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Oracle Applications開発者ガイド
リリース12
E06048-01
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はじめに

対象読者

『Oracle Applications開発者ガイド リリース12』へようこそ。

このマニュアルはアプリケーション開発者向けに書かれており、読者には次に示す知識があることを前提としています。

その他に、このマニュアルでは読者に次に示す知識があることを前提としています。

Oracle Applicationsの使用経験がない場合は、Oracle UniversityのOracle Applicationsトレーニング・クラスを適宜受講することをお薦めします。

Oracle Applications製品情報の詳細は、関連情報のソースを参照してください。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

このマニュアルの構成

1 コーディング標準の概要
2 アプリケーション・フレームワークの設定
3 データベース・オブジェクトの構築
4 Oracle ApplicationsでのPL/SQL使用
5 コンテナ・オブジェクトのプロパティの設定
6 ウィジェット・オブジェクトのプロパティの設定
7 ウィンドウ、ブロックおよびリージョンの動作の制御
8 問合せ動作の使用可能化
9 項目の動作のコーディング
10 ツールバーおよびデフォルト・メニューの制御
11 メニューおよび機能セキュリティ
12 メッセージ・ディクショナリ
13 ユーザー・プロファイル
14 フレックスフィールド
15 コンカレント処理の概要
16 コンカレント・プログラムの定義
17 Oracle Toolsコンカレント・プログラムのコーディング
18 Oracle Reportsコンカレント・プログラムのコーディング
19 CおよびPro*C コンカレント・プログラムのコーディング
20 Javaストアド・プロシージャを使用したコンカレント・プログラムのコーディング
21 コンカレント処理のPL/SQL API
22 標準要求発行
23 要求セット
24 TEMPLATEフォーム
25 添付
26 日付の処理
27 カスタマイズ標準
28 CUSTOMライブラリの使用
29 APPCOREルーチンAPI
30  FNDSQFルーチンAPI
31 ネーミング標準
A  Developerの追加フォーム

関連情報のソース

このマニュアルは、リリース12メディア・パックで提供されるOracle Applications Documentation Libraryに含まれます。マニュアルのPDFファイルのソフトコピーはOracle Technology Network(http://otn.oracle.co.jp/document)からダウンロードできます。Oracle Applications Documentation Libraryリリース12には、旧リリースから改訂されたマニュアルを含む最新情報が含まれます。このマニュアルに改訂が生じた場合、改訂版のマニュアルがOracleMetaLinkから「仮想」マニュアル・ライブラリとして利用可能です。

Oracle Applicationsリリース12のマニュアル・リソース全体の一覧は、『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12』およびOracleMetaLinkのDocument 394692.1を参照してください。

このマニュアルで他のOracle Applicationsマニュアルが参照されている場合は、各マニュアルのリリース12バージョンを参照してください。

関連マニュアル

関連マニュアルとして次に示すマニュアルが必要です。この他に、インストールした製品の要件に応じて追加のマニュアルや文書が必要になる場合があります。

『Oracle Applications概要』

このマニュアルはOracle E-Business Suiteリリース12を配置する予定があるか、または構成の大幅な変更を予定しているすべてのユーザーを対象にしています。Oracle Applicationsのアーキテクチャとテクノロジ・スタックを記述した後、特定の目標を達成するのに必要な行動の概要や、利用可能なインストールと構成の選択肢などの戦略的な話題について解説しています。

『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』

このマニュアルは、フレックスフィールドの計画、設定、参考情報を、Oracle Applicationsの実装チームのメンバーおよびOracle Applications製品データの継続的保守に責任を負うすべてのユーザー向けに記述したものです。このマニュアルでは、フレックスフィールドのデータからカスタム・レポートを作成する方法も提供しています。

『Oracle Application Framework Developer's Guide』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsの開発スタッフがOracle Application Frameworkを使用してアプリケーションを生成するときに準拠するコーディング標準が解説されています。このマニュアルはPDF形式で、OracleMetaLinkで参照できます。また、JDeveloper 10g with Oracle Application Extensionのオンライン・ドキュメントに含まれています。

『Oracle Applicationsインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法』

このマニュアルはOracle Applicationsのインストールとアップグレードに責任を負うユーザー向けに記述されています。Rapid Installを実行して、Oracle Applicationsリリース12全体の新規インストールや、リリース11iからリリース12への部分的なアップグレードを行う手順を解説しています。このマニュアルではまた、テクノロジ・スタック・コンポーネントのみをインストールする特殊状況に該当する場合に必要な手順も解説しています。

『Oracle Applications Supportability Guide』

このマニュアルは、システム管理者とカスタム・アプリケーション開発者に対してOracle DiagnosticsとLogging Frameworkに関する情報を提供します。

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』マニュアル・セット

このマニュアル・セットは、Oracle Applicationsのシステム管理者に対して計画に関する情報と参考情報を提供します。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』ではシステムの構成手順を解説します。コンカレント・プログラムとマネージャの定義、Oracle Applications Manager機能の有効化、プリンタとオンライン・ヘルプの設定の各情報も含まれます。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』では繰り返し行うタスクを解説します。Oracle Applications Managerを使用したシステムのモニタリング、コンカレント・マネージャとレポートの管理、診断ユーティリティの使用、プロファイル・オプションの管理、警告の使用などのタスクが含まれます。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』では、ユーザー管理、データ・セキュリティ、機能セキュリティ、監査、セキュリティの構成について解説します。

『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』

このマニュアルは、Oracle Applicationsのユーザー・インタフェース(UI)を使用してナビゲート、データ入力、問合せ、レポートを実行する方法を説明します。このマニュアルではまた、ユーザー・プロファイルの設定方法およびコンカレント要求の実行と確認についても解説します。

『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsの開発スタッフが準拠するユーザー・インタフェース(UI)標準が解説されています。Oracle Applications製品のUIについて解説し、そのUIをOracle Formsを使用して作成したアプリケーションの設計に適用する方法を説明します。

『Oracle Integration Repository User's Guide』

このマニュアルは、複数のアプリケーションの統合を実現するためのビジネス・インタフェースの調査と配置においてOracle Integration Repositoryが果たす役割について説明します。

統合リポジトリ

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションで提供されるサービス・エンドポイントに関する情報をまとめたもので、Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの総合カタログになっています。このツールを使用すると、ユーザーはあらゆるシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に検出して配置できます。

Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。インスタンスにパッチが適用されると、使用環境のインタフェースの厳密な改訂に適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。

Database ToolsによるOracle Applicationsデータ変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のいずれかのツールを使用して、Oracle Applicationsデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、記憶、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle Applicationsの表は相互に関連付けられているので、Oracle Applicationsを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle Applicationsを使用せずにOracle Applicationsデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle Applicationsで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle Applicationsにより自動的にチェックされます。Oracle Applicationsは、情報を変更したユーザー履歴を記録することもできます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。