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Oracle Shop Floor Management ユーザー・ガイド
リリース12.2
B72358-01
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はじめに

対象読者

『Oracle Shop Floor Management ユーザー・ガイド リリース12.2』へようこそ。

本書は、読者が次の実務知識を持つことを前提としています。

Oracle Applications製品情報の詳細は、「関連情報」を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleをご利用のお客様は、My Oracle Supportを通して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info (聴覚に障害のあるお客様は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

このマニュアルの構成

1  Shop Floor Managementの概要
2  設定
3  ネットワーク工順
4  製造現場の実行
5  ロット取引
6  ロットおよびシリアル管理の組立
7  生産資源計画ワークベンチ
8  ロット系統
9  連産品
10  Oracle Shop Floor Managementにおける原価計算

Oracle Cost Management User's Guideは、この章を理解するための前提条件です。ロット基準製造オーダーは標準原価計算を使用するので、その他の原価計算方法に固有の項はスキップしてもかまいません。


11  ロット基準製造オーダーのクローズ
A  ウィンドウとナビゲータ・パス
B  各種ユーザー・インタフェース・モードでのOSFM取引のサポート

関連情報

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このマニュアルでは、様々な部品構成表を作成して、先進の製造環境で効率を最大化し、品質向上とコスト削減を実現する方法について説明します。統合された製品の構造とプロセス、柔軟な製品およびプロセス定義、および構成管理が詳細に説明されているので、複数の製造サイトの内部でも、またそれにまたがっても製品を詳細レベルまで管理できます。

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統合リポジトリ

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されているサービス・エンドポイントに関する情報をまとめたものです。これは、Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全カタログを提供します。ツールを使用して任意のシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合のための適切なビジネス・サービス・インタフェースを簡単に検出および配置できます。

Oracle Integration Repositoryは、E-Business Suiteの一部として出荷されます。使用しているインスタンスにパッチが適用されると、ユーザー環境のインタフェースの正確な改訂に適した内容でリポジトリが自動更新されます。

Oracle Integration RepositoryにはOracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイから移動できます。

データベース・ツールによるOracle E-Business Suiteデータの変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle E-Business Suiteデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、記憶、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle E-Business Suiteの表は相互に関連付けられているので、Oracle E-Business Suiteフォームを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle E-Business Suiteを使用せずにOracle E-Business Suiteデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle E-Business Suiteで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle E-Business Suiteを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle E-Business Suiteにより自動的にチェックされます。Oracle E-Business Suiteでは、情報を変更したユーザーを追跡することもできます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。