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Oracle Workflow管理者ガイド
リリース12
E05663-01
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はじめに

対象読者

『Oracle Workflow管理者ガイド』へようこそ。

このマニュアルは、次に関する実務上の知識を持ったユーザーを対象としています。

Oracle Applications製品の詳細は、「関連ドキュメント」を参照してください。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト、http://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

このマニュアルの構成

1  Oracle Workflowの概要

この章では、ワークフロー・プロセスの概要とOracle Workflowの主な機能について説明します。


2  Oracle Workflowの設定

この章では、Oracle Workflowの要件とOracle Workflowをサイトで設定するための必須ステップについて説明します。


3  Oracle Workflowのセキュリティ

この章では、Oracle Workflowのセキュリティのアーキテクチャと構成について説明します。


4  Oracle Workflowホーム・ページ

この章では、Oracle Workflowホーム・ページについて説明します。管理者は、このホーム・ページからOracle WorkflowのWebベース機能に一元的にアクセスできます。


5  ワークフロー・プロセスのモニタリング

この章では、ワークフロー・プロセスのインスタンスをモニターする方法について説明します。


6  通知の管理

この章では、ユーザーの通知を管理する方法について説明します。


7  Oracle Workflow Manager

この章では、Oracle Applications ManagerのOracle Workflow Managerコンポーネントの使用方法について説明します。


8  Oracle Workflowローダー

この章では、ワークフロー・オブジェクト定義に対するアクセス保護と、これらの定義をデータベースとフラット・ファイルの間でロードする方法について説明します。


9  Oracle Workflowの管理スクリプト

この章では、ワークフロー管理者がOracle Workflowサーバー・インストールに対して実行できるSQLスクリプトについて説明します。


A  Oracle Workflow管理者のナビゲータ・パス

この付録では、Oracle Applicationsに対してシードされたOracle Workflow職責での、Oracle Workflow管理者Webページへのナビゲータ・パスについて説明します。


B  Oracle Workflow管理者パーソナライズ

この付録では、Oracle Application Framework Personalizationを介してOracle Workflow管理者のWebページに追加できる機能について説明します。


C  Oracle Workflowのパフォーマンスの概念

この付録では、Oracle Workflowの実行時にパフォーマンス改善のために使用できる概念と技法について説明します。


D  Oracle Workflowのプロファイル・オプション

この付録では、Oracle Workflowを構成するために設定できるプロファイル・オプションの一覧を提供します。


E  Oracle Workflowの診断テスト

この付録では、Oracle Workflowの設定をチェックするためにワークフロー管理者が実行できる診断テストについて説明します。


用語集

関連ドキュメント

このマニュアルは、リリース12のメディア・パックに同梱されているOracle Applications Documentation Libraryに収録されています。 http://otn.oracle.com/documentationのOracle Technology Networkからソフトコピー・マニュアルをPDFファイルとしてダウンロードできます。Oracle Applicationsリリース12のドキュメント・ライブラリには、リリース間で大幅に内容の変更されたドキュメントなど、最新情報が収録されています。 このマニュアルの変更の完全な詳細が必要な場合は、OracleMetaLinkの仮想ドキュメント・ライブラリから改訂バージョンを入手できます。

Oracle Applicationsリリース12の全マニュアルのリストは、OracleMetaLinkドキュメント394692.1の『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12』を参照してください。

このマニュアルで他のOracle Applicationsマニュアルに言及している場合は、リリース12のマニュアルを使用してください。

関連マニュアル

次の関連マニュアルを手元に用意する必要があります。 特定のインストール環境の要件によっては、他のマニュアルが必要になる場合もあります。

『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsデータの状態をモニターするために、定期アラートとイベント・アラートを定義する方法が記載されています。

『Oracle Applications概要』

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteリリース12のデプロイを計画中であるか構成の大幅変更を検討中の読者すべてを対象としています。 Oracle Applicationsのアーキテクチャとテクノロジ・スタックの説明に続いて、特定の目標を達成する上で必要な処理の概要と選択可能なインストールおよび構成オプションがトピック別に記載されています。

『Oracle Applications開発者ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applications開発スタッフが従う必要のあるコーディングの標準が記載されています。『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』に記載されている、Oracle Applicationsユーザー・インタフェースの実装に必要な、Oracle Applications Object Libraryコンポーネントについて説明します。また、カスタムのOracle Forms Developerフォームを作成してOracle Applicationsに統合する場合に役立つ情報も記載されています。

『Oracle Application Framework Developer's Guide』

このマニュアルには、Oracle Applications開発スタッフがOracle Application Frameworkでビルドしたアプリケーションの生成時に従っているコーディング標準が記載されています。 このマニュアルは、OracleMetaLinkからPDF形式で入手するか、Oracle Application Extensionを含むJDeveloper 10gでオンライン・マニュアルとして使用できます。

『Oracle Application Framework Personalization Guide』

このマニュアルでは、Oracle Application Frameworkでビルドされたアプリケーションのパーソナライズについて設計時と実行時の側面から説明されています。

『Oracle Applications インストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法』

このマニュアルは、Oracle Applicationsのインストールまたはアップグレード担当者を対象としています。 Oracle Applicationsリリース12のフレッシュ・インストールを実行するため、またはリリース11iからリリース12へのアップグレードの一環としての、Rapid Installの実行ステップが記載されています。また、テクノロジ・スタック・コンポーネントのみをインストールする特別な状況に該当する場合の必要なステップも説明されています。

『Oracle Applications Supportability Guide』

このマニュアルには、システム管理者とカスタム開発者を対象とした、Oracle DiagnosticsおよびLogging Frameworkに関する情報が記載されています。

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』マニュアル・セット

このマニュアル・セットは、Oracle Applicationsのシステム管理者を対象とした計画およびリファレンス情報を提供します。 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』には、コンカレント・プログラムとマネージャの定義、Oracle Applications Managerの機能の有効化およびプリンタとオンライン・ヘルプの設定など、システム構成ステップに関する情報が記載されています。 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』には、Oracle Applications Managerによるシステムのモニター、コンカレント・マネージャとレポートの管理、診断ユーティリティの使用、プロファイル・オプションの管理およびアラートの使用など、日常的なタスクに関する情報が記載されています。 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』では、ユーザー管理、データ・セキュリティ、機能セキュリティ、監査およびセキュリティ構成が説明されています。

『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsのユーザー・インタフェース(UI)を使用したナビゲート、データの入力、問合せおよびレポートの実行の方法が記載されています。 また、ユーザー・プロファイルの設定およびコンカレント要求の実行と検討に関する情報も記載されています。

『Oracle Integration Repository User's Guide』

このマニュアルでは、アプリケーション間の統合を生成するためのビジネス・インタフェースの調査とデプロイにおける、Oracle Integration Repositoryの使用方法が説明されています。

『Oracle Workflow開発者ガイド』

このマニュアルは、新しいワークフロー・ビジネス・プロセスを定義する方法と、既存のOracle Applicationsに組み込まれているワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法について記載されています。また、ビジネス・イベントやイベント・サブスクリプションを定義する方法やカスタマイズする方法についても記載されています。

『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、ユーザーがワークフローの通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行状況をモニターする方法について記載されています。

『Oracle Workflow APIリファレンス』

このマニュアルは、Oracle Workflowにアクセスする開発者と管理者に提供されるAPIについて記載されています。

『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』

のマニュアルでは、Oracle XML Gatewayの機能と、Oracle XML Gatewayアーキテクチャの各コンポーネント(Message Designer、Oracle XML Gateway Setup、Execution Engine、Message QueuesおよびOracle Transport Agent)が説明されています。 また、Oracle Workflowビジネス・イベント・システムおよびBtoB取引との統合についても説明されています。

統合リポジトリ

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されるサービス・エンドポイントに関する情報をコンパイルしたものです。 Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全なカタログを提供します。 このツールを使用すると、ユーザーはあらゆるシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に探してデプロイできます。

Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。 インスタンスにパッチを適用すると、環境内のインタフェースの正確なバージョンに適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。

Oracle Applicationsデータの変更を目的としたデータベース・ツール使用の禁止

特に指示がないかぎり、Oracle Applicationsデータの変更には、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたは他のツールを使用しないでください。

オラクル社は、Oracleデータベース内の情報の作成、格納、変更、取出しおよび保守に使用できるように、強力なツールを提供しています。ただし、SQL*PlusなどのOracleのツール製品を使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が破壊され、データ変更を監査できなくなる恐れがあります。

Oracle Applications表は相関関係を持っているため、Oracle Applicationsを使用して変更を加えると、一度に多数の表が更新される可能性があります。しかし、Oracle Applications以外のツールを使用してOracle Applicationsを変更すると、ある表の行を変更しても、関連する表にはそれに対応する変更が加えられない場合があります。表が相互に同期しなくなると、誤った情報を取り出したり、Oracle Applications全体で予測できない結果が生じる恐れがあります。

Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、変更が有効かどうかがOracle Applicationsによって自動的にチェックされます。Oracle Applicationsでは、情報を変更したユーザーが管理されます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報を格納する可能性があります。また、SQL*Plusおよびその他のデータベース・ツールでは変更の記録が保持されないため、情報を変更したユーザーを追跡できなくなります。