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Oracle Solaris Studio 12.2: Fortran ユーザーズガイド
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  概要

2.  Solaris Studio Fortran の使用

3.  コンパイラオプション

4.  Solaris Studio Fortran の機能と相違点

5.  FORTRAN 77 の互換性: Solaris Studio Fortran への移行

5.1 互換性のある f77 機能

5.2 非互換性の問題

5.3 レガシー FORTRAN 77 でコンパイルされたルーチンでのリンク

5.3.1 Fortran 組み込み関数

5.4 f95 への移行についてのその他の問題

5.5 f77 コマンド

A.  実行時のエラーメッセージ

B.  各リリースにおける機能変更

C.  Fortran 指令の要約

索引

5.5 f77 コマンド

Solaris Studio ソフトウェアには、単独の FORTRAN 77 コンパイラ f77 は含まれていません。最近のリリースでは、FORTRAN 77 の機能の多くが Fortran 95 コンパイラである f95 に盛り込まれているため、レガシー FORTRAN 77 コンパイラの機能の多くは Fortran 95 コンパイラで利用できます。現在の Solaris Studio コンパイラリリースには、f77 スクリプトが用意されています。このスクリプトは、対応するデフォルトオプションのセットを含む f95 コンパイラを呼び出します。f77 の呼び出しは次と同じです。

f95 -f77 -ftrap=%none       

以前のリリースの f77 コンパイラでコンパイルされたライブラリルーチンにリンクする必要がある場合は、-xlang=f77 をコマンド行に追加します。ただし、コンパイルとリンクをそれぞれ別の手順で実行し、-xlang=f77-lM77-lF77、または -lsunmath を明示的に指定している場合は、cc または CC ではなく、f95 (または f77 スクリプト) でリンクする必要があります。また、-fast フラグを使用してコンパイルしている場合は、-fast がトラップモードを「common」に設定するため、-fast の後に -ftrap=%none を追加して、FORTRAN 77 の算術例外におけるトラップの動作を保持します。

f77 -fast -ftrap=%none       

f77 スクリプトを呼び出すと、f95 コンパイラを -f77 互換モードで使用していることを警告するメッセージが表示されます。このメッセージを表示しないようにするには、コマンド行に -errtags=INVOKE を追加します。詳細は、「3.4.23 -f77[= list]」 を参照してください。