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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.3
B56062-01
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mkloc

用途

場所オブジェクトを作成します。


注意:

mklocコマンドを使用できるのは、保管場所を作成する場合のみです。管理ドメイン内の各テープ・ライブラリおよびテープ・ドライブに対応するアクティブな場所は自動的に作成されます。


関連項目:

関連コマンドについては、「場所用コマンド」を参照してください。

前提条件

mklocコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkloc::=

mkloc
  [ --inputcomment/-i | --comment/-c comment ]
  [ --mailto/-m email-target[,email-target]... ]
  [ --customerid/-I customerid ]
  [ --notification/-n ntype ]
  [ --recalltime/-R duration ]
  locationname...

意味

--inputcomment/-i

場所に対するコメントの入力(オプション)を可能にします。mkloc --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。

--comment/-c commentstring

場所についての説明的なコメントを指定します。

--customerid/-I idstring

カスタマIDの文字列。注意: 保管場所に対してのみ有効です。

--mailto/-m email-target[,email-target]...

ここで指定した電子メール・アドレスでは、指定の場所にあるボリュームなどのメディアの移動に関する選択または配布レポートを受信します。この機能を使用するには、管理サーバー上で電子メール・システムが動作している必要があります。複数のエントリを指定する場合はカンマで区切ります。

--notification/-n ntype

--notification ntypeオプションを使用すると、保管場所に対するメディアの移動が発生する際に、オフサイト保管ベンダーに送信する電子通知タイプを指定できます。ntype値は、noneまたはimftp(Iron Mountain FTPファイル)です。

----recalltime/-R duration

--recalltimeオプションを使用すると、この保管場所からデータ・センターにボリュームをリコールするのに必要な時間を指定できます。この設定は、アクティブな場所に対して使用できず、オフサイトの保管場所に対してのみ有効です。この設定は、Recovery Manager(RMAN)によって開始された、指定のリソース待機期間内に供給できなかったテープ・ボリュームを使用する必要があるリストア・リクエストが失敗したかどうかを判断する場合に使用できます。また、このパラメータは、複数のオフサイトの場所で複数のコピーを使用できる場合に、リストア操作のためにリコールするボリュームを特定するために、ボリューム・クローニング機能で使用することも可能です。

locationname

保管場所の名前。


注意:

allは予約語であるため、場所の名前として使用できません。