Oracle Solaris Studio 12.2 IDE で追加または変更された機能は次のとおりです。
Qt アプリケーション開発フレームワークを使用すると、GUI フォーム、リソース、変換などの Qt ファイルを作成できます。
Run Monitor には、CPU、メモリー、スレッドの使用状況などのアプリケーション実行時に関する情報が表示されます。Solaris プラットフォームでは、 I/O 使用状況に加え、「スレッドの詳細」にてスレッドマイクロステートを追跡することができます。
コールグラフには、グラフィカル表示に加えて、選択した関数から呼び出されるすべての関数または選択した関数を呼び出すすべての関数のツリー表示が含まれるようになりました。
ハイパーリンクナビゲーションを使用して、オーバーライドされているメソッドからオーバーライドしているメソッドに、またその逆に、ジャンプできるようになりました。
ソースコードにコメントを追加して、関数、クラス、およびメソッドのドキュメントを生成できます。IDE は Doxygen 構文を使用するコメントを認識して、ドキュメントを自動的に生成します。
「オプション」ウィンドウの大域デバッグオプションが、「セッション起動」プロパティと「ウィンドウ」プロパティに再編されました。「プログラムが停止したら Dbx コマンドタブを前面に表示する」、「ブレークポイントを保存して復元する」、「開始プロセスへのステップを許可する」、「式の評価を吹き出し表示する」の 4 つのプロパティ設定が削除されました。
「局所変数」ウィンドウは「変数」ウィンドウになりました。
「新規ウォッチポイント」ボタンおよび「式評価」ボタンがデバッグツールバーから削除されました。
「呼び出し元を現在に設定」および「呼び出し先を現在に設定」ボタンが、デバッグツールバーから削除されました。
「再起動」ボタンがツールバーに追加されました。
「新規ブレークポイント」ダイアログボックスで、LWP、言語モード、および一時チェックボックスが削除されました。「条件」、「数」、「WhileIn」、および「スレッド」フィールドの配置が変更されました。「詳細/簡易表示」ボタンが削除されました。
複数のデバッグセッションがある場合、「セッション」ウィンドウが自動的に開きます。
「スタックの呼び出し」ウィンドウには最大で 40 フレームが表示されます。「増やす」をクリックすると、40 より多くのフレームを表示できます。
「変数」ウィンドウおよび「ウォッチポイント」ウィンドウは静的なメンバーを表示できます。
「変数」ウィンドウには、現在のソースコード行と前のソースコード行だけの変数を表示するためのボタンがあります。
「変数」ウィンドウには「新規ウォッチポイント」ボタンがあります。
「ディスアセンブラ」ウィンドウは「逆アセンブリ」に名前が変更されました。