Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0のドキュメントは、次のいくつかの方法で提供されます。
マニュアル -Oracle iPlanet Web Proxy Server4.0のマニュアルおよびリリース・ノートは、HTML形式および印刷可能なPDF形式で参照できます。
オンライン・ヘルプ - グラフィカル・インタフェースの「ヘルプ」ボタンをクリックすると、関連した内容のヘルプ・ウィンドウを検索できます。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14が、Oracle iPlanet Web Proxy Server4.0のドキュメント・セットの全体が更新された最後のリリースとなります。4.0.14リリースの後でOracle iPlanet Web Proxy Server 4.0のドキュメントに加えられた更新と修正は、このリリース・ノートに記載されています。を参照してください
この章には次の項が含まれます:
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0のドキュメントは次の場所にあります。
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/index.htm
表 3-1 Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14のドキュメント・セット
ドキュメントのタイトル |
内容 |
---|---|
リリース・ノート(このドキュメント) | Oracle iPlanet Web Proxy Serverリリースのサマリー。
|
Installation and Migration Guide | 以下のインストールおよび移行タスクの実行
|
管理ガイド |
次の管理タスクの実行
|
Configuration File Reference | 構成ファイルの編集 |
NSAPI開発者ガイド | カスタムNetscape Server Application Programming Interface (NSAPI)プラグインの作成 |
パフォーマンス・チューニング、サイズ調整およびスケーリング・ガイド |
パフォーマンスを最適化するためのOracle iPlanet Web Proxy Serverのチューニング |
次の項では、Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14のドキュメントに加えられた修正と更新について説明します。
この Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14+動作保証マトリックス には、現在(2011年4月時点)、動作保証されたJREバージョンとして1.6.0_19のみが示されています。
次に注意してください:
Oracle iPlanet Web Serverの4.0.13以前のリリースはJRE 5で検証されています(またJRE 5を含んでいます)。
4.0.14、4.0.15および4.0.16はJRE 5とJRE 6の両方で検証されていますが、これらのリリースにはJRE 5のみが含まれています。
4.0.17+: JRE 6のみで動作保証されています(またJRE 6のみを含んでいます)。
この キャッシュ・キャパシティの設定 に関する項(Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.13管理ガイド)では、キャッシュ・キャパシティは最大32GBまで可能と記載されています。
4.0.10リリースからは、管理インタフェースを使用して構成できる最大キャッシュ・キャパシティは128GBです。
注意: キャッシュ・キャパシティは、server.xml 構成ファイルを編集することによって、128GBより大きい任意の値(上限なし)に手動で構成できます。ただし、手動での構成方法を選択してキャッシュ・キャパシティを128GB未満の値に設定する場合、許可される値は125、250、500、1000、2000、4000、8000、16000、32000、64000、128000です。 |
この ログ形式 に関する項(Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンス)の表5-4に、使用可能なフレキシブル・ロギング・オプションが一覧表示されています。%Req->vars.xfer-time%
オプションがリストにありません。
%Req->vars.xfer-time%
オプションを使用して転送時間(秒単位)を記録できます。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.16では、AddLog
ディレクティブのflex-log
SAF用の新しいパラメータclf-request-leading-whitespace
がサポートされています。次の表に、この新しいパラメータに関する情報を示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
clf-request-leading-whitespace |
(オプション)リクエスト行の先行する改行を、サーバー・アクセス・ログに出力する前に除去するかどうかを示すブール値。
デフォルト値は 例: AddLog fn="flex-log" name="access" clf-request-leading-whitespace="no" |
flex-log
SAFのその他のパラメータの詳細は、次を参照してください: flex-log に関する項(Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンス)。
表 3-2には、4.0.14リリース以降にInit
ディレクティブのum-define-junction
SAFに追加された新しいパラメータが一覧されています。これらのパラメータは、Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンスでは説明されていません。
表 3-2 um-define-junction SAFの新しいパラメータ
パラメータ |
追加されたリリース |
説明 |
---|---|---|
set-cookie-domain-from およびset-cookie-domain-to |
4.0.16 | (オプション)これらのパラメータは、バックエンド・サーバーから受信するSet-cookie: ヘッダーのdomain パラメータを書き換えるためのターゲットおよび宛先の値を指定するために使用できます。 |
rewrite-set-cookie-domain |
4.0.16 | (オプション)このパラメータをtrue に設定すると、バックエンド・サーバーから受信するSet-cookie: ヘッダーのdomain パラメータが、プロキシ・サーバーのドメインに書き換えられます。
デフォルト値は |
insert-set-cookie-domain |
4.0.16 | (オプション)このパラメータは、domain パラメータを、バックエンド・サーバーから受信するSet-cookie: ヘッダーに挿入するために使用できます。 |
set-cookie-path-from およびset-cookie-path-to |
4.0.16 | (オプション)これらのパラメータは、バックエンド・サーバーから受信するSet-cookie: ヘッダーのpath パラメータを書き換えるためのターゲットおよび宛先の値を指定するために使用できます。 |
disable-javascript-rewrite |
4.0.15 | (オプション) has-javascript パラメータがyes に設定されている場合にJavaScript変数の名前に対してマッチングさせる正規表現。名前が正規表現にマッチした変数は書き換えられません (has-javascript がyes に設定されていると、通常であれば書き換えられます)。このパラメータのデフォルト値はありません。 |
この ログ形式 に関する項(Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンス)によると、%duration%
オプションは、サーバーがリクエストの処理に費やした時間をミリ秒単位で示すと説明されています。
明確な記述は次のとおりです:
SolarisおよびAIXでは、サーバーは時間をマイクロ秒単位で計算および記録します。
ただし、Windows、HP-UXおよびLinuxでは、サーバーは時間をミリ秒単位で計算し、マイクロ秒単位で記録します。
この ディレクトリ・サービスの構成 に関する項(Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14管理ガイド)には、ディレクトリ・サービスを作成する方法が説明されています。特定のプロキシ・サーバー・インスタンスで新規のディレクトリ・サービスを使用する場合、次の説明に従って選択する必要があります: ディレクトリ・サービスの選択 に関する項。
install-dir/proxyadmserv/config
ディレクトリに格納されているadmin.conf
ファイルは、Oracle iPlanet Web Proxy Serverが管理する内部構成ファイルです。このファイルは変更しないでください。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.15では<Client>
タグの新しいパラメータがいくつかサポートされていますが、これらのパラメータの説明を次の表に示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
date-start およびdate-end |
これら2つのパラメータは、時間間隔の開始日付と終了日付をそれぞれ指定します。これらはUNIXのdate コマンドの書式の値を取りますが、タイム・ゾーンの指定は除外します。さらに、date コマンドの書式の平日部分はオプションです。 |
day-start およびday-end |
これら2つのパラメータは、1月の中の日間隔の開始日と終了日をそれぞれ指定します。これらは1から31までの範囲の値を取ります。 |
month-start およびmonth-end |
これら2つのパラメータは、1年の中の月間隔の開始月と終了月をそれぞれ指定します。これらは値Jan 、Feb 、Mar 、Apr 、May 、Jun 、Jul 、Aug 、Sep 、Oct 、Nov およびDec を取ります。 |
time-start およびtime-end |
これら2つのパラメータは、1日の中の時間間隔の開始時間と終了時間をそれぞれ指定します。これらは、24時間形式の書式hour:minute:second の値を取ります。 |
weekday-start およびweekday-end |
これら2つのパラメータは、1週間の中の日間隔の開始日と終了日をそれぞれ指定します。これらは値Sun 、Mon 、Tue 、Wed 、Thu 、Fri およびSat を取ります。 |
例
次の例は、毎週火曜日から金曜日までの、午前9:00から午後5:00までの時間間隔を指定したものです。
<Client weekday-start="Tue" weekday-end="Fri" time-start="09:00:00" time-end="17:00:00">
次の例は、毎月1日から15日までの、午前12:00から午前4:00までの時間間隔を指定したものです。
<Client day-start="1" day-end="15" time-start="00:00:00" time-end="04:00:00">
表 3-3では、4.0.14より前のリリースに存在したhttp-client-config
SAFのパラメータを一覧表示しますが、これらのパラメータは、Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンス(http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1883/aebjw/index.html
)では説明されていません。
表 3-3 http-client-config SAFのパラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
forward-unread-request-body |
(オプション)このブール値パラメータは、リクエスト・ヘッダーとは別のTCPパケットとして到着したリクエスト本体を起点サーバーに転送するかどうかを示します。デフォルト値はfalseですが、これは、リクエスト・ヘッダーとは別のTCPパケットとして到着したリクエスト本体が起点サーバーに転送されないことを意味します。 |
rewrite-error |
(オプション)このブール値パラメータを有効にした場合、起点サーバーからエラー・ステータス(400以上のHTTPステータス・コード)が返されたときにプロキシ・サーバーがErrorステージを実行します。デフォルトで、このパラメータは無効です。 |
timeout |
(オプション)このパラメータはタイムアウト間隔を秒単位で指定します。クライアントと起点サーバーの間でのデータ転送中にHTTPクライアントによって使用されます。デフォルト値は300秒です。 |
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.15では、obj.conf
ファイルの新しいタグがサポートされています。このタグ<Include>
は別のファイルの内容をobj.conf
ファイルにインクルードします。したがって事実上、構成情報を管理しやすいようにobj.conf
の内容を複数のファイルに分割することが可能となります。
<Include>
タグの構文は次のとおりです。
<Include>
filename
</Include>
filenameは、obj.conf
ファイル内の<Include>
タグの位置にインクルードされるファイルの名前です。
<Include>
タグを使用する際には次の点に留意してください。
<Include>
タグは<Object>
のコンテキストの外側で使用できます。たとえば、あるファイル内にすべてのInit
ディレクティブを格納した後、そのファイルをobj.conf
ファイルの先頭にインクルードしたりすることができます。
インクルード対象ファイルには他のインクルード対象ファイルを含めることができます。つまり、インクルード対象ファイル自身に<Include>
タグを含めることができます。
インクルード対象ファイルが<Object>
の境界を横断することはできません。つまり、インクルード対象ファイル内で、あるオブジェクトを終了して別のオブジェクトを開始することはできません。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.15では、DNS
ディレクティブのdns-config
SAF用の新しいパラメータlookup-ipv 6-first
がサポートされています。次の表に、この新しいパラメータに関する情報を示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
lookup-ipv6-first |
(オプション) IPv6、IPv4のどちらのアドレスを先に検索するかを指定するブール演算子。デフォルト値はfalse ですが、これは、IPv4アドレスが先に検索されることを意味します。 |
この Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンスのNameTransに関する項 にはregexp-redirect
関数についての情報が含まれていません。この関数についての情報を次に示します。
regexp-redirect
関数はNameTrans
クラスのディレクティブに適用可能です。
regexp-redirect
関数を使用すると、URLを変更し、その更新後のURLをクライアントに送信することができます。クライアントが古いパスでサーバーにアクセスすると、サーバーはそのリクエストを新しいURLに対するリクエストとして処理します。
次の表では、regexp-redirect
関数のパラメータについて説明します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
from |
マッチング対象となるリクエストURLの接頭辞の正規表現。 |
url /url-prefix |
url は、クライアントに返す完全なURLを指定します。url-prefix は、クライアントに返す新しいURL接頭辞を指定します。from 接頭辞がこのURL接頭辞で単純に置き換えられます。これらのパラメータを一緒に使用することはできません。 |
escape |
(オプション) URLに対してutil_uri_escape アクションを使用してからURLを送信するようにサーバーに指示するフラグ。これはyes 、no のいずれかにする必要があります。デフォルトはyes です。
|
bucket |
(オプション)これはobj.conf のすべての関数に共通します。 |
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.15では、Service
およびError
ディレクティブのsend-error
SAF用の新しいパラメータが2つサポートされています。次の表に、これらの新しいパラメータに関する情報を示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
status-code |
(オプション) HTTPレスポンスに設定するステータス・コードを指定します。これは、code パラメータとは異なります。code がsend-error SAFの実行を起動するエラー・コードを指定するのに対し、status-code は、send-error SAFによって生成されるレスポンスに設定するステータス・コードを指定するからです。 |
status-desc |
(オプション)ステータス・コードの理由を表す文字列を指定します。 |
表 3-4では、magnus.conf
ファイルに追加されたディレクティブの一覧を示します。これらのディレクティブは、次では説明されていません: magnus.conf
ファイルの構文と使用に関する項(Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンス)。
表 3-4 magnus.conf
ディレクティブ
パラメータ |
有効な値 |
説明 |
---|---|---|
ChannelPoolMonitorInterval |
任意の秒数 |
(4.0.14で追加)Oracle iPlanet Web Proxy Serverが、チャネル・プールの期限切れの接続または閉じられた接続を確認する頻度(秒単位)を指定します。この値は、ChannelPoolValidate がtrue に設定されている場合に使用されます。デフォルト値は30 です。 |
ChannelPoolValidate |
true 、false |
(4.0.14で追加) Oracle iPlanet Web Proxy Serverが、ChannelPoolMonitorInterval 秒ごとに、チャネル・プールの失効した接続または閉じられた接続を積極的に確認するようにします。デフォルト値はfalse です。 |
ChannelReuseValidate |
true 、false |
(4.0.14で追加)Oracle iPlanet Web Proxy Serverが、チャネル・プール内のチャネルを、再利用する前に検証するようにします。デフォルト値はfalse です。 |
FtpPoolSize |
1から65536 |
(4.0.12で追加) FTP接続プールのサイズを指定します。デフォルト値は256です。 |
FtpPoolLife |
1から65536 |
(4.0.12で追加)接続の寿命を秒単位で指定します。これは、モニター・スレッドによって閉じられるまでにFTP接続がプール内で未使用の状態を保持している時間です。デフォルト値は3600 です。 |
FtpPoolMonitorThread |
OFF |
(4.0.12で追加) FTPスレッドの機能のモニターに関するブール値を指定します。デフォルトはON です。 |
FtpPoolMonitorLevel |
0 |
(4.0.12で追加)整数値を指定します。0 に設定すると、プール・モニター・スレッドは接続が非アクティブかアクティブかをチェックします。
|
FtpPoolMonitorInterval |
30から65536 |
(4.0.12で追加)プールの接続のモニター間隔を秒単位で表す整数値を指定します。デフォルト値は30 です。 |
LDAPPoolMonitorThread |
ブール型の値を取ります。 |
(4.0.12で追加) TRUE に設定すると、ldap 接続プールを一定の間隔でモニターするldap プール・モニター・スレッドが作成されます。デフォルト値はFALSE です。 |
LDAPPoolMonitorInterval |
整数の引数を取ります。 | (4.0.12で追加) ldap プール・モニター・スレッドがldap 接続プールを検査する間隔を指定します。デフォルト値は30 です。 |
LDAPPoolRevalidate |
ブール値を取ります。 |
(4.0.12で追加) TRUE に設定された場合、接続プールから取得された各接続について接続を再検証します。その後、コール側に渡します。デフォルト値はFALSE です。 |
RouteOfflineCheckInterval |
整数値を取ります。 |
(4.0.15で追加)ルーティング・サブシステムによってオフラインとマークされたゲートウェイのパフォーマンスをOracle iPlanet Web Proxy Serverがチェックする間隔を秒単位で指定します。デフォルト値は30 です。 |
アクセス・ログ
ファイル内の各ステータスに関する情報を記録するために、「キャッシュ完了ステータス
」を「オン
」に変更することによってこのオプションを構成できます。表 3-5は、各キャッシュ完了ステータスとその説明を一覧したものです。
表 3-5 キャッシュ完了ステータス
ステータス |
説明 |
---|---|
WRITTEN | 新しいキャッシュ・ファイルが作成されました |
ABORTED | Last-modified:header またはExpires:header が無効なため、レスポンスをキャッシュできませんでした。詳細を表示するには、ログ・ステータスをfine に切り替えてください。 |
UP-TO-DATE | プロキシはリモート・サーバーから、プロキシ・キャッシュ・エントリが更新されたため、このエントリをリフレッシュしてはいけないという確認を受信します。 |
NO-CHECK | キャッシュからのリクエストの取得のためにリモート・サーバーに接続しませんでした。 |
REFRESHED | 既存のキャッシュ・ファイルは、起点サーバーからの新しい内容でリフレッシュされました。 |
MUST-NOT-CACHE | このリモート・サーバーのレスポンスは、そのレスポンスをキャッシュしてはいけないことを示します。 |
DO-NOT-CACHE | リモート・サーバーから受信されたドキュメントは、プロキシによってキャッシュされません。 |
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.18では、server.xml
ファイルのLS要素でmaxrequestsperconnection
という名前の新しいパラメータがサポートされます。次の表に、この新しいパラメータに関する情報を示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
maxrequestsperconnection |
(オプション)単一の接続経由で許可されるリクエストの数。デフォルト値は"0"ですが、これは、制限がないことを示します。 |
リスナーの構成方法の詳細は、次を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E19438-01/821-1883/aebbt/index.html
virt-map
SAFは、仮想多重ホスティングを実装するために使用されます。virt-map
SAFは、リクエストのHost:
ヘッダーを使用してURIをサーバーURLにマップします。対応する逆マッピングが、virt-map
SAFによって自動的に挿入されます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
host-regex |
リクエストのHost: ヘッダー値と比較される正規表現を指定します。一致しない場合、仮想マッピングは適用されません。 |
from-prefix |
マップされるURI接頭辞を指定します。 |
to-prefix |
リクエストをマップするURL接頭辞を指定します。 |
仮想多重ホスティングの詳細は、次を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1882/adypx/index.html
ACL構成でIPアドレスを指定する際に、ネットマスクをIPアドレスと一緒に使用できます。IPアドレスとネットマスクは、'+'文字で区切る必要があります。
例:
allow (read,execute,info)
(user = "anyone")
and
(ip = "10.12.171.97+255.255.255.0");
ACL構成の詳細は、次を参照してください:
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1882/adyhq/index.html
PACファイルを手動で生成した後、プロキシ・サーバーを再起動する必要はありません。
PATファイルからのPACファイルの生成の詳細は、次を参照してください:
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1882/adyow/index.html
ガベージ・コレクション(Garbage Collection、GC)が無効になっている場合や、GCが一時的に非アクティブである間にパーティション・サイズが増えてしまった場合、キャッシュ・パーティション・サイズがmaxsize
パラメータに指定された値を超える可能性があります。
キャッシュ要素の詳細は、次を参照してください;
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1883/aebcl/index.html
インメモリー・ファイル・キャッシュに関する情報を、次に示します。
インメモリー・ファイル・キャッシュは、ディスク・キャッシュが有効である場合にのみ有効になります。
Proxy Serverのインメモリー・ファイル・キャッシュは、頻繁に使用されるディスク・キャッシュ・ファイルの内容をメモリー内キャッシュに書き込むために使用されます。
インメモリー・ファイル・キャッシュ構成にはmaxage
という名前のパラメータがありますが、現在適用されていません。これは、古くて無効な内容を提供することによるHTTP違反を避けるためです。
インメモリー・ファイル・キャッシュの内容は、ディスク・キャッシュの内容に密接に追従します。ディスク・ファイルが更新されると、そのディスク・ファイルのインメモリーバージョンが、次のリクエストで更新されます。
インメモリー・ファイル・キャッシュ構成の詳細は、次を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1883/aebcm/index.html
次に示す情報は、プロキシ配列に関するものです。
プロキシ配列を作成しても、PATファイルからPACファイルを生成する前に、管理GUIの「Configure System Preferences」ページを使用してプロキシ配列を明示的に有効にする必要があります。
マスターでないプロキシ配列メンバーを構成する際には、URLフィールドをhttp://MasterProxy/pat
に設定するようにしてください(MasterProxyはマスター・プロキシのFQDN)。マスター・プロキシのpatマッピングが/pat
をマスター・プロキシのpatファイルにマップするように構成されていることを確認してください。
プロキシ配列の詳細は、次を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1882/6nmr9g0ap/index.html
不具合13693179の修正として、新しいSAF forward-auth-user
がOracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.19で導入されました。このSAFはObjectType
ディレクティブで使用できます。
forward-auth-user
SAFは、認証済のユーザー名をリモート・サーバーに転送するようプロキシ・サーバーに指示します。このSAFはオプションのパラメータhdr
を取ります。これは、認証済ユーザー名の伝達に使用するHTTPリクエスト・ヘッダーを指定するためのオプションです。hdr
パラメータのデフォルト値はProxy-auth-user
です。
forward-auth-user
SAFの構文は次のとおりです。
ObjectType fn="forward-auth-user" [hdr="request_header"]
request_header
は、認証済のユーザー名をバックエンドのサーバーに伝達する際に使用するHTTPリクエスト・ヘッダーの名前です。
不具合13700698および13700670の修正として、表 3-6に一覧表示されている属性がOracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.19で導入されました。これらの属性はserver.xml構成ファイルのFILECACHE
要素用です。
表 3-6 4.0.19で導入されたFILECACHE要素の新規属性
属性 |
デフォルト |
説明 |
---|---|---|
tempfilespace |
この属性は、ファイル・キャッシュの一時ディレクトリに作成されるファイルの合計サイズの制限値(バイト単位)を指定します。 | |
removetempdir |
false |
この属性をtrue に設定すると、ファイル・キャッシュの一時ディレクトリがサーバーの停止時に除去されます。 |
FILECACHE
要素のその他の属性の詳細は、次の場所にある『Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14 Configuration File Reference』を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E21692_01/821-1883/aebcm/index.html
不具合13905244の修正により、server.xml
構成ファイルの<LS>要素に新しいパラメータblockingaccept
が導入されています。
これはブール型パラメータであり、デフォルトではfalse
に設定されています。true
に設定すると、リスニング・ソケットはブロック状態になります。
ただし、クライアント・エンドポイントは非ブロック状態のままです。
不具合13989967の修正により、dbswitch.conf
構成ファイルにLDAP構成用のプロパティtimeout
が導入されています。timeoutプロパティは、LDAP操作がタイムアウトするまでの期間(秒単位)を指定します。このプロパティは、デフォルトでは無効になっています。つまり、LDAP操作はタイムアウトしません。
次の例では、dbswitch.conf
構成ファイルでのtimeout
プロパティの使用方法を示します。
ldap://ldaphost:ldapport/dc%3D... default:binddn cn=Directory Manager default:encoded bindpw cGFzc3dvcmQ= default:timeout 30
この例では、timeout
プロパティは30秒に設定されています。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14管理ガイド、項: URLのフィルタ・ファイルの作成 には、次の例があります:
例に記載されている情報は、example.com
へのアクセスのフィルタリングでは無効です。
example.com
にアクセスするための正しいURLフィルタは.*://.*\.example\.com/.*
です。
netscape.com
をexample.com
に置換します。
Web Proxy Serverのhttpフィルタは、クライアントへの書込み操作時にタイムアウトを有効にするmagnus.conf
パラメータNetWriteTimeout
を実装しています。
NetWriteTimeout magnus.conf
パラメータは、クライアントの書込みタイムアウトを秒単位で指定する整数値を取りますが、デフォルトでは無効になっています。
Oracle Webサイトには、次の追加リソースに関する情報が用意されています。