Oracle E-Business Suite リリース11iから12.2へのアップグレード・ガイド E51767-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章の内容は次のとおりです。
この項では、アップグレードを終了するための必須タスクに関する全般的なチェックリストを示します。
Weblogic Admin Serverのみの起動 (必須)
Run File Systemで、次のようにadadminsrvctrlスクリプトを使用してWeblogic Admin Serverサービスのみを起動します。
UNIX:
sh <ADMIN_SCRIPTS_HOME>/adadminsrvctrl.sh
Windows:
<ADMIN_SCRIPTS_HOME>\adadminsrvctrl.cmd
FS_CLONE adopフェーズの実行によるセカンダリ・ファイル・システムの同期 (必須)
Run File SystemでWeblogic Admin Serverとノード・マネージャが実行されていることを確認します。ステータスは、次のコマンドを実行して確認できます。
$ adadminsrvctl.sh status
$ adnodemgrctl.sh status
ADOP FS_CLONEユーティリティを実行して、Patch file systemを同期します。
$ adop phase=fs_clone
注意: fs_cloneの実行時間は、およそ90分です。
PL/SQLベースのコンカレント要求のためのUTL_FILE_DIRとAPPLPTMPの値の同期化 (必須)
コンカレント処理 (CP) では、utl_fileパッケージを使用して出力およびログ・ファイルを作成するPL/SQLが (データベース内で) 実行される場合があります。すべてのCPノード上で、両方のファイル・システムの$APPLPTMP環境変数が、データベースのinit.oraのUTL_FILE_DIRパラメータにリストされた最初のディレクトリに設定されていることを確認してください。RACデータベースを使用している場合、$APPLPTMP環境変数ではすべてのRACノードで参照可能な共有ファイル・システム上のディレクトリを指す必要があります。これにより、CPではPL/SQLにより作成された出力およびログ・ファイルを確実に検出できます。
注意: 次のステップのカットオーバー・プロセスによってコンカレント・マネージャを含むアプリケーション層サービスが起動されるので、両方のファイル・システムを同期することが重要です。
最新のADおよびTXKパッチセットの適用 (必須)
最新のADおよびTXKパッチセットを適用します (必須) 。
アップグレード後のステップは、AD Online Patching (adop) を使用します。したがって、アップグレード後の残りのタスクを実行する前に、最新のADおよびTXKパッチセットを適用する必要があります。My Oracle Supportの『AD and TXK RUP Information, Release 12.2』 (Doc ID: 1583092.1) を参照してください。
この項のタスクは、製品固有のタスクを完了する前に完了してください。
これらのタスクは、システムで有効になっている製品に関係なく実行する必要があります。
ORACLEスキーマのパスワードの再設定 (推奨)
アップグレード中には、既存の製品について以前に設定したパスワードがRapid Installにより保持されます。ただし、インストール対象の新規製品ごとにスキーマが作成されるため、製品略称 (短縮名) から導出されたデフォルト・パスワードが設定されます。製品のセキュリティを保守するには、このデフォルト・パスワードをこのステップで再設定します。
注意: Oracle E-Business Suite Maintenance GuideのOracle E-Business Suite Password Managementに関する項を参照してください。
すべてのアプリケーション層サービスの起動 (条件付き)
リリース12.2用の最新のADおよびTXKパッチセットを適用するcutoverプロセスの一環として、すべてのアプリケーション層サービスが起動されます。ただし、Run File Systemでアプリケーション層サービスを停止している場合、次のようにadstrtalスクリプトを使用してすべてのアプリケーション層サービスを起動してください。
UNIX:
sh <ADMIN_SCRIPTS_HOME>/adstrtal.sh
Windows:
<ADMIN_SCRIPTS_HOME>\adstrtal.cmd
「セキュリティのコンパイル」コンカレント・プログラムの完了の確認 (必須)
EBSへのログインを試みる前に、「セキュリティのコンパイル」コンカレント・プログラムの正常な完了を待って検証する必要があります。このコンカレント要求のステータスは、次のPL/SQLブロックを実行して表示できます。
set serverout on
declare
res boolean;
request_id number := null;
phase varchar2(80);
status varchar2(80);
dev_phase varchar2(80);
dev_status varchar2(80);
message varchar2(255);
begin
res := fnd_concurrent.get_request_status(request_id,
'FND',
'FNDSCMPI',
phase,
status,
dev_phase,
dev_status,
message);
if (res) then
dbms_output.put_line('Request Id : ' || request_id);
dbms_output.put_line('Phase : ' || phase);
dbms_output.put_line('Status : ' || status);
dbms_output.put_line('Completion Message : ' || message);
else
dbms_output.put_line('Unable to retrieve the information');
end if;
end;
/
.
結果は次のように表示されます。
フェーズ: 完了
ステータス: 正常
完了メッセージ: 正常完了
コンカレント・プログラムの完了の確認 (推奨)
アップグレード・プロセスでは、多数のコンカレント・プログラム要求が作成されます。アプリケーション層を起動すると、これらのプログラムが自動的に実行され、データのクリーン・アップや履歴データのアップグレードなどのタスクが完了します。
先に進む前に、アップグレードにより生成されたコンカレント・プログラムがすべて正常に実行されたことを確認します。アップグレード・プロセスに組み込まれている個別コンカレント・プログラムのリストは、Applications Release 12.2 Upgrade Sizing and Best Practicesの'Required Post Upgrade Jobs'に関する項を参照してください。ベスト・プラクティスに関する項には、これらのプログラム (およびすべての実行) を個別コンカレント・マネージャ・キューに分離して処理に使用する方法の推奨事項が記載されています。
廃止になった製品スキーマの削除 (オプション)
注意: このステップは、必ず「コンカレント・プログラムの完了の確認」のアップグレード後タスクを完了してから実行する必要があります。
製品スキーマに存在するどのオブジェクトも廃止されていないことを確認します。スキーマにオブジェクトが存在する場合は、スキーマを削除する前に削除する必要があります。
スキーマが空で、カスタマイズも依存性も存在しないことを確認したら、addropschema.sqlを使用してスキーマを削除できます。
使用方法: sqlplus apps/<apps password> @<AD_TOP>/patch/115/sql/addropschema.sql <SYSTEM_Password> <APPLSYS_Schema> <Obsoleted_Product_Schema_Name>
例: sqlplus apps/apps @<AD_TOP>/patch/115/sql/addropschema.sql manager applsys bsc
廃止となった製品スキーマのうち、削除を検討できるものは次のとおりです。
ABM、AHM、AMF、AMW、BIL、BIV、BIX、BSC、CSS、CUE、CUF、CUI、CUN、CUP、CUS、DDD、EAA、EDWREP、EVM、FEM、FII、FPT、FTP、GCS、HCC、IBA、IBP、IGF、IGS、IGW、IMT、IPD、ISC、ITA、JTS、ME、MST、OKB、OKI、OKO、OKR、OZP、OZS、PFT、POA、PSB、RCM、RHX、RLA、VEH、XNC、XNI、XNM、XNS、ZFA、ZPB、ZSA
次のスキーマは、他の製品からの技術的な依存性をサポートするために維持する必要があります。
HRI、BIM、OPI、PMI、ENI、PJI、FTE、EGO
注意: 「アップグレードの計画」で廃止にリストされていても、他のライセンス製品に対して有効なスキーマもあります。この場合、機能性は削除されています。
廃止された製品スキーマを削除した後、次のスクリプトを実行して中途のシノニムを削除する必要があります。
sqlplus APPS/****@DB @$AD_TOP/sql/adzd_drop_synonyms.sql
オンライン・ヘルプのインストール (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
アメリカ英語のオンライン・ヘルプをインストールするには、オンライン・ヘルプ・パッチ (u10201000.drv) のデータベース部分を実行します。このパッチは$AU_TOP/patch/115/driverディレクトリにあります。AD Online Patching (adop) でphase=apply hotpatch=yesかつoptions=nocopyportion,nogenerateportion,forceapplyを指定して、アメリカ英語のオンライン・ヘルプ・パッチ・ドライバ ($AU_TOP/patch/115/driver/u10201000.drv) を適用する必要があります。
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
最新の製品固有パッチを判別します。次に、アメリカ英語パッチをダウンロードします。AD Online Patching (adop) を使用してパッチを適用する必要があります。
注意: Oracle E-Business Suite Maintenance Procedures GuideのPatch Wizard Main Pageに関する項を参照してください。
アメリカ英語以外の言語がシステムに登録されている場合は、次のステップの指示に従ってください。
NLSアップグレード・パッチ・ドライバとNLSオンライン・ヘルプのインストール (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
アメリカ英語がシステムで有効な唯一の言語の場合は、このステップを省略できます。NLSアップグレード・パッチ・ドライバとNLSオンライン・ヘルプ・パッチは、AD Online Patching (adop) を使用してコールする必要があります。
アメリカ英語統合ドライバを正常に適用した後、システムで有効な言語ごとにNLSリリース12.2ソフトウェアをダウンロードし、各ドライバ (u10124646.drv) をリリース12.2のAPPL_TOP上で実行します。NLSパッチ・ドライバの名称がアメリカ英語パッチ・ドライバと同じであることに注意してください。前のステップで最新の製品パッチを適用している場合は、アメリカ英語の各製品固有パッチに対応するNLSパッチをダウンロードして適用してください。かわりの方法として、Translation Synchronization Patchを使用し、適用された最新製品パッチのNLSバージョンを含めたNLSソフトウェアをアップグレードできます。
リリース・レベルに応じたOracle E-Business Suite NLS Release Notesで、インストール後のタスクに関する項の手順に従ってください。
アメリカ英語のオンライン・ヘルプをシステムにインストールしている場合は、リリース・レベルに応じたOracle E-Business Suite NLS Release Notesで、オンライン・ヘルプのインストールに関する項を参照してください。
注意: 詳細は、リリース・レベルに応じたOracle E-Business Suite NLS Release Notesを参照してください。ADOPを使用したパッチの適用の詳細は、Oracle E-Business Suite Maintenance Guideも参照してください。詳細は、Requesting Translation Synchronization Patches (Doc ID: 252422.1) を参照してください。
カスタム職責の更新および検証 (条件付き)
すべてのカスタム職責で正しいメニューが使用されることを確認します。「システム管理者」職責で、「セキュリティ」->「職責」にナビゲートします。各カスタム職責を個別に問い合せて、必要に応じて更新します。
カスタム開発から新規テクノロジへの移行 (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
このリリースのOracle E-Business Suiteは、特定の領域で新規テクノロジに移行しています。古いテクノロジに基づいてカスタム開発を実行した場合は、アップグレードの一環として新規テクノロジに移行する必要があります。
注意: 詳細は、『Preparing Custom Development for Next Oracle Applications Release』 (Doc ID: 374398.1) を参照してください。
mod_plsql
mod_plsqlのカスタム開発を実行した場合は、WebページをOracle Application Frameworkに移行します。
注意: 詳細は、『Oracle Application Framework Developer's Guide』 (Doc ID: 1315485.1) を参照してください。
Oracle Reports Serverのレポート
Oracle Reports Serverを介して実行するレポートを使用したカスタム開発がある場合は、次の代替移行方法を利用できます。
新規テクノロジ | メリットと考慮事項 |
---|---|
Oracle XML Publisherへの変換 | E-Business Suiteリリース12とOracle Fusion Applicationsの両方にあわせてアプリケーションを準備します。XML Publisherのメリットを利用できます。XML Publisherへの移行に役立つように自動化されたツールがいくつか用意されています。詳細は、『Oracle XML Publisher Administration and Developer's Guide』を参照してください。 |
Oracle Application Frameworkへの変換 | 一部のレポート作成ニーズに適しています。ただし、自動化された移行ツールは使用できないことに注意してください。フレームワーク・チャート作成ツール (BIチャートBean) を使用して、チャートをリライトする必要があります。詳細は、『Oracle Application Framework Developer's Guide』 (Doc ID: 1315485.1) を参照してください。 |
コンカレント・マネージャを介した実行 | コーディング標準に従っている場合、PL/SQLコードをコンカレント・マネージャの標準と一致するように変更する必要があります。特に、いくつかのユーザー・エグジットを使用する必要があります。Oracle Reportsのチャート作成ツール (BIチャートBean) を使用して、チャートをリライトします。詳細は、Oracle E-Business Suite Developer's Guide and Oracle Reports: Building ReportsとOracle Reports: Building Reportsを参照してください。 |
Oracle GraphicsとOracle Formsの統合
Oracle Formsと統合されたOracle Graphics (チャート作成) を使用するカスタム開発がある場合は、次の代替策を使用できます。
新規テクノロジ | メリットと考慮事項 |
---|---|
フレームワークベース・アプリケーションへのフォームおよびチャート両方の変換 | リリース12とOracle Fusion Applicationsの両方にあわせてアプリケーションを準備します。 |
Oracle Formsから起動できるフレームワークベース・ページへのチャートの変換 | 詳細は、『Oracle Application Framework Developer's Guide』 (Doc ID: 1315485.1) を参照してください。 |
AKモード
パーソナライズ
AKリポジトリ内のパーソナライズされたOracle E-Business Suite Frameworkベース・ページは、AKリポジトリとMDSリポジトリが同じデータベース・インスタンスにある場合は、アップグレード中に自動的にAKからMDSに移行します。
AKリポジトリとMDSリポジトリが個別インスタンスにある場合、アップグレードによりカスタム・パーソナライズが自動的に移行することはありません。この場合は、パーソナライズ移行ツール手動で実行して移行を行う必要があります。
注意: 詳細は、Oracle Application Frameworkパーソナライズ・ガイドのAKパーソナライズの移行に関する項を参照してください。
AK/ICX Web照会
以前にAK/ICX Web照会を使用していた場合は、Oracle Application Frameworkの検索機能を使用して、パーソナライズ可能な検索リージョンを再作成します。
注意: 『Oracle Application Framework Developer's Guide』 (Doc ID: 1315485.1) の特定のUI機能の実装に関する項を参照してください。
CUSTOMライブラリの移行 (条件付き)
CUSTOMライブラリ内のカスタム・コードを新規ディレクトリ構造にコピーする前に、以前に作成しておいたバックアップを参照して、カスタマイズがOracle Applicationsの新バージョンに有効であることを確認します。
カスタマイズが有効な場合、新規CUSTOMライブラリ (CUSTOM.pll) のコピーを安全な場所に配置します。このライブラリは$AU_TOP/resourceディレクトリ (UNIX) または%AU_TOP%\resourceディレクトリ (Windows) にあります。次に、古いOracle Forms CUSTOMライブラリのコピーを作成し、新規ディレクトリに配置します。このライブラリを再生成して、Oracle Forms Developer 10gにアップグレードします。または、既存のカスタム・コードを新規ライブラリにカット・アンド・ペーストしてから再生成できます。
注意: Oracle E-Business Suite開発者ガイドのCUSTOMライブラリの使用に関する項を参照してください。
変更されたスクリプトまたはレポートのコピーと再カスタマイズ (条件付き)
カスタム・シェル・スクリプトまたはレポートをカスタム・アプリケーション・ディレクトリにコピーし、そのコピーを必要に応じて再カスタマイズします。
注意: Oracle E-Business Suite Developer's GuideのProduct Customization Standardsに関する項を参照してください。
既存のカスタム起動スクリプトのコピー (条件付き)
コンカレント・マネージャ起動スクリプト (UNIXの場合は$FND_TOP/bin/startmgr.sh) をカスタマイズした場合は、カスタマイズしたスクリプトを古い環境から新しい環境にコピーする必要があります。次に、カスタマイズが新しい環境に有効であることを確認します。
警告: このスクリプトのカスタマイズはお薦めしません。このスクリプトの変更が必要と考えられる場合には、変更する前にOracleサポートに問い合せてください。詳細は、『Oracle E-Business Suite Setup Guide』を参照してください。
注意: UNIXの場合、startmgrスクリプトがあるデフォルトの場所は$FND_TOP/binです。詳細は、『Oracle E-Business Suite Setup Guide』を参照してください。
ユーザー職責の割当の確認 (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
ユーザーおよび職責の割当はアップグレード中に保持されますが、シード済の職責、メニュー、機能およびレポート・セキュリティ・グループにより付与される有効な権限は変更されることがあります。「システム管理者」職責でフォームまたはセキュリティ・レポートの情報を参考にし、職責により付与される権限が、 (必要以上の権限を付与せずに) 引き続きジョブ・ロールの要件を満たしていることを確認します。
注意: 詳細は、Oracle E-Business Suite Security GuideのOrganizing Programs into Request Groupsに関する項を参照してください。
Alerts
これらのタスクは、Oracle Alertsに適用されます。
組織名とカスタム・アラート定義の関連付け (条件付き)
特定の組織に割り当てるカスタム・アラートを手動で更新します。
「アラート・マネージャ」として「アラート」フォーム (「Alert」->「定義」) にナビゲートし、定義を問い合せます。
「アラート詳細」を選択し、「アラート詳細」ウィンドウの「インストレーション」タブ・リージョンを表示します。
このアラートの実行対象となるORACLE IDと組織名を入力します。
「使用可能」が選択されていることを確認してから、変更内容を保存します。
複数組織
これらのタスクは、Oracle E-Business Suiteの複数組織に適用されます。
カスタマイズ用の営業単位モードの設定 (条件付き)
このリリースで複数組織が導入されたことにより、アプリケーションの職責で複数の営業単位にアクセスできます。一部のコンカレント・プログラムは複数の営業単位を同時に処理できるように拡張されていますが、他のほとんどのコンカレント・プログラムの場合は実行時に営業単位を指定する必要があります。
この新機能をサポートするために、コンカレント・プログラムは営業単位モード「S」 (単一営業単位の場合) または「M」 (複数営業単位の場合) で定義されます。このモードは、アップグレード中に自動的に設定されます。
ただし、コンカレント・プログラムの定義を変更した場合、アップグレードでカスタマイズを保持するために営業単位モードが設定されることはありません。カスタマイズしたプログラムの実行方法によっては、営業単位モードの手動設定が必要になる場合があります。単一営業単位用にコンカレント・プログラムを設定するには、次のSQLコマンドを実行します。
UPDATE FIND_CONCURRENT PROGRAMS
SET MULTI_ORG_CATEGORY='S'
WHERE CONCURRENT_PROGRAM_NAME = '<your program name>'
複数営業単位の場合は、「S」のかわりに「M」を入力します。
特定のプログラムに適切な設定が不明な場合は、該当する.ldtファイル内の設定を確認できます。
注意: コンカレント・プログラム定義をカスタマイズした場合、この設定がプログラムの指定方法に適さない場合があります。
Oracle Web Applications Desktop Integrator
これらのステップは、Oracle Web Applications Desktop Integratorと、スプレッドシートの生成にOracle Web Applications Desktop Integratorを使用する製品に適用されます。
既存スプレッドシートの再作成 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
以前のバージョンのOracle Web Applications Desktop Integratorで作成されたスプレッドシートは、アップグレード後のOracle E-Business Suite製品と連携しません。既存のスプレッドシートは、新しいテクノロジ・スタックを使用して作成したスプレッドシートで置き換える必要があります。製品固有のマニュアルに記載されている手順に従って、新規スプレッドシートを作成します。
Workflow
この項のステップは、Oracle Workflowにのみ適用されます。
ステータス・モニターURLの更新 (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
Oracle Workflowでは、リリース11iで使用していたPL/SQL Webエージェント経由ではなく、アプリケーション・フレームワーク・エージェントを介した「ステータス・モニター」へのURLアクセスが提供されます。「ワークフローPlsqlカートリッジ依存のデータからの削除」コンカレント・プログラムを実行して、既存のワークフロー属性値に表示されるステータス・モニターURLを新しいWebエージェント構造に更新します。このプログラムにより、有効なワークフロー・プロセスの項目属性値とオープン通知のメッセージ属性値が更新されます。
注意: メッセージ属性値の更新は、「ワークリスト」Webページを介してアクセスする通知にのみ適用されます。アップグレード前に送信または生成されたEメール通知内の「ステータス・モニター」リンクは、自動更新できません。アップグレード後に「ステータス・モニター」にアクセスするには、Oracle E-Business Suiteに個別にログオンします。
Oracle E-Business Suite Integrated SOA Gateway
Oracle E-Business Suite Integrated SOA Gatewayには、インストール後に手動のステップが必要です。Webサービスの生成、デプロイおよび起動に使用するOracle E-Business Suite Integrated SOA Gatewayの機能を使用する場合は、『Installing Oracle E-Business Suite Integrated SOA Gateway, Release 12.2』 (Doc ID: 1311068.1) で説明されているステップを実行してください。
注意: アップグレード後には、デプロイしたWebサービスのWSDL URLが変更されます。Oracle E-Business Suiteサービスを起動しているときに、Webサービス・クライアントで適宜、新しいWSDL URLとサービスの場所、またはアドレスでこれを置き換える必要がある場合があります。
Oracle Formsロジックをカプセル化するOracle Integration Repositoryで発行されたSCM Webサービスを使用する予定の場合は、『Oracle E-Business Suite Java APIs for Forms Troubleshooting Guide, Release 12.2』 (Doc ID: 1469785.1) で、SCM Webサービスに関する最新のトラブルシューティング情報を参照してください。
Oracle E-Business Suite Integrated SOA Gatewayと汎用XML Gatewayサービスを有効にするには、Installing Oracle E-Business Suite Integrated SOA Gateway, Release 12.2を参照し、インストールおよび設定のタスクを完了してください。
注意: アップグレード後には、汎用XML GatewayサービスのためにデプロイしたWSDL URLが変更されます。汎用XML Gatewayサービスを起動しているときに、Webサービス・クライアントで適宜、新しいWSDL URLとサービスの場所、またはアドレスでこれを置き換える必要がある場合があります。XML Gateway Webサービスの詳細は、『Oracle XML Gateway User's Guide』を参照してください。
この項のタスクは、ユーザーにOracle Customer Relationship Management (CRM) 製品の使用を許可する前に完了してください。
Email Center
これらのタスクは、Oracle Email Centerにのみ適用されます。
Email Centerデータの移行 (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: IEM_PROD_CHK
Email Centerデータは、ライブ・メッセージとメッセージ履歴という2つのフェーズで新規アーキテクチャに移行できます。この移行に対応するために、このリリースのEmail Centerには一連の移行ツールが付属しており、「ダウンロード・プロセッサ」、コンカレント・プログラムおよび移行コンソールで構成されています。
構成とEメール・データの両方を含めてデータ移行を実行する場合は、これらのツールが役に立ちます。移行プロセスを起動する前に、次の手順を実行する必要があります。
Email Serverの中間層プロセス (IMAP、Postmanなど) を停止します。
保留中のEmail Centerコンカレント要求を停止するか取り消します。
すべてのApacheサーバーを停止します。
データ移行の実行中にEmail Centerからログアウトします。
事前処理キューにライブ・メッセージがないこと、または送信ボックス・プロセッサに保留中のアウトバウンド要求がないことを確認します。これらの条件は移行ツールによりチェックされ、データが移行コンソールに表示されます。
注意: Email Centerの移行に固有の詳細は、『Oracle Email Center Migration to Release 12』 (Doc ID: 549036.1) を参照してください。
Mobile Field Service
これらのタスクは、Oracle Mobile Field Serviceにのみ適用されます。
新しいMobile Field Serviceアプリケーションへの移行 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: CSM_SYNC_DATA_POST
Oracle Mobile Field Serviceは、このリリースに向けて再設計されました。この製品を使用する場合は、『Oracle Mobile Field Service Post-upgrade Instructions for Oracle Applications Release 12』 (Doc ID: 386682.1) に記載されているステップを完了してください。
SalesおよびTelesales
これらのタスクは、Oracle SalesおよびOracle Telesalesにのみ適用されます。ASN.Bをリリース12にアップグレードするには、「ASN.Bからリリース12へのSalesのアップグレード」を参照してください。ASN.Bとは、Oracle Sales Mini-pack 11i.ASN.Bです。『About Oracle Sales Mini-pack 11i.ASN.B』 (Doc ID: 292871.1) を参照してください。
コンカレント・プログラムの実行 (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: AS_DENORM_CP_CHK
次のステップに従って、AS_ACCESSES_ALL表とAS_SALES_CREDITS_DENORM表を更新し、リフレッシュします。
「Oracle Sales管理者」職責で「コンカレント要求」->「実行」にナビゲートします。
「as_accesses_all非正規化フラグの更新」要求セットを実行します。
「as_sales_credits_denormのリフレッシュ」コンカレント・プログラムを実行します。
注意: リリース・レベルが11.5.10.2CUの場合は、コンカレント・プロセス要求セット「as_accesses_all非正規化フラグの更新」をアップグレード前の手順として実行し、停止時間を短縮できます。
商談販売方法論の移行 (必須: アプリケーション担当者)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
このステップは、ユーザーにログオンを許可する前に、SalesおよびTelesalesアプリケーション担当者が実行する必要があります。
このリリースでは、商談で営業ステージが指定されている場合に販売方法論を設定する必要があります。指定されている場合、他の販売方法論には変更できません。エラーおよび誤った移行を回避するために、アプリケーション担当者は要求時アップグレードの付録で、SalesおよびTelesalesの「商談販売方法論の移行」の指示に従う必要があります。
営業実績の移行 (必須: アプリケーション担当者)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
このステップは、ユーザーにログオンを許可する前に、SalesおよびTelesalesアプリケーション担当者が実行する必要があります。
このリリースでは、商談明細ごとに1人の営業担当のみがその明細の収益実績全体を受け取ります。リリース11iのSalesでは、単一の商談明細の実績を複数の営業担当が受け取ることができましたが、この機能は廃止になりました。アップグレード後のSalesおよびTelesales製品を使用する前に、アプリケーション担当者は「要求時アップグレード」の付録でSalesおよびTelesalesの「営業実績の移行」の指示に従う必要があります。
ASN.Bからリリース12.2へのSalesのアップグレード
ASN.Bからリリース12.2にアップグレードするには、2つのコンカレント要求を実行する必要がありますが、ASN.B有効化のステップを2度目にすべて実行する必要はありません。
「ASN重複営業担当の移行メイン・プログラム」の実行
このコンカレント要求により、重複営業チーム・メンバーが削除されます。このコンカレント要求は停止時間にアップグレード・プロセスの一環として実行する必要があります。
「ASNアップグレード後ログおよび顧客更新」の実行
このコンカレント要求により、「販売実績」および「商談明細」の終了日ログ・フラグが更新され、商談営業チームの「顧客ID」と商談ヘッダー・データが同期化されます。この要求はアップグレード・プロセス後の動作可能時間に実行することができます。
この項のタスクは、ユーザーにOracle FinancialsおよびProcurement製品へのログオンを許可する前に完了してください。
Advanced Collections
このタスクは、「戦略」でAdvanced Collectionsを使用する顧客に適用されます。
移行後の検証ステップ
「回収管理者」職責で、「設定チェックリスト」の「回収ビジネス・レベル」を確認します。
「システム管理者」職責で、次の品目タイプについてコンカレント・プログラム「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」を起動します。
IEXSTRY - IEX: Collection Strategy Work Flow
IEXSTFFM - IEX: Strategy Fulfilment Mailer
IEXSTRCM - IEX: Strategy Custom Work Flow
スクリプト$IEX_TOP/patch/115/sql/iexuomchk.sqlを実行し、プロファイル・オプション「単位」 (UOM) を‘time’に設定します。
Financials for India
これらのタスクは、Oracle Financials for Indiaにのみ適用されます。
プロジェクト機能へのカスタム・ロジックの適用 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: JAI_CHECK_PA_CUST
このリリースのOracle Financials for India (JAI) は、Projects Costing/Billingソリューションをサポートします。これには、カスタム・バージョンのProjects確定ビューが含まれ、購買受入の取引ソース定義で事前処理の拡張登録が作成されます。このカスタム・ロジックは、JAIで提供されるプロジェクト機能を使用する顧客にのみ適用されるため、カスタマイズしたファイルはスタンドアロン・パッチとしてリリースされます (12699629) 。
システムにこのパッチを適用するかどうかを決定するには、次の表を参照してください。
アクション | リリース11iでJAIプロジェクトを使用するか? | リリース12.2でJAIプロジェクトを使用するか | パッチを適用するか? |
---|---|---|---|
リリース11iからリリース12.2へのアップグレード | No | Yes | Yes |
リリース11iからリリース12.2へのアップグレード | Yes | Yes | Yes |
リリース11iからリリース12.2へのアップグレード | No | No | No |
注意: 詳細は、Oracle Financials for Indiaインプリメンテーション・ガイドを参照してください。
Internet Expenses
これらのタスクは、Oracle Internet Expensesにのみ適用されます。
文書カテゴリに有効な連番が割り当てられていることの確認 (条件)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: OIE_DOC_SEQUENCE_CHECK
Internet Expensesでは、従業員請求書が文書カテゴリ「経費精算書請求書」 (EXP REP INV) を使用して作成されます。この文書カテゴリに有効な連番が割り当てられていることを確認する必要があります。
また、Internet Expensesでは、クレジット・カード会社請求書の作成に文書カテゴリ「混合請求書」 (MIX INV) が使用されなくなりました。かわりに、「支払要求」 (PAY REQ INV) 文書カテゴリが使用されます。「支払要求」 (PAY REQ INV) 文書カテゴリに有効な連番が割り当てられていることも確認する必要があります。
Payments
これらのタスクは、Oracle Payments (リリース11iのiPaymentsから名称変更) にのみ適用されます。
Payments用暗号化キーの入力 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: IBY_WALLET_SETUP
リリース11iでOracle Applicationsのクレジット・カード暗号化を使用していた場合は、Oracle Wallet Manager構成でシステム・セキュリティ・キー (秘密鍵) に使用していたのと同じ値を入力します。次に、「システム・セキュリティ・オプション・ページ」で暗号化設定を完了します。この設定を支払処理の開始前に完了しないと、取引に失敗します。
注意: 『How To Rotate/Migrate Oracle Payments System Key in R12』 (Doc ID: 1330774.1) を参照してください。
オランダの支払プロファイル・オプションの完了 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: IBY_PMT_FILE_FORMAT_NL
リリース11iで支払ファイルの書式設定の制御にグローバル付加フレックスフィールドを使用していた場合は、Oracle PaymentsのEFT支払書式テンプレートを編集して必要なEFT値を渡すか、またはOracle Paymentsの「支払処理プロファイル」で値を銀行指図として作成します。
このタスクは、請求書または支払処理を開始する前に完了する必要があります。完了していないと、取引の必須属性を追跡できません。
注意: 詳細は、「Financials製品のアップグレードの影響」を参照してください。
デンマーク支払手段およびチャネルの完了 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: IBY_PMT_MEANS_DK
リリース11iで支払手段およびチャネルの制御にグローバル付加フレックスフィールドを使用していた場合は、請求書または支払処理を開始する前に、Oracle Paymentsのデンマーク支払書式テンプレートを編集して、支払手段および支払チャネル情報を渡す必要があります。また、Oracle Paymentsで (支払カテゴリから移行した) 支払方法ごとに必須の支払検証を入力します。
取引の必須属性を追跡する前に、このタスクを完了する必要があります。
注意: 詳細は、「Financials製品のアップグレードの影響」を参照してください。
イタリアの送金通知制御の完了 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: IBY_REMIT_ADV_CONTROL_IT
リリース11iでイタリアの送金通知制御 (「会社詳細」のプロファイル・オプション) の制御にグローバル付加フレックスフィールドを使用していた場合は、Oracle PaymentsのEFT支払書式テンプレートを編集して、会社詳細を印刷するかどうかを制御します。
請求書または支払処理を開始する前にこのタスクを完了しないと、取引の必須属性を追跡できません。
注意: 詳細は、「Financials製品のアップグレードの影響」を参照してください。
Oracle Purchasing
Oracle E-Business Suite Release 12.2.0とともにOracle BPEL Process Manager 11gを使用するためのインストール、構成およびデプロイの詳細なステップは、My Oracle Support (Doc ID: 1362803.1) を参照してください。
注意: BPEL 10G統合はリリース12.2ではサポートされておらず、jarファイルは廃止されます。サポートされるのは、リリース12.2以上からのSOA 11g統合プロセスのみです。11iからリリース12.2にアップグレードするには、SOA 11G統合に移行し、マニュアルに従ってこれらのプロセスをデプロイする必要があります。
Oracle Purchasing (Oracle Order Procurementの一部として入手可能) は、Oracle Transportation Managementに統合されています。Oracle Transportation ManagementとOracle Order Purchasingの両方のライセンスがあり、Oracle Transportation ManagementとOracle Purchasingを使用する場合は、『Oracle Transportation Management Integration with Oracle E-Business Suite Post-Update Steps, Release 12.2.0』 (Doc ID: 1362803.1) に記載されている更新後のステップを実行します。
「銀行口座タイプ」の値は、資金管理の参照に移動しました。シードされる値はSAVINGS、CHECKINGおよびOTHERです。11iで使用される銀行口座タイプの値を確認し、Oracle Cash Management参照ウィンドウで、Bank_account_type参照にカスタム値を追加します。
この項のタスクは、ユーザーにHuman Resources Management製品へのログオンを許可する前に完了してください。
Human Resources
最新のHRMS国別仕様更新の適用 (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PER_HRGLOBAL
必須の国別仕様への準拠を維持するには、すべての国別仕様データ更新を適用する必要があります。更新は、政府および国固有の法的必要条件にあわせて定期的に保守されます。システムが最新であることを確認する手順と方法の詳細は、最新の『HRMS (HR Global) Legislative Data Patch』 (Doc ID: 1469456.1) を参照してください。
注意: 他のOracle E-Business Suite製品と共有するためにOracle HR Sharedのみを使用している場合は、この国別仕様データを適用しないでください。
停止時間短縮レポートのチェック (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PER_R12_DTR
「システム管理者」としてログオンし、「データ更新プロセス・ステータス・レポート」コンカレント要求を発行します。多数のデータ更新タスクが識別され、操作を必要とするデータ量が大きい場合は所要時間が長くなる可能性があります。
注意: 詳細は、『Guide to the Data Update Status Report』 (Doc ID: 315932.1) を参照してください。
アップグレード中に実行する (停止時間短縮レポートに示される) 更新の例を、次に示します。
PSP: OAFrameworkへの移行作業量レポート (Doc ID: 302304.1)
Payroll
これらのタスクは、Oracle Payrollにのみ適用されます。
Vertex for Payrollのインストールまたは更新 (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PAY_VERTEX
アメリカとカナダでは、Oracle PayrollでVertex Quantum Payroll Tax Seriesを使用します。このリリースのHRMSデータには、このサード・パーティ製品のバージョン3.1.0が含まれています。アメリカまたはカナダでOracle Payrollを実行する場合は、『Installing Quantum for Oracle Payroll』 (Doc ID: 224273.1) の、Payrollで許可される拡張構成ステップとVertexソフトウェアのインストールまたは更新に関する情報を参照してください。
注意: Quantumの設定 (コンカレント・プログラム「Quantumプログラム更新インストーラ」および「Quantumデータ更新インストーラ」を通じて) は、Payrollを実行する前に実行する必要があります。
QuickPay除外データ・アップグレード・プロセスの実行 (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PAY_QUICK_EXCL_UPG
以前にQuickPay除外データ・アップグレード・プロセスを実行していない場合は、このステップで実行する必要があります。「システム管理者」職責で、「プロセスおよびレポート」メニューから「一般アップグレード・メカニズム」コンカレント・プログラムを実行します。プログラムで受け入れるパラメータは1つです (実行するデータ更新プロセス名) 。このパラメータを「QuickPay除外表アップグレード」に設定します。
日本ローカライズ用の翻訳済のデータベース項目名の作成 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PAY_QUICK_EXCL_UPG_JP
Oracle PayrollをNLS環境で使用しているか、使用予定の場合は、連結hrglobal翻訳パッチ (連結hrglobalトランスレーション・パッチ) を適用して、エレメント・タイプ、エレメント入力パラメータ、バランス・タイプ、バランス累計期間およびグローバル値の翻訳名を提供します。次に、「給与動的データベース・アイテム翻訳の生成」コンカレント・プログラムを実行して、ログ・ファイルでエラーの有無を確認します。
注意: 詳細は、『HRMS (HR Global) Legislative Data Patch』 (Doc ID: 145837.1) を参照してください。
顧客のFormulaに新規データベース項目名と競合する名称の変数が含まれている場合は、顧客のFormulaがこのプログラムで無効化されます。無効化されたFormulaは、コンカレント・プログラムのログにリストされます。Formulaを使用する前に、訂正して再コンパイルする必要があります。シード済Formulaに新規データベース項目名と競合する名称の変数が含まれている場合、シード・データの整合性を維持するため、新規名称は適用されません。
コンカレント・プログラムの実行時に、パラメータ「エレメント・タイプ」、「エレメント入力パラメータ」および「バランス」に「Yes」を選択すると、対応する翻訳を使用して翻訳済のデータベース項目が作成されます。ローカライズされたデータベース項目翻訳コードを提供する国に対して給与計算を実行する場合にのみ、「ローカライズ」パラメータに「Yes」を選択します (各国向け「About Doc」の新規および変更されたコンポーネントに関する項を参照) 。すべてのパラメータに「No」を選択すると、プログラムでは「グローバル値」翻訳済データベース項目についてのエラーが記録されます。
メッセージ生成後の日本語フレックスフィールドのコンパイル (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PAY_COMPILE_FLEX_JP
多数の日本語フレックスフィールドの値セットには、一部のQuickPick列に関する翻訳済プロンプトがあります。フレックスフィールドを正常にコンパイルするには、これらの値をNLS言語でシードする必要があります。シード処理は、メッセージのコンパイル時に発生します。一部の日本語フレックスフィールドは、無効として表示される場合があります。この問題を解決するには、最初にAD Administrationを使用してメッセージを生成してから、正常にコンパイルされなかったフレックスフィールドを再生成します。
Subledger Accounting (SLA) の有効化 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PAY_ENABLE_SLA
リリース12で最初に入手するバージョンのOracle HRMSにSubledger Accountingを使用可能にする場合は、手動アップグレード・シーケンスを実行してSLAへの転送をサポートする必要があります。手動シーケンスを構成するステップは次のとおりです。
仕訳明細定義の設定
「アプリケーション会計定義」の設定
各勘定科目体系の方法の設定
注意: 詳細は、『Performing a Manual Upgrade to Enable Subledger Accounting (SLA) for Oracle HRMS Release 12』 (Doc ID: 399632.1) を参照してください。
この手動アップグレード・シーケンスが必須となるのは、現行のリリース12ソフトウェアの場合のみです。ただし、自動化されたバージョンが今後のリリースで計画されています。自動化バージョンが使用可能になった時点で、手動アップグレード・シーケンスは不要になります。
アップグレード・シーケンスを手動で実行するための必須リリースの詳細は、『Performing a Manual Upgrade to Enable Subledger Accounting (SLA) for Oracle HRMS Release 12』 (Doc ID: 399632.1) を参照してください。
注意: オプションで、SLA機能が使用可能になる前にGLに転記済のSLAに履歴給与データを移行するには、給与システム・データの同期化のために、履歴給与データの補助元帳会計へのアップグレードコンカレント・プログラムを実行してください。
この項のタスクは、ユーザーがOracle Projects製品にログオンする前に完了してください。
Project Costing
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
『Compile all Fast Formulas via FFXBCP』 (Doc ID: 167689.1)
このステップは、リリース12.2にアップグレードし、賃率に基準別HRレートを使用して、Projectsアプリケーションで予測または労務費分配に使用しようとするすべての顧客に適用されます。
Property Manager
これらのタスクは、Oracle Property Managerにのみ適用されます。
賃貸借契約の会計配分の作成 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: PN_CREATE_ACCT_DIST_LEASE
標準支払条件を伴う賃貸借契約に負債および見越負債勘定または標準請求条件が含まれていない場合は、会計配分を作成します。「表示」->「要求」->「新規要求の発行」->「会計配分の作成」にナビゲートして、次の情報を入力します。
賃貸借契約区分: 賃貸借契約収益、賃貸借契約費用または転貸の会計配分を作成します。
賃貸借契約番号範囲: 会計配分の作成対象となる賃貸借契約の範囲です。
事業所コード範囲: 事業所、または指定した事業所範囲の賃貸借契約に関する会計配分を作成する場合は事業所の範囲です。
勘定科目情報: 会計配分の作成対象が賃貸借契約費用であるか賃貸借契約収益と転貸であるかに応じて、該当する債権、見越資産、負債および見越負債勘定科目です。
この項のタスクは、ユーザーがSupply Chain Management製品にログオンする前に完了してください。
Mobile Applications
これらのタスクは、Oracle Mobile Applicationsにのみ適用されます。
MWAサーバー管理タスクの変更の確認 (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: MWA_SERV_ADMIN
Mobile Applications (MWA) サーバーの管理構成、コマンド・スクリプト、モバイル・サーバーの起動および停止サービスの管理に使用していたコマンド・スクリプトのセキュリティ拡張機能は、新しい場所にあります。また、MWAサービスはOracle Applications Manager (OAM) のAutoConfigユーティリティで管理できます。詳細は、『Oracle Mobile Wireless Application: Release 12 Server Procedure Changes』 (Doc ID: 394495.1) を参照してください。
Oracle Process Manufacturing
これらのタスクは、Oracle Process Manufacturingにのみ適用されます。移行に関する一般的な情報は、『Oracle Process Manufacturing (OPM) Release 12.1 Migration』 (Doc ID: 376683.1) を参照してください。移行のチェックリストは無視してください。
注意: 次のタスクをすべて完了するまで、Oracle Process Manufacturingアプリケーションは起動しないでください。このマニュアルで説明しているすべてのパッチは、Oracle ADOPユーティリティを使用して適用する必要があります。
OPMへの在庫収束の完了 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: GMA_INV_CONVERGENCE
システムでOPMが有効化されていない場合は、このステップを省略できます。次のステップを順番に実行します。次のタスクに進む前に、すべてのステップを完了してください。
移行エラー・メッセージの確認と訂正 (全リリース)
OPMシステム管理で使用可能な「移行ログの表示」ユーザー・インタフェースを使用して、メッセージを表示します。
注意: 次のステップに進む前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。
OPMデータの変換移行の実行 (全リリース)
リリース11.5.10からR12.1以上へのProcess Manufacturing移行のチェックリストの説明に従って、SQL検証スクリプトにパッチを適用します。このパッチにより次の移行が実行されます。
OPMアプリケーション表 (Quality Management、Product Development、プロセス実行およびProcess Planning) のorganization_id、inventory_item_id、lot_numberおよびuom列の変換。Order ManagementおよびShipping表の同じ列も転送されます。
予測データの移行。
発注および受入表の変換。
注意: リリース11.5.10からR12.1以上へのProcess Manufacturing移行のチェックリスト - バージョン3.11、シリアル番号4.4を検証してください。
OPM財務データの変換移行の実行 (全リリース)
リリース11.5.10からR12.1以上へのProcess Manufacturing移行のチェックリストの説明に従って、SQL検証スクリプトにパッチを適用します。このパッチにより次の移行が実行されます。
OPM会計表のorganization_id、inventory_item_id、uom、lot_numberおよびuom列の変換
OPM会計データの移行
OPM規制データの移行 (全リリース)
OPM規制情報管理を使用している場合、リリース11.5.10からR12.1以上へのProcess Manufacturing移行のチェックリストの説明に従って、SQL検証スクリプトにパッチを適用します。
オープン・バッチの再作成 (全リリース)
「プロセス実行移行再作成オープン・バッチ」コンカレント・プログラムを実行します (アップグレード前にスナップショットを取得した場合) 。
OPMテキスト編集から添付への移行 (全リリース)
「GMA: テキスト編集の移行」コンカレント・プログラムを実行して、組織、品目、ロット、等級および事由コードについてOPMテキスト編集を添付に移行します。
注意: データ移行の詳細は、Oracle Process Manufacturing移行リファレンス・ガイドを参照してください。また、OPM System管理ユーザーズ・ガイドと、『OPM Process Execution Forms Will Not Open In R12 After Migration/Upgrade』の記事 (Doc ID: 1354718.1) も参照してください。
Oracle Product Hub
これらのタスクは、Oracle Product Hubにのみ適用されます。
品目カタログ・カテゴリのバージョニングの作成 (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: EGO_VERSION_ICC
EBSリリース12.1.2以上では、プロファイル・オプション「PIM for Telco機能の有効化」を「Yes」に設定している場合に、構成部品の取引属性を変更するとき、異なるバージョンの品目カタログ・カテゴリ (ICC) を作成できます。複数のICCバージョンの使用を有効にすると、新しいICCを作成するたびに草案バージョンが自動的に作成されます。ICCによっては複数バージョンの作成を選択できない場合もありますが、それ以外では作成できます。12.1.2以前のリリースからアップグレードし、プロファイル・オプション「PIM for Telco機能の有効化」を「Yes」に設定した後、既存のICCごとにリリース・バージョンを作成する必要があります。このタスクを自動的に実行するアップグレードAPIがオラクル社から提供されています。プロファイル・オプション「PIM for Telco機能の有効化」を「Yes」に設定すると、データベース管理者はバックエンドからアップグレードAPIを起動できます。
アップグレードAPIのサンプル・コール
DECLARE
uid NUMBER;
rid NUMBER;
rad NUMBER;
sgid NUMBER;
BEGIN
SELECT
USER_ID,RESPONSIBILITY_ID,RESPONSIBILITY_APPLICATION_ID,SECURITY_GROUP_ID
INTO
uid, rid, rad, sgid
FROM
FND_USER_RESP_GROUPS
WHERE
USER_ID = (SELECT USER_ID FROM FND_USER WHERE USER_NAME ='SYSADMIN')
AND RESPONSIBILITY_ID =
(SELECT RESPONSIBILITY_ID FROM FND_RESPONSIBILITY_VL WHERE
RESPONSIBILITY_KEY = 'SYSTEM_ADMINISTRATOR');
FND_GLOBAL.apps_initialize (uid, rid, rad, sgid);
ego_p4t_upgrade_pvt.upgrade_to_pim4telco(null);
END
Product Hub for Communicationsのライセンス供与 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: EGO_ENABLE_LIB
Product Hub for Communicationsリリース12.1.2以上をライセンス供与する場合、電気通信業界で主に使用される属性グループ、属性および値セットを含むシード付きライブラリがOracle Product Hubで提供されます。これらのライブラリは自動的にはインストールされません。システム管理者は、Oracle Product Hub for Communicationsパッチのインストール後に、FNDロード・コマンドを実行して各ライブラリをアップロードする必要があります。これらのコマンドは、Oracle Product Hubインプリメンテーション・ガイドのシード品目メタデータ・ライブラリに関する付録に記載されています。
PIM公開Webサービスに必要なインストール後の手動ステップ (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: EGO_WS_POST_INSTALL
Oracle Product Hub for Communicationsで公開の機能を使用している場合は、 (Doc ID: 1336146.1) に記載されているステップを実行します。
遅延アップグレード・タスクのモニター (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: N/A
TUMSステップ・キー: N/A
コンカレント・プログラム「品目データ・スクリプト実行」 (短縮名INVIDSEP) はアップグレード中に開始されました。停止時間を短縮するために、このプログラムの完了はシステムがオンライン化されるまで遅延されました。アップグレード後にコンカレント・マネージャが起動すると、これが実行されます。このプログラムの完了をモニターする必要があります。
プロファイル・オプションの設定 (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: EGO_ENABLE_PROFILE
リリース11iでProduct Lifecycle Management (EGO製品) を使用している場合は、アップグレード後に手動でプロファイル・オプション「EGO: Product Lifecycle Managementの有効化」を「Yes」に設定する必要があります。
表の統計の収集 (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: EGO_GATHER_STATS
リリース12.1.1では、品目のユーザー定義属性を格納するデータ・モデルが大幅に変更されています。次のEGO表について、表の統計を収集することをお薦めします。
EGO_MTL_SY_ITEMS_EXT_B
EGO_MTL_SY_ITEMS_EXT_TL
Oracle Service Contracts
これらのタスクは、Oracle Service Contractsにのみ適用されます。
遅延アップグレード・タスクのモニター (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: OKS_VALIDATE_CONCURRENT_PROGS
アップグレード中に起動された一連のコンカレント・プログラムにより特定のタスクが開始されました。停止時間を短縮するために、各タスクの完了はシステムがオンライン化されるまで遅延されています。アップグレード後にコンカレント・マネージャが起動すると、各タスクが実行されます。
プログラムは次のとおりです。各タスクの完了をモニターし、エラーになったプログラムは再発行する必要があります。
既存のサービス契約のプロセス開始ワークフロー
サービス契約更新基準の年間係数マネージャ
サービス契約更新履歴の年間係数マネージャ
サービス契約eBTax移行
サービス契約ASOキュー移行
サービス契約更新基準税金列マネージャ
サービス契約更新履歴税金列マネージャ
契約ヘッダー・テキスト索引の作成
Oracle Shipping Execution
Oracle Shipping Execution (Oracle Order Managementの一部として入手可能) は、Oracle Transportation Managementに統合されています。Oracle Transportation ManagementとOracle Order Managementの両方のライセンスがあり、Oracle Transportation ManagementとOracle Shipping Executionを使用する場合は、『Oracle Transportation Management Integration with Oracle E-Business Suite Post-Update Steps, Release 12.2.0』 (Doc ID: 1362803.1) に記載されているアップグレード後のステップを実行します。
注意: BPEL 10G統合はリリース12.2ではサポートされておらず、jarファイルは削除されます。サポートされるのは、リリース12.2以上からのSOA 11g統合プロセスのみです。11iからリリース12.2にアップグレードするには、SOA 11G統合に移行し、マニュアルに従ってこれらのプロセスをデプロイする必要があります。
Oracle Order Management
Order Managementアプリケーションで「有効在庫数量」機能を使用しており、「ATPデータ収集」を実行している場合は、Value Chain Planning (VCP) アプリケーションに関して『Oracle Value Chain Planning Installation Notes, Release 12.2 - FAQ And Latest Patch Information』の文書 (Doc ID: 1361221.1) を参照する必要があります。VCPアプリケーションを使用して、適用する最新の累積パッチを確認します。
これが必要なのは、ATPと「ATPデータ収集」機能がValue Chain Planningのアプリケーション・コードによって制御されるためです。
Oracle Value Chain Planning
Oracle Value Chain Planningには、Advanced Supply Chain Planning、Demand Planning、Inventory Optimization、Global Order Promising、Collaborative Planning、Production Scheduling、Strategic Network Optimization、Service Parts Planning、Advanced Planning Command CenterおよびDemand Signal Repositoryが含まれています。これらの製品のいずれかのライセンスがある場合には、『Oracle Value Chain Planning Installation Notes Release 12.2』 (Doc ID: 1361221.1) に記載されているステップを実行して、これらのアプリケーションを有効にする必要があります。RAC RDBMSでValue Chain Planningアプリケーションをデプロイしている場合には、『RAC Configuration Setups For Running MRP Planning, APS Planning, and Data Collection Processes』 (Doc ID: 279156.1) と、『RAC for GOP - Setups for Global Order Promising (GOP) When Using a Real Application Clusters (RAC) Environment』 (Doc ID: 266125.1) も参照して、RAC環境でアプリケーション・プロセスを実行するときの制限と要件を理解する必要があります。
Oracle Warehouse Management
Oracle Warehouse Managementは、Oracle Transportation Managementと統合されています。Oracle Transportation ManagementとOracle Warehouse Managementの両方のライセンスがあり、Oracle Transportation ManagementとOracle Warehouse Managementを使用する場合は、『Oracle Transportation Management Integration with Oracle E-Business Suite Post-Update Steps, Release 12.2.0』 (Doc ID: 1362803.1) に記載されている更新後のステップを実行します。
注意: BPEL 10G統合はリリース12.2ではサポートされておらず、jarファイルは削除されます。サポートされるのは、リリース12.2以上からのSOA 11g統合プロセスのみです。11iからリリース12.2にアップグレードするには、SOA 11G統合に移行し、マニュアルに従ってこれらのプロセスをデプロイする必要があります。
この項は、有効として登録されている製品に関係なく全ユーザーに適用されます。
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
Secure Sockets Layer (SSL) を実装しており、Webサービスを使用する計画の場合は、Oracle E-Business Suiteサーバーのホーム ($IAS_ORACLE_HOME) からOracle Wallet Managerを使用して証明書を生成する必要があります。証明書を保護するためにパスワードを設定します。
注意: 詳細は、Enabling SSL in Release 12.2を参照してください。
Oracle Wallet Managerを使用してWalletファイルを生成します。その後、次のステップに従って構成を完了します。
アプリケーション・コンテキスト・ファイルのs_websrv_wallet_fileパラメータを、WebサービスWalletファイルの場所に設定します。この値がURLではなくファイルの場所であることに注意してください。
UNIX:
/etc/ORACLE/Wallets/system1/exported_wallet
Windows:
d:\oracle\system1\exported_wallet
エクスポートしたファイルをこの場所に置きます。
次のスクリプトを実行して、エクスポートしたWalletファイルのパスワードを指定します。
$FND_TOP/patch/115/sql/txkSetWalletPass.sql
システムと製品のアップグレードが完了したことを確認した後、この項で説明するクリーン・アップ・タスクを実行します。
システム保守
廃止になった製品ファイルの削除 (推奨)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
以前のリリースの製品ファイルを削除します (まだ削除していない場合) 。レポート出力ファイルやカスタマイズしたプログラムは保持できます。出力ファイルは、各製品の最上位ディレクトリの下、作成したlogおよびoutputディレクトリの下、または共通ディレクトリの下にある、古いlogおよびoutputサブディレクトリに格納されています。
旧リリース用の廃止になったファイルを削除するには、そのリリースの最上位ディレクトリに移動して次のコマンドを入力します。
UNIX:
$ rm -rf <old APPL_TOP>
例:
$ rm -rf /d01/appl/r10
Windows:
C:\> del /s /q <old APPL_TOP>
例:
C:\> del /s /q \APPL110
新製品の登録 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
リリース11iの初期版 (2000年5月) 以降に追加された新製品は、データベースに自動登録されません。新製品を使用する場合は、ライセンス・マネージャを使用して登録します。指示については、『Oracle E-Business Suite Maintenance Guideを参照してください。
選択したユーザーの「Javaカラー・スキーム」プロファイル・オプションの更新 (条件付き)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
最適なシステム応答時間を得るために、「Javaカラー・スキーム」プロファイル・オプションは全セッションについてデフォルトで「標準」に設定されています。アップグレード・プロセスでは、全インスタンスにこのデフォルト値が設定されます。ただし、システムによっては、このプロファイル・オプションを別の値に設定する方がよい場合があります。詳細は、『Oracle E-Business Suite Maintenance Guide』および『Oracle E-Business Suite User's Guide』を参照してください。
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: MP_WORKFLOW_TASKS
Oracle WorkflowのEメール通知を送信する前に、Oracle Applications Managerの「Notification Mailer Configuration」ウィザードを使用して、ワークフロー通知メーラー構成を完了する必要があります。
Oracle Applications Managerにログオンします。
「Applications Dashboard」で、「Navigate to」プルダウン・メニューから「Workflow Manager」を選択します。「Go」をクリックします。
「Workflow System」リージョンで、「Notification Mailers」ステータス・アイコンをクリックして「Service Components」ページにナビゲートします。「Notification Mailers」ステータス・アイコンが「Down」ステータスを示す必要があります。
「Service Components」ページで、「Workflow Notification Mailer」サービス・コンポーネントを選択し、「Edit」ボタンをクリックして「Notification Mailer Configuration」ウィザードにナビゲートします。
「Outbound Email Account (SMTP)」リージョンで、アウトバウンドSMTPメール・サーバーの名称を入力します。
インバウンドEメール処理を有効化する場合は、「Inbound Email Account (IMAP)」リージョンで「Inbound Processing」パラメータを選択し、インバウンドIMAPメール・サーバー名、通知メーラーでEメール・メッセージの受信に使用するメール・アカウントのユーザー名とパスワード、着信メッセージを受信するEメール・アカウントの返信先アドレスを入力します。この返信先アドレスは、通知応答の送信先となります。
「Apply」をクリックします。
「Service Components」ページに戻り、「Workflow Notification Mailer」サービス・コンポーネントのステータスが「Running」であることを確認します。
注意: 詳細は、『Oracle Workflow Administrator’s Guide』を参照してください。
以前に「Cベース通知メーラー」コンカレント・プログラムまたは一般サービス管理通知メーラーを実装した場合は、引き続き適用可能なパラメータのタグ定義と構成パラメータ設定が自動的にJavaベース・ワークフロー通知メーラーの構成パラメータに転送されます。
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
アウトバウンドのOracle Transport Agent要求を処理するためにプロキシ・サーバーを使用している場合は、コンテナ構成で次のOXTAパラメータを設定します。
OXTAOutUseProxy=True
OXTAOutProxyHost=<プロキシ・サーバー名>
OXTAOutProxyPort=<プロキシ・サーバーのポート>
各パラメータを設定するには、Oracle Applications Managerの「Site Map」にナビゲートして「AutoConfig」->「Applications Node」->「Edit Parameters」を選択します。次に、「Search」フィールドを使用してOXTAを検索します。パラメータの設定後にAutoConfigを実行し、wls.propertiesファイル (FMW_Home/Oracle_EBS-app1/applications/oafm/APP-INF/wls.properties) を再生成します。
注意: 詳細は、『Oracle XML Gateway User’s Guide』を参照してください。
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
Oracle XML Gatewayエンジンでは、アプリケーション・インスタンスのためのデータベース初期化パラメータUTL_FILE_DIRに指定したオペレーティング・システム・ディレクトリよりスタイルシートが使用されます。同じディレクトリを「ECX: XSLTファイル・パス」プロファイル・オプションでも指定する必要があります。パラメータとプロファイル・オプションの両方に値として絶対パスを指定する必要があり、シンボリック・リンクや他のオペレーティング・システム固有のパラメータを含めることはできません。
また、次のプロファイル・オプションがOracle XML Gatewayについてサイト・レベルで設定されていることを確認します。これらのプロファイル・オプションを以前に設定している場合、アップグレードではこれらの値が保持されるため処理は不要です。
プロファイル・オプション | 説明 |
---|---|
ECX: XSLTファイル・パス | XSLT変換に使用するスタイルシートの場所として指定したディレクトリへのパス。UTL_FILE_DIRデータベース初期化パラメータに指定した有効値の1つを指定する必要があります。ディレクトリ名の末尾にスラッシュがないことを確認してください。 |
ECX: システム管理者Eメール・アドレス | Oracle XML Gatewayのエラー通知の送信先アドレス。 |
ECX: サーバー・タイム・ゾーン | データベース・サーバーが稼働しているタイムゾーン。 |
注意: 詳細は、『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』を参照してください。
これらのタスクは、製品が有効として登録されているかどうかに関係なく全ユーザーに適用されます。
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
「PDFパブリッシャ」印刷形式とPASTA_PDFプリンタ・ドライバは、サード・パーティ・ユーティリティを使用してPDFファイルを印刷する機能を提供します。この形式とドライバを使用すると、生成されたPDFを印刷できます。使用しやすいように、この形式とドライバには「-Pasta汎用プリンタ」タイプが関連付けられています。
注意: 構成ステップについては、『Oracle XML Publisher Administration and Developer’s Guide』を参照してください。
XML Publisher用一時ディレクトリの指定 (必須)
適用対象の11iリリース・レベル: すべて
TUMSステップ・キー: N/A
Oracle XML Publisherの「管理」インタフェースを使用して、サイト・レベルの一時ディレクトリを割り当てます。この一時ディレクトリによりパフォーマンスが向上し、XMLファイルのサイズ制限がなくなります。
注意: このディレクトリの詳細は、『Oracle XML Publisher Administration and Developer’s Guide』を参照してください。
この項では、必要になる可能性のある追加タスクと、その参照先ドキュメントを説明します。
ビジネス・ビューを使用している場合、「ビジネス・ビュー設定」職責を使用して「アプリケーション別ビシネス・ビュー生成」コンカレント・プログラムを実行し、ビジネス・ビューを再生成します。
SYSADMINとしてOracle E-Business Suiteにログオンします。
「ビジネス・ビュー設定」職責を選択します。
「レポート」->「実行」->単一要求の選択->「全ビジネス・ビュー生成」にナビゲートします。
「ビジネス・ビュー設定」職責をSYSADMINユーザーに割り当てていない場合には、次のステップを完了します。
SYSADMINとしてOracle E-Business Suiteにログオンします。
「システム管理者」職責を選択します。
「セキュリティ」->「ユーザー」->「定義」にナビゲートし、「ビジネス・ビュー設定」職責をSYSADMINユーザーに追加します。
リリース更新パック (RUPs) は定期的な間隔で、通常は四半期ごとに、または1年に2回リリースされます。各RUPは累積的であり、最新のリリース更新パックのみではなく、それ以前のすべてのRUPも含めたエラー修正とシステム更新を含んでいます。最新のリリース更新パック (RUPs) を適用して、システムを常に最新の使用可能なリリース・レベルに保つことができます。
注意: Oracle Applications Documentation Resources, Release 12.2を参照してください。このドキュメント・ロード・マップには、Oracle Applications 12.2の最初のリリース以降に公開されたすべてのリリース更新パックが掲載されているreadmeドキュメントへのリンクがあります。『Oracle Applications Release Notes』も参照してください。
Oracle E-Business Suite System Administrator's Documentation Setで提供される情報を完全に理解していることを確認します。また、Oracle E-Business Suite Maintenance Utilities、Oracle E-Business Suite Maintenance ProceduresおよびOracle E-Business Suite Patching Proceduresに記載されている情報も理解する必要があります。各マニュアルには、ADユーティリティに関する重要情報、システムへのパッチ適用方法および手動保守タスクの実行手順が記載されています。
新しい製品と機能の実装または設定手順については、システムのOracle E-Business Suite製品に関連付けられているインプリメンテーション・ガイドまたは設定ガイド (あるいは、ユーザーズ・ガイドの実装または設定に関する項) を参照してください。その他の製品固有の問題については、『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12.1』 (Doc ID: 790942.1) を参照してください。
本番データベースのサイズは、ライセンスを取得した製品と、システムで構成した追加機能 (複数言語や複数組織など) によって決まります。製品固有のマニュアルを参照してください。
COMMON_TOP、APPL_TOP、テクノロジ・コンポーネントおよびデータベースを含むOracle E-Business Suite環境の完全なシステム・バックアップを実行します。
E-Business Suiteを起動して全E-Business Suite製品にアクセスするには、次のURLでE-Business Suiteの「ログイン」ページにアクセスします。
http://<host name>,<domain name>:<HTTP port>/OA_HTML/AppsLogin
例:
http://oraapps1.example.com:8000/OA_HTML/AppsLogin
システム管理者は、初回ログオン時にはアプリケーションのインストール環境で事前に構成されているsysadminログオン・アカウントを使用する必要があります。「システム管理者」職責を使用してOracle E-Business Suiteセッションを起動し、そこで必須の実装ステップを完了できます。
注意: 『Oracle E-Business Suite Setup Guide』を参照してください。
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