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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.3
B56062-01
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OB_ENCRYPTION

用途

OB_ENCRYPTIONパラメータは、Oracle Secure Backupの暗号化を制御する場合に使用します。

制限と使用方法

すべてのケースで、バックアップ・データがすでにRMANによって暗号化されている場合、Oracle Secure Backupはそれ以上の暗号化を行いません。

Oracle Secure Backupが暗号化を利用する場合、その暗号化のアルゴリズムは、バックアップされたOracle Secure Backupホスト用に構成されたアルゴリズムによって異なります。

構文

OB_ENCRYPTION::=
OB_ENCRYPTION[=]{ on | off | forcedoff | swencryption}

意味

on

RMANによって暗号化されていないかぎり、バックアップ・データを暗号化にOracle Secure Backupを使用します。

off

ホストまたはグローバル・ポリシーがrequiredに設定されていないかぎり、バックアップ・データの暗号化にOracle Secure Backupを使用しません。

OB_ENCRYPTIONoffに設定するということは、値を指定しないことと同じです。データが暗号化形式でテープに保存されるかどうかについては、Oracle Secure Backupの暗号化に関するすべての標準ルールが適用されます。

forcedoff

データベース・バックアップの暗号化にOracle Secure Backupを使用しません。ホスト固有の暗号化設定はいずれも無視されます。

forcedoffの設定はRMANには影響しません。RMANはバックアップ・データを暗号化できます。

swencryption

Oracle Secure Backupがハードウェア暗号化ではなくソフトウェア暗号化を使用するようにします。

例C-3 SENDコマンドによるバックアップの暗号化

この例では、SENDコマンドを使用して、ユーザー表領域バックアップについてOracle Secure Backupによる暗号化を指定します。RMANがすでにusersのバックアップを暗号化している場合、Oracle Secure Backupはそれ以上の暗号化を行いません。パラメータOB_ENCRYPTIONと値onの間に等号が挿入されていないことに注意してください。

RUN
{
  ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt;
  SEND 'OB_ENCRYPTION on';
  BACKUP TABLESPACE users;
}

例C-4 永続暗号化構成

この例では、いずれの状況においても、Oracle Secure Backupが永続的にRMANバックアップに暗号化を適用しないように構成しています。パラメータOB_ENCRYPTIONと値forcedoffの間に等号が挿入されていることに注意してください。

CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt PARMS
  'ENV=(OB_ENCRYPTION=forcedoff)';