用途
resdev
コマンドは、テープ・デバイスを排他使用のために予約する場合に使用します。予約している間は、Oracle Secure Backupコンポーネントはそのデバイスにアクセスしません。
前提条件
resdev
コマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。
使用方法
通常操作中は、Oracle Secure Backupはそのプロセスおよびジョブに共有リソースの排他使用を一時的に割り当てます。この排他使用は、管理サーバーのサービス・デーモンで管理されている組込みリソース予約システムで割り当てられます。
デバイスを排他的および明示的に使用することが必要な場合があります。このような場合は、デバイスの使用を予約し、作業が終了したらunresdevコマンドで予約を解除するようにOracle Secure Backupに指示できます。予約している間は、Oracle Secure Backupコンポーネントはそのデバイスにアクセスできません。
resdev
コマンドは、予約済のデバイスを予約しようとすると、エラーを表示して失敗します。テープ・ライブラリのテープ・ドライブを選択しようとして、すべてのデバイスが予約済の場合またはテープ・ドライブが構成されていない場合も、このコマンドは失敗します。
構文
resdev::=
resdev [ --nowarn/-W ] { --in/-i libraryname ... | devicename ... }
意味
稼働していないデバイスに関する警告を出しません。
指定のライブラリから予約可能なテープ・デバイスを検索し、予約します。
予約するテープ・ドライブまたはテープ・ライブラリの名前を指定します。
デバイス名の命名規則については、「devicename」を参照してください。
例
例2-115 デバイスの予約
この例では、テープ・ライブラリlib1
のすべてのテープ・ドライブを予約します。この例では、lib1
に含まれるテープ・ドライブは1つです。この例では、予約済テープ・ドライブを予約しようとして警告が表示されています。
ob> lsdev library lib1 in service drive 1 tape1 in service library lib2 in service drive 1 tape2 in service ob> lsdev --reserved ob> resdev --in lib1 Drive tape1 reserved. ob> resdev --in lib1 Error: no drive is available in library lib1. ob> resdev tape1 Error: you already have drive tape1 reserved.