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Oracle Demantraユーザー・ガイド
リリース12.2
E57801-01
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目次
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用語集

用語集

4-4-5カレンダ(4-4-5 calendar)
会計四半期で構成されるカレンダ。各四半期は、4週間の月、4週間の月、5週間の月で(この順に)構成されます。実際には、4-4-5カレンダは会社によって若干異なります。
有効組合せ(active combination)
利用不可でも未経過でもない品目と場所の組合せ。「予想ステータス」を参照。
アドバンスド分析(advanced analytics)
グローバル設定を使用せずに、予測ツリー内の様々な組合せに対してエンジン・モデルおよびエンジン・パラメータを指定する処理。
集計(aggregation)
関連データ・セットの有用な要約を加算または決定する処理。たとえば、製品グループ内のすべての製品に対して売上を加算し、製品グループ全体の集計数を得ることができます。集計は単純な加算ではない場合もあり、他の方法でデータを集計することも可能です。
A/P部門(A/P department)
買掛管理部門。つまり、請求を受け取り、その支払を担当する部門。
承認済取引(approved trade)
一般に、これは販促に照合済で、十分な権限を持つユーザーによって承認済の決済のことです。「未承認取引」も参照。
A/R部門(A/R department)
売掛管理部門。つまり、必要に応じて請求を送付し、すべての支払を受け取る部門。
添付(attachment)
補足情報としてノートに含めるファイル(通常、JPEGまたはPDF形式)。添付は一般に実績証明のために使用します。
属性(attribute)
レベルに関連付けられた記述プロパティ(そのレベルに関連付けられた表内に格納されます)。たとえば、「出荷先」メンバーには次の属性が考えられます。

本文の説明内容に関するイメージ

「名称」属性の他に、赤で表示された属性はすべてこのメンバーの親です。これらの属性は必須であるため、赤で表示されています。属性は次のような様々な目的で使用します。
バッチ・モード(batch mode)
分析エンジンを実行可能なモード。このモードでは、分析エンジンは予測ツリー全体を使用します。「シミュレーション・モード」も参照。
基準タイムバケット(base time buckets)
Oracle Demantraでデータが格納されるタイムバケット。各基準タイムバケットには、1つの基準時間単位に対応するデータが含まれています。ユーザーは、より大きなタイムバケットに集計されたデータを表示することもできます。
基準時間単位(base time unit)
Oracle Demantraの実装で可能な最小時間単位。基準時間単位によって、システムの時間解決が決まります。
請求返還(billback)
販促のための、請求書でのクレジット要求。
仲介業者(broker)
製造業者と小売業者との間で販促基本契約を交渉する外部パーティ。DSMに適用されます。
競合(cannibalization)
新製品の投入、または販促などの企業戦略による既存の製品の需要増加が原因となった、既存の製品の需要減少。競合は通常、マイナス効果のみを指しますが、アカウント、ブランド、製品またはチャネルの切替えなどの販売相互作用は、プラスまたはマイナスの場合があります。販促効果にのみ適用されます。
原因ファクタ(causal factor)
予測品質の向上に役立つ、履歴データを説明できる追加情報(価格、消費者物価指数、天候など)。具体的には、原因ファクタは時間により変動する数量(シリーズなど)で、需要に影響します。Oracle Demantraでは、次の一般的な種類の原因ファクタが提供されます。
原因ファクタはビジネス・モデラー内で構成します。Oracle Demantraでは、この情報を使用して販売履歴をより詳細に理解し、より正確に予測します。
連鎖(chaining)
新規の製品または場所について予測することを目的に、既存のシリーズの履歴パターンを、新規の製品または場所で検出された他のシリーズに関連付ける一般プロセス。連鎖を実行するには、(Demand Planner内で)連鎖管理を使用します。選択したソースのデータをターゲットの組合せにコピーします。
チャージバック(chargeback)
控除が否認された場合などに、顧客に送信される支払要求。
小切手要求(check request)
CSD担当が会社のA/P部門に送信する要求。
要求(claim)
決済の一種で、特に顧客からの支払要求。このような場合、顧客は販促を実行しており、製造業者と小売業者との間の基本契約に基づいて払戻を要求しています。要求を承認する場合は、この顧客または仲介業者(該当する場合)に小切手を送信するようA/P部門に要求します。
クライアント側の式(client expression)
データを、指定したレベルで、同じレベルの他のデータを参照して計算します。クライアント側の式は、最下位レベルのデータからの集計では計算できない数値を計算するために使用します。クライアント側の式は、サーバー側の式より優先されます。通常、サーバー側の式は、最下位集計レベルでシリーズのデータを取得する場合に使用します。より上位の集計レベルについては、Oracle Demantra Demand Managementによってサーバー側の式の結果が自動的に集計されます。集計が適切でない場合は、より上位の集計レベルに関連付けられたデータを明示的に使用するクライアント側の式を使用します。
組合せ(combination)
(任意の階層レベルからの)品目メンバーと(任意の階層レベルからの)場所メンバーの組合せ。次のそれぞれは組合せです。
単語の組合せでも、その組合せに関連付けられたデータを指すことができます(たとえば、Fair Haven店のチョコレート・クッキーの全販売)。
組合せレベル(combination level)
組合せの、時間に依存しないデータを含むレベル。「マトリックス・レベル」とも呼ばれます。
組合せシリーズ(combination series)
通常は「マトリックス・シリーズ」と呼ばれます。
競合品目グループ(competitive item group: CI)
影響範囲(IR)内の品目のセット。通常、影響範囲には2つのCI、「us」と「them」が含まれます。たとえば、影響範囲は2つのCI、つまり、Acme炭酸飲料に1つ(us)、Brand XおよびBrand Y炭酸飲料に1つ(them)のCIで構成されます。「品目グループ」も参照。販促効果にのみ適用されます。
競合場所グループ(competitive location group: CL)
影響範囲(IR)内の場所のセット。各CLは通常、単一の競合配布チャネルに対応します。「場所グループ」も参照。販促効果にのみ適用されます。
組合せ選択リスト(combination-selection list)
ワークシートの最上部にあるドロップダウン・リストで、メンバー・ブラウザと同じです。ワークシートにはこのリストが複数ある場合があります。このリストを使用して、ワークシートに表示する品目と場所の組合せを指定します。
構成要素(component)
Oracle Demantraデータの細目。各構成要素には次の項目があります。
内容ペイン(content pane)
コラボレータ・ワークベンチ内で、ワークシートに関連付けられたデータのグラフィカル・ビューが表示されるペイン。各自のニーズを満たす最新の概要情報を提供します。次のような様々な形式で内容を表示できます。
クロス集計(crosstab)
X、Y軸上のレベルで構成されているワークシート。
CSD担当(CSD representative)
顧客サービス部門のメンバー。DSMの主要ユーザーはCSD担当です。
利用不可組合せ(dead combination)
この組合せの販売は、最近のものではないため予測には不十分です。
控除(deduction)
決済の一種で、特に請求書での過小支払。このような場合、顧客は販促を実行しており、請求書で過小支払を行っています。この過小支払を許可することで、顧客に販促の実行に対する払戻を行います。
ディメンション(dimension)
大量で複雑な相互に関連のあるデータを表示および分析できる視点。ディメンションごとにデータが1つ以上のレベル階層に編成されているため、データを様々な方法で表示できます。Oracle Demantraアプリケーションでは、ビジネス・モデラーで定義した任意の数のディメンションを持つことができます。「レベル階層」も参照。
エンジン・プロファイル(engine profile)
特定の値およびプロファイル名を持つエンジン・パラメータのセット。販促効果エンジンでのみ使用されます。
例外(exception)
ワークシートに例外を添付すると、Oracle Demantra Demand Managementでは、ワークシート・データの値がチェックされ、例外基準を満たす組合せのみが表示されます。具体的には、シリーズ、比較演算子(等価、より大きいなど)および値からなる例外条件を定義します。たとえば、販売 > 150000のようにします。ワークシートを開くと、Oracle Demantra Demand Managementによってワークシート内の各組合せがチェックされます。組合せごとに、ワークシート日付範囲内の任意の時間について条件が満たされた場合、該当する組合せが表示されます。たとえば、ワークシートに含まれる時間範囲内で150000より大きい販売値を持つ組合せがワークシートに表示されます。いずれのワークシート組合せのいずれの時間にも条件が一致しない場合、Oracle Demantra Demand Managementは空のワークシートを表示します。つまり、販売シリーズのすべての値が150000以下の場合、ワークシートは空になります。ワークシートに複数の例外を添付できます。複数の例外を添付した場合、論理ANDまたは論理ORの関係を使用して、例外を互いに関連付けることができます。
架空(fictive)
プレースホルダ。たとえば、メンバー管理を使用して最初にメンバーを作成したとき、そのメンバーはどの販売データにもまだ関連付けられていないため、架空メンバーとなります。
フィルタ(filtering)
データの範囲を制限する処理。Oracle Demantraには、2つの一般的なタイプのフィルタが用意されています。これらのフィルタのそれぞれで、特定のデータのみの表示または使用が許可されます。より一般的なフィルタは組合せフィルタです。このタイプのフィルタでは、次の項目を指定します。
最終結果として、フィルタを使用すると、Oracle Demantraでは特定の品目と場所の組合せのみを表示できます。Oracle Demantraには別のタイプのフィルタ(特定の値を含むデータのみを許可する値固有のフィルタ)が用意されている箇所もいくつかあります。
予測(forecast)
様々な場所における品目の将来の販売に関する、時間の関数としての予想。予測は需要を基準とし、需要は履歴データを基準とします。予測の対象となる時間の長さは「予測期間」と呼ばれます。バッチ予測の結果として、またはユーザーがシミュレーションを実行および承認する際に、分析エンジンによって予測が作成されます。
予測モデル(forecast model)
予測を行うために使用される数学モデル。Oracle Demantraには、一般的な業界用の予測モデルが約12個用意されています。予測を作成するには、分析エンジンで各モデルをテストして履歴データへの適合度を確認し、すべてのモデルからの結果の加重組合せを使用します。
予測ノード(forecast node)
予測ツリー内のノード。
予測ツリー(forecast tree)
予測データの単一階層。予測ツリーは、様々な集計レベルにおける品目と場所の組合せで構成されます。このツリー内の各ノードは、予測の対象となる時間ベースのシリーズを表します。予測ツリーには、可能な組合せをすべて含める必要はありません。予測プロセスに関連する組合せのみを含める必要があります。
一般属性(general attribute)
「属性」を参照。
一般レベル(general level)
組合せに対する時間依存データを格納する集計レベル。たとえば、販促は通常、1つ以上の場所における1つ以上の品目に関連付けられ、特定の日付に関連付けられます。Oracle Demantraでは、この販促のデータが一般レベルとして格納されます。
グローバル・ファクタ(global factor)
販売の日付にのみ依存する原因ファクタ。グローバル・ファクタは、システム内のすべての品目および場所に影響します。たとえば、全地域的である原油価格は、自動車の販売に影響を与えます。この影響は広範囲におよびますが、時間によって変化します。この影響は、自動車が販売されるすべての場所で、販売されるすべてのモデルに対して発生します。調査対象のすべての場所で同じ祝祭日が採用されている場合には、祝祭日もグローバル・ファクタとなる可能性があります。
グループ(group)
コラボレータ・ワークベンチで同時に作業可能なユーザーのセット。ユーザーは複数のグループに所属できます。
履歴データ(historical data)
一般に、これは過去数か月または数年間にわたる、すべての場所における様々な品目の販売のレコードです。販売ごとに、販売の場所、製品コード、価格および数量を確認する必要があります。また、通常は、販売量に影響した可能性のある原因ファクタ(祝祭日、販促など)に関する情報も確認します。Oracle Demantraでは、返品、在庫レベルおよびオーダーに関する情報も使用されます。
指数(index)
時間経過にわたって価格を標準化するために使用する財務メジャー。例として、消費者物価指数(CPI)があります。
影響グループ(influence group: IG)
すべての品目が同じ品目グループに属し、すべての場所が同じ場所グループに属する、品目と場所の組合せのセット。特定の影響グループ内で、各影響グループは相互作用します。影響グループを識別することで、因果関係の低さまたは一般性を判断します。販促効果にのみ適用されます。
影響範囲(influence range: IR)
販促の実行時に分析エンジンで影響を探す程度を管理する予測ツリー内のレベル。影響範囲では、販促の実行時に分析エンジンで影響を探す程度が管理されます。影響範囲によって因果関係の幅が決まります。影響範囲は複数の影響グループからなります。販促効果にのみ適用されます。
品目(item)
データを表示するディメンションの1つ。他の一般的なディメンションには場所と時間があります。各ディメンションは1つ以上のデータ階層で構成され、様々な方法で編成されたデータを表示できます。たとえば、マフィンの需要を予測する場合、品目ディメンションには製品グループ階層およびフレーバー階層を含めることができます。
品目グループ(item group)
競合品目グループ(CI)内の品目のセット。たとえば、Acme CI内で、品目グループI1はオレンジフレーバーのソフト・ドリンクで構成されます。別の品目グループI2はコーラで構成されます。販促効果にのみ適用されます。
レベル(level)
データの集計。たとえば、「色」レベルが、品目の色別に集計された営業データで構成されるなどです。各レベルはメンバーで構成されます。「色」レベルには色ごとにメンバーが1つあります。レベルを使用すると、データを様々な方法で表示できます。Oracle Demantraでは、次のタイプのレベルがサポートされています。品目レベルと場所レベルが最も一般的なレベルです。レベルは階層に編成され、各レベルが属性を持つことができます。
レベル階層(level hierarchy)
各レベルは、それぞれ異なるデータ集計方法を表す任意の数の独立階層内に属することができます。たとえば、次に示すように、SKUを製品ファミリで編成し、さらにその製品ファミリを部門で編成できます。

本文の説明内容に関するイメージ

この例では、部門、製品ファミリおよびSKUはすべて、Oracle Demantra内のレベルです。SKUは次のようにブランドで編成することもできます。

本文の説明内容に関するイメージ

この階層は製品ファミリ階層から独立しています。つまり、ブランドと製品ファミリとの間に関連があるとはかぎりません。また、ブランドと部門の間にも関連はありません。これらの関連がある場合、メンバーは複数の親を持つことができます。たとえば、「Rainbow LF Chocolate Chip」というSKUメンバーがあるとすると、このSKUは次の親を持つ可能性もあります。
レベル・シリーズ(level series)
特定のレベルに関連付けられたシリーズ。シリーズ内の各データ・ポイントは、そのレベルの特定のメンバーに対応します。このシリーズのデータは、レベルに関連付けられた表内に格納されます。
利用可能組合せ(live combination)
利用不可でも未経過でもない品目と場所の組合せ。「予想ステータス」を参照。
場所(location)
データを表示するディメンションの1つ。他の一般的なディメンションには品目と時間があります。各ディメンションは1つ以上のデータ階層で構成されます。たとえば、場所ディメンションを国に分類し、さらに州、町と分類できます。
場所グループ(location group)
競合場所グループ(CL)内の場所のセット。販促効果にのみ適用されます。
マトリックス・レベル(matrix level)
「組合せレベル」を参照。
マトリックス・シリーズ(matrix series)
品目と場所の組合せごとの時間に依存しないデータで構成されるシリーズ。このデータはmdp_matrixに格納されます。
メンバー(member)
レベルの要素。各レベルには1つ以上のメンバーが含まれます。たとえば、郡市区レベルでは、メンバーにはパリやロンドンが含まれます。各メンバーは販売データのセットに対応します。各メンバーには、単位、摘要、識別コードなど、そのレベルで販売データに適用されるプロパティがあります。メンバーには複数のタイプがあります。
メンバー管理(member management)
レベル・メンバーを作成、編集および削除する処理。
メンバー・ブラウザ
品目および場所レベルの縮小可能なツリー階層。販促効果ワークシート内で、メンバー・ブラウザを使用して、ワークシートに表示する品目と場所の組合せを指定します。
メソッド(method)
ワークシート内で特定のメンバーに対して実行可能な処理。メソッドは右クリック・メニューのオプションとして表示されます。メソッドは特定のレベルに関連付けられており、特定のワークシートでのみ使用可能な場合や、すべてのワークシートで使用可能な場合があります。
モデル(model)
予測の作成時に分析エンジンによって使用される数学モデル。
ノート(note)
ワークシート内のデータに添付するコメント。ノートは通常、1つ以上の日付における特定の品目および場所に関連付けられます。ノートには添付を含めることができます。
減額請求書決済(off-invoice settlement)
販促の実行の報酬として、顧客が製品に対してより少ない金額(減額請求書)を請求される決済の一種。
外れ値(outlier)
通常は低頻度の不規則な観測値で、他のデータの特性分布に従っていないように見えるデータ・ポイント。外れ値は、基礎となる現象(変数)の真の性質を反映している場合があります。また、モデル化の対象とならない測定エラーやその他の異常によって発生する場合もあります。Oracle Demantraの予測モデルには外れ値を自動的に識別して除外するものがあり、Oracle Demantraによって外れ値の発生するタイミングが示されます。外れ値は手動で識別することもできます。
POSデータ(POS data)
店頭販売データ。
予想ステータス(prediction status)
予測の生成時、エンジンでは品目と場所の組合せごとに予想ステータスが考慮されます。予想ステータスは次のいずれかです。
ステータス説明
未経過この組合せの販売は、最近のものではないため予測に使用できません。
利用不可この組合せの販売は、新しすぎて予測に使用できません。
利用可能未経過でも利用不可でもないステータス。「有効」とも呼ばれます。
ゼロ予測の作成ユーザーは、この品目と場所の組合せに対してこの予想ステータスを手動で指定しています。また、このステータスは、この組合せにゼロの値からなる予測があることを意味しています。
分析エンジンでは、未経過または利用不可の組合せはすべて無視されます。
プログラム・グループ(program group)
メニュー項目の集合。通常、なんらかの点で互いに関連しています。プログラム・グループを作成して、グループ内のすべてのメニュー項目へのアクセス管理を容易にします。Oracle Demantraには、便宜上、複数の事前定義済プログラム・グループが用意されています。
実績証明(proof of performance)
POPとも呼ばれます。基本契約の要件に応じて小売業者が販促を実行したことを示す文書。通常、決済を承認するには、事前にPOPが必要となります。一般に、添付を使用して実績証明を行います。
販促(promotion)
特定の時間、特定の場所における特定の品目に関連付けられたマーケティング・イベント。一般に、需要を増やすために販促を実行します。
販促シリーズ(promotion series)
各タイムバケットにおける品目と場所の組合せごとに各販促のデータで構成されるシリーズ。
販促原因ファクタ(promotional causal factor)
特定の時間、特定の場所における特定の品目に関連付けられた時間依存データのセット。販促効果にのみ適用されます。
比率分割
Oracle Demantraによって、対応する最下位レベル・メンバー間で集計データを分割するために使用されるメカニズム。Oracle Demantraでは、次のような様々な状況でデータを分割します。
比率(proportions)
比率分割メカニズムで使用される分割比率。
販売シリーズ(sales series)
品目と場所の組合せごとの時間依存データで構成されるシリーズ。シリーズ内の各データ・ポイントは、特定の時点における特定の品目と場所の組合せに対応します。最も一般的なタイプのシリーズです。
季節間格差(seasonality)
履歴データにトレンドを上回るか下回る標準観測パターンがある場合、そのデータを季節データと呼びます。季節間格差は一般に、年次より短い間隔(四半期、月次など)でコンパイルされたデータで観測されます。
シリーズ(series)
通常は、時間依存データのセット。たとえば、販売データと予測はともにシリーズです。ほとんどのシリーズは時間依存ですが、Oracle Demantraではこの他に特別な目的のシリーズであるマトリックス・シリーズとレベル・シリーズをサポートしています。シリーズは、サーバー側の式、クライアント側の式、またはその両方で定義できます。通常、シリーズの定義では、そのシリーズのデータを集計レベルでどのように計算するかが記述されます。また、シリーズのデータを編集する場合、Oracle Demantraでは最下位レベルの値が計算され、データベースに書き出されます。つまり、ワークシートは、上位レベルより下位レベルでよりすばやく実行されます。
サーバー側の式(server expression)
シリーズ・データを任意のレベルで、関連する最下位レベルのデータを集計することにより計算するSQL式。非常に一般的なサーバー側の式の形式として、sum (table_name.update_column_name) があります。このtable_name.update_column_nameは、このシリーズのデータを格納する表および列です。サーバー側の式には通常、結果を表す単位が含まれます。クライアント側の式はサーバー側の式より優先されます。
決済(settlement)
(特定の製品の売上を引き上げるために)小売業者が指定の販促を実行し、製造業者がこの処理に対して小売業者に報酬を与えることに同意している、製造業者と小売業者との間の基本契約。場合によっては、この基本契約は第三者、つまり仲介業者によって交渉されます。「要求」、「控除」および「減額請求書決済」を参照。
シミュレーション(simulation)
ユーザーがメジャー・データ(履歴など)を操作した場合にその変更が関連するメジャー・データ(予測など)に与える影響について調査できるWhat-Ifシナリオ。
シミュレーション・モード(simulation mode)
分析エンジンを実行可能なモード。このモードでは、特定の状況で何が発生する可能性があるかを調べるために、シナリオの評価を実行します。バッチ・モードとは異なり、予測ツリーの一部のみと、比較的小さなセットのデータ・シリーズを使用します。
分割(splitting)
分割とは、通常、集計金額を複数の部分に適切に分割する一般プロセスのことです。「比率分割」を参照。
スイッチング効果(switching effect)
特定の品目と場所の組合せでの販売が別の品目と場所の組合せでの販売に与える効果を意味する用語。販促効果にのみ適用されます。
タスク(task)
自分のタスクモジュールに表示される作業の単位。タスクは一般に、特定のユーザーまたはユーザーのセットに対する指定ワークシートのレビュー要求で構成されます。タスクには、件名、摘要およびメッセージがあります。また、Webリンクや添付ファイルを含めることもできます。各タスクにはステータスと、場合によってはタイムアウト期間があります。タスクを処理した後、そのタスクを完了としてマークし、ワークフロー・エンジンでワークフロー内の次のステップを続行できるようにします。(ワークフローでは、外部Eメールによってタスク受信者にEメールを送信することもできます。ただし、そのEメールはワークフローに直接的な効果は与えません。) コラボレータ・ワークベンチの構成方法によっては、ユーザーがタスクを作成して他のユーザーに送信することも可能です。
時間(time)
データを表示するディメンションの1つ。他の一般的なディメンションには品目と場所があります。
タイムバケット(time bucket)
コンテキストに応じて、このフレーズは次のいずれかを意味します。
時間レベル(time level)
時間にまたがってデータを集計するレベル。システムによっては、特定の月や曜日別などでデータを分析できるように時間レベルが構成されています。
時間解決(time resolution)
一般に、時間解決は、時間依存データの詳細を表示する量を指定します。具体的には、このデータがグループ化される時間単位(月、週など)です。「時間単位」も参照。
時間単位(time unit)
日、週、月、4-4-5カレンダの月など、Oracle Demantraにおける時間の単位。基準時間単位(最小時間単位)は、データ・モデルで表現される最小の時間の長さです。これはデフォルトで1日、1週または1か月のいずれかに設定できます。より小さなバケットも可能ですが、カスタム作業が必要になります。基準時間単位のサイズによって、モデルの可能な最大時間解決が決まります。
トレンド(trend)
時間経過に伴った長期にわたるデータの動き。
未承認取引(unapproved trade)
一般に、これは販促に照合済で、未承認の決済のことです。「承認済取引」も参照。
未解決取引(unresolved trade)
一般に、これは新規または処理中の決済のことです。
ウォーターフォール・チャート(waterfall chart)
同じデータの現行バージョンと過去のバージョンの両方を表示するチャートまたは表。
ワークフロー(workflow)
自動化されたステップ順序。自動のものと、ユーザーの入力が必要なものがあります。一般的なワークフローでは、需要連鎖プロセス内の条件に応じて、タスクを(自分のタスクモジュールに表示されるように)ユーザーに送信します。
ワークシート(worksheet)
Oracle Demantraデータベースから取得されたデータのセット。ワークシートでは、次のような情報を指定します。
ワークシートはプライベート(自分のみ使用可能)またはパブリック(自分と他のユーザーが使用可能)にすることができます。ワークシートの所有者のみがワークシートに変更を保存できます。ワークシートは「問合せ」とも呼ばれます。
X軸(x-axis)
ワークシート・グラフの横軸と、それに対応するワークシート表の縦軸。
Y軸(y-axis)
ワークシート・グラフの縦軸と、それに対応するワークシート表の横軸。
未経過組合せ(young combination)
この組合せの販売はすべて、新しすぎて現時点での予測には不十分です。
ゼロ履歴(zero history)
ゼロの売上からなる履歴データ。通常、メンバー管理で作成する組合せに対してゼロ履歴を作成するため、編集可能なプレースホルダ・レコードが存在します。