Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド リリース12 E06011-01 | 目次 | 前へ | 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
Oracle Inventoryには、ある特定の会計期間について在庫と生産活動に関連した原価を集計し、それを総勘定元帳に転記する機能があります。次のことができます。
会計期間の表示、オープン、更新およびクローズができます。関連項目: 会計期間の管理
関連項目
『Oracle Cost Managementユーザーズ・ガイド』の「原価管理の概要」
会計処理の目的のために、会計期間別に資材取引と仕掛品取引をグループ化できます。
会計期間を表示する手順は、次のとおりです。
次の情報を確認します。
ステータス: 会計期間の状態を「将来」、「オープン」、「クローズ」、「処理中」、「エラー」のいずれかで表示します。
期間: 期間の名前を表示します。
番号: カレンダ年を基準にして期間の順序を示す番号を表示します。
年: 会計期間を含むカレンダ年を表示します。
自: 期間の開始日を表示します。
至: 期間の終了日を表示します。
クローズ日: 期間をクローズした日付を表示します。
ある期間の取引配分を表示する手順は、次のとおりです。
「配分」ボタンを選択します。関連項目: 『Oracle Cost Managementユーザーズ・ガイド』の「資材取引配賦の表示」または『Oracle Work in Processユーザーズ・ガイド 』の「WIP勘定配分レポート」
クローズ時保管場所値を表示する手順は、次のとおりです。
「クローズ時値」ボタンを選択して、クローズされたすべての保管場所の終了値を表示します。
既存の会計期間をオープンする手順は、次のとおりです。
取引を完了するには、会計期間がオープンしている必要があります。つまり、入力する取引日は必ず、定義した会計期間の開始日と終了日の間の日付になります。会計期間を表示する手順に従います。
ステータスが「将来」である期間を選択します。
「ステータスの変更」ボタンを選択します。
「OK」ボタンを選択して期間をオープンします。
オープンしている会計期間の終了日を変更して、期間を短縮または延長できます。
重要: Oracle General Ledgerを使用している場合は、このフォームを使用して期間終了日を更新しないでください。Oracle InventoryとOracle General Ledgerの期間終了日が一致しない場合は、仕訳インポート処理によって異なる総勘定元帳期間が割り当てられる可能性があります。したがって、Oracle InventoryのエントリをOracle General Ledgerに転記したときに、会計期間が変わることがあります。
会計期間を表示する手順に従います。
期間の新しい終了日を入力します。
期間の終了日が現在の日付以降の場合のみ、値を入力できます。新しい終了日は、現在の日付以降であることが必要です。次の期間の開始日が、この期間の新しい終了日の翌日の日付に更新されます。
期間をクローズする前に保留中の活動を表示する手順は、次のとおりです。
会計期間を表示する手順に従います。
「保留」ボタンを選択します。「保留取引」ウィンドウが表示されます。
解決要: この期間に存在している未処理の資材取引、非原価資材取引およびWIP原価保留取引の数を表示します。会計期間をクローズする前に、これらの取引を処理する必要があります。
推奨解決方法: この期間に存在している保留受入取引、保留資材取引および製造現場移動保留取引の数を表示します。会計期間をクローズすることはできますが、クローズした後でこれらの取引は処理できません。
『Oracle Cost Managementユーザーズ・ガイド』の「未処理取引メッセージ」
ステータスが「オープン」または「エラー」である最も早い会計期間をクローズできます。会計期間をクローズすると、総勘定元帳への転送処理が自動的に行われます。
ステータスが「オープン」または「エラー」である期間を選択します。
「ステータスの変更」ボタンを選択します。
ステータスを「将来」または「クローズ」に変更します。
関連項目
『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の「カレンダの定義」