このマニュアルでは、Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアのパフォーマンス解析ツールについて説明します。コレクタおよびパフォーマンスアナライザという 2 つのツールを併用することによって、広範囲のパフォーマンスデータの統計的プロファイリングと多数のコールのトレースを行い、そのデータを関数、ソース行、および命令レベルでプログラム構造に関連付けます。
このマニュアルは、Fortran、C、C++、Java のいずれかのプログラミング言語に関する実用的な知識を持つアプリケーション開発者を対象にしています。パフォーマンスツールのユーザーは、Solaris オペレーティングシステムまたは Linux オペレーティングシステムと、UNIX® オペレーティングシステムのコマンドを理解している必要があります。パフォーマンス解析についての知識があると役立ちますが、ツールを使用する上では必須ではありません。
この Oracle Solaris Studio リリースは、SPARC および x86 ファミリ (UltraSPARC、SPARC64、AMD64、Pentium、Xeon EM64T) プロセッサアーキテクチャーを使用するシステムをサポートしています。使用の Solaris オペレーティングシステムのバージョンに対するシステムのサポート状況は、ハードウェア互換性リスト (http://www.sun.com/bigadmin/hcl) を参照してください。ここには、すべてのプラットフォームごとの実装の違いについて説明されています。
このドキュメントでは、x86 関連の用語は次のものを指します。
「x86」は、64 ビットおよび 32 ビットの x86 互換製品を指します。
「x64」は、AMD 64 または EM64T システムで、特定の 64 ビット情報を指します。
「32 ビット x86」は、x86 ベースシステムで特定の 32 ビット情報を指します。
サポートされるシステムについては、ハードウェアの互換性に関するリストを参照してください。
スレッドアプリケーションに対してパフォーマンスアナライザを使用する場合は、『Oracle Solaris Studio 12.2: スレッドアナライザユーザーズガイド』を参照してください。
パフォーマンスアナライザを使用してカーネルをプロファイルする場合は、Solaris 10 Software Developer Collection にある『DTrace User Guide』を参照してください。
このマニュアルには、詳細な関連情報を提供するサードパーティの URL が記載されています。
注 - このマニュアルで紹介するサードパーティ Web サイトが使用可能かどうかについては、Oracle は責任を負いません。このようなサイトやリソース上、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、広告、製品、またはその他の資料についても、Oracle は保証しておらず、法的責任を負いません。また、このようなサイトやリソースから直接あるいは経由することで利用できるコンテンツ、商品、サービスの使用または依存が直接のあるいは関連する要因となり実際に発生した、あるいは発生するとされる損害や損失についても、Oracle は一切の法的責任を負いません。
マニュアルには、次の場所からアクセスできます。
マニュアルは、次に示すマニュアル索引のページからアクセスできます。http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solarisstudio/documentation/index.html
IDE のオンラインヘルプは、IDE 内の「ヘルプ」メニューだけでなく、F1 キー、および多くのウィンドウやダイアログにある「ヘルプ」ボタンを使用してアクセスできます。
パフォーマンスアナライザおよびスレッドアナライザのオンラインヘルプは、これらのツール内の「ヘルプ」メニューだけでなく、F1 キー、および多くのウィンドウやダイアログボックスにある「ヘルプ」ボタンを使用してアクセスできます。
dbxtool および DLight のオンラインヘルプは、これらのツール内のの「ヘルプ」メニューだけでなく、F1 キー、および多くのダイアログボックスにある「ヘルプ」ボタンを使用してアクセスできます。
マニュアルは、技術的な補足をすることで、ご不自由なユーザーの方々にとって読みやすい形式のマニュアルを提供しております。アクセシブルなマニュアルは次の表に示す場所から参照することができます。
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追加リソースについては、次の Web サイトを参照してください。
マニュアルの品質や使いやすさに関するご意見やご提案をお待ちしています。間違いやその他の改善すべき箇所がありましたら、http://docs.sun.com で「Feedback」をクリックしてお知らせください。ドキュメント名とドキュメントの Part No.、および、可能な場合は章、節、ページ番号を記載してください。返答が必要な場合はお知らせください。
Oracle 技術ネットワーク では、Oracle ソフトウェアに関するさまざまなリソースを提供しています。
技術上の問題やソリューションについては、ディスカッションフォーラム を参照してください。
実践的なステップ・バイ・ステップのチュートリアルについては、Oracle By Example を参照してください。
サンプルコードのダウンロードについては、サンプルコード を参照してください。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P-1 表記上の規則
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コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename]
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename]
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename]
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename]
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。