Oracle Paymentsインプリメンテーション・ガイド リリース12 E06000-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この付録では、Oracle Paymentsの操作に影響を与えるプロファイル・オプションを示します。ここでは、ユーザーまたはシステム管理者がサイト、アプリケーション、職責またはユーザーの各レベルで設定できる各プロファイル・オプションについて簡単に説明します。
システム管理者は、実装時に各ユーザー・プロファイル・オプションに値を設定して、Oracle Applicationsによるデータのアクセスと処理に関する制御方法を指定します。
関連項目: 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』のユーザー・プロファイル設定の概要に関する項
次の表に、ユーザーがプロファイル・オプションを表示または更新できるかどうか、およびプロファイル・オプションを更新できるシステム管理者レベル(ユーザー、職責、アプリケーションまたはサイトの各レベル)を示します。
必須プロファイル・オプションには、値を指定する必要があります。オプションのプロファイル・オプションにはすでにデフォルト値がありますが、この値は変更できます。
この表のキーは、次のとおりです。
更新 - プロファイル・オプションを更新できます。
表示のみ - プロファイル・オプションの表示はできますが、変更はできません。
アクセスなし - プロファイル・オプション値の表示または変更はできません。
プロファイル・ オプション | 値 | デフォルト | ユーザー・ アクセス | システム管理者 アクセス: ユーザー | システム管理者 アクセス: 職責 | システム管理者アクセス: アプリケーション | システム管理者 アクセス: サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
IBY: ECAPP URL | 必須 | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: HTTPプロキシ | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: プロキシ・ドメインなし | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: XMLベース | 必須 | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: Java XMLログ・ファイル | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: XML一時ディレクトリ | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: アウトバウンド支払支払者ID | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: アウトバウンド支払システム接尾辞 | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: 受取手形送金のデフォルト受取人 | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: UI可視性クラス | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: Wallet場所 | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: Walletパスワード | オプション | デフォルトなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: 登録済手段暗号 | オプション | なし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | アクセスなし | 更新 |
IBY: 日次業務クローズ報告通貨 | 必須 | USD | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 |
Oracle·Paymentsプロファイル・オプションを設定するには、システム管理者職責を使用します。
このプロパティには、次のURLが含まれています。
http://machine:port/<jsp>/ecapp?
「machine」と「port」は、Oracle Payments ECServletがインストールされている実際のマシンとポートの名称で置換してください。また、?がURLの末尾にあることを確認し、ない場合は末尾に?を追加してください。
ECアプリケーションでOracle Payments PL/SQL APIを使用している場合、またはアプリケーションがOracle 3iクライアントである場合、この情報は必須です。
このプロパティは、プロキシのURLを指定します。たとえば、http://www-proxy.us.oracle.comなどです。
このプロパティを空の値で設定するには、<none>などの<から始まる文字列を挿入します。
このプロパティは、プロキシが不要なドメイン名を指定します。たとえば、us.oracle.comなどです。
このプロパティを空の値で設定するには、<none>などの<から始まる文字列を挿入します。
このプロパティは、Oracle Payments DTDファイルなど、Oracle PaymentsのXMLフレームワークに必要なファイルの場所を指定します。このプロパティには、$IBY_TOP/xml ディレクトリの場所を指定する必要があります。$IBY_TOPは完全修飾パス名に展開されます。たとえば、/usr/appl_top/iby/11.5.0/xmlなどです。
このオプション・プロパティは、XMLメッセージが書き込まれるデバッグ・ファイルの完全修飾パス名を指定します。このファイルの用途は、Oracle Paymentsデバッグ・ファイルと類似していますが、XMLメッセージが単一デバッグ文に比較して大規模なため区別されています。このプロパティに対して値が指定されていない場合、XMLロギングは使用できません。
一時的なXML作業ディレクトリで、Oracle Paymentsのアプリケーション・サーバーによる書込みが可能である必要があります。このパラメータはオプションですが、指定した場合は、Oracle Paymentsのメモリー使用量が抑えられます。
支払オーダーを銀行に発行するOracle Payments内の受取人を、表示された値リストから選択します。このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定できます。取引をOracle PayablesからOracle Paymentsに送信するには、このプロファイル・オプションを定義する必要があります。
アウトバウンド支払指図を処理する支払システムの3文字の接尾辞を入力します。
受取手形を送金するOracle Payments内の受取人を、表示された値リストから選択します。このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定できます。受取手形送金バッチをOracle ReceivablesからOracle Paymentsに送信するには、このプロファイル・オプションを定義する必要があります。
「可視性クラス」プロファイル・オプションは、様々なレベルで定義できます。この値によって、ユーザーがOracle Paymentsの操作UIで表示できるデータと、表示する前にそのデータに適用するマスキングが決定します。
Oracle Walletの場所。
Oracle Walletをオープンするためのパスワード。
登録済支払手段を暗号化形式で格納する必要があるかどうかを決定します。「Yes」に設定されている場合は、支払手段を登録または変更するために、システム・セキュリティ・キーがOracle Paymentsエンジンに提供されている必要があります。暗号化された登録済支払手段は、取引の一部として使用します。デフォルト値は「No」です。