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Oracle Projects基礎
リリース12
E06005-01
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はじめに

対象読者

『Oracle Projects基礎 リリース12』へようこそ。

このマニュアルは、次の実務上の知識があることを前提としています。

Oracle Applications製品情報の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

このマニュアルの構成

1  Oracle Projectsの概要

この章では、Oracle Projectsに含まれる一連のアプリケーションの概要を簡単に説明します。Oracle Projectsには、Oracle Project Costing、Oracle Project Billing、Oracle Project Resource Management、Oracle Project Management、Oracle Project Collaboration、Oracle Daily Business Intelligence for ProjectsおよびOracle Project Portfolio Analysisの各アプリケーションが含まれています。


2  組織

この章では、Oracle Projectsアプリケーション・スイートに不可欠な3つの構成要素である、組織、役職および資源について説明します。

Oracle Projectsでは、組織、役職および従業員の情報をOracle Human Resourcesと共有します。現在、ビジネスでOracle Human Resourcesを使用していない場合は、Oracle Projectsで提供されるOracle Human Resourcesのウィンドウを使用してこのデータを定義します。

Oracle Human ResourcesをOracle Projectsとともに使用するための実装には、次の項目の定義が関係します。

企業の体系によって、組織、ビジネス・グループ、階層、役職および役職グループの定義方法が決まります。


3  資源

資源とは、プロジェクト作業の計画、追跡、完了および会計処理に必要な労務、サービス、資材、機材などの項目です。Oracle Projectsでは、次の内容を実行するために資源を定義して利用できます。


4  プロジェクト・チームの定義

この章では、プロジェクト・チームの定義に関連する機能について説明します。プロジェクト・チームの定義には、予定チーム・メンバーと非予定チーム・メンバーの定義、組織ロールの定義、および予定チーム・ロールの定義と管理が含まれます。


5  レート

この章では、Oracle Projectsでのレートの決定方法について説明します。レートを使用して、原価計算、請求、作業計画および財務計画に関する金額を計算できます。


6  プロジェクトの定義および情報

この章では、プロジェクト、プロジェクト体系、プロジェクト・ライフサイクル、プロジェクト属性、プロジェクト・チームと組織ロールおよびタスクの定義方法について説明します。


7  稼働状況

この章では、Oracle Projectsの稼働状況機能について説明します。


8  組織予測

この章では、Oracle Projectsの組織予測機能について説明します。組織予測は、管理計画およびレポート作成のための強力なツールです。


9  システムの管理と保守

この章では、Oracle Projectsのデータや設定を管理するために必要な手順と活動について説明します。


10  処理

この章では、Oracle Projectsで発行できるすべての処理について説明します。


11  レポートおよびリスト

この章では、Oracle Projectsの標準のレポートとリストについてそれぞれ説明します。


12  他のOracle Applicationsとの統合

この章では、Oracle Projectsを他のOracle Applicationsと統合する方法について説明します。


13  Oracle Projectsでのセキュリティ

この章では、Oracle Projectsで使用される様々なセキュリティ体系について説明します。プロジェクト・セキュリティ、職責ベースのセキュリティおよび組織セキュリティがあります。


14  グローバル・プロジェクト・サポート

この章では、グローバル企業の運営をサポートするOracle Projects内の機能について説明します。複数組織、複数通貨および複数言語に対するサポートがあります。


15  取引処理の会計期間および会計日

この章では、Oracle Projectsで取引が処理されるときに会計日と会計期間がどのように考慮されるかを説明します。また、各取引タイプに関連付けられた報告日と会計日、およびこれらの日付の導出方法についても説明します。


A  Oracle Subledger Accounting用の事前定義済設定

この付録では、Oracle Projectsに用意されているOracle Subledger Accounting用の事前定義済設定について説明します。


B  メニュー・パス

この付録では、Oracle Projectsのメニューにある各ウィンドウへのデフォルトのナビゲータ・パスについて説明します。


用語集

関連情報のソース

マニュアル、研修およびサポート・サービスなど、様々な情報のソースから選択して、Oracle Projectsの知識と理解を深めることができます。

統合リポジトリ

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されるサービス・エンドポイントに関する情報を編集したものです。Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全なカタログが提供されています。このツールを使用すると、ユーザーはあらゆるシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に検出して配置できます。

Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。インスタンスにパッチを適用すると、使用環境のインタフェースの厳密な改訂に適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。

全製品に関連するマニュアル

『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、今回のリリースのOracle Projects(およびその他のOracle Applications製品)で利用できるGUIを使用して、データの入力、問合せ、レポートの作成およびナビゲートを行う方法が説明されています。また、ユーザー・プロファイルの設定、レポートおよびコンカレント・プログラムの実行と検討に関する情報も記載されています。

このユーザーズ・ガイドにオンラインでアクセスするには、いずれかのOracle Applicationsヘルプ・ファイルから「Oracle Applicationsのスタート・ガイド」を選択します。

Oracle Projectsマニュアル・セット

『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』

このマニュアルは、Oracle Projectsの実装ガイドとして使用してください。機能セキュリティ、メニューと職責、およびプロファイル・オプションに関する付録もあります。

『Oracle Project Billing User Guide』

このマニュアルでは、Oracle Project Billingを使用して、プロジェクトの収益および請求ルールの定義、収益の生成、請求書の作成、および他のOracle Applicationsとの統合による収益と請求書の処理、顧客請求処理および契約プロジェクトの収益性の測定を行う方法が説明されています。

『Oracle Project Costing User Guide』

このマニュアルは、Oracle Project Costingに関する詳細情報を学習するために使用します。Oracle Project Costingには、各プロジェクトの原価計算とその原価を転記する勘定元帳の勘定科目の決定など、プロジェクトの経費処理のためのツールが提供されています。

『Oracle Project Managementユーザー・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Project Managementを使用して、プロジェクトの計画から実施、完了までの全過程を通したプロジェクト管理の方法が説明されています。

『Oracle Project Portfolio Analysis User Guide』

このマニュアルには、Oracle Project Portfolio Analysisの理解と使用に必要な情報が記載されています。これには、プロジェクト・ポートフォリオ、計画サイクルおよびプロジェクト・ポートフォリオ用プロジェクトのランキングと選択のためのメトリックに関する情報が含まれます。

『Oracle Project Resource Management User Guide』

このマニュアルには、Oracle Project Resource Managementの使用方法に関する情報が提供されています。これには、スタッフ選定、スケジューリングおよびプロジェクト・リソースのレポートに関する情報が含まれます。

『Oracle Projects API, クライアント拡張およびオープン・インタフェース・リファレンス』

このマニュアルには、Oracle Projectsの拡張に使用できる、すべての公共アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)に関する詳細情報が記載されています。

この製品に関連するマニュアル

『Oracle Assetsユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Assetsの実装方法と使用方法に関する情報が記載されています。このマニュアルを使用して、減価償却台帳、減価償却方法および資産カテゴリの定義方法など、アプリケーションの使用に必要な実装手順を理解します。また、システムへの資産の設定、資産の保守、資産の除・売却と再稼働、減価償却、グループ減価償却、会計および税金会計、予算編成、オンライン照会、減損処理およびOracle Assetsレポートに関する情報も記載されています。さらに、アプリケーションの動作をカスタマイズするために設定できるプロファイル・オプションの包括的なリストも記載されています。

『Oracle Business Intelligence Systemインプリメンテーション・ガイド』

このマニュアルには、ユーザー環境へのOracle Business Intelligence(BIS)の実装に関する情報が記載されています。

『Oracle Financialsインプリメンテーション・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Financials E-Business Suiteの実装方法に関する情報が記載されています。このマニュアルに従って、法人などの組織とその会計を会計設定マネージャを使用して設定できます。会社間会計および会計仕訳の順序付けについての説明や例も記載されています。

『Oracle General Ledgerインプリメンテーション・ガイド』

このマニュアルには、Oracle General Ledgerの実装方法に関する情報が記載されています。このマニュアルを使用して、会計フレックス・フィールド、勘定科目およびカレンダの設定方法など、アプリケーションの使用に必要な実装手順を理解します。

『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、Oracle General Ledgerの使用方法に関する情報が記載されています。このマニュアルを使用して、元帳、元帳通貨、予算および仕訳の作成と保守の方法を学習します。会計レポートの実行に関する情報も記載されています。

『Oracle Grants Accounting User Guide』

このマニュアルには、Oracle Grants Accountingの実装方法と使用方法に関する情報が記載されています。このマニュアルを使用して、取得項目、受賞テンプレート、許可済原価予定表および間接費設定の定義方法など、アプリケーションの使用に必要な実装手順を理解します。また、Oracle Grants Accountingを使用して、付与項目および資金供給済プロジェクトを開始から最終レポートまで追跡する方法も説明されています。

「Oracle HRMSマニュアル・セット」

このマニュアルでは、従業員を定義して営業単位と役職を割り当てる方法が説明されています。また、組織(営業単位)の設定方法についても説明されています。オラクル人事管理システムをインストールしていない場合でも、オラクル人事管理システムのウィンドウを使用して従業員と組織を設定できます。従業員と営業単位を設定する際は、特に次のマニュアルが役立ちます。

『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Internet Expensesの構成方法の詳細、およびE-Business Suite内の他のアプリケーション(Oracle PayablesおよびOracle Projectsなど)との統合が説明されています。このマニュアルを使用して、ポリシーおよびレート予定表、クレジット・カード・ポリシー、監査自動化および経費精算書スプレッドシートの設定方法など、アプリケーションの使用に必要な実装手順を理解します。また、Oracle Internet Expensesの拡張に使用できるクライアント拡張に関する詳細情報も記載されています。

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』

Oracle Inventoryをインストールする場合は、このマニュアルを参照して、プロジェクト関連の在庫取引タイプの定義方法およびOracle Inventoryでの取引の入力方法を学習します。このマニュアルでは、Oracle InventoryからOracle General Ledgerへの取引の転送方法についても説明されています。

『Oracle Payablesインプリメンテーション・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Payablesの実装方法に関する情報が記載されています。このマニュアルを使用して、仕入先、支払、会計処理および税の設定に必要な実装手順を理解します。

『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Payablesを使用して請求書を作成し、支払を行う方法が説明されています。また、仕入先の入力および管理、Payablesオープン・インタフェースを使用した請求書のインポート、発注と受入の照合の管理、請求書への保留の適用、請求書の検証を行う方法についても説明されています。経費精算書、調達カード、クレジット・カードの管理に関する情報が記載されています。また、買掛金取引の会計についても説明されています。

『Oracle Paymentsインプリメンテーション・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle E-Business Suiteの中心的な支払エンジンであるOracle Paymentsで、Oracle Payablesの取引(請求書支払など)、Oracle Cash Managementの銀行口座振替、およびOracle Receivablesのクレジット・カードや銀行口座に対する決済を処理する方法が説明されています。また、Oracle Paymentsを金融機関、および入金と支払(資金取得と資金支出とも呼ばれます)を処理する支払システムと統合する方法についても記述されています。さらに、実装担当者がOracle Paymentsの実装を計画、構成、設定して取引をテストし、外部支払システムとともに使用する方法が説明されています。

『Oracle Project Manufacturingインプリメンテーション・ガイド』

Oracle Project Manufacturingを使用すると、企業は製造原価と在庫をプロジェクトとタスクに関連付けることができます。Oracle Project Manufacturingを実装する場合は、このマニュアルを最初の情報源として使用してください。

『Oracle Property Manager Implementation Guide』

このマニュアルは、Oracle Property Managerを実装し、システム・オプションの設定や、参照コード、担当、マイルストン、グループ・ルール、条件テンプレートおよび事業所階層の作成などの基本的な設定手順を実行する方法を学習するために使用します。このマニュアルには、Oracle Property Managerを使用する前に他のOracle Applicationsで完了する必要がある設定手順についても説明されています。

『Oracle Property Managerユーザーズ・ガイド』

このマニュアルは、Oracle Property Managerを使用して、不動産、空間割当およびリース基本契約を作成する方法を学習するために使用します。

『Oracle Public Sector Advanced Features User's Guide』

Oracle Public Sector拡張機能は、公共部門の特定ニーズに対応するために、Oracle Financialsの既存の機能を拡張する機能のオーバーレイです。このマニュアルには、Oracle Public Sector拡張機能の設定および使用に関する情報が記載されています。これらの拡張機能には、マルチファンド売掛管理、予算引当消込レポート、米国政府会計基準審議会(GASB)34/35資産勘定、拡張された引当後残余予算額照会、引当後残余予算額詳細レポートおよび残余予算チェックAPIがあります。

『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、購買文書(購買依頼、様々なタイプの発注、見積、見積依頼、受入書など)の作成および承認方法が説明されています。また、契約、部品調達ルールおよび承認済仕入先リストによる供給ベースの管理方法についても説明されています。さらに、このマニュアルでは、主要な調達プロセスの多くを自動化するOracle Workflowテクノロジとの統合による、ビジネス・ルールに基づいた購買文書の自動作成方法について説明されています。

『Oracle Receivablesユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Receivablesの使用方法に関する情報が記載されています。このマニュアルを使用して、取引および受取手形の作成と保守、入金の入力と適用、顧客情報の入力および収益の管理の方法を学習します。Oracle Receivablesにおける会計処理に関する情報も記載されています。Oracle Receivablesの各ウィンドウへのアクセス方法は、付録の「標準ナビゲーション・パス」を使用してください。

『Oracle Subledger Accountingインプリメンテーション・ガイド』

このマニュアルには、会計処理基準ビルダーなど、Oracle Subledger Accounting機能の設定情報が記載されています。会計処理基準ビルダーを使用すると、Oracle補助元帳アプリケーションの補助元帳仕訳明細の設定やアプリケーション会計定義を作成および変更できます。また、Oracle Subledger Accountingで使用できるレポート、および補助元帳仕訳の照会方法についても説明されています。

『Oracle Time & Labor Implementation and User Guide』

このマニュアルでは、シフト時間などの勤務形態を取得して、この情報をGeneral LedgerやOracle Projectsなどの他のアプリケーションで使用できるようにする方法が説明されています。

BISユーザーズ・ガイド・オンライン・ヘルプ

このマニュアルは、BISアプリケーションに付属するオンライン・ヘルプとしてのみ提供され、インテリジェンス・レポート、Discovererワークブックおよび実績管理フレームワーク関する情報が記載されています。

インストールおよびシステム管理

『Oracle Applications概要』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsの概念、機能、テクノロジ・スタック、アーキテクチャおよび用語が紹介されています。Oracle Applicationsのインストール前に最初に参照しておくと役立ちます。

『Oracle Applicationsのインストール』

このマニュアルでは、Oracle Applications製品のインストールを管理する手順が説明されています。インストール・プロセスのほとんどがOracle Rapid Installを使用して処理されます。これにより、多数の必須ステップが自動化され、Oracle ApplicationsとOracleテクノロジ・スタックが最短時間でインストールされます。このマニュアルには、Oracle Rapid Installの使用手順と、インストールを完了するための必須タスクのリストが記載されています。このマニュアルは、各製品のユーザーズ・ガイドおよびインプリメンテーション・ガイドと併用してください。

『Oracle Applicationsリリース11iから12へのアップグレード・ガイド』

Oracle Applicationsリリース11i製品をリリース12にアップグレードする場合は、このマニュアルを参照してください。このマニュアルには、アップグレード・プロセスの説明と、データベースおよび製品特有のアップグレード・タスクのリストが記載されています。リリース12には、リリース11iからアップグレードする必要があります。リリース11iより前のリリースからリリース12には直接アップグレードできません。

『Oracle Applicationsの保守』

このマニュアルは、AutoUpgrade、AutoPatch、AD管理、ADコントローラ、AD再リンク、ライセンス・マネージャなど、各種のADユーティリティを実行する際に役立ちます。このマニュアルには、操作手順、スクリーンショットおよびADユーティリティの実行に必要なその他の情報が記載されています。また、Oracle Applicationsのファイル・システムとデータベースの保守情報も記載されています。

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsのシステム管理者を対象とした計画およびリファレンス情報が記載されています。セキュリティの定義、メニューとオンライン・ヘルプのカスタマイズおよびコンカレント・プログラムの管理の方法が説明されています。

『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsデータのステータスをモニターするために定期アラートとイベント・アラートを定義する方法が説明されています。

『Oracle Applications開発者ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているコーディング標準が含まれています。『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』に記載されているOracle Applicationsユーザー・インタフェースの実装に必要なOracle Applications Object Libraryコンポーネントについて説明されています。また、フォームをOracle Applicationsと統合できるように、カスタムのOracle Forms Developerフォームを作成するための参考情報も記載されています。

その他のインプリメンテーション・ガイド

『Oracle Applicationsにおける複数組織』

このマニュアルでは、Oracle Projectsの単一インストールを実行するときに複数の組織体系を定義およびサポートできるように、Oracle Applicationsの複数組織サポート機能をOracle Projectsに設定して使用する方法が説明されています。

『Oracle Workflow管理者ガイド』

このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含むOracle Applications製品に必要な設定手順を完了する方法と、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow開発者ガイド』

このマニュアルでは、新規のワークフロー・ビジネス・プロセスを定義して、既存のOracle Applications埋込みワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法が説明されています。また、ビジネス・イベントとイベント・サブスクリプションを定義およびカスタマイズする方法も説明されています。

『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsユーザーがワークフロー通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow APIリファレンス』

このマニュアルには、Oracle Workflowにアクセスする開発者と管理者に提供されるAPIの説明が記載されています。

『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Projectsの実装チームおよびOracle Applications製品データの保守担当ユーザーを対象とした、フレックスフィールドの計画、設定およびリファレンス情報が記載されています。また、フレックスフィールド・データのカスタム・レポートの作成に関する情報も記載されています。

Oracle eTechnical Reference Manuals

各Oracle eTechnical Reference Manual(eTRM)には、データベース・ダイアグラムと、特定のOracle Applications製品のデータベース表、フォーム、レポートおよびプログラムに関する詳細説明が記載されています。この情報は、既存のアプリケーションからのデータを変換する際、Oracle ApplicationsデータをOracle以外のアプリケーションと統合する際およびOracle Applications製品のカスタム・レポートを記述する際に役立ちます。Oracle eTRMは、OracleMetaLinkから入手できます。

『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているユーザー・インタフェース(UI)標準が記載されています。Oracle Applications製品のUIと、このUIをOracle Formsでビルドされたアプリケーションの設計に適用する方法が説明されています。

『Oracle Manufacturing APIs and Open Interfaces Manual』

このマニュアルには、他のOracle Manufacturingアプリケーションおよび他のシステムとの統合に関する最新情報が記載されています。また、Oracle ManufacturingのAPIとオープン・インタフェースに関する説明もあります。

『Oracle Order Management Suite APIおよびオープン・インタフェース・マニュアル』

このマニュアルには、他のOracle Manufacturingアプリケーションおよび他のシステムとの統合に関する最新情報が記載されています。また、Oracle Order Management SuiteのAPIとオープン・インタフェースに関する説明もあります。

研修およびサポート

研修

オラクル社では、お客様がOracle Projectsを速やかに習得して生産性を高めることができるように、様々な研修コースを提供しています。これらのコースは機能別の学習パスに沿って編成されているため、職務や担当分野に適合するコースのみを受講できます。

研修環境の選択が可能であり、多数の研修センターのいずれかで、オラクル社の研修サービスが提供するコースを受講できます。お客様の施設にオラクル社の講師を派遣することもできます。また、オラクル社の研修サービスのオンライン研修ユーティリティであるOracle Learning Network(OLN)を使用することもできます。さらに、オラクル社の研修の専門家が、お客様のニーズにあわせて標準コースを調整したり、お客様独自のコースを開発することも可能です。たとえば、お客様の施設で実施されるカスタマイズされた研修セッションにおいて、お客様の組織体系、専門用語およびデータを例として使用できます。

サポート

オンサイトのサポートから中央サポートまで、当社の経験豊かな専門家チームが、Oracle Projectsの動作に必要なヘルプおよび情報を提供します。このチームには、お客様の技術担当者やアカウント・マネージャに加えて、お客様のビジネス分野、Oracleサーバーの管理、およびお客様のハードウェアおよびソフトウェア環境をよく理解しているオラクル社の多数のコンサルタントおよびサポート・スペシャリストが含まれます。

データベース・ツールによるOracle Applicationsデータの変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle Applicationsデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、記憶、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle Applicationsの表は相互に関連付けられているので、Oracle Applicationsを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle Applicationsを使用せずにOracle Applicationsデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle Applicationsで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle Applicationsにより自動的にチェックされます。Oracle Applicationsは、情報を変更したユーザーを記録することもできます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。