『Sun Blade X6275 M2 サーバーモジュールご使用にあたって』の概要
ハードウェア、ファームウェア、および BIOS に関する注意事項
位置特定 LED は 30 分間点灯したままになるようプログラムされている (6793865)
SP ILOM Web インタフェースの使用時に生成されるエラーメッセージを共有するポートを設定する (6895495)
ファームウェアのアップグレード中には、緑色の LED がゆっくり点滅 (1 Hz) するはずである (6862377)
file-upload コマンドに対する予期しない応答により、USB インタフェースを介した IPMIflash が失敗する (6856369)
パスフレーズを入力せずに設定のバックアップを実行しても、警告メッセージが表示されない (6859295)
CMM のリブート後、シャーシのホットインサートイベントが誤って記録される (6797938)
システム BIOS で設定したシリアルボーレートがサービスプロセッサに伝播されない (6784341)
複数の CLI セッションが開いていると、CMM ILOM が応答しなくなる (6780171)
CMM ILOM インタフェースを繰り返し使用すると、応答しなくなる (6798257)
start /SYS コマンドによるブレードの電源投入に関する注意事項 (6784708)
正しくない ipmiflash -I pci コマンドを発行すると、SP ネットワーク接続が失われる (6850823)
ブレードのバッチの電源を投入すると、ノードの電源を投入できなくなる場合がある (6813202)
SP のリブート後にホストの電源が投入されると、ソフト上限による電力制限が機能しなくなる (6890841)
「Power Management」->「Allocation」–>「Power Allocation Plan」の「Target Limit」の値は、ワット単位またはパーセントで指定できます。指定できる範囲は次のとおりです。
138 W (「Installed Hardware Minimum」の電力値) -
295 W (「Allocated Power」の電力値)
注 - 「Installed Hardware Minimum」の電力値は、設定可能な最小電力の推奨値で、参照値として扱う必要があります。
この最小値で電力を制限すると、次の 2 つの問題が発生します。
CPU のパフォーマンスが大幅に低下する。
CLI および ILOM SEL のログ (下記を参照) に、「電力値の違反」が記録される場合がある。この原因は、最小電力値の計算にあります。この計算を完璧に行うことは困難であり、コンポーネントや各種の使用パターンごとに計算の精度を考慮する必要があります。しかし、使用パターンによってシステムの電力を「Installed Hardware Minimum」の電力値以下にすることはできないため、違反状態が発生します。
ILOM Web インタフェースの「Power Management」の「Consumption」タブには、「Taget Limit」に関する次の警告が表示される場合があります。
ハード上限の場合: Warning: /Peak Permitted/ exceeds /Target Limit/
ソフト上限の場合: Warning: /Actual Power/ exceeds /Target Limit/
ILOM CLI では、イベントが次のように記録されます。
/SP/powermgmt/budget Properties: activation_state = enabled status = violation
ILOM SEL では、IPMI ログが次のように記録されます。
ID = 10e2 : 10/27/2009 : 14:28:56 : Power Supply : PWRBS : State Asserted
この問題を回避するには、この最小値で電力を制限しないようにします。