Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス リリース12 E05662-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
Oracle Applications Manager(OAM)を使用すると、Oracle Applicationsインスタンスのコンポーネントをモニターできます。
OAMの設定の詳細およびその他の機能については、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』を参照してください。
Applications Dashboardで、Oracle Applicationsシステムのスナップショットが提供されます。情報は「Overview」、「Performance」、「Critical Activities」、「Diagnostics」、「Business Flows」、「Security」および「Software Updates」のそれぞれのタブにグループ化されます。
「Software Updates」については、『Oracle Applicationsパッチ・プロシージャ』のソフトウェアの更新に関する項を参照してください。
このダッシュボードから「Site Map」にナビゲートするか、ドロップダウン・メニューを使用して、次のいずれかのページにナビゲートできます。
Application Services
Configuration - Overview
Forms Sessions
Database Status
Applied Patches
Patch Wizard
Workflow Manager
Oracle Applications Managerでは、表示される情報を収集するために収集プログラム「OAM Applications Dashboard Collection」(短縮名: FNDOAMCOL)が使用されます。このプログラムのデフォルトの繰返し間隔は10分です。データを即時に再収集して特定のリージョンの表示を更新するには、対応する「Refresh」アイコンをクリックします。Oracle Applications Managerへのログイン時に「OAM Applications Dashboard Collection」要求が実行されていない場合は、ログイン・ユーザー名を使用して要求が自動的に発行されます。
注意: Webコンポーネントのステータスは、ダッシュボードから手動で収集されます。
このページには、システム全般のステータスの概要が表示されます。次のリージョンがあります。
このリージョンを使用して、システムの各ホスト・マシンのステータスを表示します。どのホスト・マシンにどのサービスがインストールされているか、および各サービスのステータスが表示されます。
表示されるサービスが複数のサービス・コンポーネント(Formsなど)を表している場合は、最悪の状態にあるコンポーネントのステータスが示されます。たとえば、Formsリスナーが停止中でも他のFormsコンポーネントが稼働している場合、このページには「Down」ステータスが表示されます。
「DataBase」、「Concurrent Processing」、「Forms」および「Web」ステータス・インディケータをクリックすると、「Applications System Status」ページにドリルダウンして各サービスのステータスを個別に表示できます。
Host: ホスト名。
Platform: ホストのオペレーティング・システム。
Admin: ホスト・マシンにAdminサーバーがインストールされているかどうかを示します。
Database: ホスト・マシンにインストールされているデータベース・インスタンスのステータスを示します。
Concurrent Processing: 内部コンカレント・マネージャ(ICM)とICMにより管理されるサービスのステータスを示します。
Forms: Forms Serverコンポーネント(Formsリスナー、メトリック・サーバー、メトリック・クライアントおよびOAM Generic Collection Service)のステータスを示します。
Web: Apache Webリスナーのステータスを示します。
このリージョンの目的は、過去24時間に発生したシステム・レベルの変更をユーザーに警告することです。このデータは、アプリケーション・システムの機能が突然変化した場合の診断に役立ちます。
「Patches Applied」リストを表示するには、番号をクリックして「Patch Summary」ページにドリルダウンします。
「Site Level Profile Options」リストを表示するには、番号をクリックして「Site Level Profile Settings」ページにドリルダウンします。
「Applications Context Files Edited」リストを表示するには、番号をクリックして「Applications Configuration Parameters」ページにドリルダウンします。コンテキスト・ファイルを変更すると、処理構成全体とビジネス・プロセスの機能に影響する可能性があります。
このリージョンには、後述するカテゴリのシステム・アラートの件数が表示されます。システムが正常に動作していれば、新規アラートはレポートされません。特定のタイプのアラートが初めて発生すると、それが新規アラートとしてカウントされ、管理者が手動でステータスを変更するまでは新規のままになっています。最初のアラートが「Open」または「New」ステータスの間に同じタイプのアラートが再び発生すると、新規の発生としてカウントされます。
New Alerts: 管理者が未確認のアラート。アラートは、「New」ステータスから「Open」または「Closed」ステータスに手動で移動されると確認済になります。
New Occurrences: 「New」ステータスのアラートの2度目以降の発生。
Open Alerts: 「Open」ステータスの全アラート。アラートは「New」ステータスから「Open」ステータスに手動で移動する必要があります。
Open Occurrences: 現在「Open」ステータスになっているアラートの全発生。いずれかの番号をクリックすると、「System Alerts and Metrics」ページにドリルダウンできます。
このリージョンには、Webコンポーネントのステータスが表示されます。ステータス値は「Up」、「Down」または「Warning」です。
各Webコンポーネントのステータスは、そのコンポーネントのWebエージェント・プロファイル・オプションに定義されている対応URLをテストすることで判別されます。プロファイル・オプションが設定されていない場合は、「Warning」ステータスが表示されます。それ以外の場合は、URLテストの成否に基づいて「Up」または「Down」ステータスが戻されます。プロファイル・オプションおよび対応するコンポーネントを次に示します。
PL/SQL Agent: プロファイル・オプションAPPS_WEB_AGENT(「Applications Web Agent」)を使用します。停止中の場合は、「Personal Home Page」を含めてWebベースのSelf-Service Applicationsにはログインできません。Apacheエラー・ログ(<iAS_HOME/Apache/Apache/logs/error_log)とApacheアクセス・ログ(<iAS_HOME/Apache/Apache/logs/access_log)内のエラーを調べてください。設定を確認するには、『Oracle Self-Service Web Applicationsインプリメンテーション・マニュアル』を参照してください。
Servlet Agent: プロファイル・オプションAPPS_SERVLET_AGENT(Apps Servlet Agent)を使用します。停止中の場合、Self-Service Framework-based Applicationsおよび他のすべてのサーブレット・ベース機能は機能しません。前述のApacheエラー・ログおよびApacheアクセス・ログと、mod_jservログ(<iAS_HOME>/Apache/Jserv/logs/mod_jserv.log)内でもエラーを調べてください。また、「System Administration Diagnostics」メニューから「Servlet Ping」を実行してください。
JSP Agent: プロファイル・オプションAPPS_SERVLET_AGENT(Apps Servlet Agent)を使用します。停止中の場合は、「System Administration Diagnostics」メニューから「JSP Ping」を実行してください。
JTF: プロファイル・オプションAPPS_SERVLET_AGENT(Apps Servlet Agent)を使用します。
Discoverer(インストールされている場合): プロファイル・オプションICX_DISCOVERER_VIEWER_LAUNCHER(「ICX: Discoverer Viewer Launcher」)を使用します。停止中の場合は、BISレポートを実行できません。
Personal Home Page: プロファイル・オプションAPPS_SERVLET_AGENT(Apps Servlet Agent)を使用します。停止中の場合は、「Personal Home Page」を介してログオンできません。
TCF: プロファイル・オプションAPPS_SERVLET_AGENT(Apps Servlet Agent)を使用します。停止中の場合は、「System Administration Diagnostics」メニューから「AOL/J Diagnostics」または「Servlet Ping」ユーティリティを実行してみてください。
このページには、各アプリケーション・サーバーとそのステータスが表示されます。各サーバー・タイプを展開するとホスト名が表示され、ホスト名を展開すると各サーバー・コンポーネントのステータスが表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」(「Overview」ページ)>(ドリルダウン)「Database」、「Concurrent Processing」、「Forms」または「Web」列(「Applications System Status」の下)
Administration
「Database」を展開するとインスタンス名およびステータスが表示されます。インスタンス名からドリルダウンすると、「Database Status Details」ページが表示されます。「Concurrent Processing」を展開すると内部コンカレント・マネージャにより制御されるコンカレント・マネージャとサービスが表示されます。これらを展開すると、マネージャおよびサービスのインスタンスとそのステータスが表示されます。インスタンス名からドリルダウンすると、「Service Instances」ページが表示されます。
Forms: 展開するとFormsサーバー・コンポーネント(Formsリスナー、メトリック・サーバー、メトリック・クライアントおよびOAM Generic Collection Service)が表示されます。コンポーネント名を展開すると、サービス・インスタンスが表示されます。インスタンス名からドリルダウンすると、「Service Instances」ページが表示されます。
Web: 展開するとWebコンポーネントであるApache Web Listenerが表示されます。コンポーネント名を展開すると、サービス・インスタンス名が表示されます。インスタンス名からドリルダウンすると、「Service Instances」ページが表示されます。
項目の「Focus」アイコンをクリックすると、その項目のステータスと子のステータスのみが表示されます。
「Performance」リージョンには、「Activity」および「System Throughput (last 24 hours)」インディケータが表示されます。それぞれのインディケータに表示されている値は、関連詳細ページにリンクされています。
Forms Sessions: 実行中のFormsセッション数。「Forms Sessions」ページにドリルダウンできます。
Database Sessions: 有効なデータベース・セッション数。値をクリックするとアクティブ・データベース・セッションの表示要求が実行され、結果ページが戻されます。
Running Concurrent Requests: 現在実行中の全要求を示す「Search for Requests」の「Results」ページにドリルダウンできます。
Service Processes: 「System Activity」ページにドリルダウンできます。サービス・プロセスには、全コンカレント・マネージャ・プロセスとICMにより管理される全プロセスが含まれます。他のサービスをGSMで管理するようにシステムを設定している場合は、そのサービスも含まれます。
Services Up: ターゲット・サービスが実際のサービスと一致しているサービス・インスタンス数。Services Down: ターゲット・サービスが実際のサービスと一致しないサービス・インスタンス数。
Invalid Database Objects: 「Invalid Database Objects」ページにドリルダウンして、APPSスキーマが所有する無効なオブジェクトの検索結果を表示できます。
Unsent Workflow E-Mail
Completed Concurrent Requests: 最近24時間に発行され、完了しているコンカレント要求のパーセンテージ。
Sent Workflow E-Mail: 正常に送信されたワークフローEメールのパーセンテージ。
「Critical Activities」リージョンには、保守アクティビティを実行するコンカレント・プログラムが表示されます。プログラムはアクティビティ・タイプ別、アプリケーション別にグループ化されています。特定のグループのみを表示するには、グループの「Focus」アイコンをクリックします。
「Critical Activities」リストに表示されるプログラムを追加または削除するには、「Modify Monitored Program List」ボタンをクリックして「Modify Monitored List」ページにアクセスします。
モニター対象プログラムの実行頻度を変更するには、「Update Frequency」ボタンをクリックします。
重大アクティビティごとに、次の情報が表示されます。
Program Name: 「Activity Summary」ページにドリルダウンして、そのプログラムについて計算するために計測された作業測定基準を表示できます。
Request ID: 最後に実行された要求のID。ドリルダウンしてコンカレント要求の「Search Results」画面に要求を表示できます。
Last Run Date
Outcome: 要求の完了ステータスを示します。
Oracle Recommended Frequency: 重大プログラムの推奨実行頻度(該当する場合)。
On Schedule (Oracle Recommended): 推奨予定が達成されたかどうかを示します(該当する場合)。
Onsite Frequency: プログラムに現在予定されている実行頻度。この頻度を変更するには、「Update Frequency」ボタンをクリックして「Update Frequency for Monitored Critical Activities」ページにアクセスします。
On Schedule (Onsite Frequency): オンサイト予定が達成されたかどうかを示します。
Success Rate: 「Normal」ステータスで完了した完了済要求のパーセンテージ。値からドリルダウンして達成率チャートを表示できます。このチャートは、「Normal」、「Warning」および「Error」の各完了ステータスの割合を示します。マウスをチャートに置くと数値が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Critical Activities」>(B)「Modify Monitored Program List」
このページを使用して、「Critical Activities」リストに表示されるプログラムを追加または削除します。
「Monitored」リストにプログラムを追加するには、「Not Monitored」リストからプログラムを選択して「Move」シャトル・ボタンをクリックします。
「Monitored」リストにプログラムをすべて追加するには、「Move All」シャトル・ボタンをクリックします。
「Monitored」リストからプログラムを削除するには、「Monitored」リストからプログラムを選択して「Remove」シャトル・ボタンをクリックします。
「Monitored」リストからプログラムをすべて削除するには、「Remove All」シャトル・ボタンをクリックします。
「OK」をクリックして変更内容を適用します。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Critical Activities」>(B)「Update Frequency」
この画面を使用して、重大アクティビティ・プログラムの実行頻度を更新します。
重大アクティビティ・プログラムごとに次の情報が表示されます。
Program Name
Application
Program Type
Oracle Recommended Frequency: 推奨実行頻度(該当する場合)。
Onsite Frequency: プログラムに現在予定されている実行頻度。プログラムの実行予定を変更するには、「Onsite Frequency」フィールドを更新して「OK」をクリックします。これはターゲット頻度であり、プログラムの実際の実行頻度とは異なる場合があることに注意してください。ターゲット頻度の成否は、「Applications Dashboard - Critical Activities」ページの「On Schedule (Onsite Frequency)」フィールドでモニターします。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Critical Activities」>[プログラム名]
このページには、保守プログラムについて計算するために計測された作業測定基準が表示されます。表示内容は、表の名称または値でフィルタリングできます。
Name: プログラムによりパージされる表の名称。
Value: プログラムが実行されるとパージされる表の行数。
「Applications Dashboard」の「Diagnostic」タブには、環境で実行された診断テストの要約が表示されます。このページから、次の操作を実行できます。
「Diagnostics Summary」での作業
完全診断UIの起動
「Test Details」での作業
この項では、要約診断表に表示される内容と、表示内容を必要に応じて調整する方法について説明します。
「Test Statistics」ヘッダーの下の1行は、要約表のデータが最後に更新された日時を示します。データをリフレッシュするには、その行の末尾にあるアイコンをクリックします。このデータがリフレッシュされるのは、Oracle Applications Managerへのログイン時、またはアイコンを明示的にクリックした場合のみであることに注意してください。また、各ビューは個別にリフレッシュされ、固有のLast Updated時刻が表示されます。たとえば、「Failures Today」ビューのデータをリフレッシュしても、「ALL」ビューの新規データは取得されません。
デフォルト・ビューは「Failures in Past Week」で、過去7日以内に失敗したテストが表示されます。この期間を変更するには、「View」ドロップダウン・リストから値を選択して「Go」をクリックします。環境で実行されたテストをすべて表示するには「ALL」、過去24時間以内の失敗をすべて表示するには「Failures Today」を選択します。
診断テストの結果は、アプリケーション別、テスト・グループ別のカテゴリに分類されます。アプリケーション、テスト・グループおよびテスト(全ノード)の階層全体を表示するには、「Expand All」をクリックします。最上位レベルのノードのみを表示するには、「Collapse All」をクリックします。
ノードを拡張して真下のノードを表示するには、「Test Name」列に表示されるプラス記号アイコン(+)をクリックします。何度かドリルダウンしないと個々のテストに到達できない場合があります。逆に、マイナス記号アイコン(-)が表示されている場合は、そのアイコンをクリックすると下位の全ノードを非表示にすることができます。
オプションで、表のフォーカスを特定の1ノードに調整できます。そのためには、「Focus」列で対応するアイコンをクリックします。フォーカスを置くために選択したノードについて表がリフレッシュされ、選択したノードが1行目に表示されて同じ階層レベルにある他のノードは表示されなくなります。
表の「Status」列は、特定のノードの下位にあるエンティティ全体に存在する最悪のステータスを警告することを意図しています。たとえば、テスト・グループの「Status」列に「Down」アイコンが表示されている場合は、そのグループの1つ以上のテストが成功しなかったことを示します。グループまたはアプリケーションの「Status」アイコンからはドリルダウンできませんが、個々のテストの「Status」アイコンをクリックできます。テストの「Status」アイコンをクリックすると、そのテストの前回の実行の詳細が表示されます。詳細は、後述の「テスト詳細での作業」を参照してください。
「Last Execution Time」列と「Last Failure Time」列には、個々のテストの値のみが表示されます。時刻、日付およびタイム・ゾーンが表示されます。
「Launch Diagnostic Tests」ボタンをクリックすると、Oracle Diagnosticsの完全なWebベース・ユーザー・インタフェースを起動できます。このボタンは「Diagnostics」サブタブと「Test Details」ページに表示されます。
「Diagnostics」ページで、個々のテストに対応する「Status」アイコンをクリックすると、「Test Details」ページが開きます。このページには、テストが最後に実行されたときに生成された詳細レポートがデフォルトで表示されます。
Oracle Diagnosticsの詳細は、『Oracle Applications Supportability Guide』を参照してください。
「Diagnostics」ページで、個々のテストに対応する「Status」アイコンをクリックすると、「Test Details」ページが開きます。このページには、テストが最後に実行されたときに生成された詳細レポートがデフォルトで表示されます。オプションで、「Last Failure」ラジオ・ボタンを選択して「Go」をクリックすると、最後にテストが失敗に終わったときに生成されたレポートを表示できます。「Diagnostics Summary」に戻るには、「OK」をクリックします。Oracle Diagnosticsユーザー・インタフェース画面を開くには、「Launch Diagnostic Tests」ボタンをクリックします。
次のテスト詳細が表示されます。
Application Name
Test Name
Group Name
Test version
Status
Date
Time consumed
Tested class versions(表に表示)
Input arguments(表に表示)
Error(発生した場合)
Fix information(該当する場合)
Report Information(該当する場合)
テストの失敗を解決できない場合や、さらに注意を要する場合は、その詳細をOracle Applications Managerのサポート・カートに追加できます。サポート・カートに重要なスクリーンショットを格納しておき、技術サポート要求(TAR)を入力するときに挿入できます。そのためには、「Add to Support Cart」をクリックします。続いて表示される確認画面で「OK」をクリックし、「Test Details」ページに戻ります。
サポート・カートに追加した項目を確認するには、「Support Cart」リンクをクリックします。サポート・カートを開くと、このセッションのスクリーンショットがすべて表示されます。oam/diagfwk/testDetailsとして表示されるサポート・カート項目は、診断テスト詳細に対応します。スクリーンショットを個別に表示するには、「Select」列で該当するチェック・ボックスを選択して「View」アイコンをクリックします。サポート・カート全体をTARに挿入可能なZipファイルとして保存するには、「Save Cart」をクリックします。
Oracle Applications Managerでは、Oracle E-Business Suite内のビジネス・フローをモニターしてサポートできます。ユーザー定義のキー・ビジネス・フローは、そのフローの実行を受け持つシステム・コンポーネントに相関付けられています。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Business Flows」タブ
OAMコンソールから次の操作を実行できます。
ビジネス・フローの階層表現の表示
ビジネス・フローに関するシステム・アラート、エラーのある要求およびエラーのある作業項目のモニター
ビジネス・フローと関連サブフローの設定ステータスの表示
「Key Business Flows」リージョンでは、ビジネス・フローの最新リストが次の各列を使用して表示されます。
Status: ビジネス・フローの設定ステータスを示します。完全に設定されていないビジネス・フローは使用不可として表示されます。
Edit
新規ビジネス・フローを作成するには、「Create」をクリックします。選択したビジネス・フローの「View Details」をクリックすると、そのビジネス・フローの詳細情報が表示されます。選択したビジネス・フローの「Edit」アイコンをクリックすると、そのビジネス・フローが更新されます。
この2つのページを使用して、ビジネス・フローを作成または編集します。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Business Flows」タブ>(B)選択したビジネス・フローの「Create」または「Edit」アイコン
ビジネス・フローの名称と摘要を入力します。
ビジネス・フローの子フローまたはコンポーネントを入力します。次のいずれかを選択します。
New Business Flow: 「New Business Flow」を選択すると、新規ビジネス・フローの名称と摘要の入力を要求されます。後から新規サブフローを固有の子で更新できます。
Existing Business Flow: 値リストからビジネス・フローを選択するように要求されます。
Work Item Type: 値リストからワークフロー項目タイプを選択するように要求されます。
Component: 「Concurrent Program」、「Service」、「Form」または「Function」から選択します。値リストからコンポーネント名を選択するように要求されます。
このページには、選択したビジネス・フローの詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Business Flows」タブ>(B)選択したビジネス・フローの「View Details」
ビジネス・フローのサブフローとコンポーネントが階層形式で表示されます。階層ツリーのノードを拡張または縮小できます。
このページから、ビジネス・フローのモニタリングを保守します。
ナビゲーション: 「Setup」(グローバル・アイコン)>「Business Flows」(サイド・ナビゲーション)
OAMには、ビジネス・フローの設定を保守できるように次のコンカレント・プログラムが用意されています。表示されるリンクからコンカレント・プログラムに対する要求を計画します。
Metrics Refresh: ビジネス・フローの設定ステータスを更新するために、「OAM: KBF Metrics Rollup Program」に対する要求を計画します。
表示されるビジネス・フローごとに、モニタリングが有効化されているかどうかを表示し、有効化または無効化できます。
モニタリングを有効化または無効化するには、ビジネス・フローを選択して「Update」をクリックします。モニタリングが有効化されているかどうかを確認するには、「View Details」をクリックします。
このページの情報を参考にして、Oracle Applicationsシステムのセキュリティ上の問題を検出して診断できます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Security」(タブ)
「Manage Security Options」ボタンをクリックすると、中間層ホストへのSQL*Netアクセスを管理できます。
「Security Alerts」は、実行時にアプリケーション・コードで呼び出すか、セキュリティ関連の診断テストに失敗した場合に呼び出すことができます。この表は「Critical」、「Error」または「Warning」の重要度別に編成されており、新規アラートとオープン・アラートの件数を提供します。有効化されている場合は、数値リンクからドリルダウンし、アラートと関連診断テスト・レポートの詳細を表示して管理できます。アラート詳細とテスト・レポートをサポート・カートに追加できます。
この表には、実行時に失敗したセキュリティ関連の診断テストが表示されます(Oracle Diagnostics UIでは、セキュリティ・アラートを呼び出すように診断テストを設定できます。ナビゲータ・パスは「Configuration」タブ>「Tests」>「Alertable」です)。この表には、テストに失敗した最新時刻が示され、詳細テスト・レポートを開くためのリンクが表示されます。特定のテストの「Diagnose」アイコンをクリックすると、そのテストが再実行されます。これにより、エラーが引き続き存在することを確認できます。特定のアプリケーションの「Diagnose」アイコンをクリックすると、そのアプリケーションで失敗した全テストを選択したセキュリティ・レベルで再実行できます。
ここには、OracleMetaLink上のセキュリティ関連ドキュメントへのリンクが表示されます。次のドキュメントがあります。
「Best Practices for Securing Oracle E-Business Suite」
「Oracle Support Services Security Alert - Frequently Asked Questions」
「Security Announcements and Notes」
ダッシュボードからOracle Diagnosticsテストをモニターおよび実行できます。
Oracle Diagnosticsの詳細は、『Oracle Applications Supportability Guide』を参照してください。
このボタンを使用してセキュリティ・オプションにアクセスします。
後述の各ページでは、中間層ホストからデータベースへのSQL*Netアクセスを制限できます。「SQL*Net Access」セキュリティ・オプションを有効化すると、データベースへのSQL*Netアクセス権を持つホストを選択できます。「SQL*Net Access」セキュリティ・オプションを無効化すると、すべての中間層ホストがデータベースへのSQL*Netアクセス権を持つことになります。
「View SQL*Net Access」ページを使用して、中間層ホストに関するSQL*Netアクセスの現行の構成内容を表示します。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Security」(タブ)>(B)「Manage Security Options」
「Manage SQL*Net Access」セキュリティ・オプションが無効化されている場合、このページに表示されるメッセージはオプションが無効化されていることを示します。この場合は、すべてのホストがデータベースへのSQL*Netアクセス権を持ちます。
この機能が有効化されている場合、ホスト表ではSQL*Netアクセス権を持つホストと持たないホストを示します。
注意: このページに正確な情報を取得するには、「Manage SQL*Net」セキュリティ・オプションを有効化または無効化することに加え、次の手順を実行する必要があります。
データベース層でAutoConfigを実行します。
TNSリスナーをバウンスします。
表には次の列があり、SQL*Netアクセス権を持つホストが表示されます。
Name
Platform
Oracle Applications Host: ホストがOracle Applicationsホストかどうかを示します。Oracle Applicationsホスト上では、アプリケーション・サービス(コンカレント処理、Oracle Forms、Web、Adminおよびデータベース・サービス)を実行できます。
「Manage SQL*Net Access」ウィザードを使用して、中間層ホストへのSQL*Netアクセスを有効化または無効化します。このウィザードからも新規ホストを登録してアクセス権を付与できます。
「SQL*Net Access」セキュリティ・オプションを無効化すると、中間層ホストからデータベースへのSQL*Netアクセスを許可できます。
Oracle Applications Managerでは、プログラム「OAM Applications Dashboard Collection」(短縮名: FNDOAMCOL)を使用して、「Dashboard」の「Overview」および「Performance」タブに表示される情報が収集されます。
「Dashboard Collection Program」では、各種メトリックのモニタリングを選択的に有効化および無効化し、サービスが指定のステータスになっている場合にアラートを呼び出すことができます。また、メトリックのデータを収集し、指定のしきいに達した時点でアラートを呼び出すことができます。ほとんどのコンポーネントの場合、モニタリング用のデータを収集するには、(1)「Dashboard Collection Program」を使用する方法、(2)「Dashboard」ページからデータを手動でリフレッシュする方法の2つがあることに注意してください。
「Dashboard Collection Program」を使用すると、次の対象に関して次のデータのメトリックをモニターできます。また、Webコンポーネントのデータは「Dashboard」で手動で収集できます。
Forms Sessions
Database Sessions
Running Concurrent Requests
Service Processes
Services Up
Services Down
Invalid Database Objects
Unsent Oracle Workflow e-mail
Patches Applied
Site Level Profile Options
Applications Context Files Edited
New Alerts
New Occurrences of an Alert
Open Alerts
次のサービスに関するアラートを呼び出すことができます。サービスが指定のステータスになると、アラートが呼び出されます。
「Applications System Status」に表示されるサービス・インスタンス
Webコンポーネント
Completed Concurrent Requests
Sent Oracle Workflow e-mail
「OAM Site Map」の「Monitoring」タブから、次のユーティリティにアクセスできます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Forms」(「Availability」の下)
このページには、Formsリスナーのサービス・インスタンスが表示されます。このページから、選択したサービス・インスタンスの情報を編集できます。また、ステータス、プロセスおよびFormsランタイム・プロセスの情報も表示できます。インスタンスの起動、停止、強制終了または再起動も可能です。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「SQL Activity」(「Performance」の下)
このページには、SQLアクティビティに関するデータが表示されます。
SQL_HASH
Physical Reads
Logical Reads
Total Sorts
Exec
Total Loads
Load
各列の詳細は、Oracle Databaseマニュアルを参照してください。
メイン・ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Monitoring」(サブタブ)>「Performance」(ヘッダー)>「Concurrent Request Runaways」(リンク)
対応するコンカレント要求の取消し時に終了する必要のあるデータベース・セッションがなんらかの理由で終了していないと、システム・パフォーマンスがその影響を受ける可能性があります。
このようなデータベース・セッションが現在有効になっている場合は、このページでレポートされます。表には、セッションごとに要求ID、AUDSID、プログラム、ユーザー名、開始時刻、フェーズ、ステータス、Oracle SPIDおよびPIDなどのコンテキスト情報が表示されます。表でセッションを選択して「Terminate」をクリックすると、そのセッションを削除できます。「Request ID」、「AUDSID」、「Program」および「User Name」の各列にあるリンクからドリルダウンして、それぞれの詳細を表示できます。
次の情報が表示されます。
ナビゲーション: 「Site Map - Monitoring」>「Forms Sessions」(「Current Activity」の下)
このページには、現在のFormsセッションに関する情報が表示されます。オープン・フォームごとに固有のデータベース・セッション、つまりFormsセッションがあります。
この機能を使用するには、プロファイル・オプション「サインオン:監査レベル」を「Form」に設定する必要があります。このプロファイル・オプションが「Form」に設定されていない場合、有効なFormsセッションが存在する場合にも「Forms Sessions」表には空の表が表示されます。
表示内容をフォーム名、ユーザー名、職責またはアプリケーションでフィルタリングするには、ドロップダウン・メニューから該当する項目を選択し、表示されるフィールドに検索文字列を入力して「Go」をクリックします。
セッションごとに次のデータが表示されます。
Form Name
AUDSID: 監査対象のセッションID。値をクリックすると「Database Session Information」ページにドリルダウンできます。
RTI_PID: ランタイム・インスタンス・プロセスID。値をクリックすると「Forms Sessions for Process ID」ページにドリルダウンできます。
Username
Responsibility
Application
LR(セッション論理読取り数): 入力/出力(I/O)は、データベース・システムで最も高コストな操作の1つです。I/O集中型のSQL文はメモリーとディスクの使用を独占し、これらのリソースについて他のデータベース操作が競合する原因となる場合があります。過剰なI/Oが1つのソースで発生するのを防ぐために、Oracleではコールごとおよびセッションごとに論理データ・ブロックの読取り数を制限できます。論理データ・ブロックの読取り数には、メモリーとディスク両方からのデータ・ブロック読取り数が含まれます。制限は、1回のコールまたはセッション中に読み取られるブロック数単位で設定され、測定されます。
PR(物理読取り数): セッション中にディスクから読み取られたデータ・ブロックの合計数。
CPU
PGA(セッションのプログラム・グローバル領域メモリー): PGAは、サーバー・プロセスに関するデータと制御情報を含むメモリー・バッファです。PGAはサーバー・プロセスの開始時にOracleにより作成されます。PGA内の情報は、Oracleの構成に応じて異なります。
UGA: セッションで使用されるユーザー・グローバル領域メモリー。
Duration: HH:MM:SS形式。
「Session Details」ボタンまたはAUDSIDをクリックすると、選択したFormsセッションのデータベース情報が表示されます。
「Diagnostics On/Off」ボタンを使用すると、ランタイム・プロセスに対するFormsランタイム診断(FRD)のオンとオフを切り替えることができます。このボタンが使用不可の場合は、Formsのパッチセット・レベルが12以上(6.0.8.20以上)であることを確認してから、環境変数FORMS60_OAM_FRDをFormsリスナー・プロセス用に設定してください。
「Forms Sessions」ウィンドウでRTI_PIDをクリックするか、「Forms Runtime Processes」ウィンドウでPIDをクリックすると、プロセスIDに関する次のデータと前述の各フィールドが表示されます。
Client IP Address
Server Host Name
CPU Time
Memory Usage (KB)
Diagnostics On/Off
Log File Name
「View Diagnostics」ボタンをクリックすると、Formsランタイム診断(FRD)ログ・ファイルを表示できます。このログ・ファイルをサポート・カートに追加できます。
ナビゲーション: 「Site Map - Monitoring」>「Forms Runtime Processes」(「Current Activity」の下)
このページには、Formsランタイム・プロセスの情報が表示されます。この情報を収集するには、最初に「OAM Generic Collection Service」のサービス・インスタンスを登録して起動する必要があります。また、情報を収集するには、「OAM Generic Collection Service」が実行中である必要があります。
ビューはノードまたはユーザー名でフィルタリングできます。
セッションごとに次の列が表示されます。
PID: ユーザー・セッションのランタイム・プロセスのID。この値をクリックすると、「Forms Sessions for Process ID」ページにドリルダウンできます。
Node
Port: 存在する場合は、サーブレット・リスナーのApacheポート。
Memory (KB): ランタイム・プロセスで使用済のメモリー(KB単位)。HPおよびAIXプラットフォームの場合、これは仮想メモリーのサイズです。他のすべてのプラットフォームの場合、これは常駐セットのサイズです。
CPU
Duration
Client IP Address: Formsサービスへの接続に使用されるクライアント・マシンのIPアドレス。
Username: Formsアプリケーションでユーザー・セッションに使用されるデータベース・ユーザー名。
Diagnostics - On/Off
Last Update Time
このページのデータをリフレッシュするには、「Upload」ボタンを使用します。
選択したプロセスを終了するには、「Terminate」ボタンを使用します。
「Sessions」ボタンまたはPIDをクリックすると、「Forms Sessions for Process ID」ページが表示されます。
このページには、Forms Servlet Listenerのランタイム・プロセスも表示されます(存在する場合)。この処理の「Port」列は、Apache Listenerポートを示します。
Formsリスナーは、サーバー・マシンの特定のポートで実行されるプロセスです。クライアントとFormsランタイム・プロセス間に接続が確立されるとき、クライアントとランタイム・プロセスは接続を永続的にすることを要求します。
Formsリスナー・サーブレットは、サーブレット・エンジンで実行されるJavaサーブレットです。Webサーバーは、Formsリスナー・サーブレットに対するクライアント要求をサーブレット・インスタンスに直接ルーティングします。Webサーバーはクライアントにとってエンド・ポイントと同じ役割を持つため、他のサーバー・マシンおよびポートはファイアウォールに公開されなくなります。
「Forms Runtime Processes」ページには、ランタイム・プロセスごとにノード名とポートが表示されます。Formsリスナー・プロセスとFormsリスナー・サーブレット・プロセスは、ポート番号を調べることで区別できます。Formsリスナー・プロセスの場合のポートはFormsサーバー・マシンのポートで、Formsリスナー・サーブレット・プロセスの場合のポートはWebサーバーのポートです。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Activity Monitors」(「Activity」の下)
このリージョンには、システムのアクティビティ情報が表示されます。
「Database Sessions」グラフには、次に関連するデータベース・セッション数が表示されます。
ログイン・セッション
Oracle Applications Formsセッション
サービス
要求
「Concurrent Requests」グラフには、次のステータスになっている要求の数が表示されます。
Pending
Running
Waiting on a lock
InActive
Completed in the last hour
各ステータスのバーをクリックすると、そのステータスの要求の詳細情報にドリルダウンできます。
ナビゲーション: 「Site Map - Monitoring」>「Forms Sessions」(「Current Activity」の下)>(B)「Session Details」
このページには、選択したデータベース・セッションの詳細情報が表示されます。データベース・セッションを終了するには「Terminate」をクリックします。
Form NameまたはService Name
Username
Responsibility
Logon Time
Serial Number
OS PID
Status
Session ID
Oracle SPID
User
SQL Hash: 表示される値がリンクの場合は、それをクリックして現在実行中のSQL文とその実行計画を示すページを表示できます。実行計画の詳細は、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。
OS User
Machine
Process
Terminal
Module
Module Hash
Action
Program
Event
Wait Time
Timeouts
Average Wait
Total Wait
Maximum Wait
トレース・オプションを必要なレベルに設定します。使用可能なオプションは次のとおりです。
Normal Trace
Trace with Waits
Trace Off
Trace with Binds
Trace with Binds and Waits
「Tracing Options」の変更内容を適用するには「Apply」をクリックします。現行のトレース情報を表示するには「View Trace」をクリックします。
次の情報が表示されます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Invalid Objects」(「Current Activity」の下)
このページには、データベース内の無効なオブジェクトが表示されます。無効なオブジェクトを削除するには、APPSスキーマをコンパイルする方法(APPSスキーマ内の無効なオブジェクトの場合)と、データベースに用意されているスクリプトを実行する方法(その他の無効なオブジェクトの場合)があります。オブジェクトのコンパイルの詳細は、『Maintaining Oracle Applications Documentation Set』を参照してください。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」(サブタブ)>「Current Activity」(ヘッダー)>「Forms Runaway Process」(リンク)「Overview」
このページにアクセスするには、「Forms Runtime Processes」ページで「View Runaways」ボタンをクリックする方法もあります。
E-Business Suiteを実行するには、多数のシステム・レベル・プロセスを作成する必要があります。プロセスが正常に動作せず、システム・パフォーマンスを低下させる場合もあります。Oracle Applications Managerでは、次の操作を実行できます。
リソース集中型処理を追跡するためにしきい(最大メモリー・サイズ、最大CPU率、分単位の最大継続時間)を構成します。これらの設定は、「Apply」をクリックすると即時に有効になります。これらの設定は、「Applications Dashboard」でシステム・アラートの呼出しに使用されます。
集中型処理のユーザー名とIPアドレスを確認します。
処理を終了します。
OAM Generic Collection Service(すべてのFormsノードで実行されるバックグラウンド・プロセス)のパラメータを確認します。
関連ログ・ファイルを開きます。
メモリー、CPUおよび継続時間のしきいを定義できます。メモリーは、プラットフォームに応じてプロセス・メモリー・サイズ、常駐セット・サイズまたは仮想メモリー・サイズ合計を指します。UNIXプラットフォーム上では、CPUはプロセスの累積実行時間を指します。Windows NTシステムでは、CPUはCPメモリーからプラットフォームに応じてプロセス・メモリー・サイズ(KB)、常駐セット・サイズまたは仮想メモリー・サイズ合計を差し引いた値です。UNIXでは、CPUはCPU使用率です。システムにUNIXノードとWindows NTノードの両方が存在する場合、CPUはCPU使用率を指します。いずれの場合も、継続時間は接続確立後の経過時間合計を指します。
各しきいのデフォルト値は次のとおりです。
最大メモリー: 1.0 MB
最大CPU: 25%
最大継続時間: 20.0分
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」(タブ)>「Applications Usage Reports」(「Usage」の下)
「Applications Usage」ページには、次の各ページへのリンクが含まれています。
Products Installed
Application Users Per Module Summary
Page Access Tracking and Sign-On Audit: Configuration、Reports
Applications Usage Reports: Purchase Lines Processed、Order Entry Lines Processedなど
ナビゲーション:
「Applications System」>(B)「Configuration」>「Products Installed」
または
「Applications System」>(メニュー)「Applications Usage」>(B)「Go」>「Products Installed」
このページには、Oracle Applications製品に関する次の情報が表示されます。
Application Short Name
Application Name
Version
Status: 製品のステータスは「Installed」、「Shared」または「InActive」です。「Installed」は、その製品がライセンス取得済でインストール済であることを示します。「Shared」ステータスは、他の製品が依存する製品に使用されます。「Installed」または「Shared」のどちらでもない製品は、「InActive」ステータスです。
ナビゲーション: 「All Applications Systems」>(プルダウン・メニュー)「Applications Usage」>(B)「Go」>「Application Users Per Module Summary」
このページには、Oracle Applicationsモジュールに関する次の情報が表示されます。
Application Short Name
Module Name
Count: 現行のユーザー数。
左側で対応するラジオ・ボタンを選択して「View Details」ボタンをクリックすると、特定のモジュールの詳細を表示できます。次の情報を示すページが表示されます。
Module Name
User Name
Description of User
Creation Date of User
Last Log On Date
「Show All」をクリックすると、全ユーザーのリストを印刷可能な書式が表示されます。「Show All」形式で「Show Set」をクリックすると、そのリストが表形式で表示されます。
「Page Access Tracking and Sign-On Audit」では、使用パターン分析とパフォーマンス統計のために、Oracle Applications JSPとOracle Formsのアクセスが追跡されます。「Reports」画面には、ユーザー・セッション中のテクノロジ・スタックにまたがるアクセス・フロー全体が表示されます。また、収集されたメトリックも集計され、統計要約が表示されます。
これらのレポートを使用して、特定のアプリケーション使用に関する情報を収集します。ライセンス管理サービス・アナリストから、この種の情報を収集するように依頼されることがあります。また、これらのレポートを担当のモニタリングに使用することもできます。
次のレポートでは、指定した期間中の各種ライセンス・メトリックに関する情報を生成できます。ただし、ライセンス管理には期間として12か月が使用されます。
これらのレポートでは、「Purchase Line」ライセンス・メトリックに関する情報が生成されます。「Purchase Line」は、12か月の期間中にアプリケーションで処理済の購買明細品目の合計数として定義されます。複数の購買明細が1件の購買依頼または発注に対して作成される場合や、他のOracle Applicationsプログラムにより自動的に生成される場合があります。iProcurementの場合、「Purchase Line」はiProcurementで作成された承認済購買依頼上の全明細品目としてカウントされます。iSupplier PortalおよびPurchasing Intelligenceの場合は、各アプリケーションを介して処理された発注上の明細品目としてカウントされます。これには、同じ発注での通信は含まれません。各アプリケーションでは、追加の「Purchase Line」ライセンスを取得しないかぎり、12か月の期間中に「Purchase Line」ライセンス数を超えることはできません。取得する「Purchase Line」ライセンス数は、プログラムごとに異なっていてもかまいません(iProcurementの「Purchase Line」数は、iSupplier Portalに比べて少なくできます)。
iSupplier Portalの場合は、Suppliersスクリプトを使用して仕入先と仕入先IDのリストを生成します。この情報を、iSupplier Portalに対して「Purchase Line Items Processed」レポートを実行するときに使用できます。
このレポートは、「Order Line」ライセンス・メトリックに使用されます。このメトリックは、12か月の期間中にプログラムで処理された受注明細品目の合計数として定義されます。複数の受注明細品目が個別の顧客受注または見積の一部として入力される場合や、Oracle Configuratorにより自動的に生成される場合があります。12か月の期間中に「Order Line」ライセンス数を超えることはできません。
このレポートは、「Expense Report」ライセンス・メトリックに使用されます。このメトリックは、12か月の期間中にiExpensesで処理された経費精算書の合計数として定義されます。12か月の期間中に「Order Line」ライセンス数を超えることはできません。
このレポートは、「Invoice Line」ライセンス・メトリックに使用されます。このメトリックは、12か月の期間中にプログラムで処理された請求書明細品目の合計数として定義されます。追加の「Invoice Line」ライセンスを取得しないかぎり、12か月の期間中に「Invoice Line」ライセンス数を超えることはできません。
このページを使用して、シード済スクリプトやカスタム・スクリプトを実行します。
ナビゲーション: 「Site Map」>「SQL Extensions」(「Others」の下)
「Focus」列のアイコンをクリックすると、選択したグループのレポートのみが表示されます。
グループに含まれているレポートの表示と非表示を切り替えるには、グループ名の隣の「Hide/Show」アイコンを使用します。
レポートごとに次の列が表示されます。
Name: レポート詳細を表示するレポートの名称をクリックします。
Description
Protected: 「Locked」アイコンは、レポートの発行にパスワードが必要であることを示します。
Run Report: この列のアイコンをクリックしてレポートを実行します。パスワードまたはパラメータが必要な場合は、「SQL File Details」ページが表示されます。それ以外の場合は、「Results」ページにレポート出力が表示されます。
表示されたレポートをメタデータ・ファイルから再ロードするには、「Reload」ボタンを使用します。
カスタム・スクリプトをOracle Applications Managerで自動的に検出させて、「SQL Extensions」ページから実行可能にすることができます。
新規のSQLスクリプトを作成します。同じファイルに複数のSQL文を記述できます。たとえば、"Get Sysdate": sysdate.sqlというレポートを作成します。
<APPL_TOP>/adminの下に、カスタムSQLファイル用のディレクトリ/custom/sqlを作成します。ディレクトリ構造は<APPL_TOP>/admin/custom/sqlとなります。
SQLファイルを<APPL_TOP>/admin/custom/sqlディレクトリにコピーします。
Oracle Applications Managerにログインして「Site Map」>「SQL Extensions」の順にナビゲートします。
検出されたSQLファイルがDefaultCグループに表示されます。
ファイルの検出後に、これらのスクリプトのグループ、保護および実行方法をカスタマイズできます。
自動的に検出されたスクリプトのグループ、保護、レポート書式またはドリルダウンをカスタマイズするには、<APPL_TOP>/admin/custom/xmlにあるoamcustext.amxを編集する必要があります。
oamcustext.amxファイルには、検出されたスクリプトごとに、グループ、保護およびレポート書式を定義する次のようなエンティティが含まれています。
<cReport type="SQL" group="DefaultC">
<title>sysdate.sql</title> <script name="sysdate.sql" protected="yes" execMode="SQLPLUS" parameters="unknown">
</script>
</cReport>
レポートの表示グループを変更する手順は、次のとおりです。
oamcustext.amxファイル内で、groupの値をレポートの表示グループ名に変更します。たとえば、groupをCustom Reportsに変更するには、次のようにします。
<cReport type="SQL" group="Custom Reports">
<title>sysdate.sql</title>
<script name="sysdate.sql" protected="yes" execMode="SQLPLUS"
parameters="unknown">
</script>
</cReport>
Oracle Applications Managerにログインして「SQL Extensions」ページにナビゲートします(「Site Map」>「SQL Extensions」)。
「Reload」ボタンをクリックしてメタデータを再ロードします。スクリプトが新規グループに表示されます。
レポートに設定されているパスワード保護を変更する手順は、次のとおりです。
スクリプトのパスワード保護を有効化する場合は、oamcustext.amxファイル内でprotectedの値をyesに設定します。パスワード保護を削除する場合はnoに設定します。たとえば、保護をnoに設定すると、次のようになります。
<cReport type="SQL" group="Custom Reports">
<title>sysdate.sql</title>
<script name="sysdate.sql" protected="no" execMode="SQLPLUS" parameters="unknown">
</script>
</cReport>
Oracle Applications Managerにログインして「SQL Extensions」ページにナビゲートします(「Site Map」>「SQL Extensions」)。
「Reload」ボタンをクリックしてメタデータを再ロードします。スクリプトが「Unlocked」アイコンとともに表示されます。
oamcustext.amxファイル内で、execModeの値をテキスト形式の場合はSQLPLUS、HTML形式の場合はJDBCに設定します。たとえば、レポート書式をHTMLに設定すると、次のようになります。
<cReport type="SQL" group="Custom Reports">
<title>sysdate.sql</title>
<script name="sysdate.sql" protected="no" execMode="JDBC" parameters="unknown">
</script>
</cReport>
Oracle Applications Managerにログインして「SQL Extensions」ページにナビゲートします(「Site Map」>「SQL Extensions」)。
「Reload」ボタンをクリックしてメタデータを再ロードします。
HTML形式で定義されたレポートの場合は、スクリプトの結果から他のOracle Applications Managerページへのドリルダウンを提供できます。現在は、REQUEST_IDに基づく要求とAUDSIDに基づくデータベース・セッション情報で、ドリルダウンがサポートされています。
例:
SQLスクリプトがレポートの第1列としてREQUEST_IDを戻す場合は、それをクリックして次のように「Request Details」ページにリンクできます。
execMode="JDBC"に設定されていることを確認します。
SQLスクリプトのエントリに次のように追加します。
<keyColumns>
<column position="1" key="REQUEST_ID"/>
</keyColumns>
position="1"は、REQUEST_ID列がSELECT文でレポートされる第1列であることを示します。現在、キー属性に可能な値はREQUEST_IDとAUDSIDです。
SQLスクリプトの新規エントリ全体は次のようになります。
<cReport type="SQL 'group="Custom Reports">
<title>sysdate.sql</title> <script name="sysdate1.sql" protected="no" execMode="JDBC"
parameters="unknown">
</script>
<keyColumns>
<column position="1" key="REQUEST_ID"/>
</keyColumns>
</cReport>
SQLスクリプトを実行しようとしたときに次のエラー・メッセージが表示される場合。
An error has occurred!
<filename>(No such file or directory)
SQLファイルが<APPL_TOP>/admin/custom/sqlにありません。このディレクトリにファイルをコピーしたことを確認してください。
SQLスクリプトが入力パラメータを取る場合は、「Input Parameters」テキスト・フィールドでパラメータを1行に1つずつ指定していることを確認してください。必要なパラメータを指定しないと、結果にエラーが含まれます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「SQL Extensions」>(レポート名を選択)
このページには、レポート定義に基づいて次のような情報が表示されます。
Description
Report Format: 「Html」または「TEXT」。
Applications Schema Password: レポートがパスワードで保護されている場合は、ここにパスワードを入力します。
Input Parameters: 必須またはオプションのパラメータがあれば入力します。
「Run Report」ボタンをクリックすると、このウィンドウからレポートを実行できます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「SQL Extensions」(「Run Report」)
このページの内容と書式は、実行したレポートに応じて異なります。
HTML形式で戻されるレポートの結果の場合は、特定の列値でレポートをフィルタリングできます。
このページからレポートを再実行するには、「Refresh」ボタンをクリックします。
レポートの結果をサポート・カートに追加するには、「Add to Support Cart」をクリックします。
「System Alerts」、「Metrics」および「Logs」の各画面には、潜在的な問題の診断に役立つ情報を表示できます。たとえば、構成の問題、日常的な保守タスクの期限超過および無効なデータなどは、自動化された応答または手動操作を必要とする重大な問題を生じる可能性があります。
Oracle E-Business Suiteアプリケーションでは、このような潜在的な問題をOracle Applications Managerにシステム・アラートとしてレポートできます。これらのアラートはOAMで追跡でき、管理者はアラートをオープンまたはクローズ済として分類したり、基礎となる問題を解決するために実行したステップを記録できます。
また、問題によっては、パフォーマンス・メトリックの外部分析を経由する方が容易に検出できる場合があります。外部分析では、現在と過去のメトリック値の比較、複数の製品やコンポーネントからのメトリックとエンド・ユーザー定義の例外トリガーの考慮が容易です。このような例外には、コンポーネントの取引スループットの減少や、ビジネス・プロセス完了までの所要時間の長期化などがあります。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「System Alert」(「Current Activity」の下)
コンカレント・プログラム、フォーム、サービス・インスタンスまたは機能など、アプリケーション・システムのコンポーネントは、その開発者により定義された特定のエラー条件の発生中に例外メッセージを転記できます。システム・アラートという用語は、同じメッセージを使用する例外のグループを指します。オカレンスという用語は、このようなグループの各メンバー例外を指します。各アラートは重要度(重大、エラーまたは警告)とカテゴリ(システムまたは製品)に関連付けられています。
このページには、システム・アラートの要約と新規アラートのリストが表示されます。
アラートは重要度レベル別に次のように分類されます。
Critical: このアラートは、重要なビジネス・フローが妨げられること、または多数のユーザーが影響を受けることを示します。
Error: このアラートは、重要度が低く、個別的な問題を示します。
Warning: このアラートは、ユーザーまたはビジネス・プロセスに悪影響を及ぼしかねないことを示します。
また、アラートは「New」または「Open」としてもマークされます。「New」は、アラートがシステムに転記されただけであることを示します。「Open」は、アラートが解決中であることを示します。
「Summary」リージョンでは、アラートは重要度とステータス(「New」または「Open」)に従ってグループ化されます。「New」または「Open」列は、指定の重要度で存在するアラートの件数を示します。件数をクリックすると、アラートの詳細にドリルダウンできます。
新規の例外が転記される場合に、同じメッセージを使用するアラートがすでに存在していて「New」または「Open」ステータスになっている場合、新規の例外は既存アラートのオカレンスとみなされます。同じメッセージを使用するアラートが存在しない場合、新規のアラートが(「New」ステータスで)作成され、この例外はこのアラートの第1オカレンスとなります。新規に作成されたアラートについては、サブスクリプション通知も送信されます。
OAMでは、アラート(および関連オカレンス)のステータスを変更できます。新規アラートのステータスを「Open」に変更し、その例外が確認済で問題を解決中であることを示すことができます。問題が解決された後、アラートのステータスを「Closed」に変更できます。また、問題の解決方法などを示す通知をアラートに追加することもできます。
表示されるボタンを使用すると、アラートの検索、オカレンスの検索およびアラートの通知設定の表示ができます。
Oracle Applications Managerには、システム管理者にOracle Applicationsの潜在的な問題を通知する「System Alerts」機能があります。「Unexpected」レベルで記録されたOracle Application Object Libraryメッセージに対して、OAMはシステム・アラートを生成できます。システム管理者はこれらのアラートを積極的に確認し、問題が解決したらアラートをクローズする必要があります。ただし、なんらかの理由でアラートがクローズされていない場合、多量の新規システム・アラートによってシステムがアラート、オカレンス、ビジネス・イベント、通知で溢れかえる可能性があります。Oracle Applicationsには、新規システム・アラート数を制御してシステム・アラートの氾濫を回避するメカニズムがあります。
デフォルトでは、システムで生成される新規アラートは500のみです。新規システム・アラートがこの上限に到達すると、新規アラートまたは通知は生成されなくなり、メッセージが「System Alert and Metric」ページに表示されます。アラート機能を再度有効化するには、システム管理者は既存の新規アラートのステータスをOAMで変更する必要があります。Oracle Applicationsでは、「System Alert and Metrics」で「System Alert Setup」ボタンを使用して、デフォルトのしきい値を変更することもできます。「Setup」ページからアラートごとのオカレンス数を変更することもできます。デフォルトでは、アラートごとに50オカレンスのみが記録されます。
「Setup」ページでは、特定の重要度のシステム・アラートを有効にするコントロールも用意されています。重要度「Critical」が選択されている場合、重大なアラートのみが記録されます。「None」が選択されている場合、システム・アラートは完全に無効化され、新規アラートは生成されません。
このページには、特定のシステム・アラートに関連した詳細が表示されます。重要度、カテゴリ、ステータス、作成日および例外メッセージなど、アラートの要約情報が含まれます。オカレンス表には、このアラートのオカレンスが個別に要約されます。オカレンスを選択して「View Details」をクリックすると、個々のオカレンスのコンテキスト詳細にドリルダウンできます。
このページから、アラートのステータスを変更したり、「Add Notes」ページにナビゲートしてアラートに通知を追加することもできます。
このページでは、重要度、カテゴリ、ステータスおよび記帳日を指定してアラートを検索できます。検索結果は、「System Alerts」ページの「New Alerts」セクションと同じ表形式で表示されます。通知を追加したり、結果表に表示されるアラートのステータスを変更することもできます。
このページからオカレンスを検索するには、「Search Occurrences」をクリックします。
このページでは、様々な基準を指定してアラートのオカレンスを検索できます。問合せ基準は、次のグループに分類されています。
System Alert: このセクションの基準は、オカレンスが属しているアラートに関係しています。
Component: このセクションの基準は、オカレンスが記録されたコンポーネントに関係しています。
User and Responsibility: このセクションの基準は、アラートを生成したコンポーネントを使用していたユーザーと職責に関係しています。
Database Sessions: このセクションの基準は、例外が記録された取引に関連したデータベース・セッションに関係しています。
Others: オカレンスに関連するその他の基準。
このページの結果表からドリルダウンして、各オカレンスのコンテキスト詳細を表示できます。また、ドリルダウンして各オカレンスが属するアラートの詳細を表示することもできます。
このページからアラートを検索するには、「Search Alerts」をクリックします。
このページには、個々のアラート・オカレンスに関連したコンテキスト全体の情報が表示されます。このページは次の3つのセクションにわかれています。
Summary: このセクションには、オカレンスが属するアラートに関連した情報が表示されます。
Context: このセクションには、すべてのコンテキスト情報が表示され、さらに次のサブセクションにわかれています。
Component: アラート・オカレンスが記録されたコンポーネントの名称とアプリケーション。
User and Responsibility: アラート・オカレンスが記録されたコンポーネントを実行したユーザーのユーザー名、職責およびアプリケーション。
Database Sessions: アラートが記録された取引のデータベース・セッションに関連したデータベース・セッションID、データベース・インスタンス、セッション・モジュールおよびセッション処理。
Others: セッションID、ノード、セキュリティ・グループ、プロセスID、スレッドID(該当する場合)およびJVM ID(該当する場合)などのその他の情報。
このページの第3セクションは、アラート・オカレンスが記録された取引のタイプに応じて異なります。次のタイプが考えられます。
Concurrent Request: 取引がコンカレント要求の場合は、要求ID、コンカレント・プログラム名、要求ログへのリンクおよび出力ファイルへのリンクが使用可能です。「Request ID」リンクを使用すると要求詳細にドリルダウンできます。また、ドリルダウンして関連システム・ログを表示し、同じ取引中に記録された他のログ・メッセージを表示することもできます。
Concurrent Processes: 取引タイプが(サービス・インスタンスに属している)コンカレント処理の場合は、このセクションからサービス・インスタンス名、コンカレント処理IDおよびマネージャ・ログへのリンクを表示できます。
Form: フォームからの取引の場合は、このセクションにフォーム名が表示されます。
ICX: ICXタイプの取引の場合は、このセクションにICX取引IDが表示されます。
さらに、取引タイプに関係なくドリルダウンして関連システム・ログを表示し、同じ取引中に記録された他のログ・メッセージも表示できます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「System Alert」(「Current Activity」の下)>「Metrics」(タブ)
Oracle Applicationsコンポーネント内ですべての例外条件を即時に直接検出できるわけではありませんが、外部分析を使用する方が適切な検出結果が得られます。一部は、コンポーネントの取引スループットの減少や、ビジネス・プロセス完了までの所要時間の長期化など、特定の基準を測定することで検出されます。外部分析では、現在と過去のメトリック値の比較、複数の製品やコンポーネントからのメトリックとエンド・ユーザー定義の例外トリガーの考慮が容易です。これらの例外は、アラートについて特定のトリガー条件を指定するOracle Enterprise Managerでのイベントと類似しています。
「Application」、「Component」、「Posted After」日付または「Posted Before」日付に基づいてメトリックを検索できます。
詳細基準に基づいてメトリックを検索するには、「Advanced Search」ボタンをクリックします。
このページでは、関連コンテキスト情報に基づいてメトリックを検索できます。問合せ基準は、次のグループに分類されています。
Metrics: このセクションの基準は、メトリック・コード、メトリック値およびメトリックの記録日など、メトリック自体に関係しています。
Component: このセクションの基準は、メトリックが記録されたコンポーネントに関係しています。
User and Responsibility: このセクションの基準は、メトリックを生成したコンポーネントを使用していたユーザーと職責に関係しています。
Database Sessions: このセクションの基準は、メトリックが記録された取引に関連したデータベース・セッションに関係しています。
Others: このグループには、ノード、セキュリティ・グループ、プロセスID、スレッドIDおよびJVM IDなど、その他の基準が含まれます。
結果表からドリルダウンして、各メトリックのコンテキスト詳細を表示できます。
「System Metrics」結果表には、次の情報が表示されます。
Component: アプリケーション・コンポーネント。コンポーネントは、コンカレント・プログラム、フォームまたはWebアプリケーション機能などの機能単位です。
Application: メトリックの所有アプリケーション。
Metric Code: メトリックの内部名。
Value: メトリックの値。
Metric Type: メトリックのデータ型。
Time: メトリックの測定時刻。
このページには次の情報が表示されます。
Summary
Metric Code
Metric Type
Metric Value
Time Posted
Context
Component:
Name
Application
Database Sessions
AUDSID
DB Instance
Session Module
Session Action
User and Responsibility
User
Responsibility
Application
Others
Session ID
Node
Security Group
Process ID
Thread ID
JVM ID
Request Summary
Request ID: 要求IDをクリックすると、その要求の詳細が表示されます。
Request Log: 「View」をクリックすると要求ログが表示されます。
Program Name: プログラム名。
Output Files: 「View」をクリックすると出力ファイルが表示されます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Logs」(「Current Activity」の下)
システム・ログは、Oracle Applicationsシステム・コンポーネントにより記録されるメッセージです。ロギングの管理および開発の詳細は、『Oracle Applications Supportability Guide』を参照してください。
ログ・メッセージには一連の包括的コンテキスト情報が含まれており、システムの問題を絞り込んで診断する上で役立ちます。(最も重要なものから順に)次のレベルがあります。
6 - Unexpected: 内部で未処理のソフトウェア障害の障害レポートに使用されます。例: 「Failed to place order due to NullpointerException」
5 - Error: 外部エンド・ユーザー・エラーの障害レポートに使用されます。例: 「Invalid username/password」
4 - Exception: 内部で処理済のソフトウェア障害の障害レポートに使用されます。例: 「User Session timed out」
3 - Event: 高レベルの進捗レポートに使用されます。例: 「Order placed successfully」
2 - Procedure: APIレベルの進捗レポートに使用されます。例: 「Entering or exiting an API」
1 - Statement: 低レベルの進捗レポートに使用されます。例: 「Processing records within an API」
システム・ログ画面では、データベースに保存されているログ・メッセージを操作できます。メッセージを中間層ファイルに格納するようにロギングが構成されている場合、そのログ・メッセージはUI画面で参照できないことに注意してください。また、ログ・メッセージは通常はシステム・アラートを呼び出しますが、そのメッセージがデータベースのかわりにファイルに送信される場合、システム・アラートは呼び出されません。
ここでは、システム・ログ画面で効率的に作業する方法について説明します。
単純検索の実行
拡張検索の実行
検索結果での作業
ログ・メッセージ詳細の表示
ロギングの設定
単純検索の場合は、次の基準に基づいてログ・メッセージを検索できます。
「Posted After」日付
デフォルト値は今日の日付です。
「Posted Before」日付
デフォルト値は翌日の日付です。
Component Application
Component
Module
Level
必要に応じて各フィールドに値を入力し、「Go」をクリックして検索を実行します。
拡張検索を実行するには、「Advanced Search」ボタンをクリックします。次の検索基準を任意に組み合せて使用できます。
Logged From
Logged To
デフォルトの時間間隔は、今日の午前12:00から翌日の午前12:00までです。
Application
Responsibility
User
Log Level
Module
Message
Host
Java Virtual Machine
Database Session ID
Security Group
Database Instance
このページの値リストには、既存のログ・メッセージに反映されている値のみが表示されます。たとえば、「User」値リストには、1つ以上のログ・メッセージで指定されているユーザーのみが表示されます。Oracle Applicationsユーザー・リスト全体は表示されません。また、値リストは、このページに入力した他の検索基準でさらにフィルタリングされます。
オプションで、コンポーネント・タイプに応じた検索を実行できます。「Component」リージョンで、ドロップダウン・リストからタイプを選択します。ページがリフレッシュされて検索フィールドが追加表示されます。たとえば、「Concurrent Programs」を選択した場合は、コンカレント・プログラム・アプリケーションまたはコンカレント・プログラム名で検索できます。
検索を実行すると、「System Log Summary」表に、戻されたログ・メッセージの数とログ・レベルごとの数が表示されます。
個々のログ・メッセージは「System Log Details」表に表示されます。ログ・メッセージごとに順序番号、モジュール、ログ・レベル、ユーザーおよび時刻が表示されます。個々のメッセージまたはユーザーからドリルダウンして詳細を表示できます。
戻されたログ・メッセージをすべてダウンロードするには、「Download All」ボタンをクリックします(この場合、現在のページに表示されているメッセージのみでなく、すべてのログ・メッセージがダウンロードされます)。ダウンロード可能なファイルは、カンマ区切りのCSVファイルです。
現在表示されているログ・メッセージから選択してダウンロードするには、表から選択して「Download」ボタンをクリックします。
また、「Add to Support Cart」ボタンをクリックすると、すべての検索結果を保存できます。
Module: FND_LOG APIコールで指定されているコード・ユニット。モジュールには、PL/SQLストアド・プロシージャ、CファイルまたはJavaクラスなどがあります。
Level
Time Posted
Message Text
Component: Name、Application
User and Responsibility: User、Responsibility、Application
Database Sessions: AUDSID、DB Instance
Others: Session ID、Node、Security Group、Process ID、Thread ID、JVM ID
Request ID
Request Log
Program Name
Output Files
「Attachment」リージョンでは、付加的なコンテキスト情報(環境変数やファイル・バージョンなど)を使用できる場合があります。
オプションで、このページをサポート・カートに追加できます。
ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Logs」(「Current Activity」の下)>「Log Setup」(ボタン)
「Log Setup」画面では、ユーザー、職責、アプリケーションまたはサイトに従ってロギングを構成できます。また、有効になっている現行のJVMのJavaシステム・プロパティ設定も表示できます。Javaシステム・プロパティ設定により、他の設定がすべて上書きされることに注意してください。
次の手順では、特定のユーザーのロギングを設定する方法について説明します。職責またはアプリケーションの場合も手順は同じです。ユーザー設定により職責設定が上書きされ、職責設定によりアプリケーション設定が上書きされ、アプリケーション設定によりサイト設定が上書きされることに注意してください。表のNULL値は、設定がすぐ上位のプロファイル・レベルから継承されることを示します。
「User」表が表示されていない場合は、アイコンをクリックして表示します。
空白の「User Name」フィールドがある場合は、フラッシュライト・アイコンをクリックしてユーザー名を選択します。空白の「User Name」フィールドがない場合は、「Add Another Row」ボタンをクリックして表に空の1行を追加し、ユーザー名を選択します。
「Log Enabled」フィールドで「Null」、「Yes」または「No」を選択します。NULL値は、設定が上位レベルのプロファイル値から継承されることを意味します。
「Log Level」フィールドでログ・レベルを選択します。指定したレベルとそれより上位レベルのログ・メッセージが格納されます。
(オプション)「Midtier Log File Name」フィールドに、有効な中間層ファイル・パスを入力します。このフィールドを空白にすると、ログ・メッセージはデータベースに格納されます。注意: サーバーのPL/SQLメッセージは常にデータベースに記録されます。
(オプション)「Module」フィールドに、ロギングを使用可能にするモジュールを入力します。たとえば、fnd%と入力します。
「Apply」をクリックして作業内容を保存します。
サイト全体のロギングを設定する手順は、次のとおりです。
「Log Enabled」フィールドで「Null」、「Yes」または「No」を選択します。NULL値は、設定が上位レベルのプロファイル値から継承されることを意味します。
「Log Level」フィールドでログ・レベルを選択します。指定したレベルとそれより上位レベルのログ・メッセージが格納されます。4(Exception)、5(Event)または6(Unexpected)を選択することをお薦めします。4(Exception)より下位のレベルでロギングを使用可能にすると、システム・パフォーマンスに重大な問題が発生する可能性があります。
(オプション)「Midtier Log File Name」フィールドに、有効な中間層ファイル・パスを入力します。このフィールドを空白にすると、ログ・メッセージはデータベースに格納されます。注意: サーバーのPL/SQLメッセージは常にデータベースに記録されます。
(オプション)「Module」フィールドに、ロギングを使用可能にするモジュールを入力します。たとえば、fnd%と入力します。
「Apply」をクリックして作業内容を保存します。