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Oracle Solaris Studio 12.2: Fortran ユーザーズガイド
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  概要

2.  Solaris Studio Fortran の使用

3.  コンパイラオプション

4.  Solaris Studio Fortran の機能と相違点

5.  FORTRAN 77 の互換性: Solaris Studio Fortran への移行

A.  実行時のエラーメッセージ

B.  各リリースにおける機能変更

C.  Fortran 指令の要約

C.1 一般的な Fortran 指令

C.2 特殊な Fortran 指令

C.3 Fortran の OpenMP 指令

索引

C.1 一般的な Fortran 指令

f95 で受け入れられる一般的な指令ては、「2.3 指令」で説明します。

表 C-1 一般的な Fortran 指令の要約

書式
!$PRAGMA keyword ( a [ , a ] … ) [ , keyword ( a [ , a ] … ) ] ,…

!$PRAGMA SUN keyword ( a [ , a ] … ) [ , keyword ( a [ , a ] … ) ] ,…

1 桁目に指定する注釈指示子は、c, C!、または *. です。(これらの例では注釈指示子として ! を使用しています。f95 の自由形式では ! を使用する必要があります。

C 指令
!$PRAGMA C(list )

外部関数の名前リストを C 言語のルーチンとして宣言します。

IGNORE_TKR 指令
!$PRAGMA IGNORE_TKR {name {, name} ...}

コンパイラは、特定の呼び出しを解釈するとき、一般的な手続きのインタフェースで表示される仮引数名の型、種類、ランクを無視します。

UNROLL 指令
!$PRAGMA SUN UNROLL=n

コンパイラに、次のループは長さ n に展開できることを伝えます。

WEAK 指令
!$PRAGMA WEAK(name[ =name2])

name を弱いシンボル (weak symbol) または name2 の別名として宣言します。

OPT 指令
!$PRAGMA SUN OPT=n

副プログラムの最適化レベルを n に設定します。

PIPELOOP 指令
!$PRAGMA SUN PIPELOOP[= n]

ループの n 離れた反復間の依存性を宣言します。

PREFETCH 指令
!$PRAGMA SUN_PREFETCH_READ_ONCE (name )

!$PRAGMA SUN_PREFETCH_READ_MANY (name )

!$PRAGMA SUN_PREFETCH_WRITE_ONCE (name )

!$PRAGMA SUN_PREFETCH_WRITE_MANY (name )

名前の参照のために、先読み命令を生成するようにコンパイラに要求します。(-xprefetch オプションを指定する必要があります。このオプションはデフォルトで有効になっています。PREFETCH 指令は、—xprefetch=no でコンパイルし無効にします。ターゲットアーキテクチャーも PREFETCH 指令をサポートしている必要があり、コンパイラ最適化レベルは -xO2 より上に設定されている必要があります)

ASSUME 指令
!$PRAGMA [BEGIN} ASSUME (expression [ ,probability])

!$PRAGMA END ASSUME

プログラム内の特定の個所において、コンパイラが真であると想定できる条件について表明を行います。