OB_RESOURCE_WAIT_TIME
用途
OB_RESOURCE_WAIT_TIME
パラメータは、必要なリソースが使用可能になるまでに、バックアップ・ジョブまたはリストア・ジョブが待機する期間を指定する場合に使用します。
制限と使用方法
Recovery Manager(RMAN)のリソース待機時間は次の各場所で指定できますが、先に示された場所よりも後に示された場所の方が優先されます。
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rmanresourcewaittime
ポリシー
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RMANバックアップ・ジョブに対応するデータベース・バックアップ記憶域セレクタのwaittime
属性
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RMANチャネル構成パラメータOB_RESOURCE_WAIT_TIME
構文
- OB_RESOURCE_WAIT_TIME::=
-
OB_RESOURCE_WAIT_TIME=duration
意味
- duration
-
リソースとしてのテープが使用可能になるまでOracle Secure Backupが待機する時間を指定します。duration
プレースホルダの有効な値は、「duration」を参照してください。
例
例C-7 SENDコマンドによるSBTリストア
この例では、SEND
コマンドを使用して、リソースとしてのテープが使用可能になるまで、リストア・ジョブが最大10分間待機するように指定しています。パラメータOB_RESOURCE_WAIT_TIME
と値の間に等号が挿入されていないことに注意してください。
RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt;
SEND 'OB_RESOURCE_WAIT_TIME 1minute';
RESTORE ARCHIVELOG ALL;
}
例C-8 ENVパラメータによるSBTリストア
この例では、ENV
パラメータを使用して、構成されたチャネルでの待機時間を指定しています。パラメータOB_RESOURCE_WAIT_TIME
と値の間に等号が挿入されていることに注意してください。
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt PARMS
'ENV=(OB_RESOURCE_WAIT_TIME=1minute)';
RESTORE ARCHIVELOG ALL;