を選択します。

  3. 「購買依頼#」フィールドで、購買依頼番号を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。

  4. 必要に応じて、プロジェクトおよびタスク情報を変更します。プロジェクトおよびタスク情報は、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  5. 品目をスキャンまたは入力して、この購買依頼の他の値(摘要、デフォルト受入事業所、単位など)を表示します。

    社内購買依頼の受入の「受入」ページ

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  6. 受入保管場所を入力し、必要に応じてオプションで保管棚を入力します。

  7. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量が表示されることがあります。「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示するには、フォーム機能パラメータを設定する必要があります。フォーム機能パラメータを設定して「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示すると、品目マスターで設定したパラメータに基づいてこれらのフィールドを変更できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

  8. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、ロットを入力または選択するか、最初のロットをスキャンして、数量を入力できます。QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づいて、まだ受け入れていない数量を示す残数量、または現在までに受け入れた合計数量のいずれかが表示されます。品目が二重単位管理されている場合、第2ロット数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいてデフォルト設定されます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、予約が存在しないかぎりは保管棚に任意の数量を受け入れることができ、同じ保管棚にロット数量全体を受け入れることができます。さらに、同じ保管棚にある既存の部分化不可ロットに、引き続きロットを受け入れることができます。ロットが保管棚に存在する場合、そのロットを別の保管棚に受け入れることはできません。

    注意: 検査が必要な品目の場合、ロット情報の入力は必須ではありません。

    ロット属性を入力するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

    the picture is described in the document text

  9. 「<完了>」または「<取消>」を選択して、「受入」ページに戻ります。

  10. この社内購買依頼の別の品目を受け入れる場合は「<次品目>」、この受入を続行する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    注意: 受入時の在庫不足メッセージ表示を有効にした場合は、取引のこの時点でメッセージが表示されます。

文書タイプが不明な場合の標準品目の受入

「すべて」機能を使用すると、文書タイプが不明な場合に品目を受け入れることができます。

文書タイプが不明な場合に品目を受け入れる手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

    「すべて」が選択された標準受入メイン・ページ

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  2. 「すべて」を選択します。

    全文書受入の「受入」ページ

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  3. 文書番号を入力するか、スキャンするか、または値リストから選択します。

    「文書」ページ

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    適切な「受入」ページに自動的に戻ります。

    「受入」ページ

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  4. 受入タイプに応じて、受入を実行します。

品目受入

文書番号のかわりに品目番号に基づいて、受入を開始できます。品目受入では、品目をスキャンした後に文書番号をスキャンできます。標準受入と同じタイプの受入を実行できます。

品目ベースの受入を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

    「品目受入」が選択された「受入」メイン・ページ

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  2. 「品目受入」を選択します。

  3. 任意の品目受入タイプを選択します。

    「発注」が選択された「品目受入」ページ

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  4. 品目番号を入力またはスキャンします。品目番号および品目摘要情報が表示されます。

  5. 文書情報を入力またはスキャンし、前述の手順と同様に続行します。

    発注品目の「受入」ページ

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    注意: 品目開始済受入を有効にするには、デスクトップ・アプリケーションで目的のすべての受入タイプについて、ITEM_CONTROLLEDフォーム機能パラメータを「Yes」に設定します。

資材受入の検査

検査は、受け入れる品目が品質標準に適合していることを確認するために実行する手順です。Oracle PurchasingまたはOracle Qualityの検査機能を使用して、受け入れる品目を検査できます。品目を検査するために収集計画が存在する場合は、Mobile PurchasingまたはMobile Qualityの「検査」ウィンドウを使用できます。デスクトップ・アプリケーションで使用するのと同じ設定に基づいて、使用するモジュールを決定します。

資材受入を検査する手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

    「検査」が選択された「受入」ページ

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  2. 「検査」を選択します。

    「発注」が選択された「検査」ページ

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  3. 受入番号別に検査結果を入力するか(「受入」メニュー・オプションを選択した場合)、または検査に適した文書を選択します。「検査」ウィンドウが表示されます。

  4. この検査の値を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。

    受入の検査ページ

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    「検査」ウィンドウに、受入タイプに対応したプロンプトが表示されます。受入タイプに適用可能な値を入力します。必要に応じて、単位および数量情報を変更できます。

  5. 受入に関する値を入力した後に、[Enter]を選択します。

    「検査詳細」ウィンドウが表示されます。

  6. 「数量」フィールドに、検査する数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量の表示を制御するフォーム機能パラメータの設定に応じて、第2単位および第2数量が表示されます。

  7. 「数量確認」フィールドに、受入数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2受入数量が表示されます。

  8. (オプション)「品質コード」フィールドに摘要コード、「事由」フィールドにこの検査を説明する値を入力できます。

  9. 品目が二重単位管理されている場合は、受入数量が検査数量より少ないと、その差異が「不合格数量」および第2不合格数量フィールドに表示されます。(オプション)「事由」フィールドにこの検査の事由コードを入力できます。

  10. 「<完了>」を選択して、この取引を保存します。

    「検査」ウィンドウが再度表示されます。この受入の別の品目を検査する場合は「<次品目>」、この取引を完了する場合は「<完了>」を選択します。

    「検査詳細」ページ

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資材の搬送

資材を受け入れ、オプションで検査した後に、その資材を最終的な搬送先事業所に搬送します。資材を搬送するには、「搬送」ウィンドウを使用します。

注意: 受入経路タイプが「直送」の場合、受入取引が保存されると、2つの別々の取引で受入と搬送が実行されるのではなく、1つの取引で搬送が実行されます。また、最初の受入フォームで、保管場所と保管棚の入力を求めるプロンプトが表示されます(該当する場合)。

資材を搬送先に搬送する手順は、次のとおりです。

  1. 「受入」ページにナビゲートします。

  2. 「搬送」を選択します。

  3. 適切な搬送タイプを選択します。選択肢は次のとおりです。

  4. 受入番号別または文書番号別に、搬送取引情報を入力します。

    受入番号に加えて、発注、社内出荷、返品承認および社内購買依頼から受け入れた品目を搬送できます。

    「搬送」ページ

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    「搬送」ウィンドウに、受入タイプに対応したプロンプトが表示されます。受入タイプに適用可能な値を入力します。

  5. 必要に応じて、プロジェクトおよびタスク情報を変更します。プロジェクトおよびタスク情報は、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  6. (オプション)「保管場所」フィールドの保管場所、「保管棚」フィールドの保管棚(該当する場合)、および単位のデフォルト値を変更できます。

  7. 保管場所を入力し、必要に応じてオプションで保管棚を入力します。

  8. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量が表示されることがあります。「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示するには、フォーム機能パラメータを設定する必要があります。検査経路に応じて「搬送タイプ」フィールドが表示されます。このフィールドの値リストから、「承認済」、「不合格」または「両方」を選択できます。フォーム機能パラメータを設定して「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示すると、品目マスターで設定したパラメータに基づいてこれらのフィールドを変更できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

  9. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、ロットを入力、選択またはスキャンして、ロット数量を入力できます。受入予定の数量を示す残数量、または現在までに受け入れた合計数量のいずれかが表示されます。どちらが表示されるかは、QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づきます。品目が二重単位管理されている場合、第2ロット数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいてデフォルト設定されます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    ロット属性を入力するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

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  10. 「<完了>」または「<取消>」を選択して、「搬送」ページに戻ります。

  11. 「<次>」を選択して、この受入の別の品目を検索します。この取引を保存する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

在庫取引

Mobile Materials Managementを使用して、在庫取引を実行できます。

資材管理の在庫取引を作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。受入取引および出庫取引の作成、保管場所間の資材の転送、出荷組織からの資材の移動、在庫補充機能の使用、循環棚卸品目の入力、および実地棚卸品目の入力を行うことができます。

    在庫取引ページ

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  2. 在庫取引を選択します。

  3. 作成する特定の取引について要求される値を入力します。

    注意: フォーム機能パラメータを使用して、取引タイプおよび勘定科目のデフォルト値を設定できます。

  4. 作業内容を保存します。

在庫受入

別名受入取引およびその他受入取引を実行できます。勘定科目別名とは、GL勘定科目番号を表す、簡単に識別できる名前またはラベルです。勘定科目番号のかわりに勘定科目別名を使用して、勘定科目を参照できます。その他受入取引を使用すると、在庫、受入または仕掛以外のグループから資材を受け入れることができます。

別名受入およびその他受入を作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. 「受入」を選択します。

    在庫受入ページ

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  3. 別名受入を作成する場合は「別名受入」、その他受入を作成する場合は「その他受入」を選択します。

    選択内容に応じて、「別名受入」または「その他受入」ウィンドウが表示されます。

    注意: 別名受入取引とその他受入取引のプロンプトは同じです。ウィンドウ名によって取引タイプが区別されます。

  4. 「勘定科目」フィールドで、この受入取引で使用する勘定科目番号を入力または選択します。

    「その他受入取引」ページ

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  5. 「品目」フィールドで、品目番号を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。

    このデータが入力されると、品目摘要および単位が表示されます。

  6. プロジェクトおよびタスクを入力します(該当する場合)。

    注意: 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  7. 「保管場所」フィールドに保管場所、「保管棚」フィールドに保管棚(該当する場合)の値を入力します。「数量」フィールドに数量を入力します。

  8. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合、第2単位と第2数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいて自動的に表示されます。

  9. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、最初のロットを入力、選択またはスキャンして、数量を入力できます。受け入れる残数量、または現在までに受け入れた合計数量のいずれかが表示されます。これは、QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づきます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、予約が存在しないかぎりは保管棚に任意の数量を受け入れることができ、同じ保管棚にロット数量全体を受け入れることができます。さらに、同じ保管棚にある既存の部分化不可ロットに、引き続きロットを受け入れることができます。ロットが保管棚に存在する場合、そのロットを別の保管棚に受け入れることはできません。

    ロット属性を入力するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

    the picture is described in the document text

  10. 「ロット単位換算の自動作成」を「Yes」に設定すると、二重単位管理されている品目について単位が異なる単位区分の場合に、新しいロット換算を作成できます。システムでは、取引数量に対する換算に基づいて単位が作成されます。

  11. (オプション)「事由」フィールドにこの取引の事由を入力できます。

  12. 別の品目を取引する場合は「<保存/次>」、この取引を保存する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

関連項目

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の勘定科目別名の定義に関する項

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』のその他取引の実行に関する項

在庫出庫

別名出庫取引およびその他出庫取引を実行できます。勘定科目別名とは、GL勘定科目番号を表す、簡単に識別できる名前またはラベルです。勘定科目番号のかわりに勘定科目別名を使用して、勘定科目を参照できます。その他出庫取引を使用すると、在庫、受入または仕掛以外のグループに資材を出庫できます。

別名出庫およびその他出庫を作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。「在庫」メニューが表示されます。

  2. 「出庫」を選択します。「出庫」メニューが表示されます。

    「その他出庫」が選択された在庫出庫ページ

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  3. 別名出庫を作成する場合は「別名出庫」、その他出庫を作成する場合は「その他出庫」を選択します。

    選択内容に応じて、「別名出庫」または「その他出庫」ウィンドウが表示されます。

    注意: 別名出庫取引とその他出庫取引のプロンプトは同じです。ウィンドウ名によって取引タイプが区別されます。

  4. 「勘定科目」フィールドで、この出庫取引で使用する勘定科目番号を入力または選択します。

  5. 「品目」フィールドで、品目番号を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。

    「その他出庫取引」ページ

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    このデータが入力されると、品目摘要および単位が表示されます。

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  6. 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドに、プロジェクトおよびタスク情報を入力します(該当する場合)。「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  7. 「保管場所」フィールドに保管場所、「保管棚」フィールドに保管棚(該当する場合)の値を入力します。「数量」フィールドに数量を入力します。

  8. 「数量」フィールドに、出庫する数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合、第2単位と第2数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいて自動的に表示されます。

  9. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、最初のロットを入力、選択またはスキャンして、数量を入力できます。出庫する残数量、または現在までに出庫された合計数量のいずれかが表示されます。これは、QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づきます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定した場合でも、予約が存在しないかぎりはロットの部分数量を出庫できます。各ロットの部分数量に対して、その他出庫および勘定科目別名出庫が可能です。

    ロット属性を表示するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

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  10. (オプション)「事由」フィールドにこの取引の事由を入力できます。

  11. 別の品目を取引する場合は「<保存/次>」、この取引を保存する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

関連項目

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の勘定科目別名の定義に関する項

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』のその他取引の実行に関する項

在庫転送

現行組織内の資材は、保管場所間、または同じ保管場所内の2つの保管棚間で転送できます。品目に保管場所の制限付きリストがある場合は、そのリストにある保管場所の間でのみ資材を転送できます。

在庫転送ページ

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組織間で資材を転送する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. 「転送」を選択します。

  3. 「組織転送」を選択します。

    組織転送ウィンドウ

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  4. 「移動先」フィールドに、移動先組織を入力します。

  5. 「取引タイプ」フィールドに取引タイプを入力します。

  6. 「品目」フィールドに品目番号を入力します。

  7. 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドに、プロジェクトおよびタスク情報を入力します(該当する場合)。「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  8. 「保管場所:自」フィールドに保管場所:自を入力します。

  9. 必要に応じて、「シリアル#」フィールドにシリアル番号を入力します。

  10. 「数量」フィールドに、転送する数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合、第2単位を表示するようにフォーム機能パラメータを設定すると、第2単位と第2数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいて自動的に表示されます。

  11. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、最初のロットを入力、選択またはスキャンして、数量を入力できます。転送する残数量、または現在までに転送された合計数量のいずれかが表示されます。これは、QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づきます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、ロットの部分数量は転送できません。

    属性を表示するには、「<ロット属性表示>」を選択します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

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  12. 「保管場所:至」フィールドに、保管場所:至を入力します。

  13. (オプション)次の出荷情報を入力できます。

  14. (オプション)「事由」フィールドに転送事由を入力します。

  15. 別の品目を入力する場合は「<次品目>」を選択します。

  16. 取引を完了する場合は「<完了>」を選択します。

保管場所間で資材を転送する手順は、次のとおりです。

  1. 「転送」メニューにナビゲートします。

  2. 「保管場所転送」を選択します。

    保管場所転送

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  3. 品目番号、保管場所および保管棚(保管棚管理されている場合)の値を入力するか、値リストから選択するか、またはスキャンします。

    有効数量およびデフォルト単位が表示されます。

  4. 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドに、プロジェクトおよびタスク情報を入力します(該当する場合)。「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  5. 「数量」フィールドに、転送する数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合、第2単位と第2数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいて自動的に表示されます。

  6. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、最初のロットを入力、選択またはスキャンして、数量を入力できます。転送する残数量、または現在までに転送された合計数量のいずれかが表示されます。これは、QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づきます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、ロットの部分数量は転送できません。

    ロット属性を表示するには、「<ロット属性表示>」を選択します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

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  7. (オプション)「事由」フィールドにこの転送の事由を入力できます。

  8. 別の品目を取引する場合は「<保存/次>」、この取引を保存する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

保管場所間でシリアル管理資材を転送する手順は、次のとおりです。

  1. 「転送」メニューにナビゲートします。

  2. 「シリアル保管場所転送」を選択します。

  3. 転送するシリアル番号を入力またはスキャンします。

    品目情報、保管場所:自、保管棚:自が自動的に表示されます。

    シリアル保管場所転送ページ

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  4. 「保管場所:至」フィールドに、保管場所:至を入力します。

  5. (オプション)転送事由を入力します。

  6. シリアル番号が付けられた別の品目を入力またはスキャンします。

  7. 別の品目を入力またはスキャンする場合は「<保存/次>」を選択します。

  8. 完了したら「<完了>」を選択します。

移動オーダーの取引

次の手順に従って、移動オーダーを取引します。

保管場所事業所間で移動オーダーを取引する手順は、次のとおりです。

  1. 「転送」メニューにナビゲートします。

  2. 「移動オーダー保管場所転送」を選択します。

    「移動オーダー転送問合せ」ウィンドウが表示されます。「移動オーダー番号」、「明細番号」、「品目」、「要求日」、「保管場所事業所」(自および至)フィールドのいずれかに検索基準を入力して、取引する移動オーダーを選択します。

    移動オーダー問合せページ

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  3. 移動オーダーを検索する場合は「<問合せ>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    移動オーダーが割り当てられていない場合は、「割当明細」ページが表示されます。移動割当ウィンドウで割当を取引する前に、移動オーダー明細を割り当てる必要があります。

    移動オーダーが割り当てられている場合は、「移動オーダー割当」ページが表示されます。

    割当明細

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  4. 割当を作成する場合は「<割当>」、この問合せに一致する次のレコードを検索する場合は「<次>」、この問合せを無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    「<割当>」を選択すると、「移動オーダー割当」ウィンドウが表示されます。問合せからフィールド情報(この移動オーダーの移動オーダー番号、明細番号、品目、保管場所(自および至)、所要数量など)が表示されます。

  5. 1番目の「確認」フィールドに品目番号を入力して、この品目番号を転送に対して検証します。

  6. 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドに、プロジェクトおよびタスク情報を入力します(該当する場合)。「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

    移動オーダー割当

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  7. 2番目の「確認」フィールドに保管場所:自の値を入力して、転送元の在庫事業所を検証します。

    単位および有効数量が表示されます。品目が二重単位管理されている場合は、フォーム機能パラメータを「Yes」に設定すると、第2単位および第2有効数量が表示されます。

  8. 3番目の「確認」フィールドに、転送する数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2数量も確認する必要があります。

  9. 品目がロット管理されている場合はロット数量を確認し、品目が二重単位管理されている場合は第2ロット数量を確認する必要があります。

  10. (オプション)「事由」フィールドに取引の事由コードを入力します。

  11. 「<保存/次>」を選択して、作業内容を保存します。問合せに一致する別の品目がある場合は、その品目が表示されます。そうでない場合は、「転送」メニューが表示されます。

関連項目

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の移動オーダーの概要に関する項

在庫移動オーダー

移動オーダーとは、単一組織内における資材の移動要求です。これにより、補充、資材格納場所の移転、および品質処理の目的で倉庫または施設内で資材を移動できます。

移動オーダー要求を使用して資材を移動する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. 「移動オーダー」を選択します。

    「全移動オーダー問合せ」ウィンドウが表示されます。「移動オーダー番号」または「明細番号」フィールドのいずれかに検索基準を入力して、移動オーダーを選択します。

    「全移動オーダー問合せ」ページ

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    この移動オーダー番号が割り当てられていない場合は、割当処理がウィンドウに表示されます。

    保管場所および保管棚のピッキング順序を定義することにより、割当の順序を定義できます。

    確認が必要なフィールド情報(品目、保管場所と保管棚(自および至)、所要数量など)が表示されます。システム提示された数量、または提示された数量より少ない数量を入力できますが、提示された搬送先の保管場所または保管棚は変更できません。

    「移動オーダー割当」ページ

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  3. 手順に従って、移動オーダー取引を作成します。

関連項目

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の移動オーダーの概要に関する項

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の移動オーダーの設定に関する項

預託在庫および仕入先管理在庫

仕入先管理在庫(VMI)は、主要な在庫管理機能を1つ以上の仕入先に預託する調達および計画方法です。この方法では、仕入先は、ユーザーの在庫システムと調達システムから受け取る情報に基づいて、ユーザーにかわって品目、数量および搬送計画を決定します。

預託在庫は、在庫組織に物理的に格納されている手持在庫ですが、所有しているのはサード・パーティの法的エンティティ(仕入先など)です。

預託およびVMI転送により、ユーザーは仕入先に計画職責、所有職責、またはその両方があることを前提にできます。この取引では商品は移動せず、計画組織、所有組織、またはその両方が仕入先サイトから商品を保持する社内組織に変更されます。ユーザーが計画転送を実行して収集を実行すると、「手持数量」列の転送済数量は仕入先に表示されなくなります。

預託/仕入先管理在庫の受入または出庫を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「出庫」または「受入」ページにナビゲートします。

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  2. 「預託/VMI受入」または「預託/VMI出庫」を選択します。「預託/VMI受入」または「預託/VMI出庫」ページがオープンします。

  3. 「所有パーティ」フィールドまたは「計画パーティ」フィールドに、所有パーティまたは計画パーティ(あるいはその両方)を入力します。

  4. 「勘定科目」フィールドに勘定科目を入力します。

  5. 「品目」フィールドに品目を入力します。

    the picture is described in the document text

  6. 「保管場所」フィールドに、在庫の転送先になる保管場所を入力します。

  7. 「数量」フィールドに、受け入れる数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合、第2単位と第2数量は、品目マスターで品目を定義した方法に基づいて自動的に表示されます。

  8. 品目がロット管理、シリアル管理、またはロットおよびシリアル管理されている場合は、最初のロットを入力、選択またはスキャンして、数量を入力できます。受け入れる残数量、または現在までに受け入れた合計数量のいずれかが表示されます。これは、QTYTRGフォーム機能パラメータの設定に基づきます。ロットが子ロット管理されている場合は、親ロットを入力すると、「ロット」フィールドに子ロットが自動的に表示されます。

    注意: 品目マスターで「ロット部分化可能」を「No」に設定すると、ロットの部分数量は転送できません。

    ロット属性を表示するには、「ロット」フィールドで[Enter]を押します。ロット属性は次のとおりです。

    ロット属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

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  9. 別の品目を入力する場合は「<保存/次>」を選択します。

  10. 終了したら「<完了>」を選択します。

在庫補充

Oracle Mobile Materials Managementを使用すると、システムの計画機能と補充機能(Min–Max計画、カンバン補充、手動移動オーダーの生成など)を組み合せて使用して、在庫レベルを管理できます。

Min-Max計画、補充数量計算およびカンバン補充を使用して、事前承認済の移動オーダーを自動的に作成できます。これらの処理では、補充ソース・タイプに基づいて移動オーダーが生成されます。在庫を補充するために使用可能なソースは次の4つです。

「製造/購買」フラグ = 購買

ソース ソース・タイプ 作成される文書
仕入先 仕入先 社外購買依頼
組織 組織または組織間 社内購買依頼
保管場所 保管場所または組織内 保管場所転送移動オーダー

「製造/購買」フラグ = 製造

ソース ソース・タイプ 作成される文書
生産 該当なし 作業指示

カンバン・システムは、自己規制型のプル・システムで、一般的に需要が比較的一定の品目に適用されます。

「移動オーダー」が選択された「補充」ページ

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在庫を補充する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. 「補充」を選択します。

    「補充」メニューが表示されます。移動オーダー、カンバンおよび自動カンバン補充の3タイプの補充を使用できます。

  3. 補充タイプを選択します。

  4. 実行する取引について要求される固有の値を入力します。

移動オーダーを使用して在庫を補充する手順は、次のとおりです。

  1. 「補充」メニューにナビゲートして、「移動オーダー」を選択します。

    MIN/MAX補充問合せウィンドウが表示されます。

    注意: Min-Max計画レポートを実行すると、移動オーダーが自動的に生成されます。

    MIN/MAX補充問合せページ

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  2. 手順に従って、移動オーダーを取引します。

カンバンを使用して在庫を補充する手順は、次のとおりです。

  1. 「補充」メニューにナビゲートして、「カンバン」または自動補充カンバンのいずれかを選択します。

    「カンバン」ページ

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  2. 「カンバン」を選択した場合は、「カンバン」メニューが表示されます。

    選択肢は「補充」、「自動補充」および「移動オーダー」です。選択内容に従って、該当するウィンドウとプロンプトが表示されます。

  3. 「補充」を選択した場合は、「補充カンバン」ウィンドウが表示されます。モードは「検証」です。「カンバン#」フィールドにカンバン番号を入力します。

    このモードでは、補充する前にカンバンを検証できます。

    「補充カンバン」ページ

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    「補充カンバン」詳細ウィンドウが表示されます。

    「補充カンバン」ページ

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  4. 表示された情報(カンバン番号、数量、保管場所、保管棚、プロジェクトおよびタスク情報)をレビューして、補充にこのカンバンを使用することを確認します。

    注意: 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  5. この取引を作成する場合は「<補充>」、この取引を作成し、検索基準に一致する次のカンバンを表示する場合は「<補充/次>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

  6. 「自動補充」を選択した場合は、補充カンバン問合せウィンドウが表示されます。モードは「自動」です。「カンバン#」フィールドにカンバン番号を入力します。

    「自動補充」オプションを選択した場合は、カンバン番号をスキャンまたは入力すると、カンバンが自動的に補充されます。

    注意: このオプションの場合、カンバンが補充されるときに補充詳細を検証できません。

  7. 表示された情報(カンバン番号、数量、保管場所および保管棚)をレビューして、補充にこのカンバンを使用することを確認します。

  8. この取引を作成する場合は「<補充>」、この取引を作成し、検索基準に一致する次のカンバンを表示する場合は「<補充/次>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

  9. 「移動オーダー」を選択した場合は、「カンバン問合せ」ウィンドウが表示されます。カンバン番号を入力し、「<問合せ>」を選択します。

  10. 手順に従って、移動オーダー取引を作成します。

関連項目

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の補充移動オーダーの生成に関する項

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』のカンバン補充の概要に関する項

棚卸

Oracle Mobile Materials Managementは、循環棚卸および完全な実地棚卸機能を実行するためのウィンドウを備えています。

完全な実地棚卸を実行するかわりに循環棚卸を実行して、在庫数量と在庫金額を確認できます。システム上の手持数量を正確に把握することは、需要と供給の管理、高水準サービスの維持、および生産の計画にとって非常に重要です。

また、在庫デスクトップですでに定義している補充数量計算を実行することもできます。

循環棚卸

循環棚卸とは、年間を通じて個々の品目の数量を定期的に数え、在庫数量と在庫金額の精度を確認する処理です。完全な実地棚卸を実行して、システムが維持している品目の手持残高と実際の棚卸数量を一致させることもできます。ただし、実地棚卸を実施している間は、保管場所から入出庫する取引は実行できません。標準循環棚卸に加えて、シリアル・トリガー循環棚卸を実行できます。シリアル管理環境では、品目のシリアル番号を入力またはスキャンして、品目、改訂およびロット情報を導出できます。

モバイル・デバイスを使用して循環棚卸入力を入力する前に、デスクトップ・アプリケーションで設定作業を完了する必要があります。ABC区分および循環棚卸ヘッダー情報を設定する必要があります。『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』のABC分析の概要および循環棚卸の概要に関する項を参照してください。

標準循環棚卸を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. 「棚卸」を選択します。

    在庫の「棚卸」ページ

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  3. 「循環棚卸」を選択します。

    「循環棚卸」ページ・メニュー

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  4. 「標準」を選択します。

  5. 「名称」フィールドに、この在庫棚卸に対して指定する名称を入力します。

  6. この在庫棚卸の保管場所を「保管場所」フィールドに、保管棚(該当する場合)を「保管棚」フィールドに入力します。

  7. 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドに、プロジェクトおよびタスク情報を入力します(該当する場合)。「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  8. 「品目」フィールドおよび「数量」フィールドに、品目番号および数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量が表示されることがあります。「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示するには、フォーム機能パラメータを設定する必要があります。フォーム機能パラメータを設定して「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示すると、品目マスターで設定したパラメータに基づいてこれらのフィールドを変更できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

    「循環棚卸」ページの全情報

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  9. 「ロット」フィールドおよび「ロット数量」フィールドに、ロット番号およびロット数量を入力します(該当する場合)。

  10. 「シリアル#」フィールドにシリアル番号を入力します(該当する場合)。

    循環棚卸ヘッダー

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  11. 別の品目を取引する場合は「<保存/次>」、この取引を保存する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

シリアル・トリガー循環棚卸を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. 「棚卸」を選択します。

  3. 該当する取引として「循環棚卸」または「実地棚卸」のいずれかを選択します。

    「循環棚卸」ページ

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  4. 「循環棚卸」または「実地棚卸」ページから「シリアル」を選択します。「循環棚卸」ページが表示されます。

  5. 「名称」フィールドに、この在庫棚卸に対して指定する名称を入力します。

  6. この在庫棚卸の保管場所を「保管場所」フィールドに、保管棚(該当する場合)を「保管棚」フィールドに入力します。

  7. シリアル#(シリアル番号)をスキャン、入力または選択します。値リストからシリアル番号を選択すると、「シリアル番号」ページが表示されます。

  8. 値リストから任意のシリアル番号を選択します。

    ロット、プロジェクト情報などの品目情報が表示されます(該当する場合)。

    「循環棚卸」ページ

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  9. 品目の残りのシリアル番号を入力、スキャンまたは選択します。

  10. 「<保存/次>」を選択して次の品目に進み、ステップ5から10を繰り返します。

  11. 完了したら「<完了>」を選択します。

関連項目

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の次の各項を参照してください。

ABC集計の定義と実行

ABC区分の定義

ABC割当グループ

ABC品目割当の定義

ABC情報のパージ

循環棚卸の定義と管理

循環棚卸区分の定義

循環棚卸品目

シリアル管理循環棚卸

実地棚卸

Oracle Inventoryは、システムが維持している品目の手持残高と実際の棚卸数量を一致させるために使用できる、完全に自動化された実地棚卸機能を備えています。システム上の手持数量を正確に把握することは、需要と供給の管理、高水準サービスの維持、および生産の計画にとって非常に重要です。モバイル・デバイスで実地棚卸情報を入力する前に、デスクトップ・アプリケーションでいくつかの設定手順を実行する必要があります。『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の実地棚卸の概要に関する項を参照してください。

標準実地棚卸を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「棚卸」メニューにナビゲートします。

  2. 「実地棚卸」を選択します。「実地棚卸」ページが表示されます。

    「実地棚卸」ページ

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  3. 「標準」を選択します。「実地棚卸」ページが表示されます。

  4. 「組織」フィールドに組織を入力します。

  5. 「名称」フィールドに実地棚卸名を入力します。

  6. 「保管場所」フィールドに保管場所を入力します。

  7. 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドに、プロジェクトおよびタスク情報を入力します(該当する場合)。「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合のみ表示されます。

  8. 「保管棚」フィールドに保管棚を入力します(該当する場合)。

  9. 「品目」フィールドに品目を入力します。

  10. 「数量」フィールドに数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位および第2数量が表示されることがあります。「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示するには、フォーム機能パラメータを設定する必要があります。フォーム機能パラメータを設定して「第2単位」および「第2数量」フィールドを表示すると、品目マスターで設定したパラメータに基づいてこれらのフィールドを変更できます。詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の在庫属性グループに関する項を参照してください。

  11. ロットおよびロット数量情報を入力します(該当する場合)。

  12. シリアル情報を入力します(該当する場合)。

  13. 品目の残りのシリアル番号を入力します(該当する場合)。

  14. 別の品目の棚卸情報を入力する場合は「<保存/次品目>」を選択します。

  15. 品目の入力が終了したら「<完了>」を選択します。

    「実地棚卸」ページ

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シリアル・トリガー実地棚卸を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「棚卸」ページにナビゲートします。

  2. 「実地棚卸」を選択します。

  3. 「シリアル」を選択します。

  4. 必要に応じて、「組織」フィールドに組織を入力します。

  5. 「名称」フィールドに実地棚卸名を入力します。

  6. 「保管場所」フィールドに保管場所を入力します。

  7. 「保管棚」フィールドに保管棚を入力します(該当する場合)。

  8. シリアル#(シリアル番号)をスキャン、入力または選択します。値リストからシリアル番号を選択すると、「シリアル番号」ページが表示されます。

    ロット、プロジェクト情報などの品目情報が挿入されます(該当する場合)。

    シリアル実地棚卸ページ

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  9. 品目の残りのシリアル番号を入力、スキャンまたは選択します。

  10. 「<保存/次>」を選択して次の品目に進み、ステップ5から9を繰り返します。

  11. 完了したら「<完了>」を選択します。

関連項目

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の次の各項を参照してください。

実地棚卸の概要

在庫数量のスナップショット処理

実地棚卸現品票の生成

補充数量計算

モバイル・デバイスを使用して、在庫デスクトップで定義した補充数量計算を実行できます。明細タイプに応じて、手持数量または発注数量のいずれかを入力できます。

注意: モバイル・デバイスでは、棚卸タイプの「最大発注」と「発注PAR」は使用できません。これらの棚卸タイプを実行するには、デスクトップ・ウィンドウを使用する必要があります。

補充数量計算を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「棚卸」メニューにナビゲートします。

  2. 「補充数量計算」を選択します。

  3. (オプション)保管場所を入力または選択します。値リストから保管場所を選択する場合は、モバイルでの補充数量計算が定義されているすべての保管場所が値リストに表示されます。

  4. 「名称」フィールドに補充数量計算名を入力するか、または値リストから選択します。

    「補充数量問合せ」ページ

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  5. 補充数量計算にリストされた品目を棚卸する場合は「<棚卸>」を選択します。「補充数量の入力」ページが表示されます。

    「補充数量の入力」ページ

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  6. 「品目」フィールドに、棚卸する品目を入力します。「最小数量」、「最大数量」、「棚卸タイプ」、「単位」フィールドが読取専用フィールドとして表示されます。

  7. 「数量」フィールドに発注数量を入力します。Min-Max計画を使用する場合、最大数量は棚卸タイプの手持数量に従ってデフォルト設定されます。

  8. 別の品目を入力する場合は「<保存/次>」、入力した数量を保存して数量問合せページに戻る場合は「<終了>」、この数量を取り消す場合は「<取消>」を選択します。

  9. 補充数量計算を処理する場合は「<処理およびレポート<」、この補充数量計算を取り消して「棚卸」メニューに戻る場合は「>取消<」を選択します。

品目のピックと出荷

モバイル・デバイスを使用して、ピッキングおよび出荷取引を実行できます。ピック確認では、ピック済資材を検証し、資材を出荷用にステージングできます。クイック出荷では、搬送の全明細を出荷することにより、出荷処理が実行されます。出荷確認処理では、出荷済品目が記録され、搬送に含まれる品目を検証できます。

ピックおよび出荷ページ

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ピック確認

ピッキング移動オーダーとは、資材を倉庫内の調達場所からステージング保管場所に移動する保管場所転送を行うための事前承認された要求です。Oracle Shipping Executionでは、ピック・リリース時にピッキング移動オーダーが自動的に作成されます。

受注のピッキング処理

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ピック確認取引を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「ピッキング移動オーダー問合せ」ページにナビゲートします。

    「ピッキング移動オーダー問合せ」ページ

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  2. 任意の移動オーダー問合せ基準を入力します。次の基準を使用して、ピッキング移動オーダーを問い合せることができます。

  3. 「問合せ」を選択します。

    移動オーダーが割り当てられている場合は、「移動オーダー割当」ページが表示されます。移動オーダーが割り当てられていない場合は、「割当明細」ページが表示されます。

    「移動オーダー割当」ページ

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  4. 必要に応じて、「確認」フィールドに品目番号を入力します。

  5. 確認する保管場所を入力します。保管場所:自を入力するか、または品目の手持数量がある別の保管場所を選択できます。

  6. 確認する数量を入力します。所要数量全体、または所要数量より少ない数量を入力できます。品目が二重単位管理されている場合は、基準数量と第2数量の両方を確認する必要があります。「第2単位」フィールドは編集できません。「第2単位」フィールドは、第2単位情報を表示するようにフォーム機能パラメータを設定した場合に表示されます。

    システム提示された所要数量より少ない数量を入力すると、「紛失数量」フィールドが表示されます。数量の入力を求めるプロンプトが表示され、提示された数量と確認済数量の数量差異を入力するか、または「紛失数量」フィールドを空白のままにします。また、提示された搬送先の保管場所または保管棚も変更できます。

    数量が紛失している場合、搬送明細が分割され、紛失数量は現在の搬送から割当解除されます。

    「紛失数量」フィールドを空白のままにすると、ピック確認処理時に、完全にピックされていない明細を現在の搬送から割当解除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。「Yes」を選択すると、搬送が分割され、明細が割当解除されます。「No」を選択すると、「ピック確認」ウィンドウが表示されます。

  7. 品目がロット管理されている場合は、任意のロットを入力します。

  8. 品目がロット管理されている場合は、確認するロット数量を入力します。品目が二重単位管理されている場合は、基準ロットと第2ロット情報の両方を確認する必要があります。プロファイル・オプション「INV: ターゲット優先等級」を「Yes」に設定し、受注明細に優先等級が含まれる場合は、その優先等級のロットのみ選択できます。このプロファイル・オプションを「No」に設定し、受注明細に優先等級が含まれない場合は、任意の等級のロットを選択できます。

    ロットが部分化不可の場合、ロット数量未満の数量を確認することはできません。

  9. (オプション)事由を入力します。

  10. 「<保存/次>」を選択して、移動オーダーを完了します。

シリアル管理品目を含むピック確認取引を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「ピッキング移動オーダー問合せ」ページにナビゲートします。

    「ピッキング移動オーダー問合せ」ページ

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  2. 「シリアル・トリガー」を選択して、「移動オーダー割当」ページにアクセスします。

  3. 任意の移動オーダー問合せ基準を入力します。次の基準を使用して、ピッキング移動オーダーを問い合せることができます。

  4. 移動オーダーが割り当てられている場合は、「移動オーダー割当」ページが表示され、「シリアル#」(シリアル番号)フィールドが自動的に強調表示されます。移動オーダーが割り当てられていない場合は、「割当明細」ページが表示されます。

    シリアル管理の「移動オーダー割当」ウィンドウ

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  5. 任意のシリアル番号を入力またはスキャンします。

    「移動オーダー割当」ページに自動的に戻ります。確認済の品目数が変わっていることに注意してください。

    「移動オーダー割当」ページ

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  6. 必要に応じて、ステップ4を繰り返して割当を履行します。

  7. 必要に応じて、事由を入力または選択します。

  8. 「<保存/次>」を選択して、取引を完了します。

  9. 次の明細を取得する場合は「<保存/次>」、この取引を完了する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

モバイル出荷

Oracle Mobile Supply Chain Applicationには、クイック出荷と出荷確認の2つの出荷モードがあります。クイック出荷により、品目情報を検証せずに搬送全体を一度に出荷確認できます。出荷確認では、搬送、および搬送内で出荷する各品目の入力を求めるプロンプトが表示されます。各品目の出荷数量を調整したり、シリアル番号を生成できます。

「クイック出荷」メニュー・オプションでは、特定の基準を満たす受注について出荷処理を自動化できます。次の場合に、特定の搬送番号の全明細を出荷確認できます。

クイック出荷取引を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. ピッキング/出荷を選択します。

  3. 「クイック出荷」を選択します。

    「クイック出荷」ウィンドウが表示されます。

    「クイック出荷」ページ

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  4. 搬送番号を入力、スキャンまたは選択します。これは必須フィールドです。

  5. (オプション)重量、搬送単位および運送状を入力します。

  6. 作業内容を保存する場合は「<完了>」、この取引を取り消す場合は「<在庫に戻す>」を選択します。

    「在庫に戻す」を選択すると、明細の予約が削除され、資材が手持数量として使用可能になります。さらに、搬送ステータスは「ステージング」から「リリース準備」に変わります。

出荷確認

出荷確認は、出荷された品目を記録する処理です。出荷確認とクイック出荷の違いは、出荷済品目の情報をユーザーが入力するか、搬送の全品目が自動的に出荷されるかです。搬送を出荷確認すると、Oracle Shipping Executionでは、その搬送に関連付けられた搬送明細が出荷されたことが確認されます。『Oracle Shipping Executionユーザーズ・ガイド』の出荷確認の概要に関する項を参照してください。

出荷確認取引を実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートして、「在庫」を選択します。

  2. ピッキング/出荷を選択します。

  3. 「出荷確認」を選択します。

  4. 搬送番号および品目を入力して、出荷確認レコードを問い合せます。

  5. 搬送明細を検索する場合は「<明細の検索>」、出庫時にシリアル番号が必要な搬送明細を検索する場合は「シリアル必須明細」、この問合せを無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    「シリアル必須明細」オプションを選択すると、受注出庫時にシリアル管理される品目を含む搬送の明細にアクセスできます。これらの品目のシリアル番号は、出荷確認処理中に作成されます。このオプションを選択すると、明細ウィンドウが表示され、数量の確認およびシリアル番号の入力ができます。

    「出荷確認」ページ

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  6. 搬送明細を問い合せる場合は「<明細の検索>」、この問合せを無効にする場合は「<取消>」を選択します。

    「<明細の検索>」を選択すると、「出荷確認」ウィンドウが表示されます。

  7. 「確認」フィールドに品目番号を入力して、これが出荷する品目であることを確認します。所要数量はデフォルト設定されます。「出荷数量」フィールドに、出荷する数量を入力できます。出荷数量が所要数量より少ない場合は、残数量を紛失数量として入力するか、または「紛失数量」フィールドを空白のままにできます。紛失数量を入力すると、元の数量の搬送明細が分割され、紛失数量は現在の搬送から割当解除されます。

    「紛失数量」フィールドを空白のままにすると、出荷数量が所要数量より少ない場合は、警告メッセージが表示されます。次の2つのオプションがあります。1つは「在庫に戻す」で、未出荷数量が新規搬送明細に分割され、新規明細の予約が削除されて、資材が手持数量として使用可能になります。搬送明細ステータスは「ステージング」から「バックオーダー」に変わります。もう1つは「遅延出荷」で、元の数量の搬送が2つに分割され、1つは出荷金額用、もう1つは差異用です。2番目の明細は新規搬送に割り当てられます。システムで新規の搬送明細番号が作成され、この明細に割り当てられます。この新規明細は、新規搬送で個別に出荷できます。

    品目が二重単位管理されている場合は、第2所要数量も確認する必要があります。また、第2ピック数量、第2紛失数量および第2出荷数量も表示されます。

    「出荷確認」ページ

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  8. この取引を保存する場合は「<完了>」、出荷確認レコードの他の明細を検索する場合は<さらに検索>、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

関連項目

『Oracle Shipping Executionユーザーズ・ガイド』の受注のピッキング用リリースに関する項

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の資材ピッキングの概要に関する項

『Oracle Shipping Executionユーザーズ・ガイド』のピック・リリースの概要に関する項

『Oracle Shipping Executionユーザーズ・ガイド』の出荷確認の概要に関する項

ラベル

取引の様々な段階で、ラベルを手動または自動で印刷できます。

「ラベル」メニューでは、ラベルを印刷する要求を発行できます。Mobile Materials Managementアプリケーションでは、資材、シリアル番号、事業所、出荷および出荷内容の5タイプのラベルが使用可能です。

準拠ラベル設定

準拠ラベル機能は、倉庫全体で在庫をより効率的に移動するのに役立ちます。仕入先からの準拠ラベルを使用すると、インバウンド発注のバー・コードをスキャンできるため受入処理が高速になり、その結果、受入処理時間の短縮、使用可能な資材の即時認識、受入精度の向上を実現できます。

各出荷の需要に応じて顧客固有のラベルを作成することにより、組織は、準拠ラベルを使用してバー・コード・ラベルおよび事前出荷通知(ASN)の顧客要件に簡単に準拠できます。

準拠ラベル機能により、次のことが可能になります。

準拠ラベルの設定には、次のタスクが含まれます。

顧客ラベル要件の説明

一般的に、ラベルは、次の主要要件に重点が置かれます。

準拠ラベル機能により、これらすべての要件を組み合せてユーザーのガイドラインを満たすことができます。次のラベル・タイプがサポートされています。

ラベルの設定

ラベルの設定には、次のタスクが含まれます。

ラベル書式の定義

ラベル書式を定義するときは、特定のラベルに含めるデータ・フィールドを設定します。

ラベル・タイプとビジネス・フローの関連付け

ラベル書式を設定した後は、ラベルを使用する特定の倉庫のビジネス・フローに関連付ける必要があります。この関連付けにより、ビジネス・フローの一環としてラベル・タイプが自動的に印刷されます。

次の表に、様々なビジネス・フローおよび各フローに関連付けることが可能なラベルのタイプのリストを示します。表の横方向のヘッダー行には、使用可能な各種ラベル・タイプがリストされています。左端の縦の列には、倉庫関連のビジネス・フローがリストされています。「Yes」は、そのビジネス・フローに対してラベル・タイプをシステム生成できることを示します。「No」は、ビジネス・フローに対してラベル・タイプをシステム生成できないことを示します。

ラベル・タイプと倉庫ビジネス・フロー
ビジネス・フロー 資材 シリアル 事業所 出荷 出荷内容 フロー内容
受入 Yes Yes No No No No
検査 Yes Yes No No No No
搬送 Yes Yes No No No No
補充ドロップ Yes No No No No No
循環棚卸 Yes No No No No No
実地棚卸 Yes No No No No No
その他/別名受入 Yes No No No No No
組織間転送 Yes No No No No No
保管場所転送 Yes No No No No No
シリアル番号生成 No Yes No No No No
ピック・ロード Yes No No Yes Yes No
ピック・ドロップ Yes No No Yes Yes No
その他/別名出庫 Yes Yes No No No No
動的保管棚 No No Yes No No No
WIP完了 Yes Yes No No No No
出荷確認 Yes Yes No Yes Yes No
フロー明細開始 No No No No No Yes
フロー明細工程 No No No No No Yes
フロー/作業指示なし組立完了 Yes Yes No No No No
プロセスのラベル・タイプとビジネス・フロー
プロセス・ビジネス・フロー 分配パレット プロセス分配資材 プロセス資材 プロセス製品 プロセス・サンプル
プロセス分配 Yes Yes Yes No No
プロセス生産 No No No Yes No
プロセス品質 No No No No Yes

ラベル書式の設定

ラベル書式を設定するときは、次の方法を設定する必要があります。

ラベル書式の設定方法

ラベル生成ポイントを指定してラベル書式ルールを構築する前に、ラベル書式を定義する必要があります。ラベルは「ラベル書式の定義」ウィンドウで定義します。

  1. 「ラベル書式の定義」ウィンドウにナビゲートします。

  2. 「ラベル・タイプ」フィールドで値リストを使用して、ラベル書式を定義するラベル・タイプを選択します。

  3. 「ラベル書式」リージョンの「名称」フィールドに、ラベルの名称を入力します。

    この名称は、サード・パーティの印刷ソフトウェアで認識できる名称である必要があります。

  4. (オプション)「摘要」フィールドに、このラベル書式を説明する摘要を入力します。

  5. (オプション)「失効日」フィールドに、このラベル書式を使用できなくなる日付を入力します。

  6. このラベル書式をデフォルト・ラベル書式として使用するように指定する場合は、「デフォルト・ラベル」チェック・ボックスを選択します。Oracle Mobile Supply Chain Applicationsでは、取引の一環としてラベルが要求されると常にデフォルト書式が使用されます。ただし、手動要求時には、モバイル手動印刷ページからアクセスして他の書式も使用できます。

    注意: デフォルト・ラベルとして指定できるのは1つのラベル書式のみです。

    注意: Oracle Mobile Supply Chain Applicationsでは、1つのラベル・タイプに対して1つのラベル書式のみサポートしています。

  7. 作業内容を保存し、「ラベル・フィールド」ボタンをクリックして「ラベル・フィールド変数の定義」ウィンドウをオープンします。

ラベル・フィールド変数の定義方法

次の手順は、すでにラベル書式を定義し、「ラベル・フィールド」ボタンをクリックして「ラベル・フィールド変数の定義」ウィンドウをオープンしていることを前提にしています。

  1. 「ラベル・フィールド」リージョンの「フィールド名」フィールドで、値リストを使用して、ラベル上のフィールドを表すデータ要素を選択します。

    このフィールドに表示される値リストは、「ラベル書式の定義」ウィンドウで選択したラベル・タイプ(「内容」など)によって決まります。

  2. 「フィールド変数名」フィールドに、Mobile Supply Chain Applicationsで作成されるXMLデータの識別子として使用する一意のテキスト文字列を入力します。

  3. (オプション)「摘要」フィールドに、フィールド変数名の摘要を入力します。

  4. 必要に応じて、ステップを繰り返して追加のラベル・フィールドを入力します。

  5. 終了したら、作業内容を保存します。

ラベル・タイプとビジネス・フローの関連付け方法

ラベル・タイプをビジネス・フローに関連付ける前に、ビジネス・フローと互換性のある適切なラベル書式をすでに定義している必要があります。ビジネス・フローと互換性のあるラベル書式のリストは、「ラベル・タイプのビジネス・フローの割当」ウィンドウを参照してください。また、このウィンドウを使用して、ラベル・タイプをビジネス・フローに関連付けることにも注意してください。

  1. 「ラベル・タイプのビジネス・フローの割当」ウィンドウにナビゲートします。

  2. ウィンドウの左パネルで、「ビジネス・フロー」アイコンを展開してビジネス・フロー・リストを表示します。

  3. ラベル・タイプを関連付けるビジネス・フローを選択します。

  4. 「ラベル・タイプ」フィールドで値リストを使用して、ビジネス・フローに関連付けるラベル・タイプを選択します。

    注意: 値リストには、ビジネス・フローに対して有効なラベル・タイプのみ表示されます。

  5. 「レベル」フィールドで、このラベル・タイプの印刷を管理するレベルを選択します。

    有効な値は、「サイト」、「アプリケーション」、「職責」および「ユーザー」です。

  6. 「値」フィールドで、ステップ5で選択したレベルの値を選択します。

    ステップ5でレベルとして「サイト」を選択した場合、「値」フィールドは使用不可です。

  7. 「使用可」チェック・ボックスが自動的に選択され、ビジネス・フローに関連付けるラベルの生成にこのラベル・タイプが使用できるようになります。このチェック・ボックスの選択を解除するとこの関連付けは無効になり、ビジネス・フローに対してラベル・タイプは生成されません。

  8. 「注釈」フィールドに、作成した関連付けに関する注釈を入力します。

  9. 作業内容を保存します。

    Oracle Mobile Supply Chain Applicationsでは、前述の自動ラベル印刷に加えて、モバイル・ユーザー・インタフェースから個別のラベル印刷要求を作成できます。

ラベルを印刷する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートします。

  2. 「ラベル」を選択します。

    「ラベル印刷」ウィンドウが表示されます。

  3. 「ラベル・タイプ」フィールドで、印刷するラベルのタイプを入力または選択します。

    選択内容に応じて、そのラベル・タイプに固有のプロンプトがウィンドウに表示されます。

  4. (オプション)プリンタを入力するか、または値リストから選択します。

  5. 「コピー」フィールドのデフォルト値は1です。複数のラベルが必要な場合は、その数を入力します。

  6. ラベル情報を入力した後に、このラベル・タイプで別のラベルを印刷する場合は「<続く>」、この取引を保存する場合は「<完了>」、この取引を無効にする場合は「<取消>」を選択します。

関連項目

Oracle Warehouse Managementインプリメンテーション・マニュアルのプリンタへのラベルの割当に関する項

『Oracle Order Management Suiteインプリメンテーション・マニュアル』の出荷文書とラベル用プリンタの選択に関する項

在庫照会

Oracle Mobile Material Managementでは、部品の保管場所、手持数量、有効数量、カンバン・データなどの品目情報を検索して表示できます。

品目照会

品目照会を行うと、品目に関する詳細情報(手持数量、梱包数量、ルース数量、単位など)を表示できます。

品目情報を表示する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートします。

  2. 「照会」を選択します。

    「照会」ページ

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    注意: 「照会」メニューに最初に表示されるウィンドウは、問合せウィンドウです。値リストを表示するには、[Enter]を選択するかわりに、値リスト制御キーを使用します(システム管理者やデータベース管理者が変更しないかぎり、このキーのデフォルトは[Ctrl]+[L]です)。

  3. 「品目」を選択します。

    「品目照会」ページ

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  4. 「品目」フィールドで、品目番号を入力するか、または値リストから選択します。

    この部品番号の摘要が表示されます。

  5. 必要に応じて、「プロジェクト」フィールドにプロジェクトを入力します。

  6. 必要に応じて、「タスク」フィールドにタスクを入力します。

    注意: 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合に表示されます。

  7. 検索基準を絞り込む場合は、保管場所および保管棚の値を入力します。

    「照会」ページが表示され、単位、手持数量および有効数量が表示されます。品目が二重単位管理されている場合は、第2単位、第2手持数量および第2有効数量が表示されます。

    「照会」ページ

    the picture is described in the document text

  8. ロット情報を表示する場合は「<ロット属性>」、問合せ基準に一致する後続の品目を検索する場合は「<次>」、この問合せを終了する場合は「<完了>」を選択します。

    注意: 品目がロット管理されている場合は、「<次>」を選択すると次のロットが表示されます。そうでない場合は、次の保管棚または保管場所が表示されます。

保管棚照会

保管棚照会を行うと、保管場所、保管棚および品目情報に基づいて保管棚内の特定の品目を問い合せることができ、品目に関する詳細情報(入力した保管棚内の手持数量、梱包数量、ルース数量、単位など)を表示できます。

保管場所情報を表示する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートします。

  2. 「照会」を選択します。

  3. 「保管棚照会」を選択します。

    「保管棚照会」ページ

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  4. 「保管場所」フィールドで、保管場所の値を入力するか、または値リストから選択します。

  5. 「保管棚」フィールドで、保管棚の値を入力するか、または値リストから選択します。

  6. 「品目」フィールドで、品目の値を入力するか、または値リストから選択します。

  7. 検索基準を絞り込む場合は、摘要の値を入力します。

  8. 「<検索>」を選択して、問合せ基準に一致する品目の資材詳細を表示します。

    「保管棚照会」ページ

    the picture is described in the document text

  9. 「<完了>」を選択して、メニューに戻ります。

製造オーダー照会

製造オーダー照会を行うと、製造オーダー名に基づいて特定の製造オーダーの詳細を問い合せることができます。

製造オーダー情報を表示する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートします。

  2. 「照会」を選択します。

  3. 「製造オーダー」を選択します。

    the picture is described in the document text

  4. 「製造オーダー」フィールドで、製造オーダー名を入力するか、または値リストから選択します。

  5. 「<検索>」を選択して、問合せ基準に一致する製造オーダー詳細を表示します。

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  6. 「<完了>」を選択して、メニューに戻ります。

カンバン照会

カンバン照会を行うと、カンバン番号、品目番号、供給タイプ、プロジェクトまたはタスクに基づいて、カンバンの詳細を問い合せることができます。

カンバン情報を表示する手順は、次のとおりです。

  1. 「資材管理」メニューにナビゲートします。

  2. 「照会」を選択します。

  3. 「カンバン」を選択します。

    カンバン照会ページ

    the picture is described in the document text

  4. 検索基準は、カンバン番号、品目番号、供給タイプ、プロジェクトまたはタスクを使用して定義できます。

    注意: 「プロジェクト」フィールドおよび「タスク」フィールドは、ユーザーがプロジェクト対応組織に所属している場合に表示されます。

    カンバン番号または品目番号で問い合せるには、「カンバン#」フィールドおよび「品目」フィールドで値を入力するか、または値リストから選択します。いずれかの基準を使用して問い合せる場合は、「カンバン・タイプ」フィールドにカンバン供給タイプを入力する必要があります。

    カンバン供給タイプを使用して検索を定義するには、「カンバン・タイプ」フィールドで供給タイプの値を入力するか、または値リストから選択します。指定した供給タイプに応じて、さらに基準を入力して検索を定義できます。

  5. カンバン・ソースに関する詳細情報(カンバン・タイプ、活動など)を表示する場合は「<詳細情報>」、問合せ基準に一致する後続の品目を検索する場合は「<次>」、直前に問い合せた品目を表示する場合は「<前>」、この問合せを終了する場合は「<取消>」を選択します。

関連項目

Oracle Warehouse Managementユーザーズ・ガイドのモバイル照会に関する項

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』のカンバン補充の概要に関する項