この付録では、Oracle iPlanet Web Proxy Serverリリース4.0.14およびそれ以降のリリースで提供される次の重要な諸機能および拡張機能を一覧表示します。次の項が含まれます:
4.0.14より前のOracle iPlanet Web Proxy Server 4.0リリースの機能および拡張機能については、各リリースに固有のリリース・ノートで説明されています。これらは次の場所から入手できます。
http://docs.oracle.com/cd/E19438-01/legacy.html
4.0.21には、次の新機能および拡張機能が含まれています。
管理サーバー・インタフェースに次の新しいボタンが導入されました:
未保存の変更を元に戻すボタンは、再起動が必要リンクをクリックしたときに、既存のボタン(プロキシの再起動、Socksの再起動、構成ファイルのロード)とともに表示されます。このボタンは、管理サーバー・インタフェースから行われた変更のうち、保存されていない変更を取り消すために使用します。このボタンをクリックすると、すべての構成ファイル(config
ディレクトリ下にあるファイル)の管理コピーまたは作業コピーは、最後にバックアップされたバージョンに戻ります。
手動変更を元に戻すボタンは、サーバー構成ファイルに対して行われた手動の編集を取り消すために使用します。このボタンをクリックすると、すべての構成ファイル(config
下にあるファイル)のサーバー・コピーは、最後にバックアップされたバージョンに戻ります。最後にバックアップされたバージョンもconfig
ディレクトリに保存され、管理サーバーで保持されます。
内部dns-lookup
に新しいパラメータenable-ipv6
が導入されました。詳細は、項 3.2.30を参照してください。
内部dns-lookup
に、非FQDNのルックアップを処理するためのパラメータsearch-in
が導入されました。ターゲットのホスト名がFQDNである場合を除き、dns-lookup
SAFは失敗します。パラメータsearch-in
は、ドメイン名のカンマ区切りのリストを指定します。
例: DNS fn="dns-lookup" server="..." search-in="in.example.com, us.example.com"
LDAP検索時にオプションで照会先を無効化する新しいdbswitch
パラメータであるreferrals
が導入されました。このパラメータはデフォルトでオンになっています。要件に従って、デフォルト値をfalse
に設定することにより、照会先をオフに切り替えられます。
例:
directory default ldap:// ...
default:referrals false
このリリースでは、um-define-junction
は新しいブール型パラメータであるsecure-cookie
を取ります。詳細は、項 3.2.5を参照してください。
このリリースでは、DNSキャッシュ動作を制御するための新しいSAFであるhost-dns-cache-config
が導入されました。詳細は、項 3.2.31を参照してください。
4.0.20には、次の新機能および拡張機能が含まれています。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.20では、次のプラットフォームがサポートされています。
Solaris 11 Express
Oracle Enterprise Linux 6
サポートされるその他のプラットフォームの詳細は、項 1.4.1を参照してください
このリリースでは、dbswitch.conf
にLDAP構成用の新しいtimeout
プロパティが導入されています。詳細は、項 3.2.27を参照してください。
server.xmlの<LS>要素に新しいブール型パラメータblockingaccept
が導入されています。詳細は、項 3.2.26を参照してください。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.20では、クライアントへの書込み操作時にタイムアウトを有効にするmagnus.conf
パラメータNetWriteTimeout
がサポートされています。NetWriteTimeout
パラメータは、クライアントの書込みタイムアウトを秒単位で指定する整数値を取りますが、デフォルトでは無効になっています。
4.0.19には、次の新機能および拡張機能が含まれています。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.19はSUSE Linux Enterprise Server 11 Service Pack 1で検証されています。サポートされるその他のプラットフォームの詳細は、項 1.4.1を参照してください。
このリリースでは、dbswitch.conf
ファイルにusersearchfilter
という新しいプロパティが導入されています。usersearchfilter
プロパティを使用すると、uid
のかわりに別の属性名を、LDAP操作のユーザー検索フィルタとして指定できます。次に例を示します。
default:usersearchfilter sAMAccountName
その他のdbswitch.conf
プロパティの詳細は、Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.14構成ファイル・リファレンスを参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E2169201/821-1883/aebnk/index.html
server.xml
ファイルのLS要素で、maxrequestsperconnection
という名前の新しいパラメータが導入されています。
4.0.17には、次の機能および拡張機能が含まれています。
Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.17はSUSE Linux Enterprise Server 10 Service Pack 3で検証されています。
JRE 6バージョンが4.0.17にバンドルされています。詳細は、項 3.2.1を参照してください。
um-define-junction
SAFは、Cookieの書換えを構成するためのいくつかの新しいパラメータを受け入れます。この拡張機能の詳細は、項 3.2.5を参照してください。
4.0.15には、次の機能および拡張機能が含まれています。
時間間隔を使用することで、特定のクライアントから受け取ったリクエストについてディレクティブの実行を制限できるように、<Client>
タグに日付と時間のパラメータが追加されました。詳細は、項 3.2.9を参照してください。
特定のJavaScript変数でJavaScript変数書換えを抑制するためのdisable-javascript-rewrite
パラメータが、um-define-junction
SAFに追加されました。詳細は、項 3.2.5を参照してください。
obj.conf
への他のファイルのインクルードをサポートするための<Include>
タグが、obj.conf
ファイルの構文に追加されました。詳細は、項 3.2.11を参照してください。
IPv6、IPv4のどちらのアドレスを先に検索するかを制御するためのlookup-ipv6-first
パラメータが、dns-config
SAFに追加されました。詳細は、項 3.2.12を参照してください。
status-code
およびstatus-desc
パラメータがsend-error
SAFに追加されました。詳細は、項 3.2.14を参照してください。
オフラインとしてマークされたゲートウェイの健全性をOracle iPlanet Web Proxy Serverが確認する頻度を構成するためのRouteOfflineCheckInterval
ディレクティブが、magnus.conf
ファイルに追加されました。詳細は、項 3.2.15を参照してください。
Oracle iPlanet Web Proxy ServerでサポートされるNSSのバージョンが3.12.6に更新され、NSPRのバージョンが4.8.4に更新されました。
管理GUIに「Enter ACL List Cache Size」フィールドが追加され、この値のインタラクティブな指定がサポートされました。
Oracle iPlanet Web Proxy Serverを再起動しないでモニター対象の値をリセットするためのステータスのリセット・ボタンが、管理GUIのプロキシインスタンス>サーバー・ステータス>現在のアクティビティの監視ページに追加されました。
このリリースでは次のドキュメントの問題に対処しています。
4.0.14には、次の機能および拡張機能が含まれています。
magnus.conf
ファイルにChannelPoolValidate
ディレクティブが追加されました。このディレクティブは、チャネル・プールの期限切れの接続または閉じられた接続を積極的に確認するかどうかを制御します。
magnus.conf
ファイルにChannelPoolMonitorInterval
ディレクティブが追加されました。このディレクティブは、チャネル・プールの期限切れの接続または閉じられた接続を確認する頻度を指定します。
magnus.conf
ファイルにChannelReuseValidate
ディレクティブが追加されました。このディレクティブは、持続的接続を、再利用する前に検証するかどうかを制御します。
http-client-config
SAFにalways-retry-stale-keep-alive
パラメータが追加されました。このディレクティブは、期限切れの持続的接続のためにリクエストが失敗したときに、再試行の数が0に設定されている場合でもHTTPクライアントが失敗したリクエストを再試行するかどうかを制御します。