Oracle Applicationsインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法 リリース12 E05068-02 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
『Oracle Applicationsインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法』へようこそ。
このマニュアルは、次の実務上の知識を持っていることを前提としています。
担当ビジネス・エリアの原則と慣行
コンピュータのデスクトップ・アプリケーションの使用方法と用語
Oracle Applicationsの使用経験がない場合は、Oracle Universityの研修サービスで提供されているOracle Applicationsの研修クラスに1つ以上出席することをお薦めします。
このマニュアルでは、Oracle Applicationsリリース12のインストール、またはOracle Applications製品のリリース11iからリリース12へのアップグレードにおける、Rapid Installプログラムの使用方法について説明します。
このマニュアルは、Oracle Applicationsのインストールまたはアップグレードを行うユーザーを対象としています。
Oracle Applications製品の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。
アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。
一部のスクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
この章では、Rapid Installを使用したOracle Applicationsシステムのインストールまたはアップグレードに関する基本情報、Rapid Wizardインタフェースの概要、およびインストールまたはアップグレードを開始する前に実行する必要がある設定ステップについて説明します。
新規のOracle Applicationsシステムを設定するには、Rapid Installウィザードで該当する画面に入力します。
Oracle Applicationsリリース11iからリリース12にアップグレードする際に、アップグレード前およびアップグレード後の両方の処理にRapid Installが使用されます。この章では、アップグレードの概略と、Rapid Installに依存するアップグレード・ステップの詳細について説明します。
テクノロジ・スタック・アップグレードの一部として、Rapid Installを使用して新規または更新されたソフトウェア・コンポーネントをインストールします。この章では、必要な手順および関連するRapid Install画面フローについて説明します。
Oracle Applicationsリリース12の新規インストール、アップグレードまたはテクノロジ・スタック・インストールを完了するには、特定のタスクが必要です。特定の機能を持つシステムについてのみ必要となる場合があるその他のタスクもあります。この章では、必須タスクおよび条件付きタスクについて説明します。
この付録では、Rapid Installウィザードの様々な画面に表示されるフィールドの詳細を説明します。ここでは、サンプル・スクリーン・ショットで表示されていない構成値に特に留意しており、付加的なシステム要件についても説明しています。
このマニュアルは、リリース12のメディア・パックに同梱されているOracle Applications Documentation Libraryに収録されています。http://otn.oracle.com/documentationのOracle Technology Networkからソフトコピー・マニュアルをPDFファイルとしてダウンロードできます。Oracle Applicationsリリース12のDocumentation Libraryには、リリース間で大幅に変更されたマニュアルなど、最新情報が収録されています。このマニュアルの大幅変更が必要になった場合は、OracleMetaLinkの仮想Documentation Libraryで改訂バージョンが提供されます。
Oracle Applicationsリリース12の全マニュアルのリストは、OracleMetaLinkドキュメント394692.1の『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12』を参照してください。
このマニュアルで他のOracle Applicationsマニュアルに言及している場合は、リリース12のマニュアルのみを使用してください。
関連マニュアル
次の関連マニュアルを入手する必要があります。特定のインストールの要件によっては、他のマニュアルやドキュメントが必要になる場合もあります。
『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』
このマニュアルでは、Oracle Applicationsデータのステータスをモニターするために定期アラートとイベント・アラートを定義する方法が説明されています。
『Oracle Applications概要』
このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteリリース12の配置を計画中であるか構成の大幅変更を検討中の読者すべてを対象としています。Oracle Applicationsのアーキテクチャとテクノロジ・スタックの説明に続いて、特定の目標を達成する上で必要な処理の概要と選択可能なインストールおよび構成オプションがトピック別に説明されています。
『Oracle Applications CRM System Administrator's Guide』
このマニュアルでは、CRM Technology Foundation(JTT)の実装方法とSystem Administrator Consoleの使用方法が説明されています。
『Oracle Applications開発者ガイド』
このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているコーディング標準が記載されています。『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』に記載されているOracle Applicationsユーザー・インタフェースの実装に必要なOracle Application Object Libraryコンポーネントについて説明されています。また、フォームをOracle Applicationsと統合できるように、カスタムのOracle Forms Developerフォームを作成するための参考情報も記載されています。
『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』
このマニュアルには、Oracle Applicationsの実装チームおよびOracle Applications製品データの保守担当ユーザーを対象とした、フレックスフィールドの計画、設定およびリファレンス情報が記載されています。また、フレックスフィールド・データに関するカスタム・レポートの作成についての情報も記載されています。
『Oracle Application Framework Developer's Guide』
このマニュアルには、Oracle Applications開発スタッフがOracle Application Frameworkでビルドしたアプリケーションの生成時に従っているコーディング標準が記載されています。このマニュアルはOracleMetaLinkからPDF形式で入手するか、Oracle Application Extensionを含むJDeveloper 10gでオンライン・マニュアルとして使用できます。
『Oracle Application Framework Personalization Guide』
このマニュアルでは、Oracle Application Frameworkでビルドされたアプリケーションのパーソナライズについて設計時と実行時の側面から説明されています。
『Oracle Application Server Adapter for Oracle Applications User's Guide』
このマニュアルでは、Oracle Applicationsと取引先間の統合の開発にOracleAS Adapterを使用する方法が説明されています。
このマニュアルは、Oracle Application Server 10g(10.1.3.1)のDocumentation Libraryに含まれていることに注意してください。
『Oracle Applications Supportability Guide』
このマニュアルには、システム管理者とカスタム開発者を対象とした、Oracle DiagnosticsおよびLogging Frameworkに関する情報が記載されています。
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』マニュアル・セット
このマニュアル・セットは、Oracle Applicationsシステム管理者を対象とした計画およびリファレンス情報を提供します。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』には、コンカレント・プログラムとマネージャの定義、Oracle Applications Managerの機能の有効化およびプリンタとオンライン・ヘルプの設定など、システム構成ステップに関する情報が記載されています。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』には、Oracle Applications Managerによるシステムのモニター、コンカレント・マネージャとレポートの管理、診断ユーティリティの使用、プロファイル・オプションの管理およびアラートの使用など、日常的なタスクに関する情報が記載されています。『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』では、ユーザー管理、データ・セキュリティ、機能セキュリティ、監査およびセキュリティ構成が説明されています。
『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』
このマニュアルでは、Oracle Applicationsのユーザー・インタフェース(UI)を使用したナビゲート、データ入力、問合せおよびレポートの実行の方法が説明されています。また、ユーザー・プロファイルの設定およびコンカレント要求の実行と検討に関する情報も記載されています。
『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』
このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているユーザー・インタフェース(UI)標準が記載されています。Oracle Applications製品のUIと、このUIをOracle Formsでビルドされたアプリケーションの設計に適用する方法が説明されています。
『Oracle e-Commerce Gatewayユーザーズ・ガイド』
このマニュアルでは、Oracle e-Commerce Gatewayの機能と、Oracle ApplicationsでElectronic Data Interchange(EDI)を介して取引先とビジネスを行うために必要な設定手順について説明しています。また、アウトバウンド取引の抽出プログラム、インバウンド取引のインポート・プログラムおよび関連レポートの実行方法も記載されています。
『Oracle e-Commerce Gatewayインプリメンテーション・マニュアル』
このマニュアルでは、取引先の追加設定、コード変換およびOracle Applicationsに関連する実装詳細と、取引インタフェース・ファイルのアーキテクチャに関するガイドラインが説明されています。また、トラブルシューティング情報とEDI取引のカスタマイズ方法も記載されています。
『Oracle Integration Repository User's Guide』
このマニュアルでは、アプリケーション間の統合を生成するためのビジネス・インタフェースの調査と配置における、Oracle Integration Repositoryの使用方法が説明されています。
『Oracle Report Manager User's Guide』
Oracle Report Managerは、特定時のレポートを生成および管理するための保護された集中保管場所を提供する、オンライン・レポート配布システムです。Oracle Report Managerユーザーは、レポート生成者とレポート使用者のどちらかになることができます。このマニュアルには、Oracle Report Managerの設定および使用方法が記載されています。
『Oracle iSetup User Guide』
このマニュアルでは、Oracle iSetupを使用してOracle E-Business Suiteのインスタンス間でデータを移行してレポートを生成する方法が説明されています。また、データの移行に使用する構成情報、インスタンス・マッピングおよびシード済テンプレートも記載されています。
『Oracle Web Applications Desktop Integrator Implementation and Administration Guide』
Oracle Web ADIにより、スプレッドシートにOracle E-Business Suite機能が取り込まれます。スプレッドシートでは、一般的なデータ入力およびモデル化方法を使用してOracle E-Business Suiteタスクを実行できます。Oracle E-Business Suiteデータをダウンロード、表示、編集および作成し、その後アップロードできるように、デスクトップ上で書式設定済のスプレッドシートを作成できます。このマニュアルには、Oracle Web ADIの実装方法と、マッピング、レイアウト、スタイル・シートおよびその他の設定オプションの定義方法が記載されています。
『Oracle Workflow管理者ガイド』
このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含む製品に必要な設定ステップを完了する方法が説明されています。また、Oracle Applications Managerを使用してワークフロー・プロセスとビジネス・イベントを管理する方法、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法およびワークフロー・ユーザーに送信される通知を管理する方法も説明されています。
『Oracle Workflow開発者ガイド』
このマニュアルでは、新規のワークフロー・ビジネス・プロセスを定義して、既存のOracle Applications埋込みワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法が説明されています。また、ビジネス・イベントとイベント・サブスクリプションを定義およびカスタマイズする方法も説明されています。
『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』
このマニュアルでは、ユーザーがワークフロー通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。
『Oracle Workflow APIリファレンス』
このマニュアルでは、Oracle Workflowにアクセスする開発者および管理者向けのAPIが説明されています。
『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』
このマニュアルでは、Oracle XML Gatewayの機能と、Oracle XML Gatewayアーキテクチャの各コンポーネント(Message Designer、Oracle XML Gateway Setup、Execution Engine、Message QueuesおよびOracle Transport Agent)が説明されています。また、Oracle Workflowビジネス・イベント・システムおよびBtoBトランザクションとの統合についても説明されています。
『Oracle XML Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』
Oracle XML Publisherは、XMLデータをRTFまたはPDF形式のテンプレートとマージして、多様なビジネス・ニーズを満たす様々な出力を生成するテンプレート・ベースのレポート・ソリューションです。設計ツールとしてMicrosoft WordまたはAdobe Acrobatを使用すると、Oracle E-Business Suiteから精細なレポートを作成できます。このマニュアルには、レポート・レイアウトの設計方法が記載されています。
『Oracle XML Publisher管理および開発者ガイド』
Oracle XML Publisherは、XMLデータをRTFまたはPDF形式のテンプレートとマージして、多様なビジネス・ニーズを満たす様々な出力を生成するテンプレート・ベースのレポート・ソリューションです。出力形式は、PDF、HTML、Excel、RTFおよびeText(EDIおよびEFT取引の場合)です。Oracle XML Publisherを使用すると、既存のE-Business Suiteレポート・データに基づいてレポートを生成したり、Oracle XML Publisherのデータ抽出エンジンを使用して独自の問合せを作成できます。また、Oracle XML Publisherには、電子メール、セキュアFTP、プリンタ、WebDAVなどを介したレポート配信を管理するための堅牢なAPIセットが用意されています。このマニュアルでは、Oracle XML Publisherを設定および管理する方法と、Application Program Interface(API)を使用してカスタム・ソリューションをビルドする方法が説明されています。
Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されるサービス・エンドポイントに関する情報をコンパイルしたものです。Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全なカタログを提供します。このツールを使用すると、ユーザーはあらゆるシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に探して配置できます。
Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。インスタンスにパッチを適用すると、環境内のインタフェースの正確なバージョンに適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。
特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle Applicationsデータを変更しないことをお薦めします。
オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、格納、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が損なわれたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。
Oracle Applicationsの表は相互に関連付けられているので、Oracle Applicationsを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle Applicationsを使用せずにOracle Applicationsデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle Applicationsで予測できない結果が生じる可能性があります。
Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle Applicationsにより自動的にチェックされます。Oracle Applicationsは、情報を変更したユーザーを記録することもできます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を記録できなくなります。