オラクルとサービス契約を結んでいる場合は、JRockit JVMの問題解決のためOracleサポートへ連絡できます。
Oracleサポートへの連絡の前に、次の処理を実行します。
このドキュメント(『Oracle JRockit診断およびトラブルシューティング・ガイド』)に記載されている、適切な診断とトラブルシューティングのガイドラインをすべて試行します。
JRockitフォーラム(http://forums.oracle.com/
)で、同じ問題(または類似した問題)が議論されていないかチェックします。
フォーラムで参照できる情報だけでは問題を解決できない場合は、フォーラムに質問を投稿します。フォーラムに参加している他のJRockitユーザーがその質問に反応する可能性があります。
問題の関連データをできるだけ多く収集します。例:
デッドロックが起きた場合は、スレッド・ダンプを生成します。
クラッシュが起きた場合は、バイナリ・クラッシュ・ファイル(ある場合)と該当するエラー・ファイルの場所を特定します。
環境と、問題が発生する直前に実行していた処理について文書化します。
JRockit JVMを仮想化された環境で実行している場合、仮想化のタイプと使用されたソフトウェアに関する情報はOracleサポートにとって有益です。
可能であれば、文書化した手順に従ってシステムの元の状態を復元し、問題を再現してみます。再現可能な問題か、間欠的に起こる問題かが、これで確認できます。
問題を再現できる場合は、問題を再現する手順の絞込みを行います。小規模なテスト・ケースで再現できる問題は、大規模なテスト・ケースと比較すると一般的に診断が容易です。
問題を再現する手順の絞込みによって、Oracleサポートは可能性のある問題の解決策をより迅速に提供できます。
注意: ファイル(.dump 、.core など)をOracleサポートに送付する際は、必ず各ファイルのMD5チェックサム値を提供してください。これによってOracleサポート担当者は、問題のトラブルシューティングにファイルを使用する前にその整合性を検証できます。 |