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Oracle Rapid Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド
リリース12.2
E57804-01
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目次
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実装: インテグレーション

ステップ5: インテグレーション

ラピッド・プランニングを他のOracle製品とインテグレーションできます。

概要

ラピッド・プランニングは、他のE-Business Suiteバリュー・チェーン計画アプリケーションとインテグレーションされています。

Oracle Advanced Supply Chain Planning

Oracle Advanced Supply Chain PlanningとOracle Rapid Planningを併用して、アドバンスト・サプライ・チェーン計画の各実行間での予期しないイベントに対応します。

「Oracle Advanced Supply Chain Planningの計画シミュレート」を参照してください。

Oracle Demand Planning

この製品を使用して、コンセンサス予測を作成します。 コンセンサス予測を使用して供給計画を管理できます。

ただし、計画がベースラインOracle Advanced Supply Chain Planning計画の場合は実行できません。 かわりに、コンセンサス予測を使用してOracle Advanced Supply Chain Planning計画を管理します。

Oracle Demand Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイドも参照してください。

Oracle Demantra Demand Management

この製品を使用して、コンセンサス予測を作成します。 コンセンサス予測を使用して供給計画を管理できます。

ただし、計画がベースラインOracle Advanced Supply Chain Planning計画の場合は実行できません。 かわりに、コンセンサス予測を使用してOracle Advanced Supply Chain Planning計画を管理します。

需要管理の機能

グローバル予測: Demantra Demand Managementで品目ごとに予測を作成し、それらをラピッド・プランニングの入力として使用すると、ラピッド・プランニングによってこれらが出荷元組織に配分されます。

ローカル予測: 品目-組織ごとに予測を作成し、それらをラピッド・プランニングの入力として使用します。

予測の配置: Demantra Demand Managementの予測は、週次、月次または四半期バケットの予測です。 これらの予測をラピッド・プランニングに渡して、次のことができます。

プロファイル・オプション「MSC: 予測の配置カレンダ」を参照してください。

予測消込: 受注によって予測が消し込まれます。 プランニング・ソルバーでは、次によって予測が消し込まれます。

予測日の意味と一致する受注明細日を使用します。

需要区分による消込の場合:

予測展開: CTOモデル予測をオプション区分、オプションおよび必須構成部品に展開します。 Demantra Demand Managementまたはラピッド・プランニングで展開します。

バケットによる予測消込

バックワード消込日数とフォワード消込日数: これらは次の場合に使用します。

実装ステップ

「計画オプション」ビュー、「組織」タブにナビゲートします。

「グローバル需要計画」リージョンで、次を実行します。

「組織」リージョンで、組織を選択します。

「需要計画」リージョンで、次を実行します。

「計画オプション」ビュー、「メイン」タブにナビゲートします。

予測の配置方法を選択します。

需要区分によって消し込む際に、予測に需要区分がない場合は、プロファイル・オプションのMSC: ラピッド・プランニング需要区分のない需要予測の消込を設定します。

『Oracle Demantra Demand Managementユーザー・ガイド』およびOracle Demantraインプリメンテーション・ガイドを参照してください。

Oracle Demantra Sales and Operations Planning

この製品を使用して、予測作成および承認プロセスを管理します。

コンセンサス予測に同意すると、それらを追加シミュレーションおよび計画のためにラピッド・プランニングにアップロードできます。

ベースラインOracle Advanced Supply Chain Planning計画からのシミュレーションである計画を含め、ラピッド・プランニングの計画をセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの供給シナリオとして使用できます。

ラピッド・プランニングによって次の情報が渡されます。

このサイクルを運用計画が達成されるまで繰り返します。

Oracle Demantraインテグレーション・ガイドのDemantra Sales and Operations Planningとラピッド・プランニングのインテグレーションに関する項を参照してください。

実装ステップ

「計画オプション」ビュー、「メイン」タブにナビゲートします。

「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングで使用」を選択します。

『Oracle Demantra Sales and Operations Planningユーザー・ガイド』も参照してください。

Oracle Advanced Planning Command Center

この製品を使用して、サプライ・チェーン分析用のOracle Rapid Planningの情報を表示します。 ベースライン・アドバンスト・サプライ・チェーン計画の計画からのシミュレーションである計画が含まれます。

次のように使用できます。

次に、表示できる情報の種類を示します。

実装ステップ

計画を保存する際、「分析をAPCCに公開」を設定します。 「基本の計画処理」、「計画の保存」を参照してください。

Oracle Advanced Planning Command Centerユーザーズ・ガイドも参照してください。

Oracle Inventory Optimization

この製品を使用して、必要な顧客サービス・レベルを達成するために、サプライ・チェーン全体で在庫を保持する時期および場所を決定します。

ターゲット安全在庫推奨を需要としてラピッド・プランニングに渡すことができます。

実装ステップ

在庫最適化の予測バケットの開始日と終了日をラピッド・プランニングの計画バケットの開始日および終了日と同じにします。

「計画オプション」ビュー、「組織」タブにナビゲートします。

「需要計画」リージョンで、「在庫最適化」計画を選択します。

Oracle Inventory Optimizationユーザーズ・ガイドも参照してください。

Oracle Global Order Promising

この製品を使用して、受注に対する予定供給を確認し、納期を提示します。

ラピッド・プランニング計画から実行する場合は、アドバンスト・サプライ・チェーン計画の計画を参照とするかわりに、ラピッド・プランニングの計画を参照としてグローバルなオーダー納期処理を使用します。

実装ステップ

「計画オプション」ビュー、「メイン」タブにナビゲートします。

「ATP使用可能」を選択します。

Oracle Global Order Promisingインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイドも参照してください。

Oracle Collaborative Planning

この製品を使用して、取引先と供給および需要情報を通信、計画および最適化します。 Oracle Collaborative Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

Oracle Collaborative Planning (CP)はOracle Rapid Planningとインテグレーションします。 仕入先コラボレーション・サイドでは、オーダー予測および安全在庫ターゲットをラピッド・プランニングから仕入先に公開して、仕入先供給コミットを仕入先から受け取ることができます。 顧客サイドでは、仕入先コミット情報をRP計画からCPに公開できます。 これらの2つの製品のインテグレーションによって、企業と取引先間のコラボレーション・ワークフローを予測できます。

CPとRPのインテグレーションは、CPとASCPのインテグレーションに類似しています。 機能ワークフローは同じです。

『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』を参照してください。

インテグレーションでは、次を前提としています。

RPとCPのコラボレーションでは、仕入先コラボレーション・ワークフローがサポートされ、次のことが可能です。

仕入先コラボレーション

仕入先コラボレーション・ワークフローの最初のステップは、その仕入先から企業の所要量を決定することです。 通常、これを実行するには、社内生産能力制約付きで仕入先生産能力無制約の供給計画で、企業需要に対して計画します。 この計画が完了すると、仕入先の所要量がコラボレーション・プラットフォームを介して仕入先計画から仕入先に公開されます。

公開プロセスの一部として、供給計画によって設定される計画購買所要量は、オーダー予測に変換された後、仕入先に公開されます。 その後、仕入先はこれらの所要量を評価して、社内計画ツールを使用して、充足可能なオーダーを判断します。 充足可能なオーダーは仕入先によってコラボレイティブ・プランニングにアップロードされ、ユーザーが確認し、必要に応じてコラボレイティブ・プランニングを使用して変更します。

定期的に、企業ではその次の制約付き計画実行で仕入先フィードバックを検討します。 CPにアップロードされる仕入先からのコミットによって、承認済仕入先リスト(ASL)を介して設定されている可能性がある仕入先生産能力が上書きされます。 企業は、結果の計画を現行サイクルに対してロックします。 このプロセスは、計画サイクルごとに繰り返されます。

顧客コラボレーション

Oracle Rapid Planningでは顧客コラボレーション・ワークフローがサポートされており、ラピッド・プランニングで、供給が予測または受注需要にペグされる方法に基づいて、顧客に対して供給コミットを公開できます。 コンカレント・プログラムの詳細は、Oracle Collaborative Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

オーダー予測コラボレーション

このコラボレーションでは、オーダー予測が顧客から企業に公開されます。 オーダー予測は、顧客が企業からオーダーする数量の予測を示します。 コラボレーション・サイクルでは、初期オーダー予測は企業によって最初はコラボレーション計画で受け入れられます。 必要な場合、企業はその顧客に関して繰り返してオーダー予測を調整していきます。 オーダー予測が読み込まれ、供給計画で計画されます。

オーダー予測が供給プランニング・エンジンで計画された後、企業は、充足可能な予測の数量をその顧客に公開する必要があり、これは、「供給コミットの公開」プロセスを使用して実行します。 顧客予測にペグされた供給は、顧客に対する供給コミットとして供給計画からCPに公開されます。

ラピッド・プランニングおよびコラボレイティブ・プランニングの配置

ラピッド・プランニング内のデータはメモリーに存在し、ラピッド・プランニング・ワークベンチで「計画の保存」処理を使用して計画が保存された場合のみデータベース(PDS)で使用できます。 データがラピッド・プランニングからCPに公開される場合、つまり、仕入先へのオーダー予測の公開、顧客への供給コミットの場合は、ラピッド・プランニング計画から保存したデータが参照されます。

ラピッド・プランニングでシミュレーションを実行していて、ある時点で結果をコラボレーション計画に公開する場合があります。 計画データを保存せずに公開/受入のプログラムを起動すると、コンカレント要求に関連付けられたログ・ファイルに、計画を保存する必要があることを示すメッセージが記録されます。

アドバンスト・プランニング管理者からのコンカレント要求の起動

ラピッド・プランニング・ワークベンチ内から、またはアドバンスト・プランニング管理者としてCPとインテグレーションできます。

いずれかのプログラムまたは機能が選択された場合は、「計画名」フィールド・セレクタにすべてのラピッド・プランニング計画と既存のASCP計画が含まれる必要があります。 さらに、ラピッド・プランニング計画は、選択可能な計画として他の計画とともに計画リストに表示される必要があります。