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Oracle E-Business Suiteアップグレード・ガイド
リリース12.0および12.1から12.2
部品番号E87020-01
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はじめに

対象読者

Oracle E-Business Suiteリリース12.0および12.1から12.2へのアップグレード・ガイドへようこそ。

このマニュアルでは、既存のOracle E-Business Suiteリリース12.0および12.1システムをリリース12.2にアップグレードする手順を説明します。このアップグレードでは、12.0または12.1システムをアップグレードに向けて準備するために、Rapid Installを実行します。これにより、テクノロジ・スタックと製品をリリース12.2にアップグレードするために使用する統合ドライバが提供されます。

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteリリース12.2へのアップグレードを担当するデータベース管理者およびアプリケーション担当者を対象としています。

Oracle Applications製品の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイト( http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

構成

1  アップグレードの計画
2  アップグレードの準備
3  リリース12.2へのアップグレード
4  Oracle E-Business Suiteオンライン・パッチ
5  アップグレード後のタスク
A  Financials製品のアップグレードの影響
B  Human Resource Managementのアップグレードの影響

この付録では、アップグレードが既存のOracle Human Resource Management System (HRMS)製品に及ぼす影響を、機能変更が日常業務に及ぼす影響に重点を置いて説明します。この項には、HRMS製品ファミリの製品についてアルファベット順に記載されています。


C  Supply Chain Management製品のアップグレードの影響
D  製品ドキュメント一覧
E  コンカレント・プロセスの管理

関連情報のソース

このマニュアルには、公開当初の時点で最新の内容が記載されています。これは、リリース12.2のソフトウェア・バンドルに同梱されているOracle E-Business Suiteドキュメント・ライブラリに収録されています。リリース間で大きな変更があり、再発行されたこのドキュメントおよび他のドキュメントの最新バージョンは、次のURLで入手できます。

http://www.oracle.com/technology/documentation/applications.html

全ドキュメントのリストは、My Oracle Supportでも公開されています。Oracle E-Business Suiteドキュメント・リソース, リリース12.2を参照してください。アップグレードする前に、基本的な参照資料を知っておく必要があります。これらは次のとおりです。

必要な情報参照先ドキュメント
システム設定および手順Oracle E-Business Suite概要
Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド
Oracle E-Business Suiteメンテナンス・ガイド
Oracle E-Business Suiteセキュリティ・ガイド
Oracle Workflow管理者ガイド
Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド
インストールおよびアップグレードOracle E-Business Suiteインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法
Oracle E-Business Suiteリリース11iから12.2へのアップグレード・ガイド
Oracle E-Business Suite Installation and Upgrade Notes*
Oracle E-Business Suite Release Notes*
Oracle E-Business Suite NLS Release Notes*
Oracle Applications Release 11.5.10.2 Maintenance Pack Installation Instructions (文書ID: 316365.1)
Oracle E-Business Suite Release 11.5.10におけるSustaining Support必須パッチについて(文書ID: 1618748.1
製品固有の機能Electronic Technical Reference Manual (eTRM)*
Release Content Documents (RCDs)*
製品固有のインプリメンテーション・ガイドおよびアップグレード・ガイド
RDBMSOracle E-Business Suiteリリース12.2へのアップグレードのデータベース準備ガイドライン
Oracle Database 11gリリース2ドキュメント・セット
Interoperability Notes: Oracle E-Business Suite Release 12 with Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0)*
Oracle E-Business Suite Release 12.2: Consolidated List of Patches and Technology Bug Fixes(文書ID: 1594274.1)

* My Oracle Supportでのみ入手できます。

パッチのreadmeファイルにも、その他の推奨ドキュメントに関する情報が含まれている場合があります。

データベース・ツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更しない

特に指示がないかぎり、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他の任意のツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更しないことを強くお薦めします。

オラクル社は、データベース内の情報を作成、格納、変更、取得および保守するために使用できる強力なツールを提供しています。ただし、SQL*PlusなどのOracleツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、データの整合性が損なわれる恐れがあり、データに対する変更を監査する機能が失われます。

Oracle E-Business Suiteの表は相互に関連しているため、Oracle E-Business Suiteフォームを使用して行う変更により、多数の表を一度に更新できます。ただし、Oracle E-Business Suite以外を使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、関連する表内で対応する変更を行わずに1つの表内の行を変更してしまう可能性があります。各表が互いに同期しなくなると、誤った情報を取得したり、Oracle E-Business Suite全体にわたって予期しない結果が発生する恐れがあります。

Oracle E-Business Suiteを使用してデータを変更すると、Oracle E-Business Suiteによって変更が有効かどうかが自動的に確認されます。また、Oracle E-Business Suiteでは、情報を変更するユーザーも追跡されます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報を格納してしまう可能性があります。SQL*Plusや他のデータベース・ツールでは変更記録が保持されないため、情報を変更したユーザーを追跡する機能も失われます。