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Oracle® JRockitフライト・レコーダ・ラン・タイム・ガイド
リリースR28
B61448-03
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2 簡単な起動手順

この章では、JRockitフライト・レコーダを手早く起動し、最初の記録を作成する手順を示します。

この章の内容は以下のとおりです。

2.1 JRockit Mission Control Clientの使用

JRockitフライト・レコーダを最も簡単な方法で管理するには、Oracle JRockit Mission Control Clientを使用します。JRockit Mission Control Clientは、この種のツールに伴うパフォーマンス・オーバーヘッドを発生させることなく、Javaアプリケーションの監視、管理、プロファイルを実行し、メモリー・リークをなくすために使用するツール・スイートです。JRockit Mission Controlの詳細は、Oracle Technology NetworkにあるJRockit Mission Controlの紹介を参照してください。

2.2 ステップ1: フライト・レコーダの起動

コマンドラインでJRockit Mission Control Clientを起動するには、次のように入力します。

JROCKIT_HOME/bin/jrmc (or JROCKIT_HOME\bin\jrmc.exe

注意:

「スタート」メニューで「プログラム」「Oracle JRockit JDK <version and JDK information>」「Oracle JRockit Mission Control <version>」の順に選択してMission Controlを起動することもできます。


JRockit Mission Control Clientが起動すると、システムで実行されているすべてのJVMのリストがJVMブラウザに表示されます。

  1. 記録を作成するJVMを選択し、右クリックしてコンテキスト・メニューを開きます。

  2. コンテキスト・メニューで、「フライト記録の開始」を選択します。

    「フライト記録の開始」ダイアログ・ボックスが表示されます。

2.3 ステップ2: 記録パラメータの設定

「フライト記録の開始」ダイアログ・ボックスで、主要な記録パラメータを指定します。次の手順に従って、このダイアログ・ボックスに必要事項を入力します。

図2-1を参照してください。

図2-1 フライト記録パラメータ・フィールド

図2-1の説明が続きます
「図2-1 フライト記録パラメータ・フィールド」の説明

2.4 ステップ3: 記録の開始

「OK」をクリックして記録を開始します。画面下部の「フライト・レコーダ・コントロール」ビューで、記録の進行状況を追跡できます(図2-2)。「残り時間」列に、記録が終了するまでの残り時間が表示されます。

図2-2 「フライト・レコーダ・コントロール」ビュー

図2-2の説明が続きます
「図2-2 「フライト・レコーダ・コントロール」ビュー」の説明

記録が終了すると、JRockit Mission Control Clientで自動的に開き、結果を解析できます。

2.5 記録の停止

通常、記録は「フライト記録の開始」ダイアログ・ボックスで指定した時間が経過するまで続きます。指定した時間が経過する前に終了する場合は、次の手順に従います。

  1. 「フライト・レコーダ・コントロール」ビューで、停止する記録を右クリックしてコンテキスト・メニューを開きます。

  2. 「停止」を選択します。

    記録が停止してJRockit Mission Controlで自動的に開き、終了時点までに記録されたすべてのデータが表示されます。

2.6 フライト・レコーダGUIの追加情報

フライト・レコーダGUIの使用に関する詳細は、製品に付属してインストールされるオンライン・ヘルプを参照してください。